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鎌倉殿の13人

第17話(22/05/01)

 公家達が覗き込んでるシーンから始まったから何かと思ったら、義経がその働きを
法皇に褒められていたからでした。
 策略に優れ、時には危険であくどい手を使うこともいとわない義経は、法皇からしたら
頼朝よりも好ましく見えたでしょうね。

 梶原は義経の戦いがかなり盛られて伝わっていることを危惧しますが、義経は
大して気にしなかった。
 まあそうでしょうね。
 いちいち検証する人などいないだろうし、法皇側としては「こんなことをしたのだそうだ」と
ワイワイ話して楽しみたいだけだから。あの人ら娯楽がないし。

 義時、わが子をかわいいと褒めてますが八重に、それは三浦がつれてきた子だって
言われてあわててわが子を褒めなおした。
 笑えますね。
 そこに、工藤という男がやってきました。
 せやかて工藤。(こっちの工藤は小さくなったり道具を駆使して事件解決したりしません)
 仕事世話してくれよーって言ってたら、後ろからやってきた子らに石投げつけられてたの
めっちゃ笑った。割と本気でいってるだろこれ。
 なんか事情を知ってる八重はあきれてるようですが…。
 石をづふけられつつも仕事を紹介してくれ、という工藤。
 義時引き受けました。
 一方で八重は、孤児になった子や行くところのない子を世話してあげたいと言い出しました。
いいことだと思います。
 北条の評判もよくなるしね。

 さて頼朝。
 片付けることが2つあると言いました。
 ひとつは甲斐の武田。
 もう一つは義仲の息子、義高。
 文字通りの「片付ける」作業をやりたいらしく。
 義時に義高を討つよう命じた頼朝。
 名前が似てるから?(違う)
 天下統一のためには鬼にならないとと頼朝は言いました。
 鬼殺隊、ここに鬼がいるぞー!!!(そういう意味ではなく)

 義時によって義高は幽閉されます。
 いきなり切り殺すのはさすがに出来なかったんでしょうね。
 時政は、上総介の件で頼朝もハラをくくったのだろう、ここで頼朝にたてついたら生きて
いけないぞ、と義時に警告。
 政子は怒り、頼朝に直談判しにいきます。
 頼朝は、義高を生かしておけばいずれ、万寿が狙われることになるという。
 まあ自分がそうやって平家打ち果たしたんだから、義高もやらないわけがないとよくわかって
らっしゃる。
 政子は義高に会い、伊豆山権現にかくまうという提案をします。
 そこだったら頼朝も手が出せないと。
 ま、この時代は神仏を大切にしてましたから、寺にドヤドヤ乗り込んでというのは武士でも
出来なかった時代ですね。
 やらかしたのが清盛ですけども。
 義高は自分を生かしておいてもためになりません、いずれ頼朝を討ちますと激しい怒りを見せる。
 さてこれをどう説得するか…。

 一方義経は検非違使に命じられました。
 え、刀剣乱舞に出るんですか?(違うよ!)
 しかし義経は、官位が欲しくて頑張ってるのではないし、頼朝からも位を与えてやってくれと
言われてませんのでと辞退。
 法皇はこの態度がますます気に入ったようで、頼朝のことは忘れていいから、と検非違使を命じた
のでありました。
 義経喜びいさんで弁慶らに報告。
 皆もたいそう喜んでくれた。
 清盛を越えてやるー!と言ってます。
 あと白拍子きた。
 なんか義経じーっと見てるけど。
 これはもしかして…比企の娘の時のような一目ぼれのパターンか?
 …あ、これが静御前か!
 忘れてた。

 その頃鎌倉では、比企がうちの娘と義経が結婚するという話をしていてホクホクしていました。
 源氏と比企の絆が深まって安心、という比企に時政はちょっと焦っている様子。
 でも政子が結婚してるから大丈夫でしょうよ。
 
 そんな中和田は、義時に会いたいといっている義仲軍の生き残りがいるといいます。
 もしかして和田頼朝に報告してなかったのかな。
 それならそれでグッジョブですが。
 巴が生きていたことを驚く義時。
 巴は義仲からの手紙を義高に渡して欲しいといいます。
 一応中を改めないといけないから義時見たけど、無礼者と怒る巴。
 和田が難なく抑えてましたけど、ここ突然の展開ですぐ意味が読み込めなかったから、
勝手に読むな無礼者くらい入れてもよかったのでは。

