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鎌倉殿の13人

第45話(22/11/27)

 失礼だけど今回はちょっと拍子抜けしたな。
 前回あちこちの複線が多くて「動」のイメージがある回でしたが、今回は「静」ってイメージの
回でした。
 すごく静かに残酷に進んでいったなと。

 雨は夜更け過ぎに…間違えたこれじゃない。
 雪は降り積もっていきました。
 ふと外を見た実朝は、歩き巫女がそこにいて、天命に逆らうなといってきたのにちょっと
びっくりしてる。
 てか巫女がいった「天命に逆らうな」は雪の日に外出するなということであって、暗殺に
逆らうなって意味ではないと思うんだけどね。
 実朝は最後はき違えたような気がしてなりません。

 三浦がやってきたらなぜかそこにいないはずの義時がいる。
 聞けば役目をはずされたのだという。
 時房は本当に実朝の命令なのか、と言いますがまあ義時にとってはどうでもいいんだろうな。
 義時は三浦に、公暁はどこに潜んでいる、と尋ねる。
 もう察しはついていると。
 三浦は逆にわかってるならなぜ動かない、というも義時は「思いは同じ」だと。
 要するに実朝には消えてもらわないと困るのは自分も三浦も同じだろってことなんでしょうね。
 むしろ公暁が討ち損じたら自分の身がやばいという義時。
 
 そのころあのイチョウの裏に潜んでいた公暁は、巫女の「天命に〜」を聞いていました。
 彼はどういう気持ちで聞いたんだろうね。
 それこそ天恵と思ったのか。

 泰時があわてた様子でやってきて、そこになぜ義時がいるのかといぶかしがる。
 聞くなというトキューサ。
 いやわからないから聞くでしょ。
 ともあれ泰時は、ここから動かないようにと義時に言います。
 公暁は義時の命も狙っているからと。
 義時びっくりした顔をしてますね。
 三浦に不信感持ったんじゃないでしょうか。

 実朝が儀式を終えて帰り、階段を降りようとしはじめたので泰時駆けつけようとするの
だけど義時は止めた。
 神聖な儀式を邪魔するなと。
 と、イチョウから走り出てきた公暁が仲章を刺した。
 悲鳴を上げて逃げ惑う仲章。
 ざまあとしか思いませんが。
 公暁このとき初めて、義時ではないと気づいてびっくりしたんじゃないでしょうか。
 まあでもこいつもむかつくから殺したろって感じではないかと。←オイ
 そういうわけで仲章は寒いと逆ギレしながら事切れました。
 んでみんなに動くなと一喝。
 実朝は懐に入れていた短刀を取り出します。
 太郎のわがまま聞いといてよかったな。
 ところが彼は巫女の「天命に逆らうな」の言葉を思い出し、短刀を捨て、公暁におとなしく
斬られることを選んだのです。
 うなづいてたしね。
 馬鹿なのかな?(言い方)
 まあ彼からしたら、公暁こそが鎌倉殿になるべきなんだからって気持ちなのでしょうが、
だったら親王どうするよって思わなかったのかね。
 それとも後は公暁と周りが何とかするだろって気持ちだったのか。
 それも結局無責任ですよね。
 実朝は最後まで公暁の気持ちをちゃんと理解しないまま死んだような気がする。
 公暁は今こそ親の敵を討ったぞと声高に叫ぶも、読み上げる紙を実朝の上に落として
血まみれになっちゃったりしてるし。
 こういうのって神様の怒りに触れたって感じですよね。
 ああ当時の感覚でね。
 義時は今を好機とばかりに、公暁を切り捨てよと叫びます。
 皆が向かう中泰時は呆然としていました。
 気持ちはわかる。
 彼のことだから自分を責めてたんだろうなと。
 歩き巫女が出てきたけど朝時は、もうボケてんだって言ってた。
 でも昔実朝のことを占った時にはボケてなかったはずだから、実朝が勝手に勘違いして
殺されることを選んだ、と思ったらほんと救いがないですよね。

 一方政子のところには実衣が知らせにきた。

 三浦は義時に、仲章お前の代わりに死んだなと言ってて。
 時房は、義時は天に守られているという。
 頼朝もそうでしたね。
 すんでのところで命拾いとかあった。
 
 公暁は闇にまぎれて逃げていました。
 三善は泣いてて大江にただ泣くだけなら邪魔だから去れって言われてる。
 確かにそれは正しい。
 で、義時は冷静に跡継ぎがいるという話をしていて、まずは上皇に知らせないといかんだろと。
そんで三善に文を書くよういいます。
 そのあと義時と大江は仲章が殺されたことを、手間がひとつ省けてよかったとか言ってて、
まあこういう人らだよなと。
 義時は、やらねばならないことができた、といいます。
 何だろうね。
 泰時のために磐石な基盤を作ることだろうか。

 政子に時房が実朝の遺体が戻ってきたと報告しにきました。
 千世がそばを離れないそうです。
 気持ちはわかる。
 本当にいい夫婦だったもんね。
 実衣はなんとしても公暁を討ち取れというけども、政子は公暁を助けてやりましょうという。
 二人からしたら何いってんだって感じだよね。
 そこに千世がやってきて、実朝の部屋にあった和歌をもってきた。
 最後の言葉であると。
 それは別れの和歌でした。
 実朝はこうなることを覚悟していたのかも知れませんね。

 そのころトウは仲章が殺されてばたついてる屋敷から脱走を試みていた。
 なんかめっちゃ痛めつけられたって感じだけどもしかしてチャンスをうかがってたんだろうか。
 あっという間に何人も切り伏せて逃げていった。

