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鎌倉殿の13人

第14話(22/04/10)

 前回の展開がなんだったんだってくらい義時と八重の雰囲気いい感じになってるんですけど。
 まあ、かたくなだった八重の心をストーカー義時が溶かしたということなんでしょうね。・
 このあたり、三浦役の山本さんが堀北さんを射止めた時のエピソードまんまのような気が
するんですが。
  
 義仲の息子、義高が人質として頼朝のところにやってきました。
 名目上は大姫の許婚ということだったので政子はまだ早いと激怒。
 しかもあの野蛮な義仲の息子だなんてと言ってますが、坂東武者だってそう変わらんでしょうよ…。
 
 と、顔あわせして義高がイケメンだったので政子すっかり気に入った様子。
 手のひら返すの早いな…。
 大姫も気に入った感じでした。

 そしてその頃義仲には、平家の追討軍が迫っていました。

 1183年5月。
 平家棟梁である宗盛は後白河法皇をつれて逃げようと御所にいくも、もぬけの殻でした。
 平家に味方したくないから連れて行かれないよう逃げたんですな。
 でも安徳置いていくのはどうなんだろう…。
 宗盛は安徳を連れて逃げることにします。
 これが悲劇の始まりだとは知らずに。
 あ、三種の神器も運び出されてました。

 頼朝は義仲に先を越されてしまった、と気をもんでいますが、大江はこのまま様子見を
した方がいいと提案。
 義仲の気性では法皇とあわないだろう、と。
 頼朝は京の作法をまだ知ってるけど、義仲にはアドバイザーがいないからね。
 作法とかいろいろやらかすと大江はふんでいたんでしょう。

 法皇は義仲に今回の働きの褒美として扇を下賜しました。
 ところが彼はその意味がわかってないからその扇で自分を扇ぎだしてしまう。
 行家があわててとめています。
 あ、作法としては一応こいつがいたな…。
 法皇も言いかけて妨げられた「三種の神器を奪還してくれ」と二回言ってたの笑いました。
 公家達も義仲の行動に目を白黒。
 こいつらは武士というものをサル程度にしか思ってないからなんと下品な…って感じだったんだろうなあ。

 で、義仲は三種の神器とは…とバカ正直に質問してしまいます。
 あとで行家にでも聞けばよかったんだけどね。
 公家達がどんなものか説明してくれますが…。
 法皇はまあちょっと休んでから奪還にいったらと声かける。
 ここで義仲は何を思ったか自分の刀を「三種の神器を取り戻すまでこれを法皇様に
預けます」と言ってしまいます。
 おそらく彼は、三種の神器とは武器であり、法皇がそれをもって戦っていた、
武器なしでは心もとないから自分の、今まで勝利してきて縁起のいい刀を預けよう
と思ったんじゃないか…と推測します。
 めっちゃ怒られたな義仲。
 なんかこの義仲は見ていてかわいそうになってきますね。
 判官びいきを使うとしたら義仲にですな。このドラマでは。

 鎌倉では義高の評価うなぎのぼりでした。
 坂東武者たちからもウケがいい。
 和田に相撲で投げ飛ばされてたけど。

 義経が義高に声かけてます。
 義仲と何かあったらお前処刑されちゃうねーって感じで。
 ほんと義経やばい感じに仕上がってますね。
 で、義高はセミの抜け殻を集めるのが趣味でーすとか言い出した。
 ここ、義経がドン引きしてたのめっちゃ笑いました。
 あの義経ですら、人には言わないほうがいいぞって。
 彼をどんびきさせる義高…つよい。

 5日後。
 平家を退けたとして法皇からあらためて源氏一門に褒章が下されるのですが。
 一位が頼朝でした。
 当然義仲の回りは納得しない。
 あと自分が有能だと信じて疑わない行家とかも。
 
 頼朝は実は法皇とひそかに文通していて、自分が源氏の棟梁確定したと思い込ませていたんですな。
したら法皇は一番に褒美をあげるのが普通って思いますよね。

 義仲のところではみんなが不満をあらわにしていて特に巴。
 どんって拳でたたいたら雷のSe入った。
 こわ…。
 義仲本人は誰が褒美多くもらおうがどうでもいいじゃーんって感じだったんですが、これなので
仕方なく法皇様にお伝えしにいくことに。
 牛車から飛び降りた義仲を見て公家達が笑っております。
 こういう風にものを知らないからとバカにして笑うのが公家ですからねー。
 マウントの取り合いこわいわ。
 で、法皇に頼朝は棟梁じゃないです、って言ったことで法皇、褒章一旦取り消すことにした。
 私はてっきり「神である法皇の言う事を否定するんか、やり直せと申すか」と激怒されるの
かなと思ったんですけどね。
 帝のやることに間違いはないみたいな風潮じゃないですか。
 それともこの頃はまだゆるかったのかな。
 ともあれそういうわけで頼朝の褒美は取り消しになり、今度は頼朝が激怒。
 そらそうでしょうよ…。

