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鎌倉殿の13人

第40話(22/10/23)

 京で上皇らが、火災で燃えた閑院内裏の建て直しを鎌倉にさせようと言ってて、
悪い奴等だなあと。
 実朝なら喜んで受け入れるだろうけども、坂東武者らには重い負担になるだろう
というわけです。
 義時が下からあがってくる不満をどうさばくか、というところなんでしょうね。

 和田は他の武者らの不満を聞いていました。
 少し前ならその役目は義時だったけど今はもう誰も頼らないでしょうね。
 下手なこというと処罰されるから。
 八田も、受けた仕事は引き受けるけどそれは坂東に限るといっていた。
 トキューサは義時に、不満を持つ武士が皆和田のところに集まってますよ、と
話していました。
 不満を持つものの旗頭みたくなってると。
 ますます上総介になってきましたなあ。

 そんな中、一つの事件が起こります。
 泉親衡という人物が御家人を扇動して、御所に攻め入り、義時を亡き者にしようと
していた計画が発覚したのです。
 ただ皆この泉なる人間をあまり知らなかった。
 義時は厳罰にと言うのですが大江が、和田の身内の名前があると言ってきた。
 息子二人と甥っ子だと。
 その頃和田も息子から話を聞いていたのだけどこの甥っ子によると、いきなり声を
かけられて熱く今の現状を語られて、気がついたら息子とともに話を聞きにいって
いたというわけでした。
 ただ謀反そのものに加わろうとしたわけではないと。
 で、和田は自分に任せておけというのですが…。

 大江と義時は泉について話していました。
 調べたが何も出てこないと。
 このドラマでは存在しない人間みたいな扱いになってたけど一応存在する人間なんですね。
ただ目立ったことをしてないから当時としては情報が入ってこないのも当然かなと。
 で、大江は西の小細工のような気がするって言ってて、誰がそんなに恨まれてるんだ
という義時。
 お前だよ。
 
 ちなみに泉は御家人をそそのかすだけそそのかして消えてしまったとか。
 仲章ですかこれ。
 つまり彼が扇動してたってことなんだろうな。
 このドラマではね。

 さて、和田は義時に何とか許して欲しいという。
 聞き入れてもらえないなら相撲で勝負だとか言ってるし。
 こういうとこが彼らしいし愛らしいですね。
 しかも、マユゲそらせようかとか言ってる。
 それはあんたが上総介説得する時にやってたでしょ!しかも片方だけ剃ってさ。
 さすがにこれには義時も毒気抜かれた部分もあるんでしょうね。
 笑ってたけど。
 トキューサが、息子二人にはお咎めなしだといってました。
 ただし甥っ子はダメだせと。
 御家人に声かけてまわった、いわば首謀者のようなものだから厳罰に処すと。
 これは当たり前のことだと思うんだけどなあ。
 命までは取らんとか言ってるしね。
 
 和田の屋敷には息子が勢ぞろいしてました。
 巴もこんなに子がと驚いてんだけど、義母上って言われてびっくりしてるのも笑える。
 で、こんだけヒゲ面で頭下げれば義時もわかってくれるという和田ですが、ヒゲ面が
揃えば、とわかってくれる、の関係がわからん。
 
 義時の方は悩んでいました。
 まあ気持ちはわからんでもないが。
 大江は上総介の名を出し、もっとも頼りになる男がもっとも脅威であるという話を。
 義時もそれはわかってるけど、やりたくないみたいな気持ちもあるんだろうな。

 そこにトキューサが、無数の和田が集まってると報告を。
 お前か、あのパワーワード生んだやつは。
 表に無数ら和田…じゃなくて無数のヒゲ面が集まってた。
 98人らしいです。
 甥っ子の赦免を求めてやってきたのでした。
 そこで義時はわざと和田を煽るために、縛り上げた甥っ子を連れ出させた。
 で、時房は、実朝に会わせろという和田に、今は仕事だから無理、今日は帰れと
すげなく追い返すのでした。
 
