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鎌倉殿の13人

第32話(22/08/21)

 さあ誰が虎の尾を踏みに行くか、のチキチキレース始まるよ!(始まらないよ!)

 時政はあの医者余計なことを、と怒っていました。
 いや別に医者が何かしたというより頼家奇跡の回復なんですけども。
 実衣はどうこういっても千幡が次の鎌倉殿で話すすんでんだからって感じで、りくも
仏門に入ってもらいましょう、とごちゃごちゃ。
 義時が一喝したのも当然ですね。
 それより誰が頼家に状況を話すか、です。
 トキューサが頼まれてるけどとても言えないと断わります。
 政子は、一幡が生きていることが救いです、というのですが…。
 この時微妙な雰囲気になりましたね。
 私はここであーこれ一幡生きてるなと確信したんだけど、義時はもう泰時が殺した
ものと思ってるからさてどうごまかそうかって感じですよね。
 めんどくさい。

 大江は、千幡を次の鎌倉殿に任じてもらう使者はもう京に向かおうとしてるから
止めるなら今、というのですが義時はもう答えは出てると。
 そうですね。今更頼家に復帰してもらうわけにはいかないでしょう。
 そこで義時は言います。
 頼家が息を吹き返す前に戻すと。
 おーい青いタヌキータイムマシンもってきてー。
 …違うのか。

 会いに来た時政に頼家は俺が死ぬと思ってたろ、と軽口叩いてます。 
 頼家はハゲ(出家)になっちゃったけど還俗すれば政出来るしヘーキヘーキって感じです。
 んでなぜせつは顔を出さない、と時政に聞く。
 時房が、せつと一幡は病で臥せっていて…と言うのですが比企はと聞かれ比企も、と。
苦しい言い訳だな。
 はやり病とでも言っとくべきだったね。
 しかも後ろで医者が「そんな病があるとは聞いてない」とか余計なこと言いやがった。

 まあここに竹中半兵衛とか黒田官兵衛がいたら平気で別人の女子供を出してきて
「せつと一幡です」ってやったかも知れないなあとちょっと思いました。
 周りが「この方がせつ様と一幡様です」ってやって頼家が間違ってるかのように装う
みたいな。まあばれたら殺されるか。

 さて実衣はまーだ文句言ってます。
 この鎌倉にまだ比企の血を引くものがのこってると。
 義時の妻、比奈のことでした。
 怖いなーこの人。
 義時は政子に、実は一幡は死んでいると告げました。
 比企の館から連れ出したあと、燃える館に戻ってしまったと。
 まあそんな嘘政子は見抜きますよね。
 義時は一幡にはいてもらっては困るのだといいました。
 頼朝と同じですよね。
 まさか頼朝が生きてた頃の義時は自分が同じことをすることになるとは思っても
なかっただろうけど、彼と同じ立場に置かれて初めて頼朝の気持ちがわかったんじゃ
ないでしょうか。
 誰だって望んで子供を殺したくないですもんね。

 政子はもう信じることが出来ませんと罵ってたけど、気持ちはわかるのですが、
望んで義時を留め置いたくせに、こういう展開になると一方的に罵るのもなんか
違うって思うんですけどね。
 政子は自分が頼家に真実を伝える、と言います。
 言っていいことと悪いことはわきまえてると。

 そういうわけで頼家に、比企は滅んだと伝える政子。
 頼家が倒れてもう命が助からぬと知り、比企は館に火を放ち自害したのだと。
 嘘つくにしてももう少しさあ…。
 頼家は北条のやつらだな、と悟りました。
 うーん、当たってるけど違うな…。
 で、善哉はという頼家に対して三浦が守っています、つつじもと答える政子。
 バカだなあ。
 これでもうすべて悟ったでしょ頼家。
「守る」ということは何かに攻められたのだということなんだから。
 頼家は北条を許さない、お前もだと激しい口調で政子を罵りました。
 そりゃそうなるわ。

 三浦の館では三浦がつつじに、すべて良い方向に動いている、もし千幡に何かあれば
次は善哉だ、時をお待ちなさいといってました。
 まあ彼は彼で野望があるでしょうしね。

