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鎌倉殿の13人

第28話(22/07/24)

 ここで重大なお知らせだよ!
 鎌倉殿の部下13人が揃ってたのは今日で最後だよ!
 びっくりだよねー!

 ある兄弟の揉め事が上がってきていました。
 太郎次郎兄弟がいて、太郎が「次郎に不当に土地を奪われた」といい、次郎は「親から
ここを自分の田畑とせよ」と言われたと。
 どちらの言い分が正しいかというわけです。
 そこに時政、比企がそれぞれの肩を持った発言をするもんだからややこしくなり。
 ただ八田が「ここは20年以上前から次郎がずっと耕してきた田畑だ」と言ったことで
次郎有利になるわけです。
 あと和田と比企が言い争いになって「表に出ろ」「表に出ろといわれてろくなことになった
ためしがない」とやりあうのは面白かったですね。
 あと筆記が全然追いついてない。
 裁判の速記の人呼んできてー!
 そういうわけで梶原が一喝し、詮議はやり直しとなります。
 本当に何一つ決まらないな…。

 そして頼家はますます不信感を募らせていました。
 だめだこいつ。頼朝みたいな柔軟さがまったくない。
 彼は御家人を信用してなかったけどそういう態度はあからさまに出さず、みんながいる
ところで大いに褒めたりしてましたからね。
 決して恥をかかすようなことはしなかった。

 で、頼家は自分が選んだ御家人の息子らにいろいろ仕事をやるよう命じてるのですが、
時連に「お前が一番年下」って言ってたのは笑った。
 一番年上なんですけど。
 政子も話を聞いて呆れています。
 梶原は今は好きにしてもらおう、と言ってます。

 そして政子を不幸が襲った。
 次女の三幡が病でなくなってしまったのです。
 大姫といい三幡といい女性が立て続けになくなってるのは遺伝性の疾患でもあるのかな?
 そこらはわかりませんが。
 んで頼家は狩りにいってたと帰ってきた。
 こいつほんと肝心な時にいないなあ。
 
 実衣は結城とともにウキウキしながら琵琶やってました。
 全成が影からムキーってなっててかわいそうだったな。
 この人自体は別に何も悪くないのにね。
 てか実衣も内情ぺらぺらしゃべってるの怖いんだけど。
 そういうところやっぱり御台所向いてないよ。
 で、結城は自分も悩みがあると打ち明ける。
 それは、たまたま先日仁田と話をしていて、頼家に仕えるのはどうもみたいなことを言ったら
それを善児が聞いていて(というか雑用でそばにいた)、梶原に話がいき、謀反の心ありとして
謹慎を申し渡された、というのです。
 そりゃそうでしょうよ。
 うっかりそんなこと言うほうが悪い。
 実衣は自分が何とかする、と安請け合いしていたのでした。

 そして頼家の側室せつはつつじのとこに頼家がいってないかどうか聞きに行ってた。
 バチバチ火花散っておりますなあ。
 で、彼女が妊娠してることを知ると、食事は冷ましてから食べるとつわりも和らぐようなことを
アドバイスしてた。
 それくらいの心はあるんだろうけどどうもせつは好きになれない。
 その頃頼家は、ゆうという女性の家にいた。
 …安達の息子の妻らしい。
 こいつ…。
 頼家はゆうを手に入れるためある案を考えたのですが、義時の息子頼時は一生懸命
止めようとする。
 しかし彼は耳を貸さなかったため、頼時は梶原に急いで報告する。
 梶原は義時を呼んで来るよう言います。
 
 さて。
 頼家は安達親子を呼び出して息子に、ゆうを気に入ったからくれと言ってました。
 ここで安達がかっこよかったんですよ。
 頼朝にずっと仕えてきたからその息子である頼家に異を唱えるなどもってのほか、
しかしこれだけは絶対に承服できないと言い放つ。
 頼家は安達親子を外に連れていって首をはねろと命じる。
 動揺する時連ら。
 そこに梶原がやってきた。
 そんなことをすれば御家人が黙っていないと。
 さらに義時が政子を連れてきた。
 状況としては友達からマンガを取り上げているジャイアンの前にジャイアンのかーちゃんが
現れた感じですね。
 政子激怒しております。
 せつ、つつじの前でもそれを言えますか、と。
 義時も、安達ほど忠義の心を持つ人間を知らない、こんなことで首をはねるのは絶対に
許されない、と怒る。
 おそらくですがこの時もう、義時は頼家を見限ったのではないか、と思います。
 こんな暴君をもう支えていけない、みたいな。
 頼朝だって浮気はしまくってたけど、人妻を無理に別れさせる、召し上げさせることは
してませんでしたしね。
 浮気のために人を殺してもいいみたいな横暴だけはしなかった。

 頼家は梶原に父だって同じことをしてただろう、何で自分だけ咎められるという。
 そりゃあんたは地位に物を言わせて無体を働くからだよ。
 こんなバカボンボンだったかなあ。

 梶原は、やはり結城には死んでもらおう、見せしめが必要だという。
 しかし大江は待ったほうがいいと言います。
 義時もやりたくはなさそうですね。
 上総介のこともあるしね。
 実衣は結城を助けて欲しいと言います。
 さてどうするか…。
 ここで三浦が暗躍します。
 梶原を糾弾する訴状を作ろう、というわけです。
 実衣が三浦に対してうさんくさいとかいっててこいつほんと失礼だなと思いました。
 で、畠山は自分も手伝いたい、裏に回りますというけど三浦に、お前は見栄えがいいから
目立つといわれて「そうですか、やはり見栄えが」って自分で言っちゃってたのちょっと笑った。