 そして京に滞在している義仲の軍は暴徒と化しておりました。
 義仲の権威をかさにきてやりたい放題みたいな感じですな。
 手下に襲われていた三善を義仲が助けて、寄せ集めの軍だから目が行き届いてない
ものもあると詫びています。
 一旦部下達は京から離れたとこに滞在させたほうがいいのでは…。

 法皇はといえば、ゆっくりしろといったら本当に言葉通りゆっくりしてる、あいつはいつ
三種の神器を取り返しに出立するんだ、とイライラしていた。
 京の婉曲的な言い方は伝わらんからなあ。
 さらに法皇は安徳をあきらめて別の子を後継者にしていました。
 後鳥羽天皇ですか。
 まだ4歳かあ。
 で、しびれを切らした法皇は義仲を呼びつけて、三種の神器を取り戻すべく今すぐに
出立しろと厳しい口調で言う。
 でも義仲は、頼朝の到着を待ってからと言います。
 兵の力が足りないから頼朝がきてから改めて出立ということにしたいらしいんですね。
 それならそれを先に伝えておかないとさぁ…。
 連絡がうまく成立してないよね、ここ。
 公家がさっさといけといったら義仲は、戦のなんたるかを知らんやつがあれこれ言うなと
つい反論してしまう。
 法皇、それは自分に言っているのかと怒った。
 かわいそうになあ義仲。
 まんまと思惑に乗せられてるというか…。

 備中国に出陣することになった義仲。
 死に物狂いの平家相手に苦戦を強いられます。
 実は頼朝はこれを待っていた。
 義仲が京からいなくなるタイミングを狙っていたのですね。
 段々頼朝のしたたかなところが出てきましたね。
 まず頼朝は後白河に大量の貢物を献上しました。
 こいつは作法わかってるからなあ。
 そして上洛が遅れたことを詫びた。
 法皇は頼朝の流罪を解き、地位を授けます。
 こういう形式が必要だった、というのを義仲は知らなかったのが残念ですね。
 行家もアドバイスしなかったんだろうか?それともここまではわかってなかったのかな。
 頼朝は法皇から、東海道、東山道の支配権を授かります。
 それを聞いた義仲は驚く。
 東山道といえば義仲の地元、信濃も入っている。
 つまり実質頼朝に支配されてしまったも同じなのです。
 ようやく彼は自分がハメられたことに気づいた。
 急ぎ京に戻ろうとするも行家が止める。
 お前は法皇の信用を失った、その上戦も勝ってない状態で戻っても法皇はあってくれないだろうと。
さらに、平家と手を組んだという情報は本当かとか言う。
 いやずっと一緒にいたあんたが疑ってどうするよって感じなんだけど。

 京に戻った義仲は法皇との面会を求めて乗り込み、とめようとした公家の1人、つつみの判官
とかいうくっそダサい通り名の公家をブン殴ってしまう。
 これで法皇は義仲に謀反の疑いありと判断します。
 義仲の前に現れたのは法皇の奥さんでした。
 法皇は会わない、と告げます。
 そして義仲は平家と通じてるという話がありますよと冷たく言うのでした。

 頼朝はすぐ京にいくぞーって感じだけど。
 義時が今は無理です、と言った。
 御家人がまとまってないと。
 あと、秀衡の動きもやばい感じなんですね。
 祈祷を任せた文覚は何をしているって感じで調べさせたら、漁師とともに魚取ってるらしい。
 お前…何してんだよマジに。
 というわけで全成が頼朝の配下とともに乗り込んできて文覚は祈祷から排除されてしまいます。
いやこれはさすがに文覚が悪いわ。
 自業自得。

 さて御家人ですよ。
 なんで義仲を討たないといけないんだ、平家と通じてるというならまず噂を確かめてからだろ
という話が。
 そういうわけなので今動ける兵士は1000人くらいしかいないらしい。
 というわけで、まず先陣を出して、本陣はゆっくり行くというテイにしましょうとなるのですが。
 比企が、先陣の大将は梶原に頼んだらと提案するんですね。
 梶原としても誉れですから嬉しい顔をしてるのだけど頼朝は見もせずに先陣は義経と言い切った。
信頼できるのは身内だと。

