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鎌倉殿の13人

第1話(22/01/09)

 解説がわりと入るので北条まったく知らなくても関係を把握しやすかったです。
 そこらはさすが三谷作品だなと。

 冒頭、いきなり追っ手に追われている義時。
 うん、もったいぶらずこういうところから見せてくれるのはいいですね。
 何があったのかと思うし。
 てか、後ろに「姫」を乗せてるのは仕方ないんだけど、後ろから矢をいかけられて
いるからもっぱら的になるのは「姫」では…(汗)。

 OPは人形で再現されていたんだけどもしかして予算ないのか?
 それともコロナだから人での撮影は避けたんでしょうか。
 両方かな…?
 人形も迫力あって良かったですけどね。
 あと、「いざ」て言葉出るのいいですね。いざ鎌倉だね。

 時は1175年、伊豆にて。
 3年ぶりにこの地を収める北条時政、主役である義時の父が戻ってきたということで
屋敷の者は宴会で盛り上がっていました。
 ただその時政は土産足りないなーと言ってる。
 義時としては、土産とかさあ、一家にひとつでいいじゃん、なんで1人にひとつ渡そうと
するのとすごく当たり前のこと言ってます。正しい。
 んでみんなの前に出ようとした時に義時の姉である政子がそんな身なりで出たらだめと
父に注意して義時に食事の膳を押し付けて自分は父を連れてってしまう、というのが
ちょっと面白かったですね。
 やっと知ってる人でてきたよー。北条政子ですね。
 この大河での政子もいい感じにキャラできてて好きです。

 で、義時の親友ポジとみられる三浦という、前は新撰組の土方やってた人がいるんですけど(山本さんだよ)
その土方さんの話によると(三浦さんだよ)なんでも自分達の祖父である伊東祐親が、罪人の源頼朝を
預かっておいてやってたんだけど、京に伊東が行ってる間に娘の八重と恋仲になって子供まで
もうけてしまったんですな。
 罪人が子をなすってのはやばいですからねえ。
 清盛から命じられて預かってる伊東としてはまずい事態になったと思い、頼朝を始末する
よう命じたのだけれど逃げ出してしまった、と。

 これを聞いた義時ショックを受けます。
 八重は義時にとって初恋の人で花を贈ったりしていたからです。
 そっちにショック受けるのかーい!
 昔の宴の席でも目があってずっと目をあわせてにっこりしてたらそりゃ誤解しますわな。

 そんな中で義時の兄、宗時が佑殿をどう思うといってくる。
 佑殿とは頼朝を朝廷より賜った官職で呼んだ名称のことらしいです。
 てか宗時、頼朝をかくまってるらしい。
 あかんて…!
 見張りとして呼ばれたのがスケキヨって人。
 犬神家の?(違うね!別にゴムマスクつけて出てきてないね!)
 ごめんスケキヨのインパクトで何も聞いてなかった。
 ともあれ兄の宗時は、これからは源氏の時代だ、俺達の手で平家をぶっつぶーす!と
どっかの選挙演説でいきまいてる立候補者のようなことを言うのでした。
 行き当たりばったりなようでいて、予言にしても当たってるからすごいな。
 まるで未来から過去にやってきてこれから起きることを知っているかのようだ!

 ともあれ宗時は頼朝に八重と子供を引き合わせてやりたい、というのです。
 なおまだ清盛この時代は生きてる模様。
 ここらの歴史の流れがわからないからなんともだけど、確か清盛が死んでから一気に
形勢変わったんですよね。昔の大河で清盛やってた時のラストあたり。
 
 で、頼朝に食事届けてといわれて義時自分で持っていきたくないもんだから
宴会で忙しい政子に押し付けてるし。
 かわいそうに。
 
 一方で義時に近づく謎の影がありました。
 名前を工藤。
 …変だな。大人に戻っているぞ?(メガネかけて蝶ネクタイしたどこぞの小僧じゃねーよ)
 彼は伊東にひどい仕打ちをされたのだとか義時にいってきました。
 知らんわ。
 
