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鎌倉殿の13人

第15話(22/04/17)

 義経、ワクワクしておりました。
 鎌倉の風と大違いだな、敵の臭いがするぞ!と言って弁慶に、敵はまだ先ですよって
突っ込まれてた。
 新八がツッコミくらってどうすんですか。

 一方義仲は法皇を人質に取り、御所に火を放ってました。
 とんでもないことしてくれたな…。

 義時は時政に、しばらくこちらには戻れないので八重のことを気にかけて欲しい、と
言います。
 時政もりくも二つ返事で引き受けたのですが、りくはなにやらうかない顔。
 自分だって北条の跡継ぎが産めるのにみたいな気持ちをまだ持ってるのかな?

 頼朝も早く義仲追討に出兵したいけれど、御家人の反乱のためまだ鎌倉に
とどまっている状態でした。
 頼朝の首を取るだの物騒なこと言ってんなー。
 三浦は手荒なことはしたくない、と言う。
 で、子の万寿を連れ去ってそれと交換で鎌倉から出て行かせるのはどうか、という
話になります。
 500日目のお参りがあるからそれ狙おうという文覚。
 周りは、そんな行事があったとは初めて知った、というのですが文覚、今考えたという。
 こういうワル知恵だけは働くやつっているよね。

 で、梶原が戻ろうとするととっ捕まってしまった。
 行動がバレバレだったのです。
 逆にこれでよかったのかもしれないね。
 上総介も殺すなと止める。同じ坂東武者だろと。
 そうですね。

 義高は千葉らから反乱勢のトップになって欲しいといわれるも、キッパリと断わっていました。
 彼は彼で、頼朝のとこにきたのだからという思いがあるのでしょうね。

 政子らはまだたくらみには気づいておらず、範頼らは、500日参りにあわせて三浦では
大規模な鹿狩りをするらしいという話をしている。
 つまりそういう名目なら人が沢山集まって、弓矢を持っていてもおかしくないから、
そういうことだろう、というわけですね。
 で、比企は八幡宮に本当に500日参りという習慣があるか確認しろといい、自分は
三浦の屋敷を確認してくると乗り込んでいく。
 ちなみに秒でバレて、自分らの仲間になると誓えとか言われてた。
 比企、力になりましょうとか言ってるけどどこまで本心なんだろう。

 上総介が比企に、頼朝のもとに戻って謀反の気配はないといえ、そして鹿狩りは俺が
仕切ると義時に伝えろ、と言います。
 比企は意味がわかってないでしょうね。
 逆に言えば意味がわかってないからこそそのまま伝えたから良かったんだろうと思います。
 
 その頃義時は文覚に500日参りってどこのならわし?と確認してました。
 てかストレートに確認しなきゃいいのに。
 何々地方のですよねとかカマかけるくらいのことすればいいのに。
 おそらくこの先いろいろ経験積み重ねていけばそういう風に聞ける義時が出来上がって
いくのでしょうね。
 で、比企は、三浦の屋敷は特に殺気だってなかったですよ、それから上総介が鹿狩りは
自分が仕切るといってました、と言う。
 義時と大江、ピーンときた顔をしています。
 二人の案で上総介は向こうに入ったからそうなんでしょうけど。
 あと、比企が着物の下に鎧着こんでて笑った。こいつもしかして真面目に向こうへ
寝返るつもりだった…?

 集まりに土肥がいなかったということで土肥の屋敷を訪ねた義時。
 腰が痛くて戻ってきたという彼に、謀反の疑いについて問いただしています。
 それで確信した義時。
 さてここからは時間勝負ですな。
 義時は頼朝に、ここで戦になるのはよくない、上総介が力になってくれますと報告。
 必ず戦にならないよう御家人達を説き伏せるといいます。
 あと比企がちゃらちゃら鎧の音をさせていてバレて、戦うべく準備してますと全力で
ごまかしたのも笑いました。

 上総介は八幡宮に万寿をさらいにいくなら少人数がいい、いった時点でバレるからと
警告。
 彼を信じてる連中は少人数で向かうことに。
 つまり上総介はなし崩しに戦になる可能性を防いだわけですね。
 で、全成のとこには三浦がきたけど全成は床下に隠れていた。
 多分そうしろって言われてたんだろうな。
 
 さて。
 万寿のところに兵がやってきてピンチになるのですが、義高が中から走り出てきて
自分も守って戦うといった。
 頼もしいですね。
 てっきりこちら側についてくれると思っていた和田、ビックリしています。
 そこに義時がやってきた。
 御所はもう守りを固めてるから万寿をさらったところで無意味だ、と話しかけます。
 そして和田に頼朝はあなたの言葉で奮い立ったことがあったでしょう、と語りかける。
 同士討ちしてる場合じゃないと。
 ところがそこで畠山が、騙されるな、義仲と戦う気はないんだ!と和田に体当たりして
突き飛ばした。
 ここ緊迫した場面なのに笑ってしまった。
 と、和田が納得したと言い出した。
 もともと反乱も乗り気じゃなかったんだ、義時もよく頑張った、と刀を納めます。
 泣く万寿におじさんほんとはこんなに優しいんだよーって言いにいってさらに泣かれてたの
めっちゃ笑いました。何やってんだ。
 これで空気はほぐれます。
 政子は、義時が頼りになるところを初めて見たと割りとひどいこと言ってました。
 
 なおこの茶番は仕組まれていたものでした。
 畠山自身ももともと反乱するつもりなんてなかった。
 だから義時から言われてわざと、戦を煽るようなことを言ったのでした。
 和田は自分の意見に必ず反対するから、ああいえば矛先を治めるだろう、と思っての
ことだったらしい。
 なるほど。

