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鎌倉殿の13人

第30話(22/08/07)

 今回は衝撃の展開だったなーと思います。

 蹴鞠をまだ続けていた時連に平はもう教えることはない、自分は京に戻るといって
立ち去ろうとする。あと名前を変えたほうがいい、連はちょっとよくない字だからとも言って
ました。
 ここで時連何を思ったか、ありがとうございましたといって平に向かって鞠を蹴るんですね。
お前何しとんねん。
 で、それが平らの頭に無事ヒットして倒れこんだ平は、床下に残された呪詛の人形を
見つける。
 こいつかあ。

 そんな時タイミング悪く頼家が倒れるわけですよ。
 こいつ本当にいつもタイミング悪いな。
 政子の子がなくなった時も狩りに出かけてたし。
 平もバカ正直に報告しちゃったんでしょうね、比企が人形が発見されたといって、こんなことが
出来るのは1人しかないないと比企は言い出すわけです。
 彼にしたら北条をつぶす絶好の機会だもんね。
 大江は決め付けるのは早計である、というのですが…。
 
 大江は義時に報告。
 ま、彼からしたら全成に誰が命じてやらせたかはわかってるから腹立たしいだろうなあ。
 大江は義時に足元をすくわれることのないよう、と言います。
 この人は中立だからまあ助かりますね。
 さて義時は全成に一応聞きにいきます。
 当然彼はしらばっくれますね。
 義時も絶対に認めるなと言うのですが…。
 彼が去った後比企の連中がきて家宅捜索をすると。
 そして呪詛の人形を作る道具やら呪文のかきつけやら見つかるわけです。
 道具はともかくなんでそういうメモみたいなんを残しておくかなあ。

 義時は全成に拷問している比企に対して、あまり度が過ぎると取り返しのつかないことに
なるぞ、と警告します。
 
 義時は時政に激怒していました。
 まあそりゃそうだよなあ。
 りくが現れて自分らにはかかわりないとすっとぼける。
 ほんとこいつ悪い女だよなあ。
 最終的には逃げ延びて悠々自適な余生送りますからねこの人。
 ともあれ。
 時政は自分が呪詛を依頼したと名乗り出るといいますが、義時はそれこそ比企の
思う壺であると止める。
 んで畠山には戦支度を依頼します。
 このままでいると比企が口実をつけて攻め込みかねないから、迎撃体制だけは整えて
けん制するというわけですね。
 それで、あとは梶原の逆で御家人らの署名を集めて仲裁してもらうというわけです。
 御家人だってこのまま比企だけが力をつけていくと面白くないだろうと。
 義時は実衣に次はお前の身が危ないのだから政子のとこにいけという。
 まああれだけ大見得切った手前行きにくいけどそんなこといってもいられないですよね。
 でも政子のとこいった実衣、頭どうなってんのって聞いたり蒸れたりしないのって聞いたり
してたから、またもとのように戻れてよかったと思います。
 尼そぎっていうやり方があるんだねえ。
 確かにあの頭の布は蒸れそうだ。

 この後義時が三浦らに頼むシーンがあるのですが、三浦、畠山、義時となんでたて並びなの。
ドラクエの勇者パーティなの。
 和田は全成がどんな人か知らんと言ってて、源氏の流れの坊主だっけ?と聞いて畠山に
ぼんやりしすぎと言われてた。
 三浦は面白くなってきた、とウキウキの様子。
 まあこの人こういうの好きそうだもんなあ。

 比奈は比企の屋敷を訪ねるも逆に自分の立場について強くけん制されてました。
 この人もこの人で面倒な立場だよね。

 そんな中、頼家の部下が政子のもとに実衣を引き渡せとやってきた。
 理不尽な対応に怒る政子は、頼家自身が来るようにと言い渡し追い返そうとするのだけど、
無能部下が力にものを言わせようとするわけですよ。
 バカだなもし政子にケガさせたらどうすんだ。
 無能しかいないですね。
 政子はそちらがそうくるなら、と仁田を出してくる。
 笑ったのは泰時が後ろに隠れて「来るならこい」いってるとこ。
 お前…。
 ここの仁田出てくるとこ頼もしかったしかっこよかったです。それに比べて泰時…。
 
 会議の場では、実衣同罪だという比企と、みんなで手を携えていかないといけない
だろう、という義時が言い争い。
 確かに頼朝は1人に権力が集中しないようにしてましたね。
 いらだった頼家は、実衣は許すが全成は流罪と言います。
 八田の所領がある常陸にいくことになるらしい。
 実衣は半年程度で戻れるだろうという全成に、時政が許せないと憤ります。
 しかし全成は自分がやったのは事実だから罪は償う、誰も恨んではいけないと言うのでした。
 できた人だなあ本当に。
 
 その夜時政が全成に謝りにきた。
 まあ彼もりくにそそのかされたようなもんだからなあ。
 さすがに良心の呵責があったんでしょう。両親だけにな。(チッ)

