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鎌倉殿の13人

第3話(22/01/23)

 思うんですけど、今回の大河ってタイトルが現代っぽくていいですよね。
 どことなく銀魂らしさもある。
 というか見ててあの人登場にびっくりしました。
 もっと今後の歴史に関わっていくのかと思ったら今回で退場しちゃった。残念。

 さて。
 京では激震が走っていました。
 ああ、先日大きな地震あったもんね。(違うよ)
 後白河上皇が清盛によって幽閉されていたのです。
 そんなんあったんだ。すっかり忘れてるなあ。
 そして清盛はわが子を帝につけていたのでした。
 名は安徳。
 悲劇の帝ですね。

 伊豆では頼朝は政子と結婚し、女児をもうけていました。
 この子がかわいかった。
 で、りくにももうすぐ子が生まれるらしく時政はほくほくだけどくさいから寄らないでって
双方から言われてて笑う。
 まあ…つわりだといろんな匂いに敏感になるし、政子もわが子にくさければ近づけ
たくないというのはわかるけどパパかわいそう(笑)。

 時は治承4年。
 異常気象で飢饉の気配が忍び寄っていました。
 そして北条家もいろいろあるようで。
 八重は下人に嫁がされたのですが、その屋敷が北条家の目と鼻の先にあった。
 伊東の嫌がらせか何かしりませんが、政子も内心穏やかではないでしょうね。
 また、狩りから帰ってきた人たちが、変な坊主を見た、というのです。
 頼朝の父である義朝のどくろを持っていて、源氏の再興を唱えて回っていると。
 で、そんな縁者いたかなーって感じの頼朝ですが、いかがわしいなりとか言われて
叔父ではないかと思い当たった不様子。
 その叔父が頼朝へ会いにやってきました。
 彼は、以仁王が京で挙兵するとのことで各地の源氏に手紙送ってる、それを頼朝に
持ってきたというのです。
 以仁王は後鳥羽上皇の息子であり、ジャイアンです。(合ってるけど違う!)
 このたびラップで平家を打ち倒し、頂点に立つべく立ち上がりました山田一郎です!
 ブラザーのため、アイドル高田ちゃんのため戦う男、東堂です!(どこまでやるの)

 …冗談はさておき、以仁王を助けるのは、清盛からも信頼の厚い源頼政だといわれ
頼朝は家族に意見を聞くことにします。
 政子が熱心に手紙を読んでたけど、終わって「読めませんでした」って言っててめちゃくちゃ
笑った。緊張感ないなー。
 時政に頼政はどんな人物か頼朝尋ねます。
 時政は、国主だった頃の態度が嫌だった、気に食わない男だと評価。
 頼朝はそれを聞いて挙兵には加わらないといいます。
 まあそんな人間だと人望はなさそうですよね。
 上の人間には擦り寄って、下の人間はぞんざいに扱うのが透けて見える。
 頼朝、人を見る目は確かにありそう。
 
 なぜ挙兵しないのかという義時の兄に対し、そんな人間では人はついてこないから、と
言う頼朝。
 清盛もどうせすぐ死ぬ、そうなったら自分は京に戻れる、と頼朝は言います。
 兄がまた自分ら試してる?とか言ってるし…。
 そしてりくも時政に、挙兵は失敗でしょうねと言ってます。
 あんだけ使いの人間が触れ回っていたら平家の耳に入ると。
 確かに。

 義時は頼朝に自分にだけ本心打ち明けるのやめて、言われてもどうにもならない、と
文句を言いますが、頼朝は人に話すとまとまるしとどこ吹く風。

 そんな中事態は急転します。
 頼朝あてに手紙が2通届いたのですが、1通目は以仁王がついに挙兵した、と
いうものでした。
 ついにラップバトルが開催されたか…!
 頼朝に伝えてるのは三善という役人なんですけども、平家が挙兵を知ったから期日を
前倒しして立ち上がった、という内容でした。
 あわてて日時を確認する頼朝。
 今日は6月2日。手紙の日付は5月22日。
 今から挙兵しても完全に手遅れ、波に乗り遅れたと頼朝は思ったかも知れませんが…。
 2通目の手紙(5月26日の手紙)には、挙兵はあっと言う間に鎮められたとかかれていました。
 まじかー。
 頼政は自害し、以仁王は逃げる間に落命したと。
 母親に捕まりましたねジャイアン。
 ジャイアンリサイタル失敗。
 政子は挙兵しなくて良かったですね、というのですが怒る頼朝。
 複雑な心中だったのはわかります。
 期待する気持ちもあったんでしょうね。

 そんな中伊豆を治める国主として平時忠という人物が来ることになりました。
 大庭は伊東に対して、頼朝をさっさと手放しておいて良かったじゃん、と言ってます。
 ただ伊東としては北条家は自分の縁者ですから、とっとと頼朝を放り出せ、と時政に命じる。
 気持ちはわからんでもない。
 そして、平時忠が嫁を欲しがってるから政子を差し出せというのです。
 政子この当時いくつか知らんけど年齢としてはもう年増扱いになるんじゃないの?
(18〜20歳くらいなら)
 時政は、家族と話し合うといって帰りましたが、義時らには、ここで頼朝を放り出したら
武士の名折れだという。
 それはそれとしても、時忠に挨拶にいかねば、ということで野菜を用意したのですが…。
 義時、裏目に出なければいいのですがといらんフラグ立てております。

