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鎌倉殿の13人

第34話(22/09/04)

 これまでのことがあったからか、内容としては幕間的な展開でしたが、それでも
油断ならない今後のトラブルの種が各所にバラまかれてましたね。これからどうなって
いくことやら…。

 義時は泰時に、頼朝が大切にしていた仏像を渡していました。
 政子から形見分けとしてもらったものだが、今の自分は持つに値しない人間である、
お前が持っていてくれと。
 ただそれを泰時は、自分の良心が咎めるから持ちたくないんだ、父は持っているべき
なんだ、と受け止めた様子。
 これまでの所業を見てきて父が許せないのはわかるんだけど、そうやってなんでもひねくれて
受け止めるようになるともうだめだよねえ。

 で、泰時は初に何か言う事はないのかとか言ってる。
 何を言えばという初。
 確かに。
 初は、義時って新しく嫁取らないんですかねーと言ってきた。
 泰時が求めてたのはそういう意見じゃないと思うけどまあいいか。
 義時には先週までまったく出てきませんでしたが、比奈との間に数人の子をもうけていました。
 それと遊んでくれていたのはトキューサ。
 遊びから帰ってきたんだけどなにやらくさい。
 聞いてみれば遊んでいる最中便所に落ちたという。
 汚いなあ。
 で、体洗って来い、と子供を送り出す義時。
 ケガなどはしてないだろうか、というのですが時房が「落ちたのは私ですから」
 その後寝転がって義時に怒られてたけどそりゃ怒るわ。
 お前が一番先に体洗って来い!

 実朝いきなり大きくなってました。
 どうしたん。
 前回からどれだけ時間が流れたのと思ったけどそうでもなさそう。
 まだ12、3歳くらいの模様です。
 突然大人にするのやめてほしいなあ。
 訴訟を取り扱うことになるんだけどいきなり任せるのではなくて、時政らがやり取り
するのでまずはそれを見て慣れろということでした。
 いずれは実朝がやるようになるらしいですが。
 その後は稽古事があるそうなのですが…。
 なんか一週間フルで塾に行かされてる子みたい。
 かわいそう。
 和田との弓の稽古で、放った矢が飛ばずにそのまま下に落ちたのは笑った。
 あと和田さん、がーっとやってパッとやる、じゃわかんないから…。
 三浦が女との別れ方の講義していたのは笑いました。
 まだ付き合ってもないのに。
 ま、頼朝はうまかったからそういうの見てきた経験もあるだろうな。
 女に手を出す早さといったら頼朝か三浦か、でしょやっぱり。

 政子は三善に本当はあなたに和歌を教えてほしかったのだといいます。
 そして、京からもらった和歌の本を持ち出すわけにいかなかったということなので、
自分が書き写した分厚いものをそれとなく置いてきて欲しいと頼む。
 自分が渡しに行ってしまったら押し付けるようになってしまうからと。
 あれだけ分厚いの書き写したってのがすごい。選んだものだそうだけど。

 時政のところにはものすごいたくさんの贈り物が届いていました。
 今風に言うならば、裁判官に被告原告問わず、どうか自分に都合のいい判決をって
感じでのワイロですね。現在なら到底こんなもん認められるわけないけど。
 時政はそれを全部受け取ってました。
 どうしようもないですね。
 それがダメだと理解してないみたいだから。
 一方りくもホクホクで、京から戻ってきた平賀に、うまくいったら北条は帝の縁者になるの
ですねーとか言ってます。
 あーあ。

 で。
 時政は畠山と足立を呼んで武蔵は自分が入るからと言ってました。
 畠山には武蔵守をやってもらう代わりに、今までのお目付け役の立場は返上してもらうと。
 そして時政は一方的に話を切り上げてしまった。
 これじゃダメだよね。
 畠山は義時に相談していました。
 そしてもし武蔵を脅かすなら畠山は全力で抗う、と言います。
 そりゃそうだよねえ。
 いくらなんでもいきなり立場取り上げられて、こっちのポジになって、でも裏から操るの
自分ねみたいなこと言われたら到底承服できんでしょう。

 さて別の日の訴訟の話し合いの時。
 堀という人間の訴えが出たところで時政が、それはもういいと言い出した。
 鮎もらったからその訴状は取り上げない、みんなにもやるわと。
 これじゃダメですよね。
 次いってみよう、ってそれ言っていいのは長さんだけだ。
 義時もさすがに、そんな風に簡単に便宜を図るなら訴訟の意味はない、と時政に言います。
 そして武蔵についてどうするつもりかと尋ねるも、あしらわれてしまう。
 ダメだこいつ…早くなんとかしないと…!

