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鎌倉殿の13人

第7話(22/02/20)

 清盛は幽閉している法皇に、頼朝は死んだとドヤ顔で報告します。
 悔しそうな法皇。
 しかしそれは清盛の早とちりで、頼朝は生き延びていたことを息子から知らされ、激怒
する清盛。
 宗盛はたかが小物、捨て置けばいいのでは、と言いますが清盛は一日も早く討伐せよ、と
ブチ切れ。
 お前が小物だからほっとけと2話くらいで言うたんやろうが!
 なんだこいつ…。
 この話での清盛って典型的なパワハラワンマン社長ですよね。
 うまくいっているうちはいいが、コケるとどんどん悪化していって手がつけられなくなる
のにワンマンのせいで軌道修正がきかない、みたいな。
 
 さて安房では和田が、自分が頼朝に上総介の説得を命じられた、と張り切っておりました。
 ところがいざ行ってみれば上総介は頼朝が直接こないのは気に入らないという。
 いきり立つ和田を押さえて義時は、今日は挨拶にきただけですから、のちほど改めて
頼朝がきます、と言います。
 上総介は頼朝についたらどんなメリットがあるか教えてくれという。
 三谷組に入れますよ!(いや上総介も三谷組だから)
 上総介はさっきまでここに大庭の使いで梶原がきていた、と話します。
 大庭は地位を約束してきた、という上総介。
 自分自身はまだどちらにつくかきめてないが、この戦、自分がついた方が勝つ、と
自信満々な上総介。
 こっから先双方で話し合え、とふすまをあけた向こうには梶原が居ました。
 一瞬剣呑な雰囲気になるお互いでしたが義時は彼が頼朝を見逃してくれた
話を聞いていたから、まず自分が座り、話し合いをすることにする。
 で、頼朝につくことの得として和田が、好きなだけ土地をあげると勝手なことを
言い出したのであわてる義時。
 しかし上総介は、土地を増やさなければならないほど生活に困ってない、と一蹴。
 そりゃそうだ。
 つくづくこの和田というのは行き当たりばったりで交渉には向かないというのが
わかりますね。
 それをわかってて使いに出したのか知りませんが頼朝。
 どういう考えだったんだろう。
 和田のことを何もしらずに使いにやったのなら、頼朝もそうとう見る目ないな。
 それとも、交渉は義時がやってくれる、和田は用心棒だ、くらいだったんですかね。

 義時は和田を抑えていいました。
 こちらについて得はないかも知れない。
 しかしこれだけはわかって欲しい。
 自分達は坂東武者のために立ち上がった。
 ここで今は平家に気に入られた者だけが得をする状態になっている。
 それをひっくり返したいのだと。
 
 頼朝はお飾りか、と聞く上総介。
 まあそういったも同然ですね。
 頼朝は利用する値打ちがあるか、と聞かれはいと答える義時。
 彼は天に守られている、何度も神仏に命を救われている、と。
 まあ確かに頼朝が生き延びて鎌倉幕府を開いたことで、今の日本につながる、と
いえなくもないわけです。
 彼が討ち取られていたら信長も家康も明治政府もなかったかも知れない。

 上総介、今日のところは引き取れ、と帰るようにいいます。
 その帰りに梶原とであった義時は声をかけました。
 頼朝を助けてもらったことについてその理由を聞く義時。
 梶原は、頼朝を発見したのはただ自分ひとりだけで、上にいた大庭の軍も突然の
雷鳴におそれをなして引き返したこと、ここで自分が頼朝を討ち取ったら神仏の罰を
受けるかもしれない、と恐れたことを正直に話します。
 頼朝が天に守られている男だ、と言った、まさに同じことを感じたのだと。
 義時、頼朝のもとにこないか、と誘いました。
 梶原の答えはありませんでしたが、これは先で合流しそうなフラグですね。

 梶原はいいます。
 刀は斬り手によって名刀にもなればなまくらにもなる、斬り手の腕しだいだ、と。
 今は素人でもカボチャ切れる包丁とかあるんですよ。(何の話だ)
 まあ言いたいことはわかります。
 
