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鎌倉殿の13人

第36話(22/09/18)

 三浦と和田は実朝が畠山追討の下し文を出したことに驚いていました。
 三浦あたりはどうせだまして書かせたんだろうなと気づいてはいるでしょうが。
 時政はなぜ謀反を起こそうとしたのかわからないと知らんフリしてる。
 ほんと腹立つなあ。
 しかも、お前らのじいさんの仇だから討つ機会訪れてよかったじゃんとか言ってるし。
 三浦は、一門あげて討ち取ります、というのでした。
 おそらく三浦の腹積もりとしてはここで異議を唱えても今度は自分らが追い払われるから、
時政には恭順なところを見せて、裏で動いておけばいいくらいのつもりなんでしょうね。
 義時なら気づいただろうけど時政なら、裏で動いてるかもなんて気づけないっぽいし。
 和田は畠山はイケメンでかしこくて自分と同じ匂いを感じるのに…とかいってたけど
三浦にスルーされた。

 まずは畠山の息子をおびき出し、人質にしてこれで畠山をおびき寄せようということなります。
時政がいっても信用されないから、稲毛にやらせるのですが…。
 殺してはならんと言われてたけどそんな簡単にいくわけないだろ。
 三浦は、義時には知らせないといいます。
 板ばさみになってますます苦しむだけだと。
 ただその義時はトキューサからの知らせにより、実朝が追討を命じたのかと驚いていた。
 自分が時政に「花押が入った文でもない限り」とかいっちゃうからだよ。
 そこに泰時がやってきて、のえの話をしようとするけれどもそれどころではない、と追い払われた。
そりゃそうだ。
 この子ほんと空気読めないよなあ。
 今ピリピリしてる時にそんな話をしても仕方がないのに。
 で、廊下でのえとすれ違うけどおそらくは食いすぎであろう彼女の苦しそうな様子を見て
泰時、もしかしてとか言ってた。妊娠と勘違いしてそう…。

 さてさて。
 畠山は妻ちえに行ってくると告げて屋敷を出ました。
 もう二度と戻ることはないとわかってるんだろうな…。

 実朝と会い義時は謀反をたくらんだ証拠などないといいます。
 実衣もすっかり騙されてますね。
 こういうのがダメなとこだろうな。
 政子だったらまず双方の話を聞こうとするしね。
 義時は畠山に、実朝と話をするようにと言いましたのでこちらに向かっています、と報告。
 実朝も殺してはならん、というのですがその命令が下々までいってたかというと、そうでも
ないんでしょうな…。

 畠山の息子は騙されたことに気づいて抵抗の姿勢を見せた。
 まあそりゃそうなりますよね。
 そういうことで討ち取られた話を聞いて怒る時政ですがどうにもならんですわ。
 そこに、鎌倉に向かっていた畠山の動きが止まったという知らせが。
 義時は、息子の死を知ったんでしょうねという。
 これからの動きが肝心ですね。
 三浦は、鎌倉にこのまま来るのなら戦わないということでしょう、と。
 戻るなら戦支度を整えるということだと。
 ここでギャーギャー騒ぎ立てるりくに時房が、すべて畠山に押し付けるのはよくない、と
ド正論かました。
 そうだそうだ!
 ギャグ要員だけじゃないんだぞトキューサは。
 泰時が知らせを持ってきました。
 鶴ヶ峰ってとこに畠山が陣を敷いた、というのです。
 時政いわくあそこは高台で見通せるから、敵を迎え撃つには絶好の場所だと。
 義時は死ぬ気だといい、みんなも静まり返る。
 そこにりくが、死にたがってるんだから兵を差し向けてやればいいと言って時政に
口を挟むなと怒鳴られた。
 そりゃそうだ。
 死に物狂いの人間ってのは怖いですからね。
 何も知らん、しかも自分の都合で引っ掻き回すようなやつにえらそうに指図される
いわれはないわ。

 義時は自分を大将にしてくれと願い出ました。
 話し合いで収まればって思ってるんだろうな…。
 そして時房にはここに残るようにいい、時政を見張るように、と言いました。
 泰時が戦で不安そうにしてたのを見て和田が、俺を見てろといってたのは笑った。
 絶対なんかやらかすな…。

 このあと時政、りくに怒鳴ってすまなかったと謝ってるからこういうとこがダメだと思う。
ほんとりくのせいでダメになったも同然ですね時政。

 政子は義時から、畠山が謀反?と聞いて驚いていました。
 まあ父が言ってるだけです、という義時。
 そして、いずれ覚悟をきめてもらわないといけないかもしれない、と言います。
 政を正しく導けない者が上に立つことはあってはならないことだと。
 ましてや時政の場合、自分の判断ですらなく、りくにいわれて、だもんね。
 下し文もそう簡単に改めることは出来ないからもう義時は時政追放の方向しか選択肢が
なくなったんだろうな。

