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鎌倉殿の13人

第38話(22/10/02)

 いやーもうりくの退場には納得いかないわ。
 あれだけのことを引き起こしておいてノーダメで伊豆へとかなんなんって思う。
 最後いい話風にまとめてたけど絶対許せないよ。

 時政が実朝相手に刀を抜いていた頃、部屋の外では三浦と和田が押し問答。
 三浦は謀反だというが和田はなぜ彼が静観してるのか理解できないでしょう。
 押しきって中に乗り込んでいった。
 そこで時政が実朝に刀を向けているのを目撃し、かばうわけですね。
 かっこいいな。ためらいなく守る者の前に立つというのが。

 OPで、25年かけて築いてきた執権の立場が一月で崩れ落ちたといってたけど
そんなもんですよ。
 信用を積み上げていくのは難しく、崩れるのは一瞬。

 で、和田は刀から守りはしたものの、起請文書いちゃいなさいって言ってて
笑った。
 そんなもん後で破けばいいんだからと。起請文破いて全身から血が噴出す死に方
したやつなんか見たことないって。
 彼らしい解決方法ではある。
 でも実朝の立場上、後で無効にってのは出来ないからなあ…。
 だからこそうかつに書くわけにはいかないわけで。

 りくは屋敷が義時の手勢に囲まれていると知り、多少痛い思いをさせてでも実朝にこの
囲みを解かせろと説明する。
 こわ…。てかひどっ…。
 孫でしょうに一応…。
 りくにとって北条の縁者は自分が生んだ子以外は完全な他人なんだなあ。

 外では義時が、三浦が説き伏せてくれるだろうみたいな話をしています。
 泰時が何か言おうとすると口を出さずに見ていろと叱りつける。
 なんていうか義時も言葉足りないよね。
 これじゃ泰時はただ理不尽な思いをするだけだから。
 そんな泰時に八田が父の思いをわかってやれと声をかける。
 父親だからと甘い態度を見せたらすべての御家人を敵に回すことになるんだと。

 中では三浦がりくに接触していました。
 ここをひそかに脱出しろというわけです。
 義時なら時政を許すはずだからって。
 その後三浦が門をあけて出てきて義時に、あれの説得は骨がおれる、りくも
一緒にいるといってきかないという話をしていて家人を外に出してるんだけど、その中に
りくが混じってた。
 古畑でもやってましたね。
 殺人現場を取り巻いてる野次馬の中に犯人がまぎれて脱出ってなトリック。
 
 その頃実朝は和田に、武衛とは親しみをこめて呼ぶものではないと説明。
 自分は前は武衛だったけど今は羽林(ウリン)って立場なんだよと説明してました。
 嫌な予感がするぞ(笑)。

 りくは政子に頭を下げていました。
 本人後ろにいるのに、上座に向かって頭下げてるのなんか変な状況だな。
 ともあれりくは時政を助けて欲しい、悪いのはすべて自分であると言いました。
 それがいえるならなぜこの事態にまで追い込んだのかってことだよほんとに…。
 政子走っていった。
 誰か人呼ぶのかと思ったけど自分が行った方が早いと思ったんだろうな。

 そして時政の屋敷の前にいた義時らの前に駆けつけてきた政子。
 頼朝は冷酷だったけど慈悲の心もありました、と語りかけます。
 ここ私ちょっと思ったんですが、頼朝に慈悲の心があったというのは単に政子が
頼朝のうわべだけしか見てなかった部分もあるのではと思います。
 うわべっていうのは政に関わる面でね。
 義高を許したのも大姫の嘆願あってだし(ただし間に合わず討ち取られたけど)、
範頼だって追放しただと思わせておいて子供のためにとあっさり善児差し向けて
殺してるしね。政子が知らないだけでしっかり冷酷だったと思います。
 さてさて。
 屋敷の中ではそろそろ頃合か、と時政がいい、和田に実朝を連れ出すように
頼んでいた。
 ここでお別れですと。
 一緒にという実朝に、いきましょうウリンと声をかける和田。
 さっそく使ってやがる。
 時政は和田に伝言を頼みました。
 あとは託した。これからの北条、鎌倉を引っ張っていくのは義時である、と。
 和田、承知と力強くうなづきます。

 実朝が出て来たのでみんなホッと安心する。
 和田は時政から伝言があると言う。
 ところが。
 義時の「…忘れたのか」にめちゃくちゃ笑いました。
 数秒前までめっちゃかっこよかったのに。
 多分、伝言頼まれたから伝えなきゃという思いでいっぱいで、内容まで覚えてなかったと
思われる。落語の平林じゃないんだからさあ…。
 代わりに実朝が伝えてくれました。

 攻め込むぞという義時にとめようと先に乗り込もうとする泰時。鶴丸が命じられて押さえて
ましたが…。
 政子も御家人らに土下座して頭を下げるんですね。こんなことされたら攻め込めないよね。
 中では自刃しようとしていた時政を止めたのが八田でした。
 義時は外で問答してるからね、これないよね。