 千葉という武将が頼朝の下につく、と返事があったようです。
 上総介は返事がない。
 時政は上総介を攻めようとか言ってます。
 何短絡的なこと言ってんだ。
 頼朝はイライラしています。
 
 義時は、損得勘定で動く男が欲しいものをすべて手に入れたらどうすればいいんだろう、と
悩んでいた。
 和田はお前は考えすぎる、というけれどお前はもっと考えろ。よーく考えろ。
 しかもいきなりマユゲ剃ってるし。
 というわけで片方だけ眉切り落とした状態で翌朝上総介に会いに行く和田。
 そして義時。
 しかし彼らは門前払いをくらってしまいました。

 そんな上総介のとこに千葉が会いに来ました。
 もう人生を終える支度をしようかという時に、こんな大きな戦にまみえるのは誉れだ、と
言うのです。
 まあ確かに上総介のような男にとってはこういう言い方が効くかも知れませんね。

 頼朝は上総介の返事を待たずに鎌倉を目指して北上を始めました。
 大庭は上総介が動かないならそれでよし、今のうちに頼朝を討ち取れと言います。
 都から清盛の軍が来るにしてもそれを待っているのは赤っ恥といったところですか。
 長狭という武者がこれから頼朝が通るところの近くにいるから、あれに命じて
頼朝を夜討ちさせよ、というのです。
 武士にとってはこれは卑怯な手段なのでやると恥と言われるわけですが、大庭は
もうなりふり構ってられないといったところでしょうね。
 梶原は複雑な顔をしています。
 
 そして伊東のとこでは真実を知った八重が千鶴丸を殺したと激怒してましたが、
外に出したらこっちの情報漏らされるということで幽閉されてしまいます。
 そりゃそうだ。
 この姫さんどこまでバカなんですかね…。

 一方伊豆では。
 仁田が政子に頼朝の無事を知らせにきました。
 政子は頼朝が死んだものと思って明日にでも髪の毛を剃ろうと思っていた、今更
どういえばいいと変な逆切れしてて面白い。
 安心してください。
 あなた尼にもなるし将軍にもなるから。(未来を先取りするな)
 と、頼朝の弟だとかいう醍醐って人がきました。
 モンキーマジック?(それはゴダイゴ)
 あ、全成か。醍醐は通り名みたいなもんか。
 仏門で修行していたらしいです。
 弟多いな!
 政子は頼朝のもとにいきたいというのですが仁田は危ないからと止める。
 そこへ政子らが頼朝の身内と知った寺の連中が、謀反人の身内をここにおいておく
わけにはいかないと物々しくやってきた。
 ここで醍醐、修行すること20年、私が風を起こしている間に逃げなさい、と言い出します。
 九字を切っていったのが急急如律令。
 それ陰陽道じゃねーか!お前はかめはめ波でも修行してこいや!
 当然何も出ませんでした。
「今日は難しいようです、(仁田に)任せて逃げましょう」と走り出す醍醐。
 貴様、絶対忘れんからな!

 その頃頼朝は早く鎌倉いきたい鎌倉鎌倉ってダダこねてました。
 あと時政に、お前先に舟で逃げたろって言ってる。
 バレてたー!先週の放送見られてたー!
 頼朝は上総介がアテにならんから武田にこさせろとか無茶なこと言ってます。
 今すぐ頼みにいけとか時政に命じてるし。
 傍若無人だな…。
 で、その間に頼朝はみかけた女性を連れてこさせてます。
 誰か政子よんできてー…。

 義時は上総介からなんのアイテムかわかんないけど見せられてる。
 匂い袋かな?
 藤原秀衡が送ってきたらしい。
 気前よく袋をくれた上総介。
 義時はもらえませんと返すけど、こういう時はもらっておくもん、と言われてあっさり
もらいますって受け取るの面白い。
 こういうとこは三谷節ですね。
 前回の三浦の「そっちへむかってる何をされてるんです?」も笑えたし。
 いいですねー。

 上総介は頼朝を神輿にするだけじゃなーとかいってます。
 もうこの男の心中は頼朝に味方するほうに傾いていて、あと一押しが欲しい、と
そんなところでしょうね。

 義時はぽつぽつと語りました。
 自分は次男で兄は戦死した。
 しかし兄の思いをついでわかった。
 こんなに面白いことはない、と。
 平家が優勢なこの世の中で謀反し、新しい坂東の社会を作ることはとても愉快だと。

