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鎌倉殿の13人

第23話(22/06/12)

 今回はなかなかお見事と思った三谷節でした。

 義時は巻狩りの際の配置についていろいろ頭を悩ませていました。
 そしてここで時政に話をしようと、時蓮に「2人で話がしたい」とやっかいばらいしようと
するんだけど、時蓮が勘違いして父に向こうに行くように言ってて笑いました。
 お前だよ。
 で、時政に敵討ちと称して謀反の計画があるが知っているかと聞く義時。
 時政は驚きます。
 そりゃそうでしょうね。

 そして巻狩りの日。
 成長した万寿は頼朝とともに政子らに出立の挨拶を。
 先週子供だったのになあ。
 巻狩り開始までの数ヶ月にここまで成長するとは。←
 で、大姫が怨念がどうのと相変わらず物騒なこと言ってます。
 範頼は留守が自分が守る、というのでした。

 ここで巻狩りの説明入るのはいいんですけど、たぬきが逃げ惑ってたのはかわいそうだった
からやめてやれとはちょっと思った。
 で、万寿もさっそく狩りをするのですが絶望的にヘタクソだな。
 金剛と鶴丸はやっぱりうまかった。
 さっそく獲物を狩ってきて頼朝に報告!とか言ってたのですが、空気読める義時は
やめておけと止めるのでした。
 
 そして頼朝が宿泊するとこを掃除していた時政のとこに畠山が着ました。
 敵討ちと称した謀反を止める計画に加わるんですね。
 
 翌日。
 万寿まだ獲物をしとめられず。
 手配した北条の責任とまで言われる始末。
 義時が夜、どうしたもんかと考えていると比奈がやってきて、鹿がいる場所に対しての
アドバイスをくれるんですね。
 そして夜下見に出かけたらイノシシに遭遇してしまう。
 ここで比奈が義時にアドバイスをくれるんですが。
「ゆっくり背中を…」っていうから義時振り向こうとして「向けないで」って言われてあわてて
イノシシに向き直るの笑った。
 比奈さんちゃんと言ってください!
 まあ結局逃げたんですが。
 猪突猛進というだけあってイノシシはまっすぐ突進してくるから横によけて助かりましたね。

 さて万寿。
 鹿の群れに矢を放つもやっぱり当たらない。
 御家人がわらわらとアドバイスに沸いてくるのめちゃくちゃ笑いました。
 いい人なんですけどね。
 頼んでもないのにいらんアドバイスしてくるゴルフ場のおっさんらか。
 で金剛、やってみろといわれて空に向けて矢を放つと鴨が射られて落ちてきた。
 得意満面の金剛、あちゃーって感じの義時。
 金剛君、空気読むって知ってる?

 万寿とうとういじけて陣に戻ってしまいました。
 梶原は矢を射るばかりが狩りではないと毒餌をまくことを提案しますが、万寿は弓で
獲物をゲットしたいんだ、と言いました。
 まあそりゃそうかも知れませんね。

 というわけで。
 動かない鹿を用意してくれと言われて義時が用意したのは、金剛がしとめてきた鹿で
作ったハリボテでした。
 頼朝は知らないから大丈夫!と言ってる後ろに頼朝いるんですけど…。
 めっちゃ笑ったわ。

 八田さんが一晩で仕上げてくれました!
 んでこれを隠れてひっぱって、万寿の矢ははずれたけど隠れてた人が矢を射てあて、
倒れたように見せかけるという感じで。
 みんなは万寿を褒めるけど彼は聡いから大人の思惑に気づいたみたいで、あまり
喜んでいない様子でした。
 この撮影の裏側が火曜の夜、30分番組で放送されるみたいですよ。
 …接待ゴルフやね。

 慰めにやってきた金剛に対し万寿は、自分は弓の達人になってみせる、と決意を新たに
するのでした。
 いい子ですね。
 そして決意のために矢を放っています。
 あーた周りに人がいるのにそんなことやったらダメよ。

 と思ってたら次のシーンで比企に当たっててめっちゃ笑いました。
 万寿様、ホームラン!

 万寿が一応獲物をしとめたということで祝いの席にて義時と金剛が語らっていると
工藤がやってきた。
 こいつほんとうっとうしいな。ちょっと前まであれこれ言ってたのに、頼朝に気に入られた
からって図にのってるね。
 で、工藤は義時に比奈の居場所を聞きだします。

 比企から万寿が獲物をしとめたという報告を受けた政子、そっけない感じですが、
大姫と2人きりになってとても喜んでいて良かったです。
 
 そして5/28の夜。
 事件は起こった。
 比奈の居場所を工藤から聞き出した頼朝が、比奈の寝所に行くといってきかないわけです。
厳しく家人から叱られるも、どうしてもいきたくてたまらない最低の頼朝は、工藤に身代わりを
頼んでそそくさと出かけた。
 家人が見回りにきた時、頼朝の寝所にいたのは工藤だったんですね。
 彼としては頼朝に恩を売れたわけで、これから出世の道が開かれたと思ってるでしょうな。

