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麒麟がくる

第42話(21/01/24)

 ここにきて信長の横暴ぶりが極端になってきたけど、もう少し前からそういうの
描いておけばいいのになあ。
 いかにもって感じで。
 確かに比叡山とかで片鱗はあったんですけども。

 さて、1578年、光秀にとっても大きな事件が発生しました。
 あの荒木村重が信長を裏切り毛利軍へ寝返るとして篭城したのです。
 このあたりは軍師官兵衛でしっかりやってたと思うので、詳しく知りたいかたはそちらをどうぞ。

 村重のとこへ播磨攻めの総大将として指揮を執っていた秀吉と、岸が息子にといつで
いる光秀が説得にやってきたのですが村重は耳を貸さない。
 秀吉が立ち去った後で光秀は村重に本意を尋ねます。
 彼は、信長に対する不信感をあらわにしました。
 摂津の国を村重はまかされていたのですが、信長が重い税を課すため、恨まれるのは
自分で割に合わない、さらに義昭への処遇も犬を扱うかのようなひどさだった、というのです。
 毛利軍は義昭を京に戻すといっているからつくことにしたのだ、と。
 村重は知らないんですかね。
 かつて朝倉もそのようにして義昭を擁護し大義名分を掲げたものの動こうとしなかったことを。
 毛利もまた中国地方より外に領土を広げるつもりはないはずだから、義昭つれて上洛は
しないと思うんですけどね。

 陣に戻ってきた光秀、細川幽斎に秀吉がいないことを確認しています。
 信長へ報告するために出かけているらしい。
 それを聞いて光秀、義昭に会いにいってくるといいました。
 すべての争いが義昭につながっている、放ってはおけないと。
 義昭の世話方と手紙のやり取りをしていた伝吾のおかげで会う目通りがついた光秀。
 行くと義昭は船で釣りをしていました。
 タイを毎日釣ってかえるって言われてたから相当つれるのかと思ったら、ひがな一日
こうしていると一匹はつれるのだそうで。
 効率悪いな…。まあ義昭にはあってるんでしょうね。
 瀬戸内海は波が静かだから船揺れなくていいですね。セット動かすスタッフさんも
大変だしね…船酔いもするし。
 光秀が船酔いする人でなくてよかったよ。
 
 てか穏やかに話してるのはいいけど前回出て来たようにあちこちに手紙送って
荒れてたのはなんなん。あれから年月経過したってことなんですかね。
 そこらが、突然演技変わったように見えるから戸惑うわ。
 
 光秀は今の義昭の状態を朝倉のとこにいた時のようだと伝えます。
 毛利は上洛するつもりはないでしょう、と。
 義昭もそれをやはり分かっていたようで、でもここにいれば殺されることもないから、と
言います。
 信長がいない、光秀がいる京だったら考えたかも知れないがな、と。
 あー本能寺フラグがどんどんたっていきますねー…。
 ここで義昭がペロッと舌出したのかわいかったな。アドリブかなってちょっと思った。
 という話をしていたら光秀がタイをつりました。
 お前空気読めや…。

 帰宅すると秀吉がイライラしてました。
 どこにいってましたーとか言ってくるので、秀吉こそ陣放置してどこいってたの、と光秀が
問うと、信長に報告してきたと。
 信長はもう一度説得しろ、それでダメなら兵を出すといってたようです。
 それで戻ってきたら光秀は行方不明だし、幽斎も知らんというから困っていたんだと
いう秀吉に光秀は、つりにいっていた、成果はタイ一匹で時間を無駄にした、というのでした。
 
 んで村重の説得には自分ひとりで行くという光秀。
 秀吉は文句を言いますが、トップならなんで追い込んだんだという光秀。
 上司として叱責を受ける立場だろと。
 容易に想像つきますね。
 責任を村重に押し付けて自分は信長にこびへつらって叱責逃れてんだろうなと。
 さらに軍議の場でも村重に恥をかかせたせらしいです。
 そういう上司だったら下は離れますよね。
 ただこんだけ大言壮語しておいて光秀も説得失敗するわけですが。
 ここがフィクションと違うところ。

