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鎌倉殿の13人

第39話(22/10/16)

 今回は嵐の前の4年間って感じでしたね。

 義時が仕事に行くのを、子供を抱いて見守るのえでしたが、義時が出て行くとさっさと
侍女に子供を預けていた。
 本当にいやな女だな。
 その義時と廊下ですれ違ったのはナレの長澤さん。
 てかきりそのまんまやん。
 長澤さんは好きだけどきりは嫌いだったからどうしても真田丸思い出してしまうわ。
 
 時政追放後鎌倉はおだやかな日々が続いていた。
 その4年間凝縮回だそうです。
 
 OPのあと詠まれた和歌は実朝の作だそうですね。
 どことなく物悲しさを感じさせるものだと思います。

 時政が鎌倉をおわれたあと実朝は、天然痘から復帰していました。
 あれ致死率まあまあ高いけど、治った人にも大きな跡が残るから結構大変
だったんだよね。女性だとそのまま離縁されてしまうこともあったとか。
 みんながお祝いをしている中、ちょっとくだけた感じで義時は、もし実朝が死んだら
善哉が跡を継ぐ予定でした、って言ってて実朝もそれは悪いことをしたといってる。
 頼家のことを見てきてるから、そうなっても仕方ないみたいな気持ちはあったのかな。
 義時は実朝に、政そのものは自分がやるから実朝には見守っていてもらうといいます。
 この先ずっと、のつもりらしい。
 黒くなってきましたな。

 高野山からの訴えについても義時が高野山が正しいといってて、実朝の発言を
さえぎっておりますな。
 落ち込む実朝を慰める泰時。
 実朝はそんな泰時に渡したいものがある、と言う。
 それは和歌でした。
 ここでは内容明かされないから、冒頭のあれかなと思ってたんですけども。
 実朝は返歌を楽しみにしている、と言います。
 泰時マジで困ってんなあ…。

 義時は鎌倉の政の仕組みを新しくする、と大江に言い、守護を数年で交代させると
言います。
 そうすれば一部の人間に権力が偏ることもないと。
 ただし、国司の立場はそのままということで大江は、それでは(国司の地位についている)北条が
目立つのではと言うも義時は大丈夫だと。
 権力で黙らせるってことなんだろうな…。

 のえは初に親子そろって辛気臭いと文句言ってました。
 なんかもう思いあがりがすごいっていうか。
 ただ、なんか不満は多いけど前みたいな嫌悪感はそうでもなくなってきたな。
 初は泰時はちょっと違いますよ、と言ってました。

 そこに朝時が現れます。
 比奈と義時との子で泰時の異母弟にあたるそうです。
 ただし行動は粗暴。
 これはあかん…。

 実衣が政子に、源仲章が仲立ちして藤原定家が実朝の歌を添削してくれると
言ってました。
 今でいえばAKBの秋元Pが添削してくれるようなもんか。
 ただ実朝と千世は未だに子が出来ないということを気にしてます。
 側室も考えたほうがいいかもと。
 
 義時のところに仲章がやってきて、あなたの味方ですよみたいなことは言ってたけど、
義時はいまいち信用してない様子でした。
 というか全成の子が殺された件、義時は調べてないんだろうか?
 調べてないはずはないし、そうしたらこいつが関わってることわかってると思うんだけどな。
 ま、今ここで粛清したら上皇が黙ってないだろうから折を見てってことなのかも知れないですね。

 実朝は三善と和歌の練習をしていたのですがそこに仲章が定家の添削を持ってくる。
 その内容を見ると、三善が実朝に言って直したところを定家は「ここは逆にした方が良い」と
指摘していました。つまり三善が直さない、実朝が詠んだままの方が良かったということで
三善は真っ青になって謝っていました。
 かわいそう。
 仲章も今後二度と口出しするなって言ってるし…。
 そんな三善を実朝は和歌を詠むことの面白さを教えてくれたととりなすのでした。
 優しい。

 千世が実朝と話をしようとしていたら「ウリン!」て和田がやってきた。
 元気いっぱいだなあ。
 天然痘の跡が残ったことにも、あった方が様になるといってます。
 和田のような人が友達にいたら楽しいだろうねえ。
 ちょっと空気読めないとこもあるけどそこも愛嬌でしょう。
 言えばわかってくれる人だし。

