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鎌倉殿の13人

第10話(22/03/13)

 もう10話ですか。
 早いものですね。

 義経は迎え入れられても不躾に部屋の中をウロウロ、奥州をここよりもすばらしい
ところと言うなど、早くもやばいやつぶりを見せ付けています。
 こういうの描くの三谷さんうまいなあと思いますね。
 あれこれ説明させるんじゃなくて、言動で「ダメだこいつ…早くなんとかしないと…」と
頼朝側にも視聴者側にも思わせるとこが。
 義経は、藤原秀衡に3000の兵を送ってくれと手紙をかいた、近く到着するでしょう!と
自信満々なのですが…。
 その藤原秀衡といえば、実は平家からも頼朝討伐の手紙をもらっており、両者に
対して諾の返事をした、と回りに話す。
 まあ情勢を見てどちらに味方するか決めるんでしょうね。
 奥州だから遅れても時間かかったって言い訳はたつし。
 さすが年の功と言いますか。
 ただ藤原秀衡は義経に対しても、あいつ1人でも平家打倒するだろうとムチャクチャな
ことを言ってます。
 本当に義経の有能振りを認めてるのかただの皮肉なのか…。

 さて法皇のほうは頼朝が平家軍を蹴散らしたと聞きニヤニヤしています。 
 そこへ清盛がきて、頼朝をあと一歩のとこまで追い詰めたが兵糧がつきて仕方なく
戻ってきたという息子の報告を聞きさらにニヤニヤが止まらない。
 法皇は清盛に自分も手を貸そう、祈祷をする、というのでした。
 んで呼んだのは文覚。
 法皇様からの手紙をあちこち届けてた人だっけ。
 法皇は文覚と怪しい相談をはじめます。
 誰を呪い殺しましょうという文覚。
 もちろんプー……(シッ)

 大庭とっつかまってました。
 一緒に捕まってる山内がめちゃくちゃ命乞いしてるんだけど上総介が、そいつは無罪
放免だとやってきた。
 乳母が頼朝に泣きついたらしい。
 てか未だにこの人だけ武衛って言ってて笑うわ。
 こんな重要な場面なのに。
 大庭は上総介に対して「あの時頼朝を殺しておけばと思う時がくるかも知れないぞ」と
この先の展開を盛大にネタバレするのでありました。

 大庭の首がつるされてるのを見ながら時政は、一つ間違えば自分がそうなっていた
かもしれない、悪い男じゃなかったといいます。
 敵に対してもそういった言葉が言える時政のような人は貴重ですね。
 
 さて。
 伊東のほうはなんかおにいちゃんがあかんことになってるというか、フォローしようとして
背後から撃ちまくってるというか。
 で、八重働いているのですがそこに義時がやってきて、ウキウキしながら草もちを差し入れて
いました。
 その様子をたまたま政子と実衣が見てるんですが…。
 八重からしたら自分だけ特別扱いされてると回りに思われるので迷惑だけど、義時は
それに気づいてない感じですね。
 そしてその様子を亀も見てました。
 この人どうかと思ったけど苦手なタイプだなあ。
 こんな陰湿な人だったとは思わなくてドン引きしてる。

 で、八重は三浦に対して義時の振る舞いに困っていることを愚痴ります。
 三浦は八重がもらった草もちを捨てとく、と預かる。
 古くなって固くなってるのか最初から固いのか知りませんがこれもう餅じゃないだろ…。
 八重と分かれたあと三浦はその餅を食ってました。
 なんで捨てると預かったものを食べてしまうのか…。

 政子らのところには足立という男がきて、これから御台所としてふさわしいふるまいを
してもらう、ということで最初にきたのがりくとその兄の牧でした。
 振る舞いからして公家の人かな。
 まあ今後のこと考えたら法皇とかにもあう可能性あるからちゃんとしとけってこと
なんでしょうね。
 作法を学ぶこと自体は悪くはないと思うのですが。
 その後、範頼という頼朝の弟が挨拶にきました。
 道に迷ってて来るのが遅くなったようです。
 そして義経が飛び込んできた。
 破天荒だなあ。
 しかも、家族にあこがれてたんですーっていって膝枕させてるし。
 完全にまわりどんびきしてて笑う。
 んですくっと起き上がると、兄のとこにいってくる、と。
 行動がほんとに読めないなこいつ…。

 あと足立が今後自分が秘書のような立場につきますみたいな挨拶をして出て
いったんだけど、実衣が、あれが一番えたいがしれないといってたのは笑った。
 
 りくは時政に牧を紹介して、これからは確かな人をそばにおいたほうがいい、と
提案してますがはてさて…。
 この兄妹も信用ならん部分があるんだよなあ。

 頼朝は久しぶりに揃った兄弟と酒を飲みながら昔話をしています。
 義経のことはよく覚えているという頼朝。
 昔清盛らに囲まれて母が泣いていた時に、しっかりしろと母を励ましていた、と。
 義経、それ自分じゃないですねと言います。
 で、全成がそれ自分ですと。
 頼朝あわてて、その時孫子の一節をそらんじたのが義経だったなとフォロー。
 それはここにはいない乙若という別の弟でした。
 当時義経はまだ赤子だったそうです。
 頼朝ォォォ!!!
 頼朝めっちゃ話そらしてる。
 で、早く清盛の首を取りましょうという義経に対して、まずは佐竹討伐をしないと
いかんのだという頼朝。
 坂東の足固めをしたいというわけですね。
 義経不満そうだなあ。

