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鎌倉殿の13人

第16話(22/04/24)

 頼朝は新しく生まれた義時の子を金剛と名づけました。
 いやどう見てもネーミングセンス最悪だと思うんだけど、当時では普通だったのかな。
 時政は立派な名前付けてもらってよかったなーと言ってましたが義時は浮かない顔。
 部衛部衛って泣いてたもんね、前回…。
 いやそれ以前に上総介が粛清された方がショックですよね。
 ちなみに時政は一応戻ってきてはいたのですが、頼朝は都合よく、御家人を束ねるのは
時政しかいないとヨイショしていました。
 時政は今の状況をよく把握していて、これからは御家人達はなれあわなくなるぞ、
いつどんな疑いをかけられるかわかったもんじゃない、という。
 こういうことすると身内同士で密告しあいが始まって、「あいつ贔屓されてるから罪を
でっちあげてやろう」とかなって、結局イエスマンしか残らなくなる気がするんだけどな。
 史実はどうか知りませんがこのドラマの頼朝は人を使うという点においては才能
ないですよね。

 時政は北条が生き残る手は一つ、今まで以上に源氏に取り入っていくことだ、と
義時に言います。
 でもこの義時も周りから頼朝にひいきされすぎってねたまれてあれこれ言われたら
どうするんだろう。
 
 政子はりくに、今後御家人の愚痴とかは自分が聞くことになりましたというもりくは、
時政がいるから安心です、と言う。
 ここ対立しそうだよね…。

 そんな中、法皇が頼朝追討の文を出したという知らせが来るのですが、頼朝は
義仲がやらせたのだろう、と言う。
 待機している義経と急ぎ合流することになります。
 範頼を筆頭に梶原が戦奉行としていくことになるのですが…。
 留守は時政と比企が守ると頼朝が言うのへ、時政が言葉を述べようとしたらそれを
さえぎるように比企がおまかせあれと言い出す。
 北条と同じくらい取り立てられたいからあからさまですね。
 義経と合流する一同ですが、和田はイライラしている様子。
 梶原が上総介を斬ったのが許せないと。
 まあねえ。
 で、義経ちゃんと待ってたよーというけど昨夜少し小競り合いがあったという。
 範頼は自分が命じたことにしておこう、と快くとりなしました。
 いい兄貴じゃないか。
 
 で、戦略会議になるも、梶原の指図は受けないと和田が言い出した。
 義経は事情を知りませんから怪訝な顔。
 義時は、頼朝の命令でやったのだから梶原に罪はない、ととりなします。
 不満なら帰れと怒鳴る義時。
 あまりの勢いに、逆に梶原が止める側になってたのはちょっと笑いました。
 そこに、義仲から手紙が届いたというのです。
 見たら、ともに平家を倒したい、と書いてあった。
 義経が「は?」てなるのもわからんではない。
 手紙を投げ捨てようとして一旦とめたのは、そのまま振りかぶったら義時にあたり
そうになったからなのかな?横に捨てましたが。
 そうだとしたら細かい演技だなとちょっと思った。

 義経は使者の首をはねろと和田に命じる。
 梶原はそれは武士の作法に反するというも義経は聞かない。
 これで義仲を激怒させるのだと。
 命じられた和田も気の毒だなあ。
 あと義経は義時に、自分の兵は1000ほどだとニセの噂を流すよう命じていました。

 そして使者の首を受け取った義仲ですが、激昂するかと思いきや案外冷静だった。
 これは自分を怒らせる策だと見抜いていた。
 義経は攻め手を分けて攻めるつもりだと。
 場所も見抜かれてますねえ。
 ただ、義経の兵が1000あまりというニセ情報は見抜けなかったようです。
 この戦勝ったぞといっちゃう義仲。それ負けフラグなんだよね…。

 義経の兵を見た義仲ら、これは1000では効かん、万はいると驚きます。
 情報戦でしてやられたわけですな。
 義仲は京を捨てて戻ると巴に伝えました。
 
 義経はわざと先駆けのいさかいを起こさせて、敵の目をそちらに向けてる間に
畠山の兵を川突っ切らせて突っ込む、という作戦を言ってましたが、その描写は
なかったのが残念。
 コロナだからね…。

 義仲は法皇の屋敷を訪ねるが法皇は隠れていませんでした。
 で、誰もいない場所に向かって義仲は自分が京を去ること、平家追討できなかった
のは残念に思っていること、こうしてあってもらえないのもすべて自分の不徳が原因
である、と言って去るのでした。
 このドラマの義仲はまあまあかわいそうですよね。
 頼朝の策略にはまってしまったという感じで。
 局が義仲のことをちょっとかわいそうと言ってたけど法皇は、手前勝手は平家と
変わらん、と。勝手なのはこの法皇もだと思うんですが。

 義経らの軍は京に入りました。
 法皇に会い、もそっと近こうって言われた義経、階段をだだだって上がったもんだから
周りがびびるびびる。笑えますね。
 法皇は気にした風でもなく、体を休めよというのですが義経はそれはできない、と言う。
 義仲の首を落とし、西にいって平家を滅ぼすまでは休めません、と。
 法皇が義仲に求めてた答えはこれだったんでしょうね。
 法皇ニッコニコでした。

 待機してる畠山は、落ち着いたら嫁探したいなーとか言ってて。
 義時がうちに妹もう二人いるとか言ってます。
 見たことないんですけど…。
 あと和田も既婚者なのに欲しいとか言ってます。
 で、歩いてきた女房を見かけて走っていくも驚かれていた。
 そりゃそうでしょうよ。
 しかしここの伏線うまいなあ。
 