 前回の、馬引きは見栄えするやつでないとダメ、と千葉を一喝した件もそうですが、
頼朝はこうやってちょいちょい坂東武者に対して失礼な物言いを積み重ねていってますよね。
感謝を忘れつつあると思う。
 だからこの先源氏長続きしないんだろうな…。信用を失っていくだろうから。

 話がそれました。
 義経は先陣と聞いてめちゃくちゃ嬉しそうにしています。
 一月で平家を滅ぼす!とか言ってます。
 その前に義仲だと頼朝が言うとムッハーって感じだしね。
 まあ楽しそうだからいいか。

 政子は頼朝に対して、こうならないようにしようと言っていたのにと激怒。
 義高のことはなんとしても自分達が守る、と決意します。
 頼朝だって、伊東が情けをかけたから生きてられたのにねえ。

 御家人達が三浦の屋敷に集まって、頼朝にはついていけない、離れるという話をしていました。
 いやそれ無理じゃねーとか三浦がいってたらドカドカと御家人らの仲間が入ってきた。
 三浦が素早く反応して刀を取り上げるのすごかったな。
 で、北条も討つのかという話が出ますが三浦は北条を助けるのが条件で、頼朝からの
離反に加わるというのでした。

 そんなことが起きてるとは知らない義時は、義高と今後のことを話したり、子を身ごもった八重と
話したりのんきに過ごしていたのでした。
 で、時政に知恵を借りに行く義時。
 時政は土地をやるって言えばいいんだよ、と。
 離れてようと米が取れることが大事だと。
 確かにこの当時、安定した食料が得られることは大事でしたからねえ。
 ただ、りくは頼朝のほうから頭下げてこないと鎌倉には戻らないといいます。
 時政が「だそうです」って言うのちょっとかわいかった。

 10月8日。
 先発隊が出立する日です。
 義経がウキウキで頼朝に挨拶にきました。
 矢を射ていた頼朝ですが、的にうまいことあたったので義経お見事と声をかけています。
 頼朝は義経にお前もやってみるか、と弓を渡した。
 出立の前にさあ…。
 あとやってみるかって弓渡しておいて話しかけたら義経射ることが出来ないじゃん。
タイミング考えろ。
 頼朝は義経に戻ってきたら二人でゆっくり話をしよう、と言います。
 義経からしたらもう、自分が一番目をかけられている、大事にされてると思うからすごく
張り切りますよね。なんかヤンデレ彼氏みたいだ。
 でも笑ったのはこのあと、義経が射た矢が頼朝の矢を落としたことですね。
 ある意味大当たりというか。
 あわてる義経に頼朝はあっぱれである、というのでした。

 そして義高。
 複雑ですよね心中。
 そんな彼に上機嫌の義経はやろうと思っていた、と大量のセミの抜け殻を。
 ドン引きしてたのに集めてあげたんかい。
 まあこういうとこもあるんだよなあ義経。
 特に敵対してない人間には。
 ただ義高に対して見せた義経の表情は何考えてるかはわからなかったな…。
 そんな彼に義時が声をかけてきます。
 しかし彼が心配していたのは、義経が義仲に殺されてしまう可能性でした。
 父は強いのです、と。
 そういうこと考えてたんかーい!

 その頃御家人の集まりには梶原がやってきていました。
 自分も坂東武者の端くれ、と言ってますが…。

 梶原は集まりで聞いた情報を義時らに聞いています。
 やはりスパイだったか。
 そうだろうなとは思いましたが。
 頼朝は寝てるとのことで、さてどうするかって感じなのですが…。
 不幸中の幸い?なのは、皆ぐだぐだと話をするだけで、具体的な考えがあるわけではないと
いうことでした。
 それでも梶原や義時は、誰か引っ張っていく人間が現れたらまずいなと危惧する。
 義時は上総介と話をします。
 武衛も大変だなという上総介。
 鎌倉が二つに割れたらどちららつくか、と前に質問してましたがその通りになりましたね。
 上総介は御家人どもが頼朝から離れるよう言ってきたら断わればいいのかって
感じだったけど義時はのってやって欲しいという。
 これ、どういうつもりで言ったんでしょうね。
 反乱の証拠をつかむために一気に動かそうとしたのか、単に上総介に内情を探って
欲しかっただけなのか(梶原とは別に)。
 ちょっとわかりづらかったな、義時の言動が。 

 
 次回第15話。
「黒船は沈む時も派手」



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