 そういうわけで訴状を作ることになるわけですが。
 りくは紙の一番最後に時政の名を書かせるんですね。
 エンドクレジットの最後に出てくる大物かよ。
 でーんと最後に時政がいたら皆書くでしょう、ということなのですが…。
 三浦、比企には一番最初に書かせてて笑った。
 うまいな。

 和田がみんなの署名集め始めて義時は大事にするなといっただろう、って感じ。
土肥がやってきてなんでこんなことしてるんだというわけですが。
 あれ、この頃もう土肥さん亡くなってなかったっけ。記憶違いだったらすみません。
 まあいいや。
 あと千葉の爺さん元気だったの笑った。危うくお迎えの支度するとこだったとかいってたけど
まだまだ死にそうにないですね。
 そういうわけで沢山の署名が集まったのですが、りくはそれを見てスーッと最後の時政の
名前だけ切り取って破り捨ててしまった。
 何かあった時に咎められては困るから、というわけです。
 策士だなあこいつ。
 三浦も自分の名前消そうとしたけど間に合わず。
 ま、そういうわけで訴状は出されるのですが…。
 あと比奈が新たな争いの始まりでなければいいのですが、と盛大なフラグ立ててた。

 大江はその訴状をすぐに頼家にはあげませんでした。
 梶原のことを不憫に思っているといいます。
 気持ちはわかる。
 義時は梶原のところへ行くのですが梶原は、頼家を信じていると言う。
 さーてどうなりますことやら。

 梶原があげた結城の謀反の可能性については否定され、訴状は無効とされることに。
 そして梶原についてですが、何か申し開きがあればと言われ梶原は、恥じ入ることは何も
ない、とキッパリ言います。
 ところが頼家は、梶原を許したらこの署名した66人に申し開きが立たないといって謹慎を
命じてしまう。
 暗君ですなあ…。
 こういう時頼朝だったら、梶原を適度にたしなめつつ署名した66人にもフォロー入れてたと
思うけど。

 京では後鳥羽が梶原有能そうだなちょっとスカウトしてきて、と言っていました。
 こいつほんとどこで情報手に入れてんの。

 屋敷の梶原を訪ねた義時。
 梶原は己を過信した結果だ、と言います。
 そして上皇からスカウトの手紙がきたと見せる。
 義時はここにいてもらわないと困る、と説得します。
 この時梶原泣いてたけどどういう気持ちだったんでしょうね。
 今まで働いてきたのに簡単に裏切られた悔しさなのか、義時がそれでも信用して
くれていることへの感謝なのか。

 その頃三浦は結城に姿を隠すよう言っていました。
 自分の思惑通り進んだと。
 彼は結城のトラブルを利用して梶原をこの鎌倉から駆逐したかったのでした。
 動きがうっとおしかったらしい。
 さすがラスボスめいた感じを出してきましたね。
 
 頼家は梶原を呼び出し、京からの誘いがあったことをなぜ報告しなかった、報告しなかった
ということは行く気があるということだ、と梶原に言います。
 梶原、結構にございますといった。
 範頼ももう結構って頼朝に言ってたなあ。
 頼家は梶原に奥州への流罪を申し付ける。

 翌年の正月のことでした。
 義時は比企の館に内密に呼ばれます。
 一幡を梶原がさらったという連絡が入ったのでした。
 梶原に会いにいった義時。
 彼は奥州に行くと見せかけて京に行く、京についたら一幡は送り返す、と義時に言います。
 義時は自分が何とかうまく手配しますから、と言うも梶原に信じるわけにいかないといわれて
しまった。
 京からスカウトがきてるのを頼家に知らせたのは義時だろう、と。
 
 義時は梶原が京に行けば頼家が討伐軍を送るはず、そうなると朝廷と対立することになると
考え頼家に知らせていた。
 本当に京に行く気があるなら見せずに手紙を破り捨てるべきでした、と言う義時。
 それがわからない梶原ではないだろうに、なんかとめて欲しい気持ちもあったのかも
知れないですね。

 梶原は言います。
 刀は使い手によってなまくらにも名刀にもなると。
 自分がなまくらではないことを証明したかったのだと。
 上総介の屋敷に義時が頼朝に力を貸してくれるよう訪れた時、出会った折にも
彼は言ってましたね。
「刀は斬り手によって名刀にもなればなまくらにもなる、斬り手の腕しだいだ」
 つまり頼家は刀をうまく使えないということなんでしょう。
 梶原がなまくらなのではなく、使い手がド素人だったって話です。

 梶原は一幡を返し、このまま奥州に行くと言い放ちます。
 義時は回りに声をかけ道をあけるよう言った。
 梶原は義時に、かつて上総介の前でお前はこういったな、と言う。
「我等は坂東武者のために立ち上がった。源氏はただの飾り。それを忘れてはいないな」と。
 そして己の道を突き進めといい、義時に善児を受け渡します。
 いやこんなん渡されましても。

 梶原が出て行ったあと義時は頼時に兵を整えろと言います。
 梶原は奥州には向かわず京に行くはずだ、東海道で迎え撃つぞと。
 梶原もそれをわかっているんでしょうね。
 戦場で死にたいという梶原の願いをかなえるつもりなんでしょう。


 次回第29話。
「ラーメンのために並ぶんじゃない。自己満足のために並ぶんだ」



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