 実衣のところに亀がやってきて、八重とはどういう人間なのかを聞いています。
 義時が特別扱いしてるから不審に思ったんだろうなあ。
 この後の展開を見る限り実衣もバカ正直に話しちゃったんでしょうね。
 まあこちらは亀と頼朝の関係知らないから仕方ないんだけど。

 というわけで何も知らない八重は頼朝に酒を持っていくよう亀に言われ、支度を
して持っていくと、中からわざとらしく亀が出てきて、中に持って入るよう言う。
 うわあ…陰湿だなあほんと。
 こんなこと言ったら怒られるかも知れないけど、女性の一番陰湿な部分が出てると思う。
 
 実衣は全成と話をしてたけどこの二人はなんかいい雰囲気ですね。
 ちょっと癒される。

 亀が政子に、りくからこれくらいは読んでおけと言われてると書物を持ってきました。
 何も知らない政子は八重を最近見ないと聞くと亀は、数日臥せってる、と答える。
 あー早く亀のことがばれて追い出されたらいいのに。

 佐竹討伐に向かった頼朝。
 まずは佐竹と旧知の仲である上総介が話してみようといいます。
 義経はすぐ攻め込むべきだというも、頼朝は戦になって長引くのを避けたい感じでした。
 気持ちはわかる。
 義経はそれでも、500の兵をくれたら3日で落とすというも、周りはしなくてもいい戦なら
しない方がいいんだ、と。
 上総介に対しても怒鳴りつける義経。
 坂東武者達はもうこれで義経見限りつつあるなあとちょっと思いました。

 上総介は戦は1人でするものじゃない、従えないなら帰れといいます。
 
 上総介は義時にもし自分が斬られたら直ちに攻め込め、あだ討ちといえばみんな
テンションあがっから、というのですが…。

 下りてきた佐竹。
 おい、タイガーじゃないか!久しぶりだなタイガー!能力1分しか発動できなくなったって
聞いたんだけどどうなん最近!(タイバニの話を唐突にするな)
 てか佐竹役の人、声優の平田さんなんだけど。
 なにこの豪華ゲスト。
 
 とか思ってたら、佐竹が「お前ふけたなー」って上総介バカにしたので上総介が
抜刀するなり佐竹を切った。
 むやみな戦は避けろって言ったのお前やろうが!!!!

 というわけで皆あっけにとられながら戦闘になってしまいます。
 義経いけばいいのに。
 
 佐竹は立てこもり、こう着状態になってしまいました。
 場所が、後ろ崖だから攻めにくいらしい。
 三浦父は、息子がいたら妙案を出してくれるだろうに…と残念がってる。
 あ、いないと思ったら!
 なんでも、草もちを食ってハラを壊したらしいです。
 あっ……。
 義時、馬鹿なやつですね!と笑ってます。
 オメーだよ!!!

 そんな中和田がつぐみを捕まえてきました。
 かわいいなー…え、ヒヨドリ?いやこれヒヨじゃないでしょどう見ても。
 皆ヒヨドリ言ってるからびっくりしたわ。

 義経は自分が背後の崖をよじ登って攻める、と提案します。
 そのために表側で陽動をして欲しいと。
 ここのラインまでなら敵の弓は届かない、と提案するその策そのものはやはり有能だなと
思わせるのですが…。
 皆がそれでいこう、となった折に、戦は終わりだ、と時政が入ってきた。
 上総介が佐竹の息子と交渉して守りをとかせたらしい。
 義経の提案は不要になったわけです。
 活躍の場を奪われて悔しい義経。
 まあ気持ちはわかる。
 この人気持ちが幼稚園児なみなんだろうね。
 と言ったら幼稚園児に失礼なんだろうけど、なんていうか感情がストレートだよね。
 
 戦から帰宅して義時は八重にきのこを持ってってます。
 御所に最近いってないそうですね、とも質問してる。
 ほんと鈍いな…。
 と、庭でなにやら不審者の気配が。
 義時が取り押さえにいったら頼朝だった。
 お前…あわよくば八重とより戻すつもりだったろ。
 こいつさぁ…。
 
 頼朝は義時に八重と結婚したらいいとか言い出した。
 これ全力でごまかし入ってるよね。
 そんで、和田が捕まえていたつぐみを持っていってやれ、あれは小鳥が好きだ、
きのこは好かんと教えてやる。
 そこに乙若がやってきて、これはひよどりでなくつぐみですよ、と頼朝に言うのでした。
 なかないから口をつぐむ、でつぐみらしい。
 その光景を外から見た義経。
 なにやら不穏な空気が立ち込め始めました。


 次回第11話。
「想像力は中2で培われる」 
 

 


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