 後鳥羽は1人、回らないローリングコインタワーをやっていました。(VS嵐のネタを出すな)
 いやほんと何してんのお前。
 で、頼家が危篤となという知らせを聞いて、弟に後を継がせるのか、と言ってた。
 そこに慈円という二代目ジャムおじさんが夢を見ましたと言い出し、「新将軍は朝廷と
武士を結ぶ架け橋になる、大事になさいませ」とアドバイスする。
 …お前の夢もたいしたことねーな。(ネタバレダメ)
 後鳥羽はそれを聞いて、では自分が元服の名付け親になろうという。
 頼朝の子か、何ともにしようと考える後鳥羽。
 じゃ「笑っていいとも」で。←

 机の継ぎ目を指し、ここを何というか知っているかと聞く後鳥羽。
 慈円が「実(さね)ですね」と答える。
 というわけで千幡の元服名は「源実朝」ときまりました。
 なるほどこういう経緯が。
 あとタワー崩してたけど自分で片付けてくださいよ。

 りくは千幡について、次は御台所を探さねばと言ってました。
 時政は早いのでは言うけども、頼朝もしかるべき娘を取らせたほうがいいと思っていた
ようですが、頼家の件で御家人から娘をもらうのはどうなるか思い知ったでしょう、ここは
京から良い人を迎えましょうと提案。
 そこで、2人の娘きくの夫であり、今度京都守護につく平賀ですよ。
 平賀にいい人を探してもらおうと頼む心積もりのようです。
 こいつがまた、りくに取り入るのがうまいというか。
 話し合いの場に遅れてきたと思ったら、来る道すがら野菊が咲いていて、りくに似合うと
思ったのでつんでまいりました、と差し出す。
 そりゃりくとしたら悪い気はしませんよね。
 で、2人の子、政範は15歳になってました。
 一応この子が北条の跡取りみたいな感じなんだっけ。

 頼家は和田と仁田を呼びつけていました。
 比企に何があったのか知りたい、というわけです。
 こりゃまた嘘がつけなさそうな人呼んだなー。
 っていうか討ち取ったのそこの人ですけど。
 和田は正直なところを話しました。
 時政が比企を討ち取ったと聞いて怒りの収まらない頼家は2人に時政の首をとって
くるよう命じます。
 誰か言ってやれよ。
 真っ先に頼家は死んだものとしてさっさと一幡を鎌倉にする、使者送れって横暴
やってたのは比企なのに。
 呪詛も頼んでたのに。
 こういう時ツッコミどころがいないのはもやっとするなー。

 和田の酒の誘いを仁田は断わりました。
 彼は真面目すぎたんでしょうね。
 和田はこういう時さくっと人に報告するもんね。
 というわけで三浦に相談する和田。
 なんで俺を呼んだんだろうという和田に「そりゃ、ばか…」という三浦。
 場数を踏んでるからとごまかしました。
 お前今絶対、馬鹿の方でいっただろ。
 和田は結局困ったから三浦に相談したのですが、それは正しいという三浦。
 そうですね。
 んで時政に頼家は知らせました。
 仁田はなぜ伝えてこないという時政に畠山は、1人悩んでいるのではとフォローします。
 まああの人が攻めるだけの気概なんてないよな。
 優しすぎるんだわ。

 そしてりくは時政に頼家には死んでもらおうと言い出した。
 怖いなー。
 災いの種になると。
 時政は自分の孫だ、というのでした。
 まあちょっとさすがにりくも言いすぎだと思いますわ。

 京から手紙がきて、千幡の征夷大将軍を認めるとともに、元服にあたり名をもらった、
ということで「実朝」の命名の書が届きました。
 そういうことで義時はある決意をもって帰路に着くのだけどそこに仁田が声をかけてきた。
 義時は急ぐので、とすげなく断わりました。
 彼はおそらくこのことをずっと後悔し続けることになるでしょうね。
 
 帰宅した義時に泰時が、実は一幡生きてます、自分の独断で生かしておきました!と
ウキウキで報告してくる。
 またややこしいことに…。
 この時ちらっとその様子が映ります。
 トウが遊んであげていて、なんていうか仕事が絡まないときには普通の人なんだなって思った。
 そして善児は縄を張って何かを作っていたのですが…。

 一方で比奈は自分の方から義時に別れを告げます。
 この時義時が背後から比奈を抱きしめて比奈が、あの時もそうでしたね、と言うんですが。
あの時っていうのは夜歩きに出てイノシシに突進したあれですね。
 比奈が「ゆっくり背を…」って言うもんだから義時が背を向けて逃げようとして「向けないで」って
言われてあわてて向き直ったヤツ。あれ比奈の言い方が悪いぞ。