 岸が離縁されて戻ってきてました。
 向こうからしたらもう腹決めたから岸だけでもって感じなんだろうね。

 信長は村重に対して挙兵しました。
 女子供全部殺せと言ったあと、光秀に何かあるか、と聞く信長。
 光秀は、本願寺や毛利とかほかにも敵がいるから安易に村重を攻めるのは危ないのではと
言うも、信長は帝に本願寺、毛利に関しては和議をするよう言えばいい、とそんな調子でした。
 秀吉もこういう時こそ帝に働いてもらわんと、と言ってます。
 なんかもう敬う対象ではないですよね。
 武田も家康が何とかするといってる信長。
 佐久間が、本願寺や毛利は強気だから和議に応じるだろうか、と言うと信長はお前に対応
任せてるだろうがと激怒。
 もう完全にパワハラ会議ですなあこれ。

 天正6年末、村重の城を攻めることになったのですが、相手もしぶとく戦は一年続きました。
 と、そんな中菊丸がやってきた。
 久しぶりの再会を喜ぶ光秀。
 菊丸は家康が会いたがっていると知らせてきました。
 一生のお願いというから切羽詰っているのでしょうね。
 家康は陸路は危ないというので船できてました。
 大変だなあ。
 で、家康は初めて光秀にあった時私は7歳でした、あれから30年経過したといってきます。
 早いもんですなあ。
 まだ10ヶ月しか経過してないように思いましたが。
 今回光秀を頼るに至ったのは、今川に人質だった頃に出会ったあの実澄に会い、歌などを
教えてもらい心の師としてきた、その実澄が光秀ならというのでらしいです。
 実は信長が、家康の嫡男、信康と家康の奥さんである築山殿を殺せといってきたらしい。
 あーあの人散々毒づいてましたやん前回。
 まあいいや。
 二人は武田と通じているからというのが理由らしいです。
 家康としては、不始末があるのなら自分が判断を下す、信長に言われるべきことでは
ない、というわけです。
 わかりますね。
 さらに、武田を押さえ込んだあと自分達三河や徳川の処遇も心配だという。
 確かに。
 これまで信長と家康って同盟を組んで仲が良かったみたいなのは言われてましたけど、
実はそれほどでもなかったというのが分かってきてますね。ズッ友ではなかったらしい。

 前に岡崎へ信長が鷹狩りにきた時に、家康の臣下が「今なら討てる」と言ったとのこと。
 気持ちはわかります。
 このままでは天下はまとまらないという家康。
 大丈夫だ、キミが天下統一するからな。

 家康としては、あまりにも信長が理不尽な要求をするなら、自分を貫くつもりである、と
いうのを光秀に言いたかったらしい。
 ただそれを光秀に言われても困るつてのもあったでしょうが。

 さて光秀、信長のところにやってきました。
 また宣教師とあって話をしていたらしい。
 ご機嫌ですな。
 なんでも毛利軍の水軍をやぶって、本能寺の兵糧を絶つことが出来たらしいです。
 あと一息だと。
 明日から光秀は丹波だったなという信長へ光秀は、家康の話ですが、と切り出す。
 家康と会ったとはさすがに知らない信長は耳が早いなと言うのですが。

 家康を試しているのだという信長。
 鷹狩りの時も相手の不穏な様子に気づいていたようですね。
 光秀は、あんなに簡単に処遇を言い渡したら三河が信長に恨みを持つというのだけど
信長は、ついてこないやつは成敗すればいいだけ、と言う。
 ここ思ったんだけど、光秀の伝え方もヘタクソだと思うんですよね。
 なんでもかんでも相手の言い分を頭から否定して「こうです」といえば相手も気分がよくない。
 特に今慢心してる信長にはもう無理でしょうよ。
 難しいとこだけど。
 信長は、お前を頼りに思っているのだから自分を困らせるなという。 
 さらに、御所にいっただろという信長。
 何の用でいったのだ、という彼に光秀は月見をしたのだといいます。
 実澄から帝の言葉は絶対に外にもらしてはならぬといわれているから、と何の話を
したのか伝えることを拒む光秀。
 これもほんとなんていうか融通きかんなあと。
 「これから独り言を言いますでなー」とでも言って伝えればいいのになと思います。
 それも悪口言ってたとは言わないで帝が信長を心配していた、くらいでいいと思うん
だけどねえ。
 まあともかく、光秀が口を割らないので自分の悪口を言っていたと思い込んだ信長、
帝を譲位させて変えると言い出しました。
 どうにもならんですなあ。

 このあと光秀は駒から、義昭が手紙をよこしたこと、麒麟の話をしていたことから、ますます
信長を何とかしなければという決意を固めていくのでありました。


 次回第43話。
 「だが断る。この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…」(ジョジョの奇妙な冒険  岸辺 露伴)



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