 義高は父からの手紙に驚きました。
 そこには頼朝へのうらみつらみなど一切なく、平家討伐ができるのは頼朝しかいない、
恨むようなことはせず、悲願成就を見届けて欲しいと書かれていたからです。
 つーか巴普通に会ってんじゃねーか。
 警備どんだけザルだよ。
 見張りが工藤だからとはいえ…。
 義高は承知した、と言いました。
 父の器の大きさを知ったと。
 そういうわけで伊豆山権現へ逃げることになるのですが。
 義時がいった時は話したくないといってて、政子がいった時には二つ返事で引き受けたの笑った。
わかりやすい子だな!

 まずは女の格好をして逃げ出す作戦です。
 1話で頼朝もやりましたね。
 ここを出たら八重がいつも庭で近所の子らを集めているので、それにまぎれて逃げ出す
算段でした。
 三浦には貸しがあるって言ってたけどそれは、前に東京湾つっきって逃げる時、おいて
いかれたあれかな?

 と、それを話していたら、海野という義高の従者が自分も協力するといってきた。
 いやむしろこの人スルーして話が進んでいたことが驚きだわ!仲間に入れてやれよ。
 
 武田がやってきました。
 息子である忠頼もともなっています。
 彼は平家討伐の時に兵を出して活躍していました。
 武田は自分らも頑張ったのに法皇からの恩賞がなくお前らだけもらってるのはどういうことだ、と
頼朝に詰め寄るも、彼はしれっとすっとぼけました。
 腹の虫が収まらない武田。
 息子の忠頼はこの屋敷のどこかに義高がいるらしいですよ、と伝える。
 武田は早速義高と接触してそそのかし、頼朝に反旗を翻そうといいました。
 ここで見張りが優秀だったら、まずあわせなかっただろうし、頼朝に即刻知らせにいってた
だろうけど工藤だからなあ。
 スルーして通しちゃったんだね。
 まあそれがあとで功を奏するのですが…。

 義高は義仲は頼朝を恨むなと言っていたので自分もそれに従う、ときっぱり申し出を
断わりました。
 安心安心。
 んで誰かがチクったと見えて頼朝は武田が義高に接触したことを知った。
 見張りが工藤と聞いて変えろといわれ、義時あわてて手配にいこうとするも、範頼が
今から戦いの様子報告するんでいて欲しいなーとか言い出した。
 空気読めやぁぁぁ!!!!
 で、大江がいって手配してくる、と。
 それからの義時はもうソワソワですよねー。
 
 政子らも義高を連れ出せなくなってしまい困っていた。
 そこで、頼朝の兄弟である全成を使うことに。
 つまり頼朝に変装させ、義高に会いにきたように見せかけて人払いしたわけです。
 下っ端は頼朝しらんからうまく騙されてくれました。
 急いで服を着替えるよう言われた義高、素っぽい感じで「えっ」てなってたの笑った。

 義時、ソワソワしてて話もまともに聞いてない。
 義仲が割った岩から湧き水が出たらしいという話になり、誰か義高に聞いて来いと
言われたもんだから義時あわてて、いや出たっていってました!とごまかす。
 でも結局聞いてくることになり、比企がいきかけたのを安達がいくと立ち上がりました。
 
 んで話は比企の娘、里のことになり、義経と結婚したら京にいきたいといっていた、など
の話題に。
 そこに安達が戻ってきて、義高に聞いたら確かに湧き水が出たといってましたよ、と
いうことで頼朝たちはご満悦。

 その頃武田の息子、忠頼はまだあきらめてなかったと見えて、義高のところに
こっそりいってました。
 いやなんでいっちゃうんだよマジに。
 んで、海野が寝ていたので身代わりがバレてしまった、と。
 ほんと空気読まないな忠頼。

 義高は女装して逃げ出して八重らと落ち合っていました。
 ここまできたら安心ではありますね。
 その後義時は安達に助けてくれたお礼を言っていた。
 彼も、若い義高が義仲の息子だというだけで処断されるのはおかしいと思っていた
ようです。
 同時に、これ以上御家人の心が頼朝から離れて欲しくない、とも。
 恐怖政治だもんね。
 こういうのって過度のチクりあいになるか、プーチンさんとこみたく罰せられるのを恐れて
正しい情報が上がらなくなるかのどちらかだから本当に。
 見習うならフン族のアッティラか、ナポレオンです。
(気になる方は「ナポレオン 午前二時の勇気」で検索してみてください)