 目通りといっても直であえるわけではなくて、まずは堤に挨拶に行く二人。
 今で言えば県知事に会う前に秘書にアポとるようなもんですかね。
 ところがここで二人は堤からひどい仕打ちを受ける。
 かわいそうですね。
 あとでざまあ展開あればいいのですが。
 その帰り道義時はかめに収められている木簡を見かけます。
 各地の年貢の様子というかそういうのが書かれてるものでしょうね。
 この当時まだ紙は貴重品だったのでそれこそ帝とかそういった人らしか使ってなかった。

 伊東にいろいろ言われた八重が北条家を見下ろしているのですが、政子が正妻の余裕からか
手を振ってるのが怖い。
 頼朝はこそーっと隠れてました。
 さすがに後ろめたいか。
 女同士の戦いみたいな感じでちょっとここは怖かったなあ。
 清姫伝説のような鬼になりそう、八重。

 その夜頼朝はうなされて夢を見ます。
 後白河が夢に出てきて、自分は今福原に幽閉されているから助けてくれ、というものでした。
 切羽詰ってるはずなのにこの二人が共演すると完全にコントになっててめちゃくちゃ笑うんだけど。
 ステキな金縛りじゃないんだから。
 全然ひっぱくした感じないな…。

 そんな中大変な知らせが舞い込んで来ました。
 清盛が各地の源氏追討に乗り出したというのです。
 実はこれは三善の早とちりだったというのがわかっているそうです。
 頼政の縁者を探していただけで頼朝は別に対象ではなかったと。
 ただその早とちりが歴史を動かすこともある。

 宗時はある男を助けました。
 義朝のドクロを持っていて、これを頼朝に届けるのが悲願だというので(狩りの時に話題に出てた人ですね。
行者のことじゃなかった…)、宗時は喜びます。
 …まてよ、いかがわしい人間といって叔父かと思い当たったということは、頼朝の周りには
少なくとも二人、いかがわしい人間がいるってことじゃないか。

 一方主人公なのに影が薄い義時は三浦と話をしていて、とても今じゃ勝てない、頼朝が挙兵
するなら300人は兵がいるということを聞かされます。

 そんな中、三善かなこれ、北条家を訪ねてきて、法皇からの手紙を持ってきたという。
 自分にか、という時政ですが当然ながら頼朝にでした。笑う。
 ここの言い方がね。
「違う!佑殿に!」ていう言い方が面白かった。

 伊豆に帰るという話を聞いたらしくて人づてに預かったらしい。
 時政はにせものだろう…と疑ってる。
 まあ確かにね。
 一応頼朝の下人に手紙をニセモノだと思うけどといって渡していました。
 
 三浦と義時は一計を案じて堤の屋敷に忍び込んでいました。
 あの年貢の様子をかいた木簡を調べたかったらしい。
 そんでその情報を持って頼朝に、良い知らせがある、と会う義時ですが…。
 そこに宗時が大騒ぎしながらやってきました。
 平家打倒の好機だ!といってあの坊主こと文覚上人を連れてきたのでした。
 ところが見るなり頼朝の下人が姿を見せるなと言っただろうと怒鳴りつける。
 こいつはそこらのドクロを適当に拾ってきては義朝のものだといって頼朝に高額で売りつけ
ようとしたのだと。
 ほんと宗時はやっかいごとしか持ち込まないよね…。

 文覚は逆切れしてドクロ投げつけて帰っていった。
 おい、誰のか知らんがぞんざいに扱うなよ。
 「他にもまだあるから!」ってあるんかーい!
 頼朝が二度と来るな!っていってのもむべなるかな。
 宗時はこのドクロが民の声です、とめげない。
 こいつ本気でうっとうしいな…。
 政子もこのドクロに誓ってくださいとか言うし。
 なんなん。

 頼朝は、必ず勝てるという確証がないと挙兵するわけにはいかない、と言います。
 確かにそれはそう。
 と、ここでようやく義時が「勝てます」と切り出した。
 兵力を調べたのですという義時。
 木簡を見ていたのはこのためでした。
 頼朝の見方になってくれそうな兵力としては300人ほどある、これでまずは山木に
勝てる、そうしたら回りも味方につけることが出来るから、3000の兵になると。
 伊東、大庭を倒すことも出来るというわけです。
 ただ頼朝は、戦力があるにしても大義名分がない、という。
 宗時は以仁王の勅旨があるとかいうけどそんなもん今はただの紙切れでしょうよ。
 法王の勅使でもあればなーという頼朝に膝をうつ下人。
 出したー!
 密書出したー!
 頼朝も実は夢のお告げがあったんだと話す。
 頼朝は密書を読んで法皇様が自分に助けを求めてきた、と大いに沸き立ちます。
 ドラマかよ。(ドラマだよ)
 この時代の人たちは夢のお告げというのを信じていたんですね。

 そういうわけで物資も大義名分も整いました。
 頼朝は文覚が投げて捨てていったどくろを手に持ち、どこの誰か知らんかこの命を
かけよう、と今度はちゃんと誓うのでした。


 次回第4話。
「リーダーは辛いよ」 



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