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鎌倉殿の13人

第6話(22/02/13)

 比企の尼は頼朝が挙兵した知らせを受け、やってくれると信じていた、ささ、兵を出しなさいと
比企に言うけれども夫婦は及び腰の様子。
 気持ちはわかります。
 で、そこに頼朝が敗走したという知らせが届くんですね。
 比企としては挙兵しなくてよかったーという思いでしょう。

 梶原という、大庭の部下がいるのですが、彼は茂みに頼朝の姿を見かけたにも関わらず
誰もいないようだ、と報告していました。
 その上のあたりを探していた兵が雷鳴に驚いて戻っていくのを見たから、梶原は頼朝と
いう人間は神仏に守られている、と思ったかも知れません。
 この時代の人々は今よりずっと信心深かったですからね。
 梶原は何もセリフはないのにすごい緊迫感ある場面でした。
 頼朝は梶原を覚えておこう、と言っています。

 甲斐の武田に会いにきていた時政と義時。
 武田は頼朝が法皇からもらった手紙を渡すなら助けてやっても良い、と言います。
 あれは頼朝にあてたものであってあんたがもらっても何の意味もないけど。
 時政は二つ返事で引き受けてしまいます。
 義時としてはちょっとごまかしたかったみたいですね。
 父時政は、もう頼朝見捨てようぜって感じらしい。
 無理だろと。
 気持ちはわかる。
 
 その頼朝はというと家臣から自害の作法言われて怒ってた。
 こちらも気持ちはわかる(笑)。
 箱根権現に逃げれば味方がいるといわれるのですが、25里といわれてうんざりしている。
 1里は大体4キロですので100キロの距離です。
 大庭の兵から隠れて進むにはかなりリスク高い距離といえる。

 戻る途中で大庭の兵に遭遇し応戦するも、時政は心が折れたという。
 伊豆にいかねーか、皆でひっそり暮らそうぜって。
 仕方ないよねえ。
 もう頼朝も殺されてんだろとか言ってて笑うけど。
 
 その頃政子はりくと母親の話をしていました。
 りくと結婚して父は変わったという政子。
 政子と実衣の母はおとなしくて静かな人だったんだけど、父にとってはそれが物足りなかった
のかもしれないという政子。
 なるほどねえ。

 その頃義時らは海辺にいた三浦と再会していました。
 頼朝を助けにきたんだけど場所わからんで帰るところだったと。
 いろいろ大変だったという三浦。
 畠山が向こうについた、と知り義時は驚きます。
 実は本当は戦うつもりなくて、山の中でばったり出くわした時にも、お互い坂東の人間だし
見なかったことにして別れようや、となったんですね。
 ところが三浦はたまたま藪に潜む和田を見つけて、こっちだというつもりで手を振ったんですが、
それを和田は畠山に攻撃せよという意味たと勘違い。
 三浦の制止の声も聞かずに畠山に矢を射掛けて、彼らは裏切ったなと言いながら逃げて
いった。
 あちゃー…。
 これはいかん。
 で、三浦は別の武士のとこにいって立て直そうと思うという話を義時にしてるんだけど
その流れで「何されてんです」と時政に声かけてたからめちゃくちゃ笑った。
 時政、さっさと1人船に乗り込んでくつろいでたんですよ。
 真剣な話からコントに変わるのすごい面白かった。

 政子のところに八重がやってきました。
 自分の夢に頼朝が出てきて、無事を告げたから大丈夫ですよ、ということらしい。
 これをわざわざ言いにくるあたり、本当に心配してというよりは政子にマウントとりに
きた感じですよね…。
 政子は、自分のところにも頼朝が出てきて無事を告げたから大丈夫ですよ、というのです。
 りくが気を聞かせていつだったか、と尋ねれば、八重が夢にみた時間より早かった。
 つまり、正妻である政子に告げてから八重にきたのだ、ということで政子のメンツは
保たれたかのように思えたのですが…。