 集まっていた連中も話を聞いて上総介がこれまでだな、というのでやる気をそがれた
ようですね。
 義時も頼朝はみんな許すといってます、と。
 そういうわけで解散になるのですが…。

 頼朝は上総介を呼んで、よくやってくれたと酒を酌み交わしていました。
 もともとは大江の策だったという義時。
 なるほど、わざと上総介に入ってもらって取りまとめて、おおごとにならないように
してもらう、という案だったわけですね。
 ……誰か、梶原さんを牢屋から出しましたか…?忘れ去られてたりして…。

 上総介は頼朝に、己の道を行けと言います。御家人なんて所詮使い捨ての駒だ、
あいつらが騒いだらまた俺が何とかするから、と。

 政子は千葉たちを呼んで謝っていました。
 その上で頼朝に言いづらいことがあったら自分にいって欲しい、必ず何とかするからと
言いました。
 確かに彼女にいえるなら皆気が楽になりますね。
 政子も御台所としての自覚が出て来たと思います。

 そんな中きな臭い話が出てきていました。
 今回の謀反に加わった者のリストが頼朝に提出され、処罰の話になっていたのです。
 義時としては、兵を引いたらお咎めなしっていったじゃんって感じだけど、大江や比企と
してはこのまま何もなしではナメられるというわけです。
 そんなこと言ってもなあ…。
 減俸とかなんかそれに似たものでいいと思うんだけど。
 あと義時は平家を倒したら取り上げた所領を分配するようにしてください、そうしたらみんな
こぞって平家を倒そうとすると思いますと提案。
 頼朝はその案を呑みます。
 で。
 処罰の話にまた戻って。
 全員処罰するのはあれだから、1人を処罰して見せしめにしよう、という話になり、上総介の
名が挙がります。
 あの男しかおらんだろうと。
 義時からしたら衝撃ですよね。
 自分らを助けるためにわざと謀反のメンバーに入ってくれたのになぜ上総介が処罰されなければ
ならないのかと。
 その会話の中で義時は、最初から頼朝と大江が上総介を亡き者にするために、わざと
向こうの手勢に加わらせたのだということを悟る。
 武力が強すぎることが問題だったようですな。
 坂東武者は誰も信用しない頼朝らしいっちゃらしいけど。
 上総介の殺害と引き換えに一同を許すことにするといわれて当然激怒する義時。
 礼はつくしたというよりとも。
 自らが使い捨ての駒だといったんだ、と言いますが…。

 なんかなあ。
 三浦は、1人が死んでみんな助かるならそれがいい、とのんきなもの。
 それは自分が選ばれてないからじゃないかと思いますけどね。

 梶原は梶原で、謀反に進んで加担したのではと言われてるから、疑いを晴らすために
上総介を斬れといわれてます。
 これ自分の手を汚したくない頼朝や大江がいいように使ってるだけですよね。
 卑怯だわほんとに。
 
 何もしらない政子はみんなが許されたと喜んでいます。
 実衣は甘いって言ってますが。その言葉後悔するなよ。

 梶原、息子に何か持ってきてもらっていたから何かと思ったら双六でした。
 つまりこれで出た目で上総介を粛清すべきかどうかきめるってことですか。
 当時はこういうのよくありましたからねえ。

 皆を集めて頼朝が処罰なしと言う、という名目で御家人らが集まっておりまして。
 上総介がやってきた。
 善児がぶつかってましたね。
 何かありそう。

 奇妙な緊張感の中梶原が上総介を双六に誘います。
 何も知らずに応じる上総介ですが。
 梶原がふって出た目が4だった。(つまり死ってことかな) サイコロもうひとつは3の目でしたけどね…。
 梶原は刀を抜いて上総介に切りかかります。
 応戦しようとした上総介、脇差がないことに気づく。
 善児が抜き取っていたのでした。
 抜かりないですな。
 皆が驚く中、上総介は切り捨てられます。
 義時も頼朝にけん制されて動けませんでした。

 皆が頼朝に対して膝をついて迎える中、義時だけが突っ立っていた、というのが
気持ちよく現れてると思いますね。
 ようやく座りましたけど。
 頼朝は言います。
 今後自分に逆らう者は許さん、と。
 なんか恐怖政治になりましたよね。
 離反したら今度は自分が殺されるから仕方なくついていくだろうけど、心から頼朝に
従う人間はいなくなったような気もしますよ。
 そういう政治の仕方もありなんでしょうが、信用できない人間が増えるだけじゃないですかね…。

 その後、上総介の鎧から手紙が見つかった、ということで。
 頼朝は読めんとかいって義時に渡します。
 彼は知っていました。
 読み書きの出来なかった上総介が一生懸命、頼朝のために字を練習していたことを。
 その手紙にはこう書かれていました。
 3年のうちにやること。
 田んぼを作る、社を作る、流鏑馬をもっとやる。これすべて頼朝と大願成就のために。

 頼朝は初めて知ったのです。
 一番に自分を慕ってくれていた部下を切り捨ててしまったことに。
 もうほんとに人を見る目のなさといったらって感じだよね。
 せいぜい一生悔やんだらいいと思いますよ。

 余談ですが、大江の子孫にあたる毛利氏、毛利元就も部下の謀反を疑い粛清したが
のちに、その人は忠臣であり謀反の気持ちなどまったくなかったということがわかった、
という出来事がありました。
 元就は一生悔やみ続けたそうです。
 歴史は繰り返すものですね。

 その頃八重は元気な男の子を生んでいました。
 のちの北条泰時って言われてるけど何した人か知らない…(汗)。
 ま、おいおいわかるでしょう。
 鳴き声が武衛って言ってるように聞こえたのは私の空耳か演出か。


 次回第16話。
「男が揃えばどんな場所でも戦場になる」



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