 それでも首をはねられたらしまいだ、お前必ず勝てると誓えるか、という上総介に
義時は、勝てます、と断言。
 あなたは自分で言った。自分がついた方が勝つ、と。
 うまい言い方ですね。
 そんなところに知らせが届きました。
 今、頼朝が近くまできてるらしいと。
 急いで挨拶するようにさせる、という義時に、同時に今夜頼朝の宿を長狭が襲う
計画があると言うのです。
 焦る義時に、これを頼朝が乗り越えたら神仏がついてると思って自分も下につく、
という上総介。
 さてどうなることか…。

 その頃の頼朝はそんな暗殺計画があるとも知らず、昼間に見かけた女性を命じて
つれてこさせて「ゆうべはおたのしみでしたね」状態ですよ。
 見張りにたっていた三浦も咎めるでもなくニヤニヤしてたのですが…。
 そこに襲撃があった。
 なんとそれは長狭の兵士!…ではなくて、頼朝がナンパした女性、亀の旦那でした。
 まあ旦那からしたら寝取られたわけですから激怒ですわな。
 頼朝って誰だ知るか!ってなもんてでしょう。
 襲撃を知りあわてて物陰に隠れる頼朝ら。
 亀が自分の旦那だって言ってて頼朝、人妻だったの、言ってよっていうの笑った。
 もぬけの殻となった宿を夫らが家捜ししてる間に、本物の長狭の兵士ら登場。
 彼らはお互いの事情なんて知りませんから衝突、乱戦になります。
 ついてますなあ。
 で、頼朝を見つけた三浦、命拾いしましたなと声をかけて敵の大将を討ち取ってくると
出ていきます。
 亀が、ついでにうちの旦那も討ち取ってっていって頼朝がちょっと引いてたの笑った。
 史実がどうかは知りませんが、頼朝が運よく生き延びた理由をこういう風にコミカルに
したてあげるのはさすが三谷さんだと思います。

 朝。
 頼朝は生き延びたとの知らせを聞いて安堵する義時。
 上総介としてもこれで腹は決まったでしょうね。

 頼朝は千葉氏と会ってました。
 まーた、これより父と思おうぞとか白々しいこと言ってる。
 千葉は土産を持参したといってて、時政と頼朝ほくほくしながらそのカメをあけるの
ですが…。
 途中の目代を討ち取ってきたというのです。
 まあ土産だけどさ確かに…。

 その頃上総介は途中で日向ぼっこしてました。
 わざとのんびりいってんでしょうね。
 そんで頼朝に会うと彼は開口一番「帰れ」と言った。
 諸手を挙げて上総介を迎えると思っていた義時はビックリしたでしょうね。
 しかし頼朝は怒りをあらわにします。
 戦にこれだけ遅参してきて何の意味がある、と。
 確かに大軍勢かも知れないが、だからどうした。
 わざと遅れて自分の値打ちをあげようとしたか、と。

 上総介は頼朝に遅れたことを詫び、これからは身命をとして頼朝に仕える、と言います。
 頼朝もこれをようやく受け入れました。
 周りの人はほっとしたでしょうが、はたしてどういう意味だったか理解した人は他に
いたのでしょうかね。

 頼朝、裏で顔が怖いのよとか言ってる。
 台無しだよお前。

 上総介は義時に言います。
 頼朝に言っとけ、よく言った、と。
 会って総大将の器にないと思えばその場で討ち取り、平家に差し出すつもりでいた、
という上総介。
 つまりわざと遅れていったのは頼朝の態度を見るつもりだったのですね。
 それを見破ったか知らないけど頼朝も見事こたえてみせた。
 だから上総介は下につくことを決めたんでしょうね。
 これで平家も終わったぞ、と上総介は満足げに言うのでした。

 その頃奥州。
 出ました義経。
 もう弁慶とは出会ってんのこれ。弁慶みたいな人いるけど。
 藤原秀衡に見送られて彼もまた、頼朝のもとを目指そうとしていました。


 次回第8話。
「忘れっぽい奴は忘れた頃にやってくる」 



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