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どうする家康

第27話(23/07/16)

 今回めずらしく前半緊迫感あって面白いと思ったのに後半グダグダでした。
 特に信長の性格いきなり変わってるのがね…。
 なんでも冒頭に回想とか夢とか入れたらいいってもんじゃないんだけどなあ。
 もっと前から前フリ用意しときなさいよっていう。

 冒頭信長は自分が誰かに殺される夢を見ていた。
 面をはぎとって顔を見ようとするところで終わるけど、今回の会話から家康のように
見せかけて、次回の終わりあたりにこの夢の続きが出て実は光秀だった、という展開に
なるんだろうな。
 信長が本当に望んでいたものは得られませんでした、って感じで。

 あと寝所にあれだけの大量の本置いてると虫がわきますよ。
 今の時代と違ってスキマだらけなんだから。

 家康は淡々と信長暗殺の計画を進めていた。
 あらかたの武将は討伐して平穏になったのだから、近く京に入るはず、それを考えて
半蔵らや伊賀者を京に配備し、茶屋の協力も得て武器も取り揃えてると。
 それでも大丈夫かというみんなに石川が、力のある家臣らは今各地の討伐にいっていて
警備が手薄な今がまさに好機なのだと。
 ただし光秀が今そばにいてそれがやっかいだと石川は言います。
 家康としては安土城に招かれてるからそこでこの光秀を何とかしようという腹積もりなんだろうね。
 さすがに安土城で信長を討つのは無理だから、そこで分断作戦を決行しようと。
 家康は家臣らに反論は許さない、従えない者は切るという。
 誰も異存はなさそうでした。
 それにしてももっと、怒りをこらえたというか、湧き上がるどす黒いものをもっとこらえたような
話し方をすればいいのに、ただ淡々と説明してるようにしか見えなくてもったいない。

 あと、信長を討ったらまたこの世は乱世に逆戻りだという榊原に対して、何とかできる
的なことを言ってたけどそれはあまりにも楽観的だなあ。
 信長を討てば誰が後継者かというのは、討った人間をいち早く討ち取った人間という
ことになるからねえ。
 その時点で、自分が世を治めるもくそもないんですわ家康は。
 
 酒井はみんなに、瀬名と信康が死んで家康の心は壊れた、復讐することでかろうじて心を
保ってるのだと説明するけど、それ信長ころしたら抜け殻になるやつやん。

 あと、家康が瀬名のことをどれだけ大事にしてたかを説明するシーンで、お愛と楽しく
やってるシーン出すのはいくらなんでも説得力がなさすぎるわ。
 もうちょっと構成考えましょうや。
 あとうさぎの話をわざとらしく愛に聞くのもなあ…。

 家康は木彫りの兎を懐に入れ、安土城に向かうのでした。
 一方光秀は信長に万事準備が整ったこと、望みなら毒も用意しているということを伝える
のでした。
 麒麟では家康を殺せと命じたが実行しなかったから光秀は暴行受けたんだっけ。

 安土で宴が開かれ、大層な料理が出されているのですが、緊張している家康とは違って、
信長に「作法とか気にせず食べていいよ」って言われる前から直政がモリモリ食べてて
笑いました。
 あ、この席には穴山も招かれていたようです。

 そして次の料理では鯉が出たのですが…。
 家康は何かにおうなといったようなしぐさを見せます。
 臭みはないと説明する光秀。
 信長は家康に、臭うならやめておけ、あたると一大事だという。
 ここで光秀が平身低頭して謝ればよかったものを、高貴な料理は田舎者の口に合わない
なんていっちゃったから信長が激怒。
 そりゃ信長だって尾張の田舎者だもんねえ。
 光秀失言ですな。
 膳をひっくり返した信長(散らばった食べ物は後でスタッフがおいしく)は皆の前で
光秀を打ちのめします。
 こうして冷えっ冷えな食事会は終わったのでした。
 
 忠勝は本当に毒が入っていたかも知れないとか言ってる。
 刺身には入れないでしょ。バレバレだから。
 家臣らはうまくやったなと言ってました。家康がわざと因縁つけたのを知ってたんでしょうね。
 そこに光秀が謝罪にしたいとやってきた、と報告が入ります。

