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鎌倉殿の13人

第8話(22/02/27)

 寺から逃げ出した政子たちは、頼朝からの手紙を受け取り、彼女らも鎌倉を目指す
ことにします。
 頼朝を中心として、平家への反乱の炎は燃え広がりつつありました。
 ただ、難点があるとすれば彼らはただの寄せ集めであって、頼朝への忠義はほとんど
ないって感じですね。
 この時代からしたら当たり前だと思う。
 皆それぞれの土地を守るのに精一杯で、自分がトップに立つだの政権がどうのなんて
どうでもよかっただろうから。

 清盛も、頼朝が逃げてるってのは聞いていましたが、幸いにもその軍の規模は伝わって
いませんでした。
 1万の軍を出すのに、少ないもっと出せといってたのは鋭いなあって感じでしたが。
 ま、ギリギリの人数でいってギリギリの戦いになってまた相手逃がすよりは、大きな勢力で
いって叩き潰したいって気持ちなんでしょうな。
 でもまだ兵が出てないことにはイラついてた。
 出立にいい日を選んでいたらしい。
 ああ、この時代ならあるね…。

 法皇は頼朝ダメっぽいよという報告を聞いて悔しがっていました。
 それはそうなんだけどなんかコントかかってんだよな…。
 顔芸っぽいのしてるし。

 義経は道行で狩りをしていたのですが、自分がしとめたんだという猟師と言い争いになる。
 そして、弓で勝負と見せかけてこの猟師を殺害。
 さらに、富士山が目に入ったからと富士山にいこーと出発してしまいました。
 なんていうか…ムチャクチャですな。
 まあ後年の、不幸な青年像が作られたものであって実際の義経は頼朝も手を焼くくらい
奔放だったようですが。
 上司の言う事無視して好き勝手動いてトラブル起こすようなのは困りますよねえ。
 
 さて義時は鎌倉に入った時に頼朝の御所をどこに構えるか、を考えていました。
 そこに岡崎が、亀谷にして欲しいとやってきた。
 頼朝の父をここでずっと弔っていたからここに入って欲しいと。
 義時、わかりましたと承知しています。
 三浦はそんなに安請け合いすると大変だぞ、と苦言を呈するのですが…。
 そこに、畠山が降伏してきたという知らせが。
 畠山は敵として争っていた身だから歓迎しないものもいると思うが、というのですが
義時は自分に任せておけと言います。
 だからその安請け合い、注意されたばかりでしょうに…。
 三浦父も、自分の祖父が討ち取られたけど今はその恨みは忘れるつもりだ、と
年の功的な発言を。さすがです。
 和田は気に入らないからうるさいけど、そもそも三浦と畠山が争わないようにしよう、と
別れた所をあんたが勝手に勘違いして襲撃したから面倒なことになったんですが。

 上総介が、ガタガタいうなら俺が相手だ、と治めていたのはいいですね。
 あと義時にも全員の思いを聞いていたら立ち行かなくなるぞ、とも。
 三浦と上総介に警告されてんだから気をつけなさいよ義時…。
 
 頼朝は畠山を大歓迎していました。
 今度鎌倉に入るのに先陣を命じるといってます。
 義時は、先陣は上総介と決まってたというけども頼朝は、イケメン先頭の方が
いいじゃん、と。
 なんでや、上総介だってイケメンでしょうが!
 てか二人並んで入るわけにはいかないんですかね?
 道そこそこ広いしさ。(当時は狭かったの!)

