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どうする家康

第28話(23/07/23)

 今回いえることはひとつ。
 史上最低の本能寺の変でした。

 厳しく教育を受けてた子供時代の信長がブチきれて、父親が駆けつけたら部下を殴り
倒してるシーンから始まったんだけど、だったらそういうのをもっと前からやっとけばいいのに。

 そんで今の時間に戻ってきて、茶屋は本能寺が燃えていて人々が、信長が討ち取られた
こと、家康がやったらしいとか、家康を討ち取れば金が出るらしいぞとデマが飛び交っている
のを耳にします。
 こういう時のデマが一番怖いよねえ。

 そんで本能寺の変の3日前に戻りました。
 こういう、時間軸があっちこっちいくのこのドラマの悪いクセだよ。
 まともに話かけませんっていってるようなもの。
 ともあれ光秀は少ない手勢で信長が京に向かったという知らせを聞いていました。

 家康のほうは信長を討ったとしても息子らがいるし、帝に公家、信長の家臣らを
どうするつもりかと諭されていた。
 簡単に天下が手に入るわけではないと。
 そこらすごい自信満々に前回言ってたから策があるのかと思ったら無策なのか…。
 で。
 堺に行くと言い出す家康。
 それと入れ替わるようにして信長は本能寺へ入りました。
 天下人としては本当に供も少なかったようです。
 多分武田という大きな勢力を滅ぼしてあとの武将は一応恭順な姿勢見せていたから、油断が
あったんじゃないかねえこれは。
 京のど真ん中で戦なんか起こるはずがない、みたいな。

 家康は堺にて、津田、松井といったこの地で大きな影響力がある人らと会っていました。
これ今後も出てくる人なのかな?
 直政がひょこひょこ窓からのぞいてるのかわいかった。
 てか人があちこちいる中で石川らは家康が信長を殺そうとしていることについて、声も
潜めず堂々と話してるけど密偵がいたらとか思わないのかね…。
 忠勝は家康の言うことに従うといいます。
 瀬名に殿を頼むといわれた、ずっと悔いている、瀬名を置いて戻ってしまったことを(自害の
直前のシーンね)と言います。
 彼なりにいろいろ考えてたんだろうなあ。
 
 そんな中で家臣ら、ある女性がたたずんでいるのに気づいた。
 市でした。
 家康とのことを知ってる連中が、やけぼっくいがどうの言ってて笑うわ。
 瀬名のこと考えたらそんなわけないんだけどね。
 で、お市は家康に信長のことを憎んではいないのかと聞いた。
 彼が否定すると市は、自分は憎んでいるとはっきり言った。
 ま、身内だしな…。
 あなたは安泰、兄は決して手を出しません、あなたは唯一の友だからと言う市。
 それが唐突なんよまた。
 今までも信長が家康を友とみなしてる表現はいくつもあったけど、説得力あるシーンが
全然足りないんだよねえ。
 もう少し描写ちゃんとせいよって思う。
 で、市は信長について、昔から誰も信じるなと言われてきた、常に家臣に囲まれている
あなたのことがうらやましかったのでしょう、といまさらキャラ説明始めた。
 家康といたひと時は人生で一番楽しかった時期だと。
 聞いていた忠勝はどう思ったでしょうね。表情うまいなあ。
 信長討つべし、の気持ちに揺らぎが生まれたのがわかる。

 そういってお市は帰っていきました。
 もう多分生きて会うことはない、なんてこの時の家康は思いもしなかっただろうなあ。
(このドラマだと普通に会うかも知れませんが)

 そしてまた信長の過去になって、信長は父を超える力を身につけた、とわかるシーンが
あるのですがそこで父が、どうしても心を許すなら一人だけにしとけとわざとらしく補足。
 なんかな…。

 そして深夜。
 気配で起きる信長。
 さすがです。
 一人忍びが入ってきて切り捨てたところで背後もう一人の忍びにやられた。
 マスク外したら家康だったんだけどそれは信長の妄想で、誰か知らんモブだった。
(モブ言うな)

 んで乱が駆けつけてきて、本能寺が襲撃にあったことを知らせるけどこのあと信長は
家康は?家康家康と名前連呼するだけの壊れかけのレディオになります。

 本能寺が燃えていると聞いてやってきた大鼠と半蔵は戸惑っていました。
 まあそりゃそうだ。
 てか待機してる伊賀者100人くらいいるんでしょ。
 だれか一人家康のとこへ知らせに走らなかったのか。

 その家康はというと、やっぱり信長殺すのやーめたと言ってました。
 3年かけて、3話かけて準備してきてこれかよ。
 あと家臣「いずれ必ず」言いすぎ。
 穴山も戻るというので別れの話をしていたとこに茶屋が血相変えて駆け込んできました。
 信長が討ち死にしたと。
 やったのは光秀だという茶屋。
 さすがにそこはわかったのか。
 さらに茶屋は、家康も殺せと命令が出てるから急いで逃げろといいます。
 報奨金目当てにした民に襲われる可能性もあるからね。
 実際は言ったことが跳ね返ってきたのは光秀のほうでしたけども。
 
 秀吉は信長が死んだと聞きおいおい泣いてたけど、はっとわれに返りいそぎ毛利と和議の
申し入れをしろ、引き返すぞと弟に言ってました。
 この代わりっぷりがすごいや。この秀吉好きですよ。サイコパス的なとこが。
 で、家康を討つと宣言したら弟があわてて、違う違う上様を討ったのは光秀って
言ってるのは笑った。
 
 光秀は絶好調でした。
 信忠を討ち取ったという報告にニヤニヤしながら家康を捕らえてくるよう命じています。
 やっぱりあれ根に持ってたんだ…。
 てかお香キメすぎてジャンキーみたいになってんよ光秀。

 家康は山の中を走っているけど、セット感丸出しだし、さっきから同じセットぐるぐる
してるのが丸わかりで、こういう時こそ山の中でロケすればいいのにって思いましたね。
全然迫力とか必死感というものがないんですよ。
 ほんとにただ走ってるだけ。
 真田丸の内野家康の伊賀越え見てるからなおさらね…。

 このあと信長が障子パーンあけたら兵が庭にいて、それはいいんだけど後ろに
光秀が椅子座ってたの笑ったわ。
 どこの世界に攻め込む場所の庭に陣を敷く阿呆がいるんだよ。ここにいたけど。
 反撃されたらどうしようもないのに。
 こういう演出しちゃうとこがダメなんだよなあ…。
 信長は家康って言いながら出てきたら光秀だったので「このキンカン頭ー!」って
怒りも倍増です。
 お前に俺の代わりが勤まるのかと。
 まあ光秀の演説を「なんだお前か」ってさえぎったのは面白かったんだけどね。
 役者さんそれぞれの演技がうまいだけにアホみたいな演出が…。

 光秀は今までは乱世だったから信長のような存在が必要だったけどこれからの世には
必要ないと言い放ちます。
 まあそれは一理あるんだけどね。
 有事の際に有能な人って、平穏な世の中だと異端児ではあるから。
 
 一方で家康は農民に拘束されて、飛び蹴りかましたあともう一人にはチョークスリーパー
きめてた。
 信長に鍛えられた経験が生きましたな!
 こうして最後はお互いに信長・家康と心の中で呼び合って、尊敬してましたみたいな演出を
出して家康は、ありがとうわが友、と言うのでした。
 死んだらいきなり尊敬しはじめるとかさっぱり意味わからんのですが。
 もう少し感情の流れを丁寧にやってほしいわ…。
 何ひとつ感動できない本能寺の変でした。



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