 実朝の嫁さん候補として、上皇のいとこだっけ、千世という人が決まったそうです。
 政子は頼家をなくしたばかりで…っていうけどのりくはいつまでも引きずらない、と。
 あんた実の子を亡くしたばかりの人に対してとんでもねーこと言うな。
 最低だよ。
 結局政子も、御家人から嫁を取ると比企らのようになるからということで、千世のことに
ついては承知いました。
 
 そういうわけで時政とりくの息子、政範が京に向けて千世を迎えるべく出発しました。
 実朝は浮かぬ顔をしていました。
 確かに自分の知らないとこで勝手に婚姻の話が進んでいたらなあ。まだ鎌倉殿になった
ばかりでもあるし。
 横にいた泰時に実朝は結婚の話をいろいろ聞いてますが…。
 泰時ってほんと鈍いよね。
 空気読めないというか。
 こういう時義時だったらじっくり話を聞くと思うけど。

 泰時は、実朝はなかなか気持ちを語らないから回りが察するのは大変だといいます。
 それ、周りがちゃんと話を聞かないからじゃないですか。
 おそらく実朝は思ったことをすぐ言葉にするのが苦手で時間かかるタイプだと思うんですよね。
時間をかけさえすればちゃんと話は出来ると思うんだけど。

 そんで大江が婚姻の話を聞いてきたので義時は着々と進んでるという話をするのだけど、
義時自身の話だといわれた。
 そこで二階堂が、自分の孫をもらってやってとか言い出すんですよ。
 めっちゃベタ褒めしてたけど、自分の身内を手放しで褒める人は信用ならない。
 絶対何かある。
 一度会ったら、ということで押しきられた義時ですが…。

 八田と酒を飲みながら、まあ文官らは時政のことがあるから自分を味方につけて
おきたいのだろうなと言う義時。
 八田かあ…。
 で、彼にのえのことを見極めて欲しいというのですね。
 普通は三浦に頼むけど信じきれないと。
 三浦に相談してれば良かったのに…
 八田は二つ返事で引き受けてくれます。

 その頃京では平賀が仲章にそそのかされていた。
 このまま政範が執権別当になるんですかね、と言う仲章は、本来あなたは鎌倉殿を
狙える立場なんですよと。平賀は源氏の流れだからね。
 そんで、あなたが実朝とともに鎌倉を治めれば言う事なし。
 帝は北条が嫌いでねえ、と畳み掛けていました。
 つまり政範が突然の病でいなくなるようなことがあれば、と。
 義時もいる、という平賀でしたが、選ぶのは時政だと畳み掛ける仲章。
 ま、義時は今の時点で北条家を継ぐというよりまたちょっと違う感じになってるからなあ。
 
 仲章は、例えば突然政範が死んで、あなたが千世を連れて鎌倉に凱旋すれば、必ず
時政はあなたを跡継ぎに選ぶことでしょう、とたきつける。
 そんなうまくいくわけないだろ。
 出世欲に目がくらむとろくなことがないですね。
 
 そして帝らのほうも、藤原兼子とか慈円らがいて、これで京と鎌倉は磐石ですねーとか
嫌な話し合いをしてました。
 平賀が執権になったら鎌倉を動かしやすくなると。
 あとは行動に動かす度胸があるかどうか、という慈円。
 その慈円ですが、実の兄が九条でした。
 ああ、義時が何度かあったことある人ですな。
 っていうか兄弟の年齢おかしくないかこれ。
 まあともかく慈円は九条にことのなりゆきを報告してました。
 彼がまた表舞台に出てくることはあるのかな?

