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どうする家康

第11話(23/03/19)

 この脚本家さんさあ、キャラクター描くのがヘタクソですね。
 田鶴のことに関してだって、1話からもっと瀬名との絡みをいくつか描いておけば、こんな
唐突感なかったのに。
 瀬名が人質として氏真のとこにいて、瀬名の母が逃走計画を田鶴に話してしまって逃走
失敗…というだけのキャラかと思ってたよ。
 だから今回、瀬名と田鶴の深い絆とかいきなり言われても「は?」って感じだった。
 全然感情移入も何もできない。
 それで見るのやめる人も多いのでは。

 さて信長は、官位を授かるために徳川が源氏の流れをひくものであるという証拠を
やっきになって探してました。
 菩提寺の寺総動員ですね。
 で、なんとか無理くり家系図をつなげて源氏の家系である、とこじつけることに成功。
 ただし毎年お金がかかるらしいです。
 ドメイン維持じゃないんだからさ。
 まあ地位を保つためにお金がかかるのはしゃーないですね。
 上人の説得でしぶしぶお金を払った家康。
 官位を賜ったのでお祝いされています。
 紙吹雪が舞ってたけどこの時代あったんだ…?

 さてここから唐突に時間は10年前に戻りまして。
 仲むつまじい瀬名と田鶴の様子が描かれます。
 幼馴染だったっけね。
 それをもっと前から描写しておけばいいのに。
 
 で、現代に戻って瀬名は田鶴相手に、いつでも遊びに来てという手紙を書いていたのでした。
 飯尾の訃報をどう聞かされていたか知らないけど、田鶴からしたらすごいいやみに思えたの
かも知れないですね。いまや敵と認定している徳川がたにいるわけだし。
 瀬名からの手紙を田鶴が燃やしていたのがもう決定的だな。
 彼女は決して家康を許さない。

 信長のとこに酒井が、信長が鷹狩りをしようと呼んでいると知らせてきた。
 家康はあわてて鎧を用意せよと言います。
 前回駆けつけて叱られたの忘れてなかったね。
 というわけで戦支度をしてあわてて駆けつけると普通に鷹狩りだった。
 ですよねー…。

 冷静に家康の格好に突っ込んだあと信長は、上洛すると告げた。
 足利義昭からの誘いがあったそうです。
 信長も利用できるからちょうどいいと思ったんだろうね。
 秀吉は家康にそちらの兵を貸して欲しいという。
 そして今後はお前との鷹狩りもままならなくなるかもな、と告げるのでした。
 意外にも信長は家康との鷹狩りの時間が息抜きとして楽しかったのかも知れませんね。

 それと信長は去り際に、信玄が氏真を見限ったぞと告げた。
 つまり今川領を切り取りに来るというわけですね。
 相変わらず話が早いな。
 この時代は情報がものを言うっていうのもあるけども。
 家康は、氏真と信玄が戦うのは困る、と言う。
 信長はそれを信玄に言えと。
 会いたいと手紙きたのも知ってるのか。
 さすがですな。
 信長はやつに今川領を渡すなと言います。
 つまりは、それを失敗したら家康も信長に見限られる可能性があるってことですよね。
 さすがにそれがわからない家康ではないと思うのですが…。

 家康は瀬名に、武田、今川、北条はお互いに攻めあわないはずなのにといっている。
 それは昔の話でしょうよ。
 義元が倒れた今の今川じゃいつ攻め込まれてもおかしくない。
 武田のとこでもオセロしながら(違うよ)、今川家臣の寝返りはほぼ成功した、知らぬは
氏真本人と話をしていました。
 あと、岡崎のわっぱ(家康)が騒いでいるというのも把握してるようです。
 ひええ…。
 信長から、家康に会ってやってってとりなしの手紙がきたので信玄、会ってやるかと
言ってる。
 信長に貸しを作れるって感じなんでしょうね。

 そういうわけで家康、信玄とあうべく、三河の国境の寺にいるのだけど、榊原が信玄の
部下の穴山と山県は来るが信玄本人はこないらしいとつげてきて激怒。
 向こうがトップ出さないならトップの自分が会うのもおかしいと言い出した。
 いやそれはそうだけどさあ…。
 ここ、酒井、石川の連携が面白い。
 武田のレベルがこれくらいだとするとワシはこのくらいじゃろ、と家康が大体つりあう高さに
しめさせるんだけど、酒井が遠慮がちに家康のほうの手を下げる。すると石川が横から
どーんと下げるんですよ。床に近いくらいに(笑)。
 で、穴山たちのレベルは同じくらいじゃろと家康が示すと、家康よりもっと上のほうに石川が
示してみせる。
 ここのやり取りは面白かったなあ。