 義時が帰宅するとのえが「心配してましたー」と声をかけてきた。
 義時は彼女に、変わりに仲章が死んだけどなと告げる。
 そんで、お前も救われたなとのえに言うのです。
 仲章はのえに目をつけていた、あのままだったら話してはいけないことを話していただろう、
そうすればお前を切っていただろうという義時。
 それをのえは嫉妬と受け取ったようです。
 義時はあきれたように、八重も比奈ももう少しできた女だったというのでした。
 のえ怒ってたけど、だんながいない隙に仲章と二人で会ってるんだから、そりゃ義時から
したら何をしゃべるかわからん女って認識されたと思うよ。
 八重さんらだったら絶対そんなことしないし。
 もうとっくに義時は愛想尽かしてるんだろうな。

 三浦は公暁を探し出せと命じていました。
 もしあいつが北条に捕まって、三浦とのつながりがばれたら終わると。
 その前にあいつを見つけて殺せ、というわけです。

 その頃政子の部屋に公暁がきていました。
 公暁は実朝と会って話したことを政子に伝えます。
 二人で源氏の世を築こうといわれたこと、自分はそれを信じられなかったこと、などなど。
 政子はこんなことで鎌倉殿になろうとしても、ついてくる人はいないといいます。
 確かに根。
 公暁はあの頭蓋骨を実朝の部屋から持ってきたと言います。
 混乱してたとはいえよく見つからなかったな。
 これは鎌倉殿の証である、鎌倉殿4代目は私です、それだけは忘れないでといって
去ったのでした。
 うーん…。

 義時は三浦にどこまで知っていたのだ、と実朝暗殺計画のことを尋ねます。
 相談受けたんだけどねー断ったよという三浦。
 うそつけお前ノリノリだったやんか。
 義時もそれはわかってるでしょうから信じるわけはない。
 三浦も実は一度は考えたという。
 でも義時の立場に成り代わっても背負うものが重過ぎてやりたくないと思ったと。
 あと義時は、公暁が自分も殺そうとしていたことは三浦は知っていたのかと尋ねる。
 彼は、その計画を知っていたらその場で公暁を切り捨てていた、というのですが…。
 さてどこまで本当か。
 帰り際彼は襟を正しており、義時はそれを見ていました。(つまり義時を殺そうとしていた
ことも知っていた、と…)

 何も知らない公暁はおめおめと三浦のとこに戻ってきてました。
 アホかこいつ。
 で、京に戻るわってご飯食べながら話してる時に三浦に後ろから刺されて絶命。
 かわいそうではあるけどうかつだな。
 三浦は切り落とした公暁の首を首桶に入れて義時の前に持ってきました。
 一同は鎌倉殿の敵を三浦が討ったぞと大いにほめる。
 義時も、北条と三浦が手を携えてこその鎌倉だ、と断言。
 とんだ茶番ですな。
 
 時房は政子に公暁が討たれたことを伝えます。
 
 泰時は義時に、実朝が暗殺されようという時なぜ自分をとめたのかと言う。
 実朝の死を望んでいたのではないのかと。
 これですべて父の思い通り、これから鎌倉を好きに動かせますね、といった泰時
だけど、そうはいかないと言う。
 自分がそれを止めると。
 まあ義時としても本当は泰時の代になって安定してるほうがいいって気持ちは
あるだろうねとは思います。

 政子は自刃しようとしていたのだけどそれをトウが止めた。
 いやよく戻ってきたなお前。
 で、それはならぬというトウに、ならあなたが殺してという政子だけど、トウは、自分は
主の命令がなくては殺せないという。
 だから、死んではならないと。
 まあそもそも義時を鎌倉に留め置いたのが政子だもんね。
 言い方悪いけど自分だけ楽になろうとするのも無責任じゃないですか。

 上皇は実朝暗殺の知らせを聞いて激怒してました。
 仲章も死んだと。
 兼子はそんな怖いところに親王をやれない、話はなかったことにしてくれという。
 上皇も無論そのつもりだけど、まずは祈祷をさせろと命じる。
 まあ穢れですからねえ。
 慈円は、親王をやるのを取りやめにするのはいいが、このままだと北条のやりたい放題になる、と
言います。
 さてどうでる上皇。

 鎌倉のほうでも、もうこうなったら親王いらねーな、どう断るかって話をしていて、
こちらから断ると角が立つよねという話を。
 泰時は親王を迎えるぺきだと言ってます。
 それが実朝の願いだったと。
 義時は、死んだものに気を使ってどうすると。
 確かにそのとおりですね。
 というわけで義時は、向こうから断るように仕向けようといいます。
 しつこく親王を送ってくれるよう催促すれば、向こうが断ってくるだろうと。
 上皇は鎌倉に対して怒ってるから、必ず断ってくるだろうというわけです。
 ただ向こうも鎌倉を操る策は残したいだろうからさてどうでてくるか、と。

 実衣は時元にここが正念場、あなたが次の鎌倉殿よといってました。
 いやそれはないから。

 公暁が持っていた頭蓋骨を政子は、もうどこかに埋めてあげなさいといいます。
 まあ持ってる人が次々死んでるわけだからなあ…。
 政子は鎌倉を去るというも、義時はそれは無理だという。
 頼朝の妻としての座があるからと。
 前は伊豆に戻るという義時を止めたくせに政子も自分勝手だなとは思いますね。

 義時は運慶に自分の仏像を作ってくれと頼んでいました。
 運慶は今のお前はつまらんからと断るけど、義時は頼朝が成し遂げなかったことを
したい、時間はどれだけかかってもいいから運慶一人だけで作ってくれ、と今なら
パワハラ認定されそうな発言をしていた。
 運慶は逆に興味がわいたのか引き受けていました。


 次回第46話。
「母ちゃんの弁当はいつもつめすぎて若干潰れている」



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