 戻ってきた実朝に千世が抱きついていてかわいかった。
 実朝ぎこちなかったけどこれで夫婦仲進展しますかねえ。

 そして時政は一晩でハゲてました。(剃髪だよ!)
 初は泰時に、出家ですむんでしょといってるけど泰時は、義時が手を回す(暗殺)かもと
心配している。
 初は呆れていました。
 義時が自分の行動を泰時に見せたりのは、決して自分のようになるなという戒めでしょ、と
伝えるのです。
 いい嫁だなあ。
 実朝は義時に時政の処分は軽くしてやって欲しいと伝えます。
 手荒なことは一切されなかったと。
 されなかったけど出家させられそうになったんですが。
 鎌倉殿に頭下げられたらさすがの義時も厳しく、とはいきませんな。

 時政の処罰について二階堂は厳罰にといい、大江、三善は寛大な処分でいいんじゃ
ないのかって感じですね。
 特に三善は、彼が頼朝を引き立てたのだからと主張。
 そういうわげで、伊豆への「流罪」と決まりました。
 流罪だから出られないしここへ戻ってもこれない。単に伊豆へ行くのとはワケ違うんですね。

 義時は時政に処分を伝えます。
 りくも一緒ならそれでいいという時政。
 義時は一緒に鎌倉を守っていきたかったと胸のうちをつげた。
 もう二度と会うことはかなわない、父の今わの際に手を握ってやることもできない、
そうさせたのはあなただ、恨みますと。
 久しぶりに義時の息子としての言動を見た気がする。

 時政は外の鳥の鳴き声に話題を向けました。
 あの鳴き声は鶯だと。
 ホーホケキョとなくのはメスを呼ぶときで、普段はジャッジャッという風な鳴き方をすると。
 春の初めころにはこのホーホケキョもドヘタクソで、夏くらいになってようやく上手に
なるんですよね。
 そしてよく間違われがちなのが、きれいな鶯色で梅の木に止まってるのは大体メジロ。

 7/20、時政は鎌倉を去ることになりました。
 そして義時はひそかにトウを呼び寄せていた。
 まあやるだろうなとは思ってたよ…。

 このあと政子、実衣、りくがあって話をしていたけど、今生の別れとはいえよくこんな
和やかに話できるな。実衣にとっては全成の仇でもあるのに…。
 彼女らが退出したあと、りくに食事を持ってきた侍女がいた。
 どうみてもトウですね。
 ここで殺そうとしていたらのえが入ってきた。
 今回ばかりはこの女の空気読まなさに救われたよね、りく…。
 のえは北条家とうまくやっていくコツを聞いています。
 うまくやっていくというかこの人の場合、うまく義時を騙していくコツだろうな知りたいのは。
 その後トウが行動に出ようとすると今度は三浦がやってきた。
 自分に貸しがあるから伊豆に戻っても会ってもらいますよとか言い出すから何かと
思いきや、暗殺者に気づいてた。
 義時の手の者とは知らずとも、殺気だだもれだったんだろうな。
 トウが歯が立たないって相当だなと思ったけど善児と戦ったことあったっけ三浦。
 トウは俺の女になれといわれてたけど反撃して逃げていきました。
 ここでりく殺されてたら歴史変わってきちゃうからこういう形で決着つけたんだろうな、
脚本として。
 多分三浦は誰がトウを差し向けたかは理解したでしょうね。

 りくは義時に自分を殺そうとしただろう、とズバっと言ってた。
 もう時政はたきつけないと。
 それでも上昇志向の火は消えてないというりく。
 だから命狙われるんだろうに…。
 りくは目の前に大きな力があるなら奪い取れ、あなたはそこに立つべき人と言ってます。
 時政をたきつけないといった側から今度は義時か…。
 父と母の思いは自分が受け継ぐ、と義時は言います。
 タイトルのとおりですねえ。

 義時は御家人を集めて平賀を討つと宣言しました。
 鎌倉殿の座を狙ったこと、政範を毒殺したこと、それを畠山に罪をなすりつけ、滅亡に
追いやったこと、そしてこれらがなければ時政が鎌倉を去ることもなかったと。
 平賀に兵が差し向けられて、自分は鎌倉殿になろうと思ったことはないとか言ってるけど
あんたがそそのかされてやったからこうなってんだよ。
 後鳥羽はこの京で北条が好き勝手したと激怒してますねー。
 義時許さんとか言ってる。
 そうやって兵力もないのに戦おうとするから隠岐に流されるんだぞ、と。

 御家人らは義時にお前が執権やんのかよみたいな感じで怒鳴ってたけど三浦が反対
意見を言った上で、ただ他に執権務められるやつもいないのは事実とか言ってた。
 これサクラの役割だね。
 うまいことやったね。

 
 次回特別番組
「よりぬき銀魂さん」



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