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鎌倉殿の13人

第11話(22/03/20)

 頼朝が、八重と義時を結婚させようとしたことについて政子は大反対。
 本人の意見を聞こうということになります。
 義時は、八重は自分を頼ってくれていると大張り切り。
 というわけで本人の意思を確認する機会が設けられるのですが…。
 八重きっぱりとお断りしますって言いました。
 音楽がばったりと止むの笑いました。
 
 フラれて泣き崩れる義時。
 三浦はフラれてからが勝負、と自分こそが八重を口説き落とすと自信満々です。
 八重としては、自分を助けて死んだあの下人の男のこともあるでしょうし、もう結婚
するつもりはないんじゃないですかねえ。
 
 1180年12月12日。
 鎌倉に御所が完成しました。
 そんで頼朝は活躍した武士達に褒章を与えることにして一覧表作ってるんだけど
土肥が泣いてるから理由を尋ねたら、自分の名前が載ってると感動してないて
いたのでした。
 で、和田を呼んでこいと言ってもおいおいないてるから早く呼べってキレた。
 音楽も切れるの笑う。

 頼朝はその一覧表に義時の名がないと義時に言うのですが、彼は自分はたいしたことは
してないと言うんですね。
 それで頼朝は褒美として江間の土地を義時に任せるといいました。
 あの伊東が治めていたところですね。

 そして呼ばれていた和田がきました。
 頼朝は約束した通り、和田を別当に命じるのですが実は和田、何かわかってなかった。
 わかってなくて別当になりたい言うたんかーい!
 まあ家人の取りまとめ役みたいなもんらしいです。
 和田が挨拶の口上を言おうとして同じこと何回も言ってたから頼朝がもう良いっていってました。
 今日わりとギャグパート多いですね。
 こういう時は何かある。

 頼朝は坂東武者を集めて本格的に政権を取り仕切りはじめます。
 これより頼朝は鎌倉殿と呼ばれ、部下達はこの家人という意味で御家人と呼ばれるように
なりました。
 お前らか、暗記する歴史用語増やしたのは。

 その同日、平家のほうではあのラップ王こと以仁王をかくまったという罪で奈良の寺を
焼き討ちしまくってました。
 当時の日本人の感覚からしたら、これは罰が下るって思っただろうなあ。

 さて鎌倉では人手が足りないということで、梶原が勧誘されてきました。
 彼は、自分はまだまだ新顔なので重要な役どころなどとんでもない、見回りを
やります、と言う。
 りくの方は時政の扱いが軽んじられてると怒ってますが時政は子供が生まれてそうでも
ない様子。まあそりゃそうですよね。もともと政治とか権力とかにあまり興味なくて、家族と
仲良くやっていければって感じの人だろうし。
 
 そして実衣は全成といい感じになってました。
 こっちはこっちでいいんじゃないかなあ。

 頼朝は義経に戦の前には何をすべきか、と問います。
 義経は武具を磨くと答える。
 義円は孫子の教えを説きました。
 義経にとってはいい子ぶってとかそんな感じで面白くないんでしょうね。
 政子相手に和歌を披露していたのも気に入らない様子。
 まあ失礼だけど義経は戦の現場にあってこそ輝く武将だから、平時においてはその力を
もてあますと思うんですよね。

 さて、源氏にとって運命の日がやってきました。
 1181年2月4日。
 あの清盛が死んだのです。
 彼は息子ら必ず頼朝を殺せと言って息絶えました。
 これがのちのち平家を縛る呪縛となったのでした。

 清盛の死を知った頼朝は、今こそ平家にトドメをさす時だ、と決意します。

 一方で後白河法皇ですが。
 清盛の息子に、頼朝討伐の勅令を出して欲しいとか言われてた。
 さてどうするんですかね。

 頼朝は政子といい雰囲気になってました。
 実はまだ男の子が生まれてなくて政子はそれを気にしていたのです。
 二人がいい雰囲気になったら家人がきたよ。
 あの行家がまたやってきたというのです。
 以仁王の勅使持って打倒平家を全国の源氏に呼びかけてまわったあの人ですね。
 頼朝からしたらうっとうしいだろうなあ、今となっては。
 
 その行家はよりともの弟達にあって、今こそ平家を打倒するときと立ち上がっていましたが、
弟らは賢いですから、頼朝に相談してみないと、と言葉を濁す。
 そんな中、義経は目障りだった義円を追い払おうと、一緒についていけばいいですよ、と
けしかけました。
 義円は京にいた時、行家に世話になった恩があるから、平家打倒の軍についていかない
のもどうか…みたいな迷いがあったんですね。
 義経はそれをうまく利用しようと考えた。
 行家と手柄を立てたらきっと頼朝も喜んでくれる、と。
 で、朝一番で出なさいよとけしかけます。
 手紙を書いたら、渡しといてあげるからと。
 これ絶対渡す気ないですよね。
 案の定、義円が出立した後義経は預かった手紙を破り捨ててました。
 こいつがバカだなと思うのは、燃やして証拠隠滅を図ればよかったのに、破り捨ててその場に
ぱっと捨てて立ち去ったことですね。