 鎌倉に入るとイケメン先頭で村娘達はキャッキャしてました。
 いつの時代も変わりませんなあ。
 当然上総介は面白くない。
 まあそりゃそうですよね。
 頼朝はさらに義時に、武田のとこいってこいと言います。
 時政が向かっていると義時が言うと、しりをたたいて来いと。
 義時は、どれだけ言っても武田が味方になるとは思えない、というのですが頼朝は
乗ってくるはずだ、と自信満々の様子。

 その時政ですが…。
 武田に行く途中の小屋のロフトで酒飲んでたのを義時に見つかってた。
 ブーッて酒吹いたの笑った。そうなるよねえ。
 行くの面倒なんだろうな。
 気持ちはわかります。
 で、一応義時に説得されて武田にいくのですが…。
 約束していた法皇の院宣もないし、手を結べというし何言ってんのと激おこですよ。
 確かに。
 でもあっさり協力すると言い出して時政は拍子抜け。
 義時は、もし京からの軍がきたらまっさきにぶつかるのは自分だと気づいたからでは、
と言いますがはてさて…。
 時政はこんななら使者は誰でも良かったのではないか、と言います。
 まあそういう思いがあったから余計に納得いかないんでしょうね。

 義時は鎌倉に入った時の各兵士の配置を考えていました。
 時政が面倒そうな話だと気づいて寝るのが面白いなあ。
 で、義時は頼朝が武田の下に行くよう命じた時に、武田は必ず乗って来ると
言っていたことを思い出します。
 さらに、使者は誰でも良かったといったことも。
 こいつ調子のってんなあ。

 武田がきて義時に、お前は頼朝に随分信頼されてるな、手紙に書いてあったぞと
言います。
 これから頼朝をどうするんだと。
 義時は、頼朝は清盛を倒してこの世を良くしたいと言ってた、というも武田は、自分が
清盛のポジにすげかわりたいだけだ、と笑い飛ばす。
 まあそうでしょうね。
 実際戦国時代だってどんだけ大義名分を振りかざそうが目指すところはそれなのだし。
 
 さて、武田は鎌倉で合流することになりました、と義時は頼朝に報告します。
 全成もきてました。
 占いが出来るらしいよこの人。
 前回のアレはどうしたよお前。
 
 そんで鎌倉に入ったらどこに御所作るかという話をしていて、義時は岡崎が亀谷にと
言ってましたと提案するも、あそこは狭いからないと却下されてしまいます。
 頼朝は大倉に御所を作ることを決めました。
 だから簡単に安請け合いするなと。

 夜、上総介ら皆は酒を飲みながら頼朝の文句を言ってました。
 頼朝は寺でスヤスヤ、自分らは野宿だというのです。
 まあ扱いひどいよね。
 そして頼朝の家人がやってきて義時に、頼朝と皆に隙間風吹いてるから何とか
して欲しいと言い出した。
 自分が悪いんじゃん頼朝…。
 三浦は、酒の席に顔を出したらどうかと提案する。
 ま、確かに飲み会はコミュニケーションツールとしても使えますからね。
(飲み会を強制するものではないのであしからず)
 というわけで上総介は頼朝よんでこーい!とか言ってる。
 それを、頼朝なんて呼び方をするものではない、とみんないさめてるけど、上総介は
自分は佐殿なんて呼ばないからなと。
 そこに三浦が「武衛って呼び方もあるんですよ」と提案する。
 俺達は仲間だ!どーん!という意味で武衛と呼びます、と説明。
(おいなんかCV田中真弓で再生されたぞ)
 上総介はふーんって感じなのですが…。

 畠山が三浦に耳打ちしてます。
 武衛という呼び方は佐殿よりもっと上の呼び方ではないか、と。
 三浦わざと教えたんでしょうね。

 頼朝が酒の席にやってきたので普通に「おーい武衛ー」と呼ぶ上総介。
 武衛と呼ばれてまんざらでもなさそうな頼朝でしたが。
 皆で飲もうぜ、ってなって三浦がみんなこーいって呼び集めてうまいこと盛り上げてます。
ソーシャルディスタンス守ろうぜ←

 で、上総介が「俺のことも武衛って呼んでいいぜ!」「皆武衛だ!」て言い出して
頼朝はわけがわからずビックリ。
 ザ・マジックアワーの「おーいカットー!」「おい誰だ今カットって言ったの!カットって
言っていいのはこの人だけだ!」ってやり取り思い出したなあ。
 ここらのやりとりはさすが三谷さんって感じです。
 