 その実朝は何もしらずに、大根の葉の筋を取っていた。
 葉に筋あったんだ、知らなかった…。
 今まで普通にそのまま刻んで具にしてたよ。
 ともかく、千世にすじの取りかたを教えてあげていて、夫婦仲はいいんですよね。
 実衣は歯でむしりとってて笑うんだけど。
 何も知らない政子と実衣は世継ぎの話をしていて実朝と千世の顔が曇ったのに
気づいてない。
 かわいそうだけどいえないよねえ。
 実朝は花を見に行く話をして話題そらしてました。

 さて。
 その大根の葉のすじ取りをのえも加わってやってんだけどのえはただ葉をバキボキ
折ってるだけで粗暴極まりないな。
 しかも世継ぎについて、義時の息子が次の鎌倉殿にならないのかとか言ってるし。
 野心丸出しだわ。
 そりゃ実衣もりく2号って言いますわな。

 納得いかない和田は三浦に思いのたけを打ちあけていた。
 ここで三浦は、謀反の話をちらつかせる。
 実朝を保護して義時を討ち取ってはと。
 まあどうせ三浦のことだからまた寝返るんだろうなと思ったし、そんな三浦のやり方を
見てきている和田が疑わないのかわいそうだなと。
 そんな中和田にとって不幸な出来事が起きます。
 甥っ子の娘がかねてより病弱だったのですが、父に会えることなく息を引き取ってしまう。
 これが和田の背中を押す結果になってしまったのかも知れません。
 
 泰時は義時になぜ和田を追い詰めるといっていた。
 義時は磐石な北条の地位を築くためと言う。
 泰時の発言って頼朝の行動を理解できなかった義時そのものですよね。
 ただ泰時はまっすぐすぎてそのままばーんと言ってしまいすぎるというか。
 そこに三浦が、和田は間違いなく挙兵するなと言ってきた。
 三浦の弟はどちらの味方なのか、と呆れるも三浦は、自分はこうやって生き延びてきた
と言う。
 確かにそれ言われるとね。
 義時は泰時にしばらく謹慎しているよう言い渡します。
 
 その泰時、政子のとこに直談判にいくも、後ろに義時着てた。
 息子の行動安直すぎて読めるんだろうな…。
 政子は義時を厳しく叱る。
 和田をけしかけることはしませんよという義時ですが…。
 絶対向こうからしかけてくるようにするよね。

 大江はどうするといってくるのだけど義時は、いずれ政子にもわかってもらうと。
 またいつもの事後報告にするつもりですねこの人。
 和田をもう一押しするいい手を思いついた、ということですが…。

 政子は三浦を呼びつけていました。
 三浦はどっちにつくのかと聞く。
 三浦は義時側っていうけと゜政子、自分は義時ほど人を信じないの、とけん制。
 で、もう一度聞くけど三浦も三浦で、これで和田につくなんて馬鹿なこと言う人間は
いないと。
 そういうわけで政子は、宿老のポジを用意するから義時についてくれと依頼するのです。
 つまり三浦が義時側につけば和田は孤立するから自然と戦を諦めるだろうと。
 
 泰時自宅で謹慎になったーとか言ってたけど、初が朝時を呼び戻していた。
 頼りになるようなこと言ってたけどなるわけないだろこんなチャラ男。
 誰かに似てると思ったらノリスケなんだよねえ。調子いいとことか。
 まあノリスケは女癖悪くないけど。

 さて実朝は千世を連れて歩き巫女のとこにいってました。
 生きてたんかい。
 巫女はそれとなく二人の夫婦生活の実態を見抜いていて、また肘があごにつくかねと
千世に聞いていた。
 実朝がやらなくていいからって言ったのは笑いました。

 ただちょっと思ったのが、時元本当に融通利かないなって。
 巫女が実朝の手を触った時大声でけん制してましたからね。
 いやこの対応が正しいのかも知れませんけど、泰時は特にとがめだてするような
ことしませんでしたから、同じシーンを再現して泰時と時元の真逆な対応を描く
ことで、時元の融通の利かなさがわかるなって思いました。

