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鎌倉殿の13人

第47話(22/12/11)

 実衣が政子をサポートすることになりました。
 兄弟の集まりで実衣は義時に、自分の首をはねろといったでしょ、と詰め寄ってる。

実衣「私の首をはねろって言ったんですってね」
義時「言ってない」
実衣「言ったでしょ」
義時「言ってない!…なあ!」
トキューサ「え、ええ」

この後わざとらしく義時が、我が妹、いとしい実衣よって言ったの笑うわ。
しかも義時が立ち去った後、
トキューサ「言ってました」
お前さあ…(笑)。
こういうの好きです。
 
 そして無意味に脱いで…いや剣の稽古だから脱いでるのか、三浦が。
 長沼が義時に、鎌倉で火事が多く焼け出された者が多いので政子の名で炊き出しをして
ほしいといってたのですが、義時は何でもかんでも自分に頼るなと一喝。
 それを見ていました。
 三浦は昔はいろいろな者の声を聞いてなんとかしようと苦労してたのに変わったな、と声を
かけます。
 そんな義時に何でもかんでも安請け合いしてたら回らなくなるといったのは三浦だったように
思うんですが。
 
 京では大変な事件が起きていました。
 源氏の流れを汲む血筋である源頼茂なる人物が、自分が鎌倉殿に選ばれなかったことに腹を立て、
内裏に立てこもり火を放った。
 頼茂は討ち取られたものの内裏はやけ落ち、これを鎌倉の跡目争いのせいだと考える上皇は
内裏の建て直し費用を全国の御家人から取り立てるといいます。
 これが承久の乱につながっていくきっかけでした。
 
 御家人らから税を取り立てようとすれば義時は反対する、そうすれば御家人は上皇の命だから
従おうとするため義時は孤立することになる、それが狙いだという上皇。
 そううまくいきますかね。
 慈円は、鎌倉なしでは朝廷は成り立たないといいますが、怒りに燃える上皇は鎌倉を許さないと
宣言。取り付くしまもない。
 
 トキューサがその税の話を義時にしますが義時はほっとけといいます。
 泰時が上皇との絆もあるしどうこうと言ったところでトキューサが「さっきから聞こえる、地獄から響いてくる
風のような音は何ですか」って言ったら、三善が寝てた。
 すごいいびきだな。

 政子は、内裏のことについては、このところ火事で燃えた物件も多い鎌倉を立て直してからに
しましょう、と言いました。
 それが良さそうですね。

 そして泰時はあの仏像を義時に返していました。
 お守りとして父が持っていたほうがいい、と頑として譲らなかった。

 義時が帰宅するとのえと二階堂が上機嫌で出迎えた。
 京都守護となったのえの兄、伊賀から着物が届いたらしい。
 二階堂もやっぱうちの身内大事なんだなとホクホクしてたけどのえは、政村を跡継ぎにして
もらわねばといってました。
 悠長にしてられないと。
 この時代、義時が泰時が跡継ぎと決めてる以上無理でしょうに。
 まあ考えられるのは、のえが泰時を亡き者にしようとすることだけど。

 泰時はトキューサと話をしていた。
 義時は御家人に厳しすぎると。
 ここで酒を告ごうとして初にとめられ、初はとっくりをトキューサの側に置くという演技
面白かったなあ。
 もっと愛嬌があればいいのにという泰時ですが、まあ自分だってないからね。
 トキューサは自分にはあるからって言ってるし。
 で、初が立ち去ったあとこっそりトキューサ、泰時に酒をついでくれてた。

 内裏の修復の話について義時が取り合わないので泰時のところに話がきたのですが、
みんなそれぞれ好きにしたらいいと言ったところ長沼が自分らを放り出すってことかと言い出した。
好きにしたらいいって言ってるだけなのに…。
 で、長沼はだったら上皇にすがって税を免除してもらうことにするわ、と言うのですが。
 それを義時に報告した泰時。
 義時は、あの上皇が、御家人が泣きついたくらいで免除するわけないじゃん、と笑ってるけど
泰時は、それこそが上皇の狙いなのではと気づいた。
 頼ってきた御家人を保護して、御家人と義時の仲を裂く作戦ではと。
 鋭いですね。
 名探偵北条泰時か!来週からメガネと蝶ネクタイですね!(いや来週で終わる)

 その頃三浦勢は、三浦弟が上皇にうまいこと取り入るようにしていました。
 三浦としては勝ち馬に乗ろうって算段だからなあ。
 そして上皇も税の免除を泣きついてきた御家人に、自分を頼れば免除してやるといっていた。
 こうやって話が広まればますます義時は孤立することになる。
 ただ慈円は、義時がいなくなれば鎌倉は立ち行かなくなる、義時の排除はせめて三寅が
元服するまで待ってほしいという。
 まあ自分の身内でもありますからね。
 それを鎌倉びいきと咎められた慈円、お払い箱にされてしまった。