 話がそれました。
 忠頼の報告がいったと見えて、頼朝は義高が逃げたことを知る。
 見つけ次第殺せ、見つけたやつは褒美をやると命令を下します。

 畠山と和田は気が乗らないなーと話していました。
 そこに義時が力になって欲しいといいます。
 今義高はお寺にいて、明日の朝伊豆にいくから時間を稼いで欲しいというのです。
 つまり、「義高は信濃に戻ろうとするはずだからそっちを探せー」という陽動作戦を
やって欲しいというわけですね。
 真実を知ったら処罰される可能性もあるだろうに、快く承知してくれたのは心強いですよね。

 ところが。
 三浦と義時がやってくるとかくまわれていたはずの寺にはいなかった。
 手紙が残されていました。
 義時をやっぱり信じられないから信濃に戻って暮らすと書いてありました。
 よりにもよって陽動かけたとこにいくとか…バカすぎる。
 そして山中で兵に見つかった義高は、刀を抜こうとするが、大姫のまりのヒモがひっかかって
抜けなかった。
 なんとも皮肉なものですね。

 怒鳴り散らす頼朝のとこに、政子が大姫をつれてやってきました。
 それはダメだという頼朝だけど政子は、大姫の強い望みだと。
 政子も今御家人同士おびえ疑いあっている、ここで信じる心を与えてやって欲しいといいます。
 大姫の必死な様子に頼朝も折れ、生きて捕まえるよう知らせを出せというのでした。
 あと実衣が一筆書いていただきます!ってきたの面白かった。
 面白かったんだけどな…。
 義時がやってきて実衣に大姫を遠ざけるように強く言う。
 その迫力がすごかったですね。

 頼朝の前に現れたのは光澄という武士でした。
 首樽をどっしりと置いて義高を討ち取った、と得意げに報告。
 まあ…この人に罪はないんだなあ…。
 これは天命であると頼朝は言ったけど政子は絶対に許さないといって走り去りました。
 大姫も知らせを聞いたのでしょうね。
 頼朝が書いた証文をぐしゃぐしゃにしててかわいそうだった。
 
 そして義時はとある命令を受けました。
 これはできん、と言ってるのは多分光澄への処分の話でしょうな。
 武田に関しては同情もなかっただろうから。

 で。
 義高が逃げたことをいち早く知らせた忠頼が頼朝に呼び出されました。
 よくやってくれた、ということではありますが。
 こいつもバカだなー。
 本当に褒められると思ってやってきたのか。
 頼朝は義高をそそのかしたとしてこの場で忠頼を成敗しました。
 そらそうなりますよね。
 頼朝も薄々は何が起きていたのか知ってたんだと思います。
 でも、政子が逃がそうとしていた、ではあれだから、武田がそそのかしたということに
して処断するのが早い、と思ったんでしょう。
 武田を制することにもなりますしね。
 
 そして光澄も成敗された。
 理由としては、頼朝が生きて捕まえてこいといったのに殺したこと、政子が許さなかった
から、こんなところでしょう。
 なぜと叫んでいたけど確かにこの人はとても理不尽な殺され方だと思う。
 工藤は鎌倉は怖いところだ、自分にあわないといいました。
 義時は出て行けばいいという。
 自分にはここしかないのだ、とも。
 兄の悲願も背負ってますからねえ。

 武田から起請文を預かった義時。
 謀反の気持ちはなかったと報告しておきます、と義時は言うけれども武田は、謀反とは
主と家人の間に成り立つもの、自分は頼朝の家人になったつもりはないという。
 それはそうですね。
 ただ調子こきすぎたというかそのタイミングが最悪だったって感じですな。
 
 政子は光澄が殺されたことに衝撃を受けますが義時は、あなたが許さないと発言することは
そういうことなのです、と忠告します。
 我等はもうかつての我等ではないのだと。

 そのあと義時はわが子を抱きしめてましたが、赤ちゃんが好き勝手ベタベタ顔触ってたのが
かわいらしくてよかった。
 
 
 次回第18話。
「ケンカの横槍は危険」



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