 この後比奈は京にいき再婚して幸せに暮らし4年後生涯を終えたということがナレで語られます。
ナレ死ではあるけど珍しい形ですな。
 最初はなれなれしい姫だなと思ってましたがだんだんと、義時を支えていく良き立場の人となり。
別れはさびしいですね。

 一幡が善児のとこにいると泰時から聞いた義時は早速訪ねました。
 善児がブランコを押してあげてたの悪いけどめっちゃ笑った。ああ、こういう情もある人
なんだって。作ってたのブランコかあ。
 そして善児に義時は、あれは生きていてはいけない命だ、といって殺すことを命じる。

 ところが驚きのことがおきました。
 善児は殺せない、といった。
 一幡は自分を慕ってくれているからと。
 気持ちはわかるなあ。
 まあこれが年老いたってことなんだろうな。
 刀を抜いてもっていくも振るえない善児。
 義時が刀を抜こうとするんだけどそこはさすがトウですよ。
 気づいて「水遊びしましょう」と一幡を連れていった。
 皮肉にも千鶴丸の時と同じになりましたね。
 義時は善児に千鶴丸と何が違うって言ってたけど。
 何も知らない一幡が「善児なんで泣いてたの」と言ってたのが印象的でした。

 そして善児はもう誰も使うことのなくなったブランコのロープを切っていました。
 彼はどういう気持ちだったんだろう。
 もしかしたら義時に反旗を翻してトウに始末されるという、皮肉な出来事が起きるかも
知れませんね。

 帰宅した義時に更なる悪夢が。
 仁田が骸になっていました。
 クフフ…僕と契約しませんか。←(15年くらい前のジャンプ作品「リボーン」の六道骸ネタ、
と説明しないとわからないでしょうよ今の人らは)
 ともかくその骸ではなくてですね、自害していたのです。
 実は屋敷にいきなりきて命を捨てるといって自害したのだと。
 誰にも相談できず悩んだ結果がこれか…。
 あの時、義時が少しでも話を聞いてあげていれば。
 
 義時は頼家に報告しにいきました。
 北条のせいでという頼家に、あなたのその気持ちがかわらない限り、忠義厚い武者が
悩んで自害しなければならないような、そういうことが何度も繰り返される、と言う義時。
 やりきれないよなあ。
 てか静かにいってるけど割りと激しく怒ってると思う義時。
 
 それで義時は政子らと話し合い、頼家には鎌倉を離れてもらうしかない、と言います。
 伊豆の修善寺で仏門に入ってもらおうと。
 んでのこのこと泰時が、一幡のこともう教えましたー?とか言ってくるわけですよ。
 義時からしたらこんなに腹立たしいことはないだろうな。
 いや理不尽な怒りなんだろうけどさ。
 義時はおかしなことを言うな、一幡は比企の館の火事で死んだというのでした。
 泰時は怒るけど義時に殴られた。
 殴ったね!オヤジにもぶたれたことな…あ、こいつがオヤジだった。
 
 連れ出されそうになった頼家は激しく抵抗し、次は三浦和田だぞ、と言う。
 んで廊下に転がって泣いてた。
 スーパーで欲しいお菓子買ってもらえないだだっ子かよ…。
 確かに目がさめたら全部終わってて追いやられるのが腹立たしく許せないのは
わかるけど、そもそもの発端は自分の暴挙なんですけどね。
 
 そうして千幡が元服し、実朝となりました。
 一方で頼家はひっそりと修善寺へ。

 そんな折。
 外で1人で遊んでいた善哉のもとへ比企尼がやってきました。
 果たして人間か亡霊か。
 彼女は決して北条を許してはならないと告げます。
 お前の父をおいやり兄を殺した北条をと。
 あなたこそ次の鎌倉殿である、それを阻んだのは北条時政、義時、政子。
 決して許してはならないと。
 これ子供からしたらギャン泣きする案件なのでは。
 つつじがきて振り返った善哉。
 目を戻すともうそこに砂かけ婆はいませんでした。(誰が砂かけ婆だ)
 タイトルの、本当の災いの種とはこうしてもたらされた善哉の疑念かも知れませんな。

 
 次回第33話。
「無駄を覚えた機械を人間(ポンコツ)という」
 


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