 さて。
 10/6、頼朝は鎌倉に入りました。
 あの大敗から一月半の出来事でした。
 義時はこの様子を兄に見せたかったなあ、としみじみしています。
 その頃大庭は軍勢が3万にもなったと聞いて大慌て。
 清盛には自信満々で自分が討ち取るなんて報告しちゃったから、今更追討軍を
待てないというわけです。
 見誤ったな。
 しかもこのタイミングで梶原が離脱しました。
 見限るにはいいタイミングだと思ったんでしょうね。
 伊東は伊東で腹をくくるのはいいんだけど、頼朝に八重は渡せない、と夫に
いざとなったら八重を始末するよう命じてました。
 なんでそうなるんだろうね…。
 八重の兄は、頼朝と八重の仲を裂いていなければとかいうけど、お前だって
伊東に味方してたじゃん。今になって手のひら返すなよ。いい加減なやつだな。

 鎌倉では頼朝が義時に、政子の鎌倉入りを一日伸ばすように命じていました。
 あさってにすると日が悪いですよと全成が警告するも頼朝は無視。
 その理由は。
 亀と逢引したかったからでした。
 こいつ最低だな。
 義時も三浦に頼朝が亀を連れてきていると聞いてあきれています。
 この時代はまだ側室とか妾って考え方は一般的ではなかったのかな?
(平家とか源氏みたいなのはともかくとして)
 
 政子は会えないのはいやと言うけれども、まあ一日くらいと最終的には納得してました。
 で、宗時の話になるけど実衣はどうせ死んでるとかいきなり怒って飛び出していって
しまいます。
 この人は何がしたいの…。
 その山中に義経一行がいるのを見た実衣。
 彼らは農家からもらった里芋食ってました。
 皆が箸でつかめない中、箸をブッさして食べる義経。
 目的を遂げるためなら方法はいとわず、作法とか二の次といった彼の性格がよく
わかりますね。
 でも口の中にもの入れたままでしゃべるな。
 鎌倉はもう近くだといわれて歩きだすのですが…。
 潮の匂いがする、海が見たいといって義経は反対方向に走り出してしまうのでした。
 よーしそのまま戻ってくるな。

 いよいよ政子ら鎌倉入りの日です。
 ところが彼女らは、身なりがきたないからちゃんとしたいと言い出した。
 なんで一日伸びた昨日のうちに支度しておかないんだよ。
 なんで出る直前になって言い出すの。
 ほんとさあ…。
 政子の「待って!」でBGM止まるのは笑いましたが。

 で、困った義時は近くに梶原の屋敷があると聞いてだめもとで訪れてみます。
 梶原は一か八かできたという義時に苦笑しながらも、自分が大庭と袂をわかったこと、
これから頼朝に仕えたいことを言います。
 義時も梶原なら歓迎してもらえるはずだ、と言う。
 まーた安請け合いして…。
 ま、助けてもらったの覚えてはいると思うんですが頼朝。
 
 その頃頼朝は政子に対して、ここに鶴岡八幡宮を造るといってました。
 亀がしらーっとその様子見てて笑える。
 次、一騒動ありそうですよね。
 てか頼朝も亀帰らせればいいのに。
 バカだなこいつ…。

 そんな中、伊東の息子がとっ捕まりました。
 平家に助けを求めにいこうとしてたのを見つかったらしい。
 義時は彼から、伊東が死なばもろともでいること、もし攻められたら八重も殺す
つもりであることを聞かされます。
 あのジジイほんと融通きかないよね。
 義時は伊東も八重も必ず救う、といって飛び出していくのでした。
 出来ないことを簡単に言うんじゃないよ。


 次回第9話。
「昨日の敵は今日もなんやかんやで敵」 



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