 さて政子は八田を呼んで何か直してもらっていたのですが。
 浮かない顔で戻ってくる千世を見かけた。

 和田はそのまま実朝と話をしていたようですね。
 みんなが上総介になってくれと言ってんだよ、柱になれと言ってるよと。
 …それ、身分の話じゃなくて、実質上総介のように北条に対して物申して欲しいって
いう意味では…。
 そこに実衣がきて話があるので下がりなさいと和田を追い返します。
 新しい女房をきめたいということでした。
 身だしなみをちゃんとさせるためにと。
 ここで、烏帽子が曲がってることを指摘された実朝が無言というか無表情で直すの
めちゃくちゃ笑ったんだけど。
 ここはどういう演出なの。
 ともあれ、どういう女性の好みがいいかと聞かれた実朝。
 困っていると和田が「声のでかい女子がいいな!」とどたどた入ってきて、実衣に
追い返されててめっちゃ笑った。
 しかも実朝もそれを受けて「では声のでかい人を」と言ってるし。

 そして泰時はまだ悩んでいた。
 鶴丸いわく、和歌やったことないらしい。
 あーあ。

 さて八田はものを直しながら政子に、北条を苦々しく思っている人間が増えている、と
話を伝えます。
 重要な役どころは北条でないとなれないのか、と。
 政子は心配して義時に伝えるのですが、全然響いてない様子でした。

 実朝のところには本当に声の大きい女性がきてた。
 名をよもぎ。
 側室を採るつもりはないけどそんなに早く返したら面目が立たないなと考えてあげる
実朝。優しい。
 で、何か困ったことはないかと聞くとよもぎは悪い男に騙されたという。
 結婚をチラつかせておいていざとなったら捨てられたと。

 同時期朝時が泰時に、悪い女にひっかかった何とかしてくれ、この女を鎌倉から追い出して
欲しいと頼んでいました。
 …お前だな。
 と、なんかやばいとかいって逃げ出した。
 義時がきたからでした。
 義時は疲れたといって寝転んでた。
 そして泰時に、ちょっと伊豆にいってこい、父にうまいものでももっていってやれというのでした。
 そんで義時はふと鶴丸を見て、まだ鶴丸(幼名)のままでは都合が悪い、名を改めるかと
言い出した。
 そして盛綱という名を与える。
 さらに苗字は平と。
 平和になった鎌倉に平家ゆかりのものがいてもいいだろうと。
 いや平家じゃなくて平氏でしょこの場合は。
 まあいいけども。
 そして盛綱という名は泰時の命綱という意味だそうです。
 そういうわけで平盛綱と名が改まりました。
 鶴丸の方が楽だったのに…(笑)。

 盛綱はどうせなら御家人にして欲しいと頼みます。
 義時も長年仕えてきたし頃合かもなと言っている。
 いやそういう私情挟んだ取立てをするなと比企や時政に散々言ってたじゃん。
 なんで自分には甘いんだよ。
 だから反感買うのに。
 義時は盛綱に、今日ある弓の技比べにもぐりこんで成果をあげろ、と言います。
 それをきっかけに実朝にかけあうと。

 義時は和田に対して、上総介の位の件は忘れろ、そして実朝にじかにお願いをするのも
最後だ、あとウリン呼びもやめろと言います。
 一方的なものいいにそりゃ和田も怒りますよね。
 上総介は武衛って呼んでも許されてたというけど、あの頃とはもう違うって言われても
わからないだろうしさ。
 亀裂が入りつつありますね。

 大江はいずれ和田もみたいな物騒なこと言ってる。
 まあそうなるとわかってるんだろうけど。
 和田は人気があるから慎重にと。
 なんか似たような会話前も聞いたな…。
 今和田は三浦と仲がいいらしいですよ。