 八重が帰っていった後、政子は自分の夢には出てこなかったと怒ってます。
 そんなことだろうと思ったよ。
 八重は庭にいた子供を見て千鶴丸のことを思い、父が預けたという寺を訪ねます。
 残酷な真実が待っているともしらずに。
 なんか…。
 かわいそうではあるけども、ほんとに世間知らずだなとは思いますね。
 頼朝が本当に自分を選んでくれたと思っているとか、その子供が生まれたら幸せに
育てていけるはずだと思ってたとことか。
 まあ少し前の、挙兵の前に頼朝抑えたら助けてくれと伊東にいって助けてもらえると
思ってたことからしても甘すぎるとは思うんですが。
 かわいそうだけどこれで八重が伊東の情報を頼朝側に流してくれたら、とも思います。

 さて義時、頼朝が隠れているところへやってきて、三浦の船があるといいます。
 彼らは箱根に向かったものの敵兵が多すぎて引き返してきたらしい。
 ただ義時は兄、宗時がここに至ってまだ戻ってきていないことに一抹の不安を覚えます。
 
 その頃宗時の首が大庭に届けられていました。
 梶原はどう思ってるんでしょうね。
 あと、畠山は三浦の領地を攻めることを命じられていました。
 だまし討ちされたからその意趣返しみたいなもんだと。
 和田のせいで…。

 さてその三浦ですが、敵兵に見つかって船を出さざるをえなくなってしまった。
 時政も早く出せとかのんきなものですよ。
 そんなことがあったとはしらない頼朝ら、浜辺にやってきましたが当然船はない。
 少し行けば土肥の船が出せるということで頼朝、命からがら舟で今の東京湾に乗り出します。
 ほんとよくやったなこれ…。
 そしてなんとか安房のやしきにつきましたよ。
 やったね。
 時政がわざとらしく頼朝迎えてました。
 こいつ…。
 ただ時政もようやく、宗時がいないことに気づいた。
 皆に聞くも心あたりはないようです。
 もう1人一緒についていった人のこと忘れ去られてるな…。
 
 三浦は、いつまで頼朝はこんなことするつもりだ、勝てんだろと義時に言います。
 義時は自分に聞くなと。
 まあ確かに今の時点だと勝ち目ないですもんね。
 
 そんな中、仁田という人がやってきます。
 北条にちょっと戻ってきたんだけど、屋敷にこれがあったから持ってきたというのです。
 それは頼朝が宗時にもってこいといったあの仏像でした。
 その瞬間義時はすべてを悟ったでしょうね。
 これが北条の屋敷にある、ということは宗時はそこにたどり着くことはなかったのだと。
 
 義時は意を決して時政に仏像を見せました。
 語らずとも父も理解したことでしょう。
 でもこの二人すごいなと思うのは、取りにいかせた頼朝をあしざまに言わなかった
ことですね。
 私ならぼろかす文句言うけど。

 時政はぽつりと義時に言います。
 俺より先に逝くんじゃねーぞと。
 主人公補正あるから大丈夫です!(コラ!)
 これから北条を引っ張っていってくれ、兄がやりかけていたことをお前が引き継いでくれと
言われる義時。
 この坂東を自分達だけのものにしたい、そのトップに北条が立つ。
 宗時はそういってましたね。
 
 頼朝は仏像を受け取りました。
 彼は戦はもうしないと言い出しました。
 そんな彼に義時はあなたはもう負けません、風向きは変わっているといいます。
 天に守られているのだと。
 確かにここまで生き延びたら、神仏に守られてるから生かされているのだ、と思うでしょうね。
 自分は絶対にあきらめないという義時。
 頼朝その言葉にもう一度自分を奮い立たせたようでした。
 そして義時に、宗時のことはすまなかった、と言いました。
 あんなことを頼んだばかりにと。
 まあ宗時も草葉の陰から頼朝を応援していることでしょう。
 いやなんかうるさい守護霊になってついてそう。

 頼朝はみんなに声をかけています。
 あと、千葉と上総だっけ、味方になってくれそうなこの二つの家をなんとしても説き伏せろと
言います。
 戦はまだ始まったばかりだと。
 それ打ち切りされる時の常套句っスよ…。

 頼朝がふと気づくとみんなに混じって法皇が立ってました。
 彼は満足そうに頼朝を見ていました。
 舟の上で桶に映った法皇におびえていたのとは大違いでよかった。

 さて。
 この上総とかいうのが一筋縄ではいかなさそう。
 自分がついた方が勝つみたいに思ってるようですね。
 これは難航しそうだなあ…。


 次回第7話。
「2度あることは3度ある」 



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