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鎌倉殿の13人

第26話(22/07/03)

 頼朝は落馬して意識不明でした。
 義時らは、どうなるのかはっきりとしたことが知りたい、と医者に詰め寄りますが、医者は
神仏の加護があったとしてももって数日だろう、と。
 この時代そこまでわかるだけでも大したものですよ。
 しかし今と違って点滴とかも何もなく10数日生き延びるとは生命力強かったんだなあ
意外と。

 義時は畠山と梶原に、もう助かる見込みはない、早急に頼家を主軸とした政の形を
定めると打ち明け、頼朝のことについては固く口止めするのでした。
 この2人は信用できるんだけどね…。
 あと、落馬を目にしたものについては拘束するにしても、医者は殺さず金銭を与えて
黙らせることにしましょう、と畠山が言ってたのはよかった。なんでもかんでも殺されちゃうとね。

 政子は気丈でした。
 泣いてる安達をたしなめていた。
 ただ、時連に「頬に赤みがさしてきてる、いい兆しだわ」っていった時に後ろで安達が首を
振ってたのはひどいと思いました(笑)。
 で、頼家は狩りに出かけてて戻ってきてないのですが政子は、息子の声を聞いたらきっと
目覚める、と言ってます。

 時政はよしきめた、といって出て行くのですが…。
 ちなみに義時は事情をしる彼らにも口止めしてましたが、口の軽い彼らが従うはずもなく…。
 義時は比企を呼んで話をします。
 誰にやられた、と言ってたけどまあそれくらい誰かに殺される可能性の方が高かったんでしょうね。
 恨まれてる心当たり多いもんね。
 んで内密にというのだけど次カットで家族にばらしてる始末。
 早すぎるんだよお前は。
 比企では、頼家が鎌倉殿になればせつが御台所だとウキウキワクワク。
 つつじの話知らないもんね。

 時政は三浦の父に話していました。
 やっぱりな。
 で、水垢離するというも秒であきらめた。
 当たり前だ、あぶねーよ。
 孫の父親のために何かしてやりたいという気持ちはわかりますけどね。
 巻き込まれた時連もかわいそうだな。
 で、りくは頼朝は助からない、前にあなたは頼朝が死なない限り北条は安泰だといった
けれども、その頼朝が死ぬ今、比企にすべてをもっていかれる、とたきつけます。
 うーん。
 それでりくが提案したのは、全成を次の鎌倉としてすえることでした。
 頼朝の実弟だから資格はあるわけですね。
 まあ確かにほかの弟いなくなっちゃったしな…。
 頼家もああ見えてまだ10代前半設定らしいので、次の鎌倉にすえられたら比企がバックに
つくのは間違いないでしょうしね。
 おかしいな、頼家成人男性に見えたのですが…(シッ)。

 そんなことが起きているとは知らない義時は大江に、頼家が後を継ぐにはどうしたら、と
言ってました。
 ちょうどいい見本がこないだあったじゃないか。
 頼朝が死んだものと思って自分が次の鎌倉殿ですって朝廷に使者送ってた人が。
 大江は朝廷に頼家が次の鎌倉殿になることを申請すべきと言います。
 ただし、喪中だと無理なので頼朝が死ぬ前に申請しなくてはならないと。
 喪中はケガレであるとされ、神である天皇にそのケガレを近づけてはならない、という
考え方でしょうね多分。

 義時のところに三浦が、頼朝死ぬらしいなとやってきた。
 ま、父親に知られたらここにもいくわな。
 義時は、つつじと頼家が結婚して子供が生まれたら、その乳母父を三浦から出せと
言ってきます。
 比企の力がこれ以上強くならないようにしたいんでしょうね。
 これから北条と比企のいさかいは大きくなる。そこら三浦が間に立ってほしいのだ、と
義時言います。
 三浦はその乳母父の話は頼朝が考えたことにしてくれという。
 確かにその方が角が立ちませんね。
 生前につつじとの婚姻も認めていて、さらに三浦に乳母父を頼んでいたということにすれば。

 全成と実衣はすっかり舞い上がってしまっていました。
 この2人も権力を手に出来ると思ったら変わってしまうのか…。

 その頃八田が義時に、葬儀の場所についてこっそり相談していた。
 この頃火葬ってあったんだ。
 逆にちょっとビックリした。

 義時、時政のところにいくと、次の鎌倉殿は全成でいくからな、と言われてびっくりします。
 それは父の考えなのか、と聞くとりくの考えだと怒ってるし。
 うーん。
 北条と比企の板ばさみになるな、と比奈に言ってたけど彼女は大丈夫と答えました。
 北条の身だからと。
 さてどうですかね。