 で、藤原のなんとか(前回出てた声のいい人)に戦の支度を整えるよう言ってたら、慈円が
ドタバタと戻ってきて、戦するつもりか!といったんですがまた追い払われた。
 ギャグかよ。

 さて政子と実衣のところにやってきたのえ。
 実衣に尼の姿お似合いです、自分もやってみたいと心にもないことを言ってる。
 実衣は、それには義時に死んでもらわないと、と物騒なこと言ってますねえ。
 そんでのえは政村のことを言うも政子は、義時が泰時を跡継ぎにと決めたのだから何も
言うことはない、と。
 実衣も、大きすぎる望みは命取りと警告します。
 身をもって知ってるもんね。

 そこに三寅が入ってきた。
 政子になついているようですね。
 かわいいですね。

 その頃京では義時の呪詛を行っていました。
 うわさが広まればますます義時から人が離れるとか言ってますが。
 つまりのろわれるほど悪人っていう考え方なのかな。
 そして三浦弟には京都守護職の伊賀を討ち取れという命令が入りました。
 ここらかつての三浦だったら、弟→三浦→義時に対して、「お前のとこの義理の兄を
討ち取るよう命令がきたぞ」と言うところでしょうが、今は言わないんだね。
 というわけで伊賀はあっという間に討ち取られました。
 さらに上皇は押松なる人物を呼べといってました。
 
 三浦弟は自分らと手を組まないかという提案が上皇側からきた、と三浦に伝えるのでした。
 といってもほぼ確定のようなもので、自分が手を組まないと京から兵が攻めてくる状況のようで。
 三浦はあせってはならない、が、義時を討てというのなら大義名分がほしいといってた。
 そこに押松を名乗る者がやってきた。
 三浦はその顔見覚えがあるといいます。
 頼家の蹴鞠のお師匠であり、トキューサに後頭部へボールくらった平でした。
 鎌倉は18年ぶりですといってます。
 逆に、あれから18年しか経ってないのか…。激動ですな。
 
 ここで押松の言い方が代わって、上皇様からの院宣である、と手紙出してくるのかっこよかった。
 すごいな。
 これをもって義時追討の旗印とせよ、というわけです。
 わかったからもう少し小さい声で!
 誰かに聞かれてたらどうする。

 義時のほうは、上皇が挙兵したと聞いて驚いています。
 4日前のことらしい。
 となるとそろそろ鎌倉に何かきてもおかしくないですね。
 大江、京都守護はすでに落ちたそうですと報告。
 義時はそれだけですむはずがない、せめてくるぞといいます。

 三浦は院宣をもらってテンション高い感じで長沼に話していたら、長沼も自分のところに
院宣がきたという。
 てっきり自分のとこだけにきたと思ってた三浦は、長沼が先にもらっていたのが腹立たしい
ようで。しかも内容全部同じときたらね。「信用できるのはあなただけですよ」が。
 ほかにももらっている人はいるようです。
 で、家人がやってきたんだけど、三浦が「今度はなんだ!」て怒鳴るもんだから、長沼が
ビクッとしてるのは面白かったな。
 御家人らに召集がかかったのでした。

 義時は御家人らへ上皇は院宣を出しているはずだ、と話をする。
 するとここで三浦が「実は自分にもきておりまして」とサッと院宣を出した。
 政子はよく打ち明けてくれた、さすが頼れるのは三浦ですと褒める。
 長沼もあわてて実は自分のところにも…と出すんですが、こっちは「なぜ早く見せないのです」と
しかられてるの笑うわ。
 三浦がサッと出した時の長沼の顔芸もよかった。
 
 義時はほかにも院宣を届けたやつはいるだろう、調べろといい、三浦は押松ならうちに
いる、といって取調べをさせてました。
 押松がご飯食べてる途中に捕まったもんだから、いやまだまだって理解してなかったの
笑った。
 食器は手から離しなさいよ(笑)。

 帰宅した義時にのえと二階堂が伊賀のことで食ってかかるも、義時は相手にしなかった。
まあそれどころじゃないからね。
 二階堂がこうなることがわかっていたのか、とか言ってるけどわかってるわけなかろう。
 なんだこいつら。
 ほんと気持ち悪い…。

 8本の院宣を前に義時はなにやら考えていました。
 私はてっきり、どう上皇にやり返してやるかを考えていたのだと思ったのですが。
「次郎!」と朝時をすごい気合入った声で呼ぶから何か命令を下すのかと思いきや、
泰時とトキューサ呼んできてってことだった。ズコー。