 しめしめと比奈がいるところにやってきた頼朝ですが。 
 そこには義時がいた。
 工藤が比奈の居場所を聞き出した時から見当つけてたんでしょうね、義時。
 義時は、自分に比奈をあわせておいてよくそんなまねが出来ますね、と呆れ顔。
 頼朝は、あれは政子が言い出したんだって感じだけどまあ状況的にどう言い逃れも
出来ないですよね。
 そういうわけで帰る頼朝ですが…。
 義時、なんかすっかりなついてしまった比奈をなんとかなだめて外に出るも、頼朝は
もういませんでした。
 ここのやり取りは笑ったなあ。
「(付き添いは)無用である!」とか。

 その頃曽我兄弟が頼朝の寝所に迫っていました。
 仁田が気づいて止めて斬り合いになります。
 ほかの連中は頼朝の寝所に行くも、そこには畠山の兵が待ち受けていた。
 ここめちゃくちゃかっこいいのに、寝所に兵侵入してますけど…。
 彼らは寝ていた人間を討ち取り、「頼朝を討ち取ったぞ!」と勝どきをあげます。

 義時は知らせを聞いて万寿を守れ、と金剛とともに万寿のところへ。
 彼は落ち着いていて、謀反が起きたのならむしろ政子が心配だからとすでに兵を
半分鎌倉に送ったという。
 そして義時には、頼朝が本当に殺されたのか真偽を確かめろといい、金剛は自分を
守るためにここにいろと指示。
 立派ではないですか。
 狩りの腕はなくても政治的采配はすでに頼朝以上ですよ。
 あいつ下半身で行動することがある分、万寿の方がすばらしい。
 
 頼朝の寝所にいった義時は仁田とあいます。
 生きてたか。
 ただ頼朝が討ち取られてしまったと仁田真っ青。
 庭には首のない死体が転がっていました。
 ………後ろから頼朝きましたけど。
 え?これドッキリGPですか?(違うね)
 彼は比奈のところから戻る最中雷雨のためどっかで雨宿りしてたのでした。
 やれやれ。
 
 ところが鎌倉の方が一大事になっていた。
 政子は万寿の心配をするもりくは、ここが危ないと指摘。
 範頼は全力で鎌倉を守ると宣言します。
 頼朝が死んだと聞かされた比企はあいつらやりよった、と大喜び。
 万寿を次の鎌倉殿に、と言ってます。
 ところが万寿も討たれたという知らせが入り、嫁は範頼を次の鎌倉殿にと言い出す。
 そして実衣の方は、次の鎌倉殿は…実朝とワクワクしてんですね。
 全成がたしなめてますがさてはて。

 範頼は比企からの提案にそれはできないと断わる。
 まだ頼朝の生死がはっきりしないからと。
 大江もそんなことはダメですととめます。
 そりゃそうでしょうね。
 ところが範頼に三善が自分が何とかするといってくるんですね。
 帝に、頼朝死んだから次自分が鎌倉殿になりますって報告したら大丈夫だから、と。
 あーあ。

 梶原は捕らえた曽我兄弟の片割れ(もう1人は襲撃時に死亡)に、頼朝は生きていることを告げます。
 時政はなんとか曽我を助けたいというも、義時はそれは無理でしょうと。
 ただこのまま斬首するといろいろ頼朝にも問題が出てくるので、ある作戦を提案する義時。
 それは、謀反ではないと頼朝に報告することでした。
 もともと曽我兄弟は工藤を仇としてあだ討ちしようとしており、今回はそれを成し遂げたのだと。
 謀反に見せかけた敵討ちだった、という筋書きにしたわけです。
 頼朝としても、自分が平定したと帝に報告した以上、揉め事が起きるのは体裁が悪いという
ことでその案を飲むことにしたんでしょうね。
 というわけで、敵の工藤を討ったすばらしい話と語り継いでいこう、と曽我に告げる頼朝。
 ただ騒がせた罪として斬首は免れないようですね。
 
 頼朝は義時に改めて北条は今回関わってないのだな、と確認。
 義時も今回は家に関わることですから違うとキッパリ。
 頼朝は天に守られているという義時ですが彼は、今回は天の導きを感じなかったという。
 今までは危うい場面で助かった時、はっきり導かれていると感じたけれど、昨日はまったく
そんなことを感じなかった、たまたまだと。
 世の中を平和にして自分のなすべきことはなくなったという頼朝。
 それを探すのも大事なんじゃないですかねー。

 あと義時は比奈とイノシシの一件以来仲良くなってました。
 というか八重を忘れられない義時に対して比奈が一方的に思いを募らせている感じ
ですが、自分を見てくれなくてもいい、自分が義時を慕っています、という彼女の言葉に
昔八重を慕っていた頃の自分を見たんじゃないでしょうかね。

 さて。
 この件はこれだけで収まらなかった。
 自分の留守に(頼朝が死んだものとして)範頼が鎌倉殿として采配をふるっていたという話を
大江から聞いた頼朝。
 範頼への疑いを募らせていました。
 比企が悪いんだけどね、誰も気づいていないのがなんとも。
 この人ら早くなんとかしないと…。


 次回第24話。
「大人の階段は昇り階段とは限らない」



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