 義時は畠山と話をしようとするのですが、和田が自分が言ってくる、と言いました。
 まあかつては仲が悪かったけど親友になってるもんな。
 話し合いでらちがあかなければ腕相撲で勝負する、という和田。
 音楽とまったんですけど。
 ただ、仲がいいということはお互いの手の内もバレてるということで…。

 政子は足立と話していました。
 執権が怖い、自分と畠山が邪魔でしょうがないのですという足立。
 政子は大丈夫と励ましました。
 (時政は)あなたのことは重きを置いてないから、と。
 いやそれはそれでさあ…。
 で、体調もすぐれないし所領に戻ってゆっくりしたらという政子のアドバイスを受け入れる
ことにした足立。
 寂しくなんかないわと言われてまた「それはそれで」と言ってる。
 面白かったなあ。

 和田、畠山と話しています。
 畠山としては武士としての筋を通す戦いだからやめられないもんね。
 今の鎌倉は北条がやりたい放題だと。
 その後彼は「戦など誰がやりたいと思うか!」と叫びました。
 魂の叫びって感じだった。
 このまま退けば畠山は北条に屈した臆病者のそしりを受ける。だったらここで戦って
歴史に名を残すのだと。
 そうですね。
 和田の「もうちょっと生きようぜ」っていう言葉は素朴でいいなと思った。
 しかし畠山は今の鎌倉で生きるつもりはないといいました。
 あと和田が言いかけたのをさえぎって、腕相撲はしないといった。
 ほらー読まれてんじゃねーか!

 とはいえ話し合いは物別れなので申し訳なさそうに報告する和田。
 みんなも気が進まないよなあ。
 明らかに時政の横暴だってここにいるみんなは知ってるのだから。
 で、和田は言いました。
 畠山は視野が狭くなってるはず、まっすぐしか見えてない。だから自分が脇から突っ込むと。
 …という風に和田はいつものワンパターンで突っ込んでくるはずだから手勢をそちらに
用意しろ、と畠山は指示していました。
 手の内読まれまくりですがな。

 泰時に義時は、怖くないわけがない、と言います。
 自分だって怖いと。
 あっチビったという義時に泰時、着替えを用意させます!とあわてる。
 義時もあわてて冗談だ!と言いました。
 時政直伝のギャグだったのにね…。
 第4話で堤の屋敷に襲撃した時のやつです。

 ともかく。
 戦が始まろうとしていました。
 なお畠山はやはり和田の兵がいないと見抜いてました。
 それと、切られて馬から落ちそうになった人がすっと体制戻ってたけどあれは編集ミスか
なんかだろうか。

 実朝は鎌倉で畠山がせめてくるのかと言ってた。
 八田は御家人らは畠山の潔白を信じ始めている、皆やる気がないからどう転ぶか
わからないと話す。
 まあここまではこないでしょうけども。

 そして和田は背後から奇襲を受けて何故わかったーとか言ってた。
 なぜバレたのか一生わからなさそう…。
 義時は畠山と目があったんだけど、彼がきびすを返したのであわてて兵に道をあけさせる。
 本気でやるつもりはなかったんでしょうが畠山は自分の息子が討ち取られたから、泰時の
方に向かったんでしょうね。
 そうすれば義時は自分の意図に気づいてやってくるはずだと。
 義時が向かってくる畠山に対して馬からジャンプして飛びついて振り落とすとはおもわなんだ。
 良い武士は危険だからやっちゃダメだよ!馬の背からだと1メートル以上あるからね!
 で、このあと一騎打ちというか脇差での切り結びから殴りあいになった。
 なんかこういうのもありなんじゃないかな。
 昔の武士がみんながみんな優雅に刀だけで戦ってたと思わないんだよね。
 刀落としたらあとは殴り合いとかもあったんじゃないかと。
 ここ見ていて実写紅桜篇の、ラスト銀時と晋助が殴りあうとこ思い出した。
 原作と変えてたあれね。
 まあともかく、落ちていた刀を拾って義時に馬乗りになって刺そうとするも畠山は
刺さなかった。
 なぜ刺さなかったのか。
 考察の余地はあると思います。
 ここで義時を討ち取るにはあまりにも惜しい才能だと思ったのか、ここで討ち取ってもどうせ
残った兵にやられる、ここまで戦ったのだからいいだろうと思ったのか、もうあとは
義時に任せようと思ったのか…。
 このシーン背後から誰かが畠山を刺したのかと一瞬思ったわ。アップすぎて。