 で、彼らを呼んで義時は、時房あてのもあったぞと渡す。
 中を見てトキューサ、「記念にもらっていいですか」
 ダメに決まってんだろ!
 泰時は、道はひとつ、戦うしかありません、鎌倉を守るためですと言う。
 義時は笑って、お前はいつも自分と逆のことを言うなと言ってた。
 つまり義時が考えていたのはまったく反対のことだったわけですね。
 
 義時は、戦はしないといった。
 この院宣は鎌倉を攻めるというものではなく、自分を追討しろというものである、泰時なら北条を
任せることができるという。
 泰時も頭はいいですから、義時が死ぬつもりでいることを悟った。
 義時は、自分ひとりのためら鎌倉を灰にすることはできないという。

 そして御家人を集めよといいます。
 泰時は鎌倉のために命を捨てるのかと言いますが義時の腹はもう決まっているようでした。
 政子に会ってくると義時は出て行きます。
 扉を開けるとのえがいた。
 おそらく話を立ち聞きしていたんでしょうね。
 彼女は言葉もなく鬼の形相で義時をにらみつけていた。
 どうあっても政村があとを継ぐ可能性がなくなったから、嫡男とするために実力行使に出るだろうなこれ…。

 政子は反対した。
 まあそうでしょうね。
 義時は執権としてこれが最後の役目ですといった。
 もともと田舎の小さな豪族の次男坊が、その名を上皇様が口にされ、あまつさえ討伐の兵を差し向けようと
される、清盛、義経、頼朝と並んだのです、面白き人生でございました。
 義時としてはここらが幕引きって気持ちがあるのだろうな…。

 出て行ったあと実衣が「かっこよすぎなのよ」といってて政子が「かっこいいままでは終わらせない」って
言ってたのよかったです。

 そして大江に演説の書類下書きを頼む政子。
 …大江さん目が見えないんちゃうんかーい!

 御家人を集めて義時はいよいよこれからのことを話そうとしていました。
 このたび、といいかけたとこで政子がきた。
 まだ義時何も言ってないのに!!!
 頭にかぶってる布が代わってるのは、決意の表れってところですかね。

 政子は鎌倉の一番はこの私、下がりなさいと義時に言います。
 御家人がざわざわしてるのを時房が、尼将軍のお言葉である、と黙らせるのはかっこよかったな。

 政子はそれこそ大江の書いた書を読み上げ始めましたが、途中で黙り込み、そしてそれを実衣に
渡した。
 自分の言葉で言わねば意味がない、と思ったのでしょうね。

 本当のことを言います。
 上皇が狙っているのは義時の首です。
 首を差し出せば兵を収めるといいました。
 それを知り義時は首を差し出そうとしました。

 ここで義時が何か言おうとして政子が「私は今尼将軍として話している、口を挟むな」と
毅然といったのめちゃくちゃかっこよかった!

 この人は鎌倉を守れるなら命を捨てようといった。
 犠牲になろうとした。
 皆さんに聞きたい。
 それでいいのですか。
 この者を憎むものが多いのも知っている。
 でもこの人は鎌倉を守るため、私利私欲に走ったことはない。
(盛綱を御家人にしてやろうと実朝に言った件は…?)
 
 ここで実衣も「私も(私利私欲に走ったことがないのは)知ってる」と助け舟を出します。

 ここであなた方がとる道は2つ。
 上皇に従い、以降西の言いなりになるか、戦って坂東武者の世を作るか。

 ここまで言ったところで政子は、今こそ頼朝の恩に報いる時ですというのですね。
 向こうは義時の首をわれわれが差し出すと思っている。
 そんな卑怯者は一人もいない、上皇に教えてやろう、と。

 ただ政子は、厳しい戦いになるから上皇につきたいものはとめないといいます。
 ここで泰時が立ち上がり、「ひよってるヤツいる!?いねーよな!?」…これ東リベだった。
泰時は「そのような者、ここにいるはずがございません」とナイスフォローです。
 そりゃ坂東武者としたらここまで言われれば奮い立ちますよね。
 皆がスタンディングオベーション状態の中、三浦と長沼だけが気まずい顔をしていました。
 ま、この二人はどちらにつくかみたいな話をしてたからねえ。

 今まで厳しい血の粛清もやってきた義時だけど、それなりにやってきた成果は出てたん
じゃないでしょうか。
 また、泰時も後継者にふさわしく、頼もしく育ちましたね。
 あとはのえの動向だろうなあ。
 義時がまったく無頓着なのが怖いです。
 ああまでしたら何か報復してくるはず、くらいは今までの経験でわかってそうなものですが。


 次回最終話。
「天然パーマにロクな奴はいない」



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