 そのあと巫女は恐ろしい話をする。
 大きな戦が始まる、というのです。
 この鎌倉が火の海になりかなりの血が流れると。
 皆死ぬとも言ってます。
 ヒゲ面の首が浜に並ぶと。
 もうそれ和田しかないですね。
 実朝びっくりしただろうなあ。
 そこに盛綱が火急の知らせを持ってきた。

 あの和田の甥っ子の屋敷が義時によって没収されたというのです。
 普通処罰を受けた人間の身内が家財を譲り受けるのが慣わしだったけど、
義時はそれを破って差し押さえてしまったわけです。
 わざとだろうな。

 実朝も義時を責めていました。
 義時は戦には大義名分がいるのです、これで和田も動きやすくやったはずという。
 実朝は義時にならんというも、出歩くことそのものを禁じられてします。
 困った実朝は政子に相談した。
 政子は我が家に伝わる秘策を使うといいました。
 一勝一敗だそうですが。
 一勝は義高で一敗は頼朝かな?(逃げる時に見つかったので)
 そうして秘策でやってきたのは和田だった。
 お前が来るんかい!
 実朝がいくのかと思ったのに。
 で、和田はここまでコケにされたら武士の名折れだと実朝に訴える。
 女装してきたことは武士の恥じゃないんか…。
 死なないでくれという実朝に俺は死にませんという和田。
 101回目のプロポーズ見たのかな?

 実朝は巫女の話をするんだけど和田は、あのばあさん最近は死ぬ死ぬしか
言わんという。
 つまり和田は死ぬって警告されてんじゃねーか。

 実朝は和田を鎌倉一の忠臣だと褒めます。
 そして義時も呼んで二人並べて改めて戦をしないように、と言った。
 それで毒気を抜かれたのか義時も戦はしないといいます。
 
 政子は義時に改めて、これで和田の挙兵はなくなったけどもあなたはまだ
諦めてないでしょう、と言いました。
 わかってんだな。
 鎌倉のためという言い訳も聞き飽きた、戦をせずに鎌倉を栄えさせてみよと。
 これ政子の言ってることも正しいとは思うんだけどなあ。
 きれいごとかも知れないけど。
 
 和田は義時に、今の実朝こそ、自分達が望んでいた鎌倉殿なのかも知れない、と言います。
 政はお前に任せるから、力が必要なら自分に言えと。
 そうして女装のまま、実朝のとこにいってくると。また双六しにいくんか。
 ま、ここまでされたら義時もなんていうか、手を引こうくらいは思って…くれるといいな…。

 ところが和田の屋敷では結構な騒ぎになっていた。
 和田が戻ってこない、やはり捕らえられたに違いない、と皆いきり立ってたんですね。
 寝返るつもりでそこにいた三浦、八田にも挙兵するから手をかしてくれと声がかかる。
 あーあ。
 で、三浦も一応ともに北条を倒そうぞって言ってる。
 CMに使われてたのここですか。
 そして巴は三浦に起請文を書くようにと言います。
 彼女は和田ほどに人を信用してないからね。
 冒頭酒を飲み交わしていて三浦が謀反の話をした時も相当厳しい目で見ていたし。
義仲、義高と裏切られてきただけに巴はそれほど和田以外の坂東武者を信用してないと思う。
 
 トキューサは戦にならなくて良かったなあと安心。
 義時は和田を滅ぼすいい機会だったのになあと言ってる。
 でも時房はわかっていた。
 義時だって本心から和田を滅ぼしたくはなかったのだと。
 義時はトウを呼んで三浦に引き上げてくるよう指示を出します。

 その頃三浦、八田は起請文を焼いて灰にしたものを水で溶いて飲んでました。
 くっそまずそう…。
 これで自分らが寝返る手はなくなったという三浦。
 でも和田は破いちゃえばいいって言ってたしなあ。
 トウはその様子を見てあわてて義時のもとへ引き返しました。

 この後、鎌倉最大の戦となる和田合戦が勃発するとか。
 嫌な展開ですねえ。
 

 次回第41話。
「会ってもわからないこともある」



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