 頼朝は義経を呼び出し、義円がいないのだが知らないか、と尋ねます。
 義経はしれっと、行家と行ったのではないかと答える。
 頼朝は破り捨てられた義円の手紙を出しました。修復してある。
 梶原が、義経が預かった手紙を破り捨てる様子を見ており、拾い集めさせて
修復したのでした。
 まあそういう嘘はばれますわな。
 いそぎ義円を連れ戻しに使いの者がいったそうですが…。
 頼朝は義経に対して、いずれは自分の跡を継がせたいと思っているから心を磨いてくれ、と
言います。
 いやー私は、義経という人間は使われる立場としては才能を発揮するだろうけど、トップ
としては無能だと思いますよ。
 無能っていう言い方するのもとても失礼だけれども、優秀なスポーツ選手が必ずしも
優秀なコーチになるとは限らないように、実践と指導は違いますからね。
 見る視点が違ってくるというか。
 もし義経が頼朝なきあと源氏のトップに立っていたら、その後すぐ滅んだと思いますよ。

 さてさて。
 結局義円はこのあと平家の軍とぶつかり命を落とすことになりました。

 政子が二度目の懐妊となりました。
 皆喜んでいます。
 ただ、男の子を絶対生んで欲しいということで皆あれこれ手をつくすことに。
 顔が険しいと男の子ですよ、とりくが言い出して変顔してるの面白かったなあ。
 で、義時は恩赦をして徳を積んだらどうですかと提案。
 全成も徳を積むと男の子がどーたらとかいうので頼朝はさっそく、前の戦で捕まえた
伊東を恩赦の対象に選びます。
 
 それと、りくがまた文句言ってて、生まれてくる子は自分の血を引いてないとムチャクチャ
言っています。
 時政は、もし平家を打倒して京が源氏のものになったら念願の京暮らしに戻れると
励ますのでした。
 なんか…のちのちこのりくの存在が、源氏と北条の間に亀裂を生みそうな予感がします。

 義時は伊東に話をしにいきます。
 なんだか久しぶりにじいさんと孫の会話って感じでよかったなあ。
 ただ、八重は放免の話を聞いても、今更一緒には暮らせない、自分は御所で働くというのでした。
義時は、自分が江間を所領としてもらったから、気兼ねなく暮らして欲しいといいます。
 あわてて、下心ないと付け加えるのも面白かったですが。

 そんな中、あの善児がつかまりました。
 たまたま盗みに入っていたところを捕まえたらしいのですが、宗時の所持品を持っていた
ということで梶原は、こいつが宗盛を殺した犯人だと気づく。
 で、頼朝に伝えようとするのですが…。
 その時頼朝は全成から、殺された千鶴丸の魂が成仏しないと男児は生まれないと
言われていました。
 こういうのを頭から信じるのもどうかと思うけど、まあ当時はそういうのしか方針
ないもんなあ…。
 千鶴丸の命を奪ったのは伊東であるといわれた頼朝、ある決意を固めました。
 いやいや直接手を下したやつを何とかするのが先では。

 伊東は八重にこれからは思うように生きよといってました。
 完全にこれフラグじゃないですか。
 なんだかなあ。
 八重が出ていって、伊東と八重の兄が他愛ない会話をしていたところに善児がふらっと
入ってきた。
 そして何事もなかったかのように出てきました。
 梶原は頼朝にすべて終わった、と報告していました。
 
 血相を変えてやってくる義時。
 梶原は彼に、自分がきた時には二人は自害されていた、と報告します。
 身なりを整えたら小刀が手に入るから(身に着けるものとして)それで自害されたのだろう、
しまったーとわざとらしい感じですね。
 まあそれで騙される義時ではないので頼朝にくってかかる。
 頼朝は、伊東は意地を通したのだろう、とこちらもしれっと言う。
 いやあのさ。
 現代の感覚で突っ込んでもあれなんだけど、男児を望むのに千鶴丸が成仏するように
手をつくすってのはいいと思いますよ。
 だけどそこに殺生をくわえたら徳を積むどころか咎を負ってると思うんですが。
 なんだかなあ…。
 義時がかなり激怒していましたが、少しずつ頼朝と亀裂が入りつつあるようにも感じます。

 そんで全成がまた占ったら、生まれる子供の寿命は短い、千鶴丸はまだ成仏してないから
手をつくさないととか面倒くさいこといってます。
 こいつ現代に転生したら絶対幸せになるつぼとか売りつけてるよ…。
 
 善児は梶原に仕えることになりましたがさてさて。

 
 次回第11話。
「おねだりも度がすぎれば脅迫」 



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