 というわけで家康は怒って自分はあわないと出て行ってしまった。
 こういうところがねえ…。

 森の中で家康は栗ひろいしてた。
 瀬名が好きらしい。
 あれむくの大変だよねえ。
 信玄は甲斐の虎って言われてるけど猫じゃないのと文句ブーブーですよ。
 ともあれそうやって忠勝、榊原と話をしていたら、ぬっと坊主が現れた。
 茶を勧めてくれるので飲んだ家康。
 借りた寺の坊主と思ってる模様。
 猫は嫌いじゃない、と言ったその坊主は「堅苦しいのは嫌いでな、こうした方が人となりが
よくわかる」と言った。
 そこでようやく3人、ここにいるのが信玄だと気づいた。
 てかその瞬間家康が刀に手をかけたのはどういうことなんだ。
 相手丸腰なのに。
 とっさに忠勝が止めたのは良かった。
 上を見れば信玄の草の者がいましたからな。
 さすがだ。かっこいい。
 信玄は餅を出してきて、今川領を両方から攻めて切りとろうと提案。
 餅を押し付けられたら食べないわけにはいかんよなあ。
 ただ家康は餅を半分食ったけど、信玄は残り含めて全部食べた。
 これ今後を暗示してるといってもいいかもなあ…。

 信玄は最後、奥方様へといってある包みを渡してさっていった。
 家康があけてみたら栗。
 つまりここでの会話は最初から聞かれていた、ということですね。

 信玄の軍ではお坊さんが転読していました。
 転読というのはお経の経典を画面のとおりぱらぱらーとやって、読みましたよと省略する
作業のことです。
 この経典は600冊あり、全部読んでいたらいつまでたっても出陣できないので、こうやって
読んだとするわけです。
 一応お寺さんの修行の中でもこの転読は普通に使われており、出陣のときだけが特別と
いうわけではありません。
(もちろん、ちゃんと読む修行もあります)
 
 信玄は12月6日に駿河侵攻を開始しました。
 家康も出ないわけにはいかないので出陣した。
 やらないと今川領が全部武田のものになってしまう、だから自分が先に制圧して、もちろん
田鶴らは自分らの庇護下に犯せるようにする、というわけです。
 そううまくいくかねえ。

 その田鶴らは戦支度をしていました。
 餅を買ってる。
 この対応したおばあさんが柴田理恵さんだったんだけど、こんなすごい人を一回限りの
モブに使うとは思えないから多分、家康が餅の金踏み倒して逃げた時におっかけてくる
ばあさんもやるんじゃないかと思ってる。

 田鶴は民にここの暮らしは自分が守ると声をかけ一同を鼓舞します。
 瀬名からの手紙が届いたようなんだけど、今川の世は終わりましたって言っちゃうのも
確かに失礼な話だよね。
 
 田鶴が城に立てこもり反抗の様子を見せたので家康はなぜとか言ってる。
 この人全然状況把握してないんだな…。
 なぜ田鶴がこうなったのかすら半蔵とかに調べさせることしてない。
 これが本当にあの家康になるのかって疑問符ですよね。

 13日。
 武田軍は駿府を制圧しました。
 その速さに家康らは驚く。しかも武田軍は無傷らしいです。
 忠勝、武田はバケモノかといってる。
 連邦のモビルスーツは(それ違う)。
 なお氏真は安否不明らしいです。

 家臣らは家康に、田鶴に夜明けまでに降伏しないと攻め滅ぼすと伝えましょう、と提案。
 もうそれしかないもんねえ。
 田鶴は瀬名に手紙を書いていました。
 あなたに会いに行きたい、家康が過ちを改めるならすぐにでも、と。

 彼女にとって今川は絶対だったんでしょうね。
 その恩があるのに弓引く家康や、向こうについた夫はとんでもない人間ってことになってんでしょう。
 でもここまで亀裂が入る原因のひとつは、田鶴が逃走を氏真に知らせたことでもあるんだけどなあ。
 もちろん見張りを命じられたのだから当然なのだけど、今川を盲目するあまり、こちらにつけば
瀬名も幸せだと思い込んでしまってるのは、もうまともな思考じゃないと思う。

 あの頃のような幸せな世を取り戻すと田鶴は言ってるけどそれは、各国がまだ動いてなかった
だけで、いずれ崩壊する世界ですよ。
 そこ気づかないのがなあ。

 田鶴は書いた手紙を懐に入れたものの結局出して文机の上におき、城内に火を放つよう命じます。
 もうこの時点で勝てる見込みはないとわかってたんじゃ…。
 敵の手に渡って城のもの持ち出されるのは恥でもありますからな。
 というわけで田鶴が出てくると、家康軍は銃を構える。
 家康があわてて撃つな、撃つなと出てくるけど(ほんと何してんだこのアホ…)、田鶴率いる軍に対して
一斉発砲。
 田鶴は撃たれて地面に落ちました。
 
 何もしらず庭に植えた椿の雪をはらっている瀬名。
 それを見つめる田鶴の姿があったのは、今わの際に見た田鶴の夢だったのか。
 こうして引間城は落城したのでした。



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