 そうして畠山は晴れやかな笑顔で馬にのって歩いていきました。
 誰もその後を追うようなことはしませんでした。

 時政は実朝に畠山の謀反を鎮めたと報告していました。
 愛甲っていう武者が首を討ち取ったと。
 殺すなって実朝が言ったのに殺すのなんなん。
 実朝の命令無視されてるやん。

 義時は時政に首桶を差し出しながら言いました。
 畠山は逃げようとしなかった。
 逃げる理由がなかったからです。
 兵を整えることもしなかった。
 戦ういわれもなかったからです。
 畠山がしたのは誇りを守ることのみ。
 あらためていただきたいあなたの目で。
 執権を続けていくのならあなたは見るべきだ。

 義時泣いてましたね。
 しかし時政は中を見ようともせず、首桶を受け取るでもなく立ち去りました。
 このクズが。

 大江は時政は強引すぎたのだと話していました。
 御家人らは、畠山に非はなかったのだと察していると。
 で、怒りを他のものに向けるのだと言われて稲毛が標的に。
 時政を守るためと。
 そういうわけで義時は時政に、稲毛にすべての罪を擦り付けますよと報告していました。
 時政、自分が助かるためなら死んでもらうか、とかひどいこといってる。
 義時にとってはもう最後通牒だったんだろうなこれ。

 で八田は今回のことは稲毛が自分の所領とか地位を拡大させたくて時政に
取り入ったらしいぜ、と噂を広めてまわった。
 当然御家人らは怒りますよね。
 稲毛はワケがわからんうちにとっ捕まりました。

 時房は理不尽だといってたけど義時はそこが狙いだという。
 助けを求める稲毛を時政は見殺しにした、御家人の心は確実に時政から離れる。
 これくらいしないと事は動かないのだと。

 稲毛は時政に話を聞いてくれというも聞き届けられるはずもなく、三浦が首をはねました。
 しっかりと「執権の命により首をはねる」と三浦が言い放った上で。

 りくはこれで息子の敵が討てたーとほくほくしてます。
 ほんとに腹立つな…。
 で、畠山の所領ももらってしまいましょうとか言うけど時政は、今回武功を立てた人間に
分けないといかんとさすがに言ってた。
 みんなの喜ぶ顔を見てると和むのだと。
 遅すぎましたね時政。

 義時は所領の分配を政子に頼むと大江とともに話していました。
 政子はそんなことしたら政の場が混乱するのではというも、義時はすでに混乱していると。
 今ここは政子の力が必要なのだと言います。
 あと稲毛が死んだことも政子は知っていた。
 命じたのは時政ですよという義時になぜとめなかったのですという政子。
 義時は、自分が(稲毛に罪を擦り付けて)殺すようにしろと言った、と伝えます。
 時政はこれで信用を失った。
 彼がいる限り鎌倉は立ち行かなくなる。
 政から退いてもらうためのはじめの一歩だと。
 ボクシング始まるの?(その「はじめの一歩」じゃない)

 恐ろしい人になりましたねという政子ですが義時は、すべては頼朝に教えてもらったことだと
言います。
 まあ手回しとか先回りうまかったもんなあ頼朝。
 捨石も必要なこと言ってたし。

 で、時政がいなくなったとして誰が執権に、という話で政子はあなたが?というも義時は
それでは自分が立場ほしさに時政を追放したと思われると告げる。
 そして政子に、実朝が成長するまでの間なって欲しいというわけです。
 今の実朝、13歳くらいだけど全然説得力ないよね。ちゃんとした子役使えばいいのに。

 実衣はなんで政子が分配するのかと言ってるけど実朝に、畠山の死は自分も責任を
感じているから母に任せるといわれて黙るしかなかった。
 で、時政には義時が、あなたへの訴状、梶原の比ではない数の御家人が名前を連ねて
いると伝えていました。
 ただこの書状はこっちでなかったことにしときますよと。
 あなたは度が過ぎたんです、しばらくおとなしくしててもらいますと義時。
 はめたなとか言うけど自分がやりすぎたのまだ理解してないんだ時政…。
 前に出れば出るほど反発が強まるのです、と義時は言います。
 恩賞の沙汰くらいはさせてもらうぞという時政ですが義時は黙って首を横にフッタ。

 そういうわけで政子がおそらく大江のアドバイスを受けながらだと思いますが、恩賞に
ついての沙汰をつげていました。
 りく大激怒してますな。
 あんたもたいがい理解してないな…。


 次回第37話。
「掟は破るためにこそある」



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