 んで政子、頼朝に食事を届けにいくのですが、この人はこの人で頭のいい方なんで
しょうねえ。すぐに正体に気づいた。
 で、名はなんとって言われて大根汁ですと答えてるのも面白かったんだけど、この二人
いい雰囲気になりそうですね。
 そうか、この時代は一夫一婦制じゃないもんなあ。
 八重に操を立てるとかそういう考え方そのものがなさそうですね。
 義時は三浦に、うちの家に頼朝いるわって言われて驚いてます。
 何より伊東が黙ってないだろうと。
 そらそうですよね。
 内密にと言ってるけど、まず兄から聞かされた義時が三浦に話してるし、その三浦もなんか
人に話しそうだなあ…。

 工藤は時政にあって、頼朝の処刑を命じられたが逃がしてしまい、伊東からは嫁と離縁
させられ(工藤の奥さんは伊東の娘)、領地も没収されてマダオになっていると現状を
訴えています。それはいいけど身なり汚いな…。川で洗うくらいはしないのか。

 三浦は案の定父に頼朝がいると話していて、父も、じさまに言うべきだ、こっちの身が
危ないと言い出してます。そらそうなりますよね。
 三浦はいい手があると言うのですが…。これ何だったかわからないなあ。今回やって
ないだけなのか私が気づいてないだけなのか。

 政子はすっかり頼朝にほれ込んでしまったようで、いそいそと身なり整えたり、近くを
うろうろしてみたりかわいいなと思いますね。
 政子役の小池さんはどちらかというと妖艶な美女って感じの人なんだけど、そういう方が
コメディタッチでこういう演技しているとどことなくかわいらしさがあると思います。
 てか頼朝に「これはなんですか」と食べ物の質問されて答えずクネクネしてて、頼朝も
ずっと「これはなんですか」って質問してて行動がかみ合ってないのめちゃくちゃ笑った。

 宗時は戦の準備を始めていて、結局父親には話を通しておらず。
 義時にお前いっといて、と軽く言ってます。
 義時も「これだよ〜」って軽いのなんか面白いなあ。
 
 と、そんな中伊東が突然の訪問をしてきました。
 なんでだよ。
 んで宗時と義時と妹の実衣が政子について話をしていたら、頼朝がトイレいこうとしたのか
わかんないけどのこのこ出てきて、あわてて義時が父の相手してごまかすのがよかった。
 
 伊東は時政に頼朝が逃げてきたら知らせろ、と言います。
 何も知らない時政も明日領地を探します、と言ってました。
 一方で政子は実衣とけまりで遊んでるフリしてます。
 そこに頼朝が出てきて、けまり得意だよーとプロサッカー選手なみのリフティングをして
みせたので政子はもうメロメロです。
 そこに義時やってきて、伊東きてんだから中入れ!とめちゃくちゃあせってるの面白い。
 でも頼朝も政子のことを憎からず思ってるようで、結婚してないの?とか聞いてきてますな。
 そんな頼朝は八重にこの手紙を渡して欲しい、と義時に託します。
 ここさりげなく流されてたけど、懐にしまおうとしてちょっとえりつかむの失敗してましたね、義時。
小さなことだけど。

 さて。
 時政は一同に嫁をとるといっています。
 相手が京で自分を見初めたのだとか言ってるけどどうせウソでしょ。
 正月と三嶋明神祭りがいっぺんにきたようなめでたさだ!という時政。
 なるほど、この頃は盆と正月とはいわんのですか。
 お盆はまだ行事としてないのかな。
 そんなめでたい時ですが、宗時からの「頼朝をかくまっている」という話を聞いた時政が
将門のように反乱起こしてもクビチョンパされるだけじゃん!とか言うのは笑った。
 チョンパいっちゃうんかーい。
 で、正月と三嶋明神祭りがいっぺんにきた感じだったのに弔いまで重なっちゃったよー!と
なかなかうまいこと言ってました。

 でも頼朝自身は罪人といっても朝廷から官位もらった人なので一応挨拶する時政。
 頼朝は、受けた恩は絶対に忘れないといいます。
 まあこの後北条一族が戦国時代までずーっと栄華を手にしたこと考えれば確かに
ずっと取り立ててもらったんでしょうね。
 時政も「あいつ割りといいやつだな」って軽いの面白かった。
 兄も一歩事態が進んだと喜んでいます。
 それと、頼朝に新しく雇った見張りをつけてあげてました。
 やっぱりなと思ったけど工藤でした。
 身なりをさあ…もう少しなんとかしなよ…。