 光秀はしかるべき処分をした上で切腹する覚悟だという。
 家康はそこまで気にしないで欲しいというも、信長は決して失敗を許さないという光秀。
 本来の信長ってそこまでじゃないんだけどこのドラマではステレオタイプの信長が採用
されてるもんねえ…。
 自分はもう終わったという光秀。
 最後に、信長が二人だけで会いたいといってると伝えるのでした。

 でかけていく家康。
 家臣が心配して、何かあればすぐ駆けつけるというも、家康は不要と言うのでした。
 
 酒の席で信長はあの鯉は本当に臭ったのかと聞く。
 聡い彼のことですから、うすうす真相に気づいていたのではないかと思います。
 光秀の処分はほどほどにという家康に信長はお前は甘いという。
 家康は信長が厳しすぎるのだといった。
 人を信じすぎれば足元をすくわれるという信長と、まず自分が信じねば誰も信じてくれない
という家康の言い分は真っ向対立。
 家康は鳥居のじいちゃんに言われたもんね。まずは人を信じること、それで裏切られたならば
自分がそれまでの器だったのだということ。
 …一向一揆で夏目をはじめとした主だった部下に一気に裏切られましたけどね。

 信長のことをなんでもできる人と家康は褒めるけど信長はトラウマがあるようですね。
 てかこれもここで唐突に挿入してくるんだもんなあ。
 で、信長は家康に俺を討つつもりかといった。
 ま、あんだけ態度変わったからバレバレだよなあ。
 妻子を殺したことをうらんでいるのか、とか言い出した。
 流れ的に無理があるんだよなあ。
 武田と通じていたのは間違いなく大罪で、二人が死んで家康はお咎めなしになったのは
幸いなことなのに、信長のせいでってことになってるんだよね。

 信長は二人を殺したことは謝らない、人を殺すというのはすべてを受け止めるということだと
いきなり説明始めた。
 そんで自分が罪の意識にさいなまれてるみたいなことを言うけど、いきなりそこで言われてもなあと。
今までそんなそぶりなかったやん。
 こういう唐突な展開してくるから嫌がられるのにね。

 俺は誰かに殺される。無残にな。
 …無惨様に殺されるのかな?(字違うやろが)

 信長は乱世を静めるより戦がなくなった世の政のほうがよほど大変だという。
 信長はちゃんとわかっているんですねえ。
 先を見通してる。
 家康は自分は自分のやり方で世を治めるとまるで自分が天下統一を成し遂げるのを
わかってるようなことを言うのでした。
 いつの間にか自分が信長に成り代われるみたいなことになってんじゃん。
 この頃の家康ってそこまで力ある武将でもないんだけども。

 信長は家康に自分はわずかな手勢で京に向かう、討ってみせよというのでした。
 そういう展開になるわけないだろ…。

 このあと信長の過去の話が出ます。
 厳しく育てられ、父からは誰も信用するなといわれた過去が。
 まだこの頃は本当にただの田舎侍だったのでこんな高級な学問受けるとかなかった
はずだけど…。まあいいや。

 茶屋の屋敷のやってきた家康。
 半蔵らもいました。
 手傷は整ったと。
 あとは京に信長がくるのを待つだけの状態のようです。

 一方秀吉はなかなか毛利攻めが進まず、宴会やってたんだけどそこで「違うのは
いないのか」と横にはべる女性に対して言ってて笑った。
 こういうパートは面白くていいんですけどねえ。

 秀吉は弟に、誰か信長を討ってくれんかなーとぽつっと言いました。
 びっくりして弟が酒を噴出すのもわかるわ。
 ただ自分はやらない、やったものはバカを見ると。
 秀吉はわかってるんですね。
 信長を討ったものがババをひくってことを。
 決して天下を取れる立場にはなりえないことを。
 家康なら?という弟。 
 はてさて。
 秀吉は引き返す用意は一応しとけというのでした。

 そして一気に場面飛んで本能寺の変。
 まあ詳しいことは来週やるみたいです。



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