 義時はのえと会ってました。
 隠れて八田が様子を見ています。
 なんかこれだけで人柄ってわからんと思うんだけどなあ…。
 八田は比の打ち所がないと太鼓判を押しました。
 義時が辞退するなら自分がもらってもいいくらいだと。
 裏があるかもという義時に、裏表なしと言う八田。
 こいつ人見る目なさそう…。

 さて政範が京へ到着し、出迎える平賀。
 ところが…。

 鎌倉に突然の知らせが届きました。
 政範が京についてから2日目、突然の病で亡くなったというのです。
 まんまと策略にはまってんじゃないよ。
 16歳だから計略とか警戒できなかったんだろうなあ…。

 そんなことがありながら、のえは義時の屋敷にやってきてました。
 よかったら、ときのこを差し出す義時。
 やめなさいってマジに。
 ところがのえはきのこ大好きなんです、と受け取る。
 あーこれはもう義時落ちたな。
 にこにこだったもんね。
 そしてのえは仕事が沢山ありますね、といって着物を片付けはじめた。
 お子様達がいるのに気づくと「お姉さんを怒らせると怖いですよー」とか
言いながら遊び始めた。
 ハイ、ダウト。
 普通人の家に初めてやってきていきなり着物片付けます?
 家族とかならともかく。
 そんなやついたらすぐたたき出すけど。
 子供だって、気に入られようとして行動してるって感じがするんだよなあ。
 と思ってたんですけども…。

 のえは祖父からいろいろ聞いてます、今まで辛い体験をされてきたんですねと
義時に声をかけてました。
 もう完全に手口が美人局だよこれ。
 テレビ見て書いた感想メモにも「ほんとにいい人か?」って書いてるわここ…。

 で、泰時はもう新しい女を迎えてるのかと気に入らん様子。
 それに対して義時は怒るんですね。
 比奈のことに対してね。
 でもそれは、夫婦でしかわからないこともあるから泰時が言ってはいけないことじゃ
ないのかな。
 と思ってたら初が泰時殴った。
 殴ったね!親にもぶたれたこと…あるわ。

 和田に鍛えられてる実朝。
 和田が、もっといろいろ食って栄養つけましょうとか言い出して、しし汁食べましょうと
自宅に誘ってます。
 あー癒しだなあ。
 黙って抜けたらバレねえよと言ってるとこに義時。
 あんたさあ…。
 でも義時は空気が読める人間なので、自分もしし汁食べたいですと言い出しました。
 やったね。
 巴と和田がいちゃいちゃしながら肉を鍋に入れてるの良かったなあ。
 当時は火力が今よりもないから、まとめて肉入れちゃうと火が通るの時間かかっちゃう
からね。
 で、実朝最初ドン引きしてたけど結城を出して食べ始めた。
 良かったですねえ。

 その頃時政は三浦を酒に誘ってた。
 畠山はお前のじさまの仇だよなとか言い出してる。
 三浦は、それはそうだけどもう昔の話、とうまく流しました。
 時政はもし戦になったとしてどちらにつくか、と三浦に尋ねた。
 三浦は決まってるでしょう、と言ったがその先は答えなかった。
 これ勝手な予想だけど三浦はどちらにも味方しないんじゃないでしょうか。
 どっちに加勢しても角が立つし。
 いざとなったら腹痛で寝込んでそうです。

 実朝、楽しかったといいながら戻ってきました。
 そんで結婚どうなったと義時に訪ねる。
 義時は決めてしまおうかと思ってますと答えたあとしばし沈黙。
 あっ失礼しました、って言うの面白いね。
 実朝が自分の結婚について聞いてるのに気づいたんでしょうね。
 義時の結婚のことは知らないだろうから。
 で、実朝は結婚しないといけないのかと聞いてくる。
 義時、取りやめにしたいのかなあと薄々気づいたんでしょうね。
 政子に相談するのですが、まあさすがに今更京からこないでくれということはできない。
 喪に服すことにしたらどうなんかな。
 頼家が死んだからしばらく喪に服したいとかいって半年くらい先延ばしするとかさあ。
 元々はりくが強引にきめたことだし。

 政子も結婚をいそいで大姫のようなことにはしたくないと言います。
 義時は、実朝はしっかりしているから大丈夫、というのですが。
 そんで話は飛ぶけれどもと前置きして義時は自分も結婚することになったという。
 なんか政子すごい顔してるけど大丈夫!?

 実朝、泰時に呼ばれて稽古事にいこうとして、置かれていた和歌の束に気づきました。
 ようやく、ようやく「それとなく置いてくる」努力が報われましたよ三善どの!

 その泰時ですが、台所近くを歩いていて、のえが女房らに「きのこなんて大嫌い、
でもこれでうまくやれば私は鎌倉殿の縁者よ」と言ってるのを見てしまう。
 やっばり性格悪い女でしたね。
 こういうのに義時結構騙されそうな人だと思います。
 次回どうなることやら。


 次回第35話。
「死亡フラグに気をつけろ」
 


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