 伊東の息子さんかな、そこに八重あての手紙を届けにいった義時ですが、忙しいから
直接渡してと言われてしまう。
 彼が出るのと入れ替えに善児という下人が呼ばれたのをたまたま見ていた義時ですが…。

 で、八重に手紙を届けにいくと、千鶴丸というかわいい子がいました。
 手紙を読んだ八重はさあいきましょうとか言い出した。
 馬か輿が用意してあるんですよね、と。
 何いってんだこいつ。
 会いたいとかいてあるから今すぐ会えるんでしょうとか言ってる。
 うわーめんどくせー…。
 義時も頑張って説明してあげてた。
 で、八重は昔花をくれましたねって言い出すから義時は覚えててくれたんですか、と喜ぶ
のですが彼女は、自分は野に咲いている花が好きであってつまれた花は死んだ花ですとか
言い出した。
 ダメだこいつ…地雷女だ……!
 こんなんのどこがよかったんだろう頼朝。
 それともただ子供を残したかったから利用したのか。
 
 出て来た義時は千鶴丸を善児が川辺へ連れて行くのを見ていました。
 嫌な予感しかしませんが。
 
 このあと義時は伊東と会って自分の父の嫁のことを聞いています。
 聞けば父がやはりベタボレだったとか。
 でも伊東はここにきた本当の理由を言えとか言い出した。
 なぜ父の嫁のことを聞き返さなかったとかいってるけど別に興味なければ聞いても
ふーんって感じでしょうがよ。
 なんだこのジジイ。
 で、伊東もそれなりの人間ですから、北条の屋敷で頼朝をかくまっているなと見抜いた。
 さすがですね。
 帰り道義時は善児が千鶴丸を殺した現場を目撃します。
 やべーと思っただろうなあ。
 急いで屋敷に戻った義時は宗時に伊東が攻めてくると報告。
 千鶴丸は殺されたと告げます。
 衝撃を受ける一同。
 
 義時は政子と和気藹々していた頼朝のとこにいき、事情を話します。
 頼朝は千鶴丸が殺されたことについて仕方ない、と言ってるけど内心穏やかではないでしょうね。
 頼朝は義時に、天は自分を生かしてくれる、なすべきことがあるのだろうと言います。
 そして工藤には伊東を殺すよう命じていました。
 自分が命じた方が動きやすいだろうと。
 義時には見せなかった激しい怒りをここでにじませるのもいいね。
 子供殺されて怒らない親なんていないもんね。

 攻めてきた伊東の兵に、及び腰かと思いきや意外に時政がキレてたのなんか
見直したな。やる時はやるんだって感じで。
 この間に頼朝は政子の案を受けて女装して逃げることにします。
 逃げるんならヒゲそれや!
 姫のフリしろっていって化粧もするんならヒゲは剃れ!
 フィリップスのシェーバーで剃れ!

 そんで逃げたものの気づかれて冒頭の展開になるわけですね。
 ここでかかってる曲、クラシックなんだけどタイトルが思い出せない。
 あとで検索したら出てくるかな。

 この頃清盛は全盛期を迎えていて、後白河とも仲良くやっていました。
 サンバ踊りだしそうな人ですね。
 そして山の中では木曽義仲が、東北では奥州藤原の筆頭、藤原秀衡が。
 この人は平将門を討った人であり、大ムカデ退治の伝説でも有名な方です。
 で、この方の子孫が蒲生氏郷だったはず。
 奥州を収める伊達家の武将の誰だったか前立てをムカデにしていたことで(ムカデは
後退しないことから不退転の意志)、ムカデ退治の祖先がいる蒲生氏郷が見張りとして
置かれたのかはさだかではないですが(笑)。

 平家の滅亡が近づいていました。

 次回第2話。
「キャラクターはシルエットだけで読者に見分けがつくように描き分けよう」

 次回予告、西郷どんとかぶっちゃうけど銀魂ネタでいこうかなあと思います。



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