 そんな話をしていると三浦がやってきた。
 善哉を連れてきたらしい。
 義時は三浦に実朝が天然痘で危なかった時善哉を鎌倉殿にという話もあったのに、
立ち消えて申し訳なかったといったあと、鎌倉を変えるという話をします。
 さしあたっては守護を2年単位で交代させると。
 三浦が自分も相模の守護なんだがと言うと、だからこそお前に賛成して欲しい、そうしたら
誰も反対しないだろうと。
 義時は三浦のことを何でも自分に従ってくれる奴隷とでも勘違いしてんのかね…。
 そりゃ義時が立ち去った後三浦も怒りをあらわにしますよね。
 ないがしろにされてるのと同じだもの。

 善哉が実朝やトキューサと蹴鞠をしてるのを見ながら政子はつつじに、もっと連れてきて
いいよ、頼家にできなかった分善哉を幸せにしてやりたい、と語るのでした。
 トキューサは癒しになりつつありますね。

 弓の大会が開かれて、盛綱はアンカー役なのかな。
 見事的を射止めてチームを勝ちに導きました。
 実朝も見事!って感じなのだけど、泰時が盛綱と抱き合って喜んでいるのを見て
態度が変わります。
 何があったんでしょうね。
 
 義時は実朝に、盛綱のことを御家人にしてやりたいと言います。
 しかし実朝は激しい口調で和田を取り立てようとしたのを止めたのはお前なのに、お前の
私情を取り上げるのはおかしいという。
 これは実朝が正しいでしょ。
 でも義時は自分は伊豆に帰ると言い出して、そういえば実朝が困るのをわかっていて
結局盛綱の御家人を認めさせてんだからほんと汚いなと。
 今後口を出さないようにとも念押ししてますし。
 実朝かわいそうだなあ。

 そんな実朝がとぼとぼ歩いていると、時房が蹴鞠を持ってしゃがんでいた。
 頼家のことを思い出していた、というのです。
 二人はしばし頼家のことについて話したあと、時房が、あなたには心を開くことが出来る
人がいますかと語りかけるんですね。
 ハッとしただろうな実朝。
 頼家は誰も信用しなかったために追い詰められたようなもんだしね。

 その夜実朝は千世に、あなたが嫌いなのではなく、女性に対して興味を持つことが
できないのだということを打ち明けます。
 泰時にあれこれなついていたのも、時元にかわってがっかりしたのも、泰時が盛綱と
喜んでいて不機嫌になったのも、恋愛対象が男だったってことですな。
 和田にもなついてたしね。
 ただ幼いがゆえに、子供をなすことも義務と割り切れなかったんでしょう。
 千世が理解を示してくれたのが救いじゃないでしょうか。

 返歌が作れず悩んでいる泰時のところに仲章がきました。
 彼が手にしている和歌を見て、これは恋の歌ですねという。
 恋する気持ちを詠んだものと。
 そこではじめて泰時は気づいた…いやこれ気づいてないかな…。
 実朝に渡す歌をお間違いですよと返した。
 わからんですね泰時の気持ちが。
 実朝が自分に向けた気持ちに気づいて、正面から断わったら大事になるから
歌を間違えてるよってことにしたのか、本当に空気読めなくて返したのか…。
 実朝はそうだなとひっこめて別の歌を渡してました。
 それがOPのあと詠まれた歌ですね。
 表情もまた切ない感じでしたが泰時は気づいたかどうか。

 朝時は義時に怒られてました。
 ざまあみろ。
 とりなしてくださいとか言う朝時。
 義時も呆れてますね。

 和田は三浦に義時の行動が気に入らないといってました。
 さてどうなるか。

 泰時は返歌を考えるのにお酒を飲んでいました。
 この態度からするとやっぱり実朝の淡い思いに気づいたのかも知れない。

 善哉が名を改め公暁となり、出家して京で修行してくることになりました。
 一話の中で成長したやん…。4年の出来事とはいえ。
 で、この公暁が見度って来るときに鎌倉最大の悲劇が起きるようです。
 三浦が影から見守ってたなあ。
 何かたくらんでるだろうね。
 彼が戻ってくるのは6年後。
 多分再来週あたりじゃないですかね。(コラ)


 次回第40話。
「なめらかなポリゴンは人の心もなめらかにする」



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