 頼家ようやく戻ってきました。
 auに障害出てたからね。連絡取りづらい状態だったんでしようね。
 ただ頼家は義時に、あれは助からないと冷静に告げます。
 頼朝危篤のうわさがもう広まっているというので逆に公にしてしまえ、と頼家は命じるの
ですが…。
 選んだやつが悪かった。
 頼朝の、その日何をして何を食べたか、を朝から報告すればいいと思ってる間抜けだった。
 これじゃ御家人も何が言いたいんだって怒りますよね。

 三善が臨終出家の話をしてきました。
 極楽にいくためのものですね。
 その剃髪をしたら中からこれが出て来た、と三善は政子にあるものを渡します。
 それは、比企尼には投げ捨てたといっていた仏像でした。
 彼はちゃんと大事にもっていたのです。
 
 政子は初めてお会いした時に出した食べ物をもっていこうとしていました。
 実衣が、全成が次の鎌倉殿になろうとしていること、自分も御台所としてやっていこうと
思うみたいなことを言うけど、政子はあなたには無理と言いました。
 確かに政子も今まで紆余曲折ありましたからねえ。実衣では確かに私も無理だと思います。
器が違う。

 政子が看病疲れでうとうとして目覚めた時でした。
 縁側に座った頼朝が「これは、なんですか」と聞いてきたのです。
 出会ったときの会話そのままだったんですね。
 政子は喜んで人を呼ぶように命じた。
 けれども戻ってきたら頼朝は倒れていた。
 死の間際に目を覚まして起き上がったのか、はたまた政子の見た幻だったのかはわかりません。
 でもこういう演出は素敵だなと思います。
 最後に頼朝が政子に対して意地を見せたというか、思いを見せたというか、そういう解釈がしたい。

 安達が誰もいない上座をながめてぽつーんとしてるシーンがなんかかわいそうだったなあ。
 義時は安達に、骨壷を収める役割をやって欲しいと頼みました。
 そうですね、頼朝も安達だったら異存はないと思う。

 和田と畠山はあまりにもあっけないといってました。
 馬に振り落とされたんだってーと。
 なるほどこうして噂話は広がっていくのか…。

 次の鎌倉殿が頼家になると知った時政は激怒していました。
 頼家が成長するまでは全成に鎌倉殿をやらせて、成長したら交代すればいい、と。
 果たしてそんな簡単にいくでしょうか?
 義時が割って入り、政子にあとをゆだねましょう、と言います。
 政子は自分は政に口を出すなと言われてきた、というも、もうそういう立場なのです、と義時は
言って聞かせます。
 頼家は頼家で自信がないと言ってるし。
 そんな頼家に政子は、初めて鎌倉にきた時ここに頼朝と立って決意を新たにしたのです、
私と義時が支えますから大丈夫ですよ、と背中を押すのでした。
 
 このあと頼家、梶原と会ってたから何かと思ったら、梶原に言われた通り、一度は自信がないと
辞退してそのあと受けたぞ、と。
 お前人に言われないとできないのか…。
 頼家は御家人を集めて自分が次の鎌倉殿としてがんばりまーすと宣言し、比企は小さくガッツ。
時政としては腹立たしいでしょうね。
 義時に北条家の人間がめっちゃ怒ってます。
 孫が鎌倉殿になったんですよといっても、あれは比企に取られたようなもんだろうがと。
 いやその頼家も別に比企の話聞くつもりはない感じなんだけど…。
 
 時政は、北条あっての鎌倉だ、と言いますが義時は、鎌倉あっての北条である、と言います。
 鎌倉殿を支えていかなければ北条の繁栄はありえないのだと。
 一番近くで頼朝を見ていた彼がそういうのですからそれが事実に近いと思うんだけどねえ。

 こうして北条と義時は袂をわかったような形になってしまいました。
 なんか勝手に期待して勝手に裏切られたって言ってるだけにしか見えないんだけど。
 実情を見ようともせず、こうなるに違いない、こうなってくれるはずだって期待しておいて、
そうならなかったら裏切られた!て。
 この話における比企は大嫌いだけど彼らはちゃんと自分らがのし上がれるように手を打ってる
からね。身内の娘を源氏の連中と結婚させたりとか大江らと仲良くなっていこうとしたりとか。

 りくは頼家はいずれボロを出します、出さなかったら仕向ければいい、と時政をたきつけて
います。
 いやだねえこういう画策。

 義時のところに頼時がやってきました。
 彼は頼朝は馬から振り落とされたのではないですね、と言う。
 先に失神していて馬から落ちたのではと。
 なんだと!?コナンくんか!

 義時は鎌倉を離れる報告を政子にしにいくのですが、これからの鎌倉、そして頼家を助けて
欲しいと懇願され、残ることにします。
 まあ敵しかいなくなったようなもんだしね…。


 次回第26話。
「光と影の将軍」



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