 義仲は巴に義高への手紙を託し、投降するよう伝えます。
 兵に囲まれていた巴をとりなしたのが和田でした。
 気に入ったとか言ってますよ。

 一方義仲は、自害するならいい場所があったと部下からの報告を受けて、一つ心残り
あるなら…と言いかけたところで矢を射られてた。
 びっくりしたー。
 この展開の衝撃さはさすが三谷さんかなってところ。
 
 頼朝は義仲討伐に向かった御家人から報告を受けているのですが
・土肥→何かいてあるかわからない
・和田→絵はかわいらしいがイマイチわからない
・義時→細かすぎて内容が頭に入ってこない
・梶原→整理されていてわかりやすいけど中身は読まなくてもわかってる
お前梶原への態度ひどいぞ頼朝。
 で、義経からは義仲討ち取ったりーという手紙を受け取っているという頼朝。
 つまりカエサルのような、来た、見た、勝った、というシンプルな報告書が良いという
ことですかね。
 
 政子は義仲を討ち取ったという知らせを聞いて、義高は自分が守る、と決意
するのでありました。
 
 さて。
 範頼の陣で平家を攻めるにはどうするかという会議が開かれていました。
 梶原の提案した策を皆は見事だと褒めるも、義経だけはめちゃくちゃにけなす。
 そんなことは誰も思いつくと。
 言い方私大なんだけどねえ。
 義経の作戦を皆が聞こうとすると、全部説明させるのかと不満顔。
 義時がとりなして義経は、方々からあえて攻めて敵の守りを散らすといいます。
 その上で裏をかく、ただしどうするかは現場を見てきめる、というわけです。
 まあいろいろな言われようですが、梶原は義経が正しいと褒めます。
 いろんな感情を飲み込んだ言葉なんだろうなあ。
 義経は上機嫌でした。

 梶原は義時に、義経がいった作戦は本来ならば自分が思いつくべきこと、と
告げます。
 出来た人だなあ。
 義経は八幡大菩薩のような人である、と梶原は言いました。

 義経が義時に、もう一つ作戦を思いついた、法皇に手紙を届けろと言い出しました。
 平家に和議を命じて欲しい。
 法皇に、源氏との戦を避けるよう命じた手紙を書いてもらって平家に出す。
 それが明後日伝わるとなお嬉しい。
 自分はその和議の申し入れを知らなかったことにして平家に攻め込む。
 平家は和議の手紙がきたと油断してるだろうからそこを狙う、というわけです。
 武士の作法からしたらめちゃくちゃ卑怯だけど、戦略家として天才的ではある。
 法皇は和議の申し入れしてーという手紙を受け取ってその裏を理解したらしく、さくっと
動くことにしてました。
 気が合いそうだなあこの二人。
 
 手紙を受け取った平宗盛は和議かーって感じですが、周りは、頼朝を追討せよという
清盛の遺言にそむくことになるととめようとする。
 さてどうですかね。

 義経の軍は山中を進んでおりました。
 山の中育ちだからサクサクいって周りを置き去りにするかと思ったらそうでもなかった義経。
 地元の猟師の案内によるとこの先は断崖絶壁だという。
 義経はこの山を下りる、と言います。
 自分なら出来ると。
 でも梶原は、他の兵には出来ないと言います。
 ところが義経、馬には乗らないといった。
 先に馬をいかせる、その後に人だと。
 馬から降りるののは格好が悪いという梶原に、そんな見栄えなど気にしている場合かと
怒る義経。
 まあそりゃそうだ。
 義経、見栄えを気にして大事な兵を死なせてたまるか、と言う。
 義経が自分だけでも行きそうな勢いだったので、義時は畠山の兵にもついていってもらう
ことにします。
 梶原は、なんであの男だけこんな奇策を思いつける…と言ってました。
 気持ちはわかる。
 ただ義経はもう別格だからなあ。いろんなネジが外れてるという意味で。

 一方八重のとこには三浦が乳飲み子を連れてきて、母親が産後の肥立ちが悪くて
死んでしまったんだけど、自分も出ないといけないからちょっと世話頼むわって強引に
押し付けていってました。
 うーん…。

 2/7の早朝。
 山の上にきた義経は鹿のフンを見せます。
 鹿が下りれるんだから馬が下りれないわけがない!というのです。
 …偶蹄類と奇蹄類という言葉を調べたまえ義経くん。
(この時代にwikiないから!)
 鹿は下りられるけと馬は無理なんですよ。
 馬鹿そろってても同じ目じゃないんですよ…バーカバーカ。(やめなさいよ)

 義経宣言します。
 このクソに命運をかけた!
 かけるな!
 かけていいのはジッチャンの名!

 一方、範頼の方は平和盛の軍勢とぶつかっていました。
 一ノ谷源平合戦最大の攻防らしいです。
 次回やるのかな。
 楽しみですね。

 そして源氏の本陣では宗盛が、わが軍が劣勢ですと報告を受けていたのですが…。
 安徳にここは大丈夫ですから、と言ったいたところに馬のいななき。
 そうです、あの崖を義経は下りてきたのでした。
 馬がかわいそうだよね…。
 俺ら奇蹄類やぞって思ってそう。
 
 義経が生き生きとしてましたね。
 …てか下りてきたみんなは疲労困憊なんだけどこれ戦えるのか。
 むしろここからが本番なんですけど。
 
 
 次回第17話。
「さよなライオネルなんか言わせない」



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