 御家人から所領についての不満があれこれ上がるようになってきていました。
 所領が少ない人は分配してもらえるのを喜ぶが、多くもっているものは取り上げられる
のが気に入らないと。
 そりゃそうでしょうね。
 八田はそもそもその分配に無理がある、と指摘。
 義時は御家人が従うか試しているのでは、というのですが…。
 で、比企が自分が頼家に言うわって感じでいきます。

 一方時政は自宅で双六やってた。
 時連は名前変えたんですよという。
 トキューサだそうです。
 …いや時房だそうで。
 どっからトキューサでてきたよっていうか時政もりくもなんでそんな聞き間違いしてんの。
 時政はもともと連の字は三浦からもらったんだけど気に入らなかったから改名いいん
じゃない?と軽い調子。
 
 さて頼家はなんで土地の再分配がダメなんだよと言ってて、比企は自分に采配を任せて
欲しいというけども当然頼家は任せられないという。
 まあそれはそうですね。
 権力を比企が握ることになってしまうから。
 で、頼家はお前が手本として示せ、所領をすべて差し出せ、それを下々の御家人に
分け与える、お前がやってみせたら誰も文句言わずに従うだろう、というのです。
 忠義つくすなら出来るはずだと。
 頼家もアホだけど比企はブーメランですね。自分がうまくやろうとして全部自分に
かえってきてる。自業自得ですが。

 さて常陸の国で静かに過ごしていた全成のところに比企がやってきた。
 彼は実衣の身が危ういと嘘をいい、呪詛の道具を渡して再び頼家を呪うよう迫る。
 ひどい話ですね。
 全成も冷静に考えたら、もし実衣の身が危なければ北条の家のものか義時が言いに
くるはずってわかっただろうに、冷静さを欠いてしまっていたんだろうなあ。
 かわいそうに。
 こうして全成は再び呪詛を始めたのですが、八田預かりの身だからそれはすぐに
露見するところとなった。
 比企がまたすっとぼけてるのが余計に腹立たしい。
 比企が行くというのを八田は自分がやるといった。
 まあ自分の所領ですしね。

 そういうわけで全成が連れてこられて部下がいざ切ろうとするのですがその時まさに
一天にわかに掻き曇り、雷雨となったのです。
 さらに斬首しようとした部下の後ろに落雷。
 僧を切ると天罰が下ると知っている部下らは恐れおののきますね。
 全成は自らの血を見て「実衣!」と叫ぶ。
 切実な叫びだったと思います。
 赤は実衣に似合うとずっと言ってきた全成。思いがほとばしったんだろうなあ。
 全成の首を切ったのは八田でした。
 この人神仏おそれなさそうだし。
 最後全成が唱えた呪文は初めて政子と実衣の前に現れた時のものでしたね。

 義時は実衣らに全成を助けられなかったことを詫びていました。
 彼が事の次第を知ったのは八田が鎌倉を出たあとでどうしようもなかったのだと。
 時政は激怒してました。
 比企が絡んでるの知ったら戦しかけにいきかねないですね。
 実衣は気丈にも義時に全成の最後を聞いた。
 おおむね前のシーンのとおりですが、彼が殺される前に雷雨になり、その場にいた誰もが
おそれおののき、首を切られると同時に雨はやみ晴れ渡ったことを聞くと全成らしい、と笑う。
 あれだけけなしていたのに実衣も政子も、あの人は人智を超えた力をもっていた、と
たたえるのいいですね。
 ただ政子は義時にこんなことがいつまで続くのか、と言う。
 そりゃ義時だって自分に何ができるって怒るわなあ。
 何とかしなさいって言われたけどさあ。
 このままだと頼家に鎌倉殿から下りてもらうのが一番いいような気もしますが。

 頼家はまた蹴鞠をやっていてふと鞠を持ち上げた瞬間に、全成の首を見た時のことを
思い出したようで。
 義時は比企に、全成に呪詛の道具を渡したものがいると問い詰めていました。
 それとなく立ち去ろうとする比企の前にスッと善児が座ったのかっこよかったなあ。
 で、比企はこれは仮の話として言うが、と言った上で、頼家にとって自分はただの乳母に
過ぎないが、一幡が鎌倉殿になれば自分は外祖父だから、そうなると朝廷とも渡り合える
力を持てるのだ、と言う。自分こそが武士の頂点に立つのだと。
 そして義時に、頼家を追い払うために力を貸さないかというのですが。
 義時は比企にはいずれ鎌倉から出ていってもらうとキッパリ言いました。
 二度とこんなことを起こさないために悪い根を断ち切ると。
 んで今回のことは頼家に伝えるという義時。
 比企はお前の言う事なんか信じるかな、というが義時はそう思って頼家に
聞いていてもらったという。
 さあ、頼家さんいよいよ登場です!
 頼家さん!…頼家さん?
 義時が扉をあけるとそこに頼家はいなかった。
 時房があわてて駆け込んできます。
 頼家が倒れた、と。

 全成の呪詛効いてんじゃないか。
 今回のタイトル「全成の確率」、「全成の生き残る確率」って意味ではなくて
「呪詛が全部成る確率」ってことですか…やられた。


 次回第31話。
「いい事は連続して起こらないくせに悪い事は連続して起こるもんだ」



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