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どうする家康

第29話(23/07/30)

 今回正信が出てきたからか面白かったなあ久しぶりに。
 ただ伊賀超えって多羅尾氏と伊賀の手助けを受けたはずなので、それをまったく逆に描くのは
ちょっとどうかなと思う。
 最近ネットニュースでも、ドラマとはいえあまりにも史実とかけ離れすぎた内容を正史のように
かくのはどうかみたいな記事をちらほらみかけます。
 残念だなあ。

 さて。
 また本能寺を最初からやってるのしつこいなあ。
 普通に伊賀越え途中から入ればいいのに。
 
 光秀は家康の首をもってこい、もってきたものに褒美を取らせるといってました。
 前回何としても生かしてつれてこいって言ってたのはなかったことになったの?
 ボケ老人ですやん。
 
 浜松では信長が討たれたという話題に、ついに家康がとなったんだけど光秀が討ったと知り
愛はあれはやりそうな顔だわっていってる。
 失礼なやつだな。
 
 その頃家康は通る国の領主とかの助けを得てなんとか伊賀近くまでやってきてました。
 野菜もらってきて、大鼠が差し出したのを家康は自分らで食うようにって言ってるんだけど、
ウリを投げたのを家臣がキャッチしそこねてたけどうまくごまかしてたと思う。あれ本来なら
NGテイクなんでしょうな。

 さてこの先には多羅尾氏がおさめる小川城というものがあり、そこに助けを求めるとよさそう、と
半蔵がアドバイスします。
 石川、酒井は念のためここで三手に別れましょうと。
 囮になるつもりかと言われて彼らは、年をとって早く走れないから足手まといになる、だったら
散らばった方がいいといいます。
 そういえばなんか一気に老けてる…。
 伊勢・白子の浜で待つと言い三手に別れた一行。
 あと大鼠がこれが自分の最後の仕事って言ってたけどフラグかと思いきやそうでもなし、
意味わかんないわ。
 引退するってことかね。
 こういう意味もないセリフしゃべらせるの好きだよなあ。

 小川城に近づくと、多羅尾がめっちゃ全力のお迎えしてた。
 ここの映像見て、「逃げ上手の若君」連載されてる松井先生がよく用いる、胡散臭い笑顔の
キャラ思い出した。
 何一つ信用できる部分がない、みたいなやつ。
 あと、伴という今川攻めの時に共闘した忍者もいたらしいんだけど大鼠は「あいつ私らの手柄
全部持って行きやがった」と怒ってます。なるほど。
 半蔵はまず自分が食べ物の毒見をしてくるから、様子がおかしいなら逃げろといいます。
 そのあと半蔵と大鼠がいったんだけど毒見どころかガチ食いしてて笑った。
 そりゃ腹減ってたもんねえ。
 そんで結局皆いってご飯を食べることに。
 多羅尾のもてなしはとても親切でした。
 ただ多羅尾は、伊賀超えはやめたほうがいいという。
 もともと無法地帯だった伊賀が信長と戦ったことによりますます混沌なことになっていると。
 さらに今は有能な軍師を雇い、戦に備えているのだそうです。
 …この展開前もあったな。一向宗で。
 せめて信楽を通ったほうがいいという多羅尾。
 山伏の衣装を用意してくれていました。
 これで逃げればたくさんいてもおかしくないだろうというわけです。
(当時山伏は集団で修行していたため)

 ただこの親切すぎる対応を家康らは不審に思ったようで、山伏の衣装は目印で、信楽についた
とたんに待ち伏せていた明智の兵に討ち取らせるつもりではないか、と考えたようです。
 まあそりゃしょうがないな。

 翌朝多羅尾が迎えにくると家康らの姿はなく、三河に戻ったら御礼をすると置手紙が
ありました。
 多羅尾が伊賀越えしようとしてるのか、無理だなと言ってるあたり本当に助けようとして
くれてたんだねえ。

 家康一行は伊賀に入りました。
 自分に徳があれば天が助けてくれるだろうとかいってます。
 この時点で囲まれてるなあ。
 それと気になったんだけど、普通逃げてる時は自分が追われてる本人だと気づかれない
よう偽名を使うものなのに、回りが平気で殿連呼してるの気になる。誰も指摘する人いなかったの
かね?脚本がずさんというかさあ…。
 そういうわけで家康、謎の老人に捕まった。
 これ帝都大戦始まるやつやん。

 一方光秀は、家康の首を取りました、われこそが家康と言ってましたというのでウキウキで
首桶の中確認したら違う人だった。
(誰かは後でわかる)

 捕まっている家康一行。
 どうにか家康を助けようと半蔵は、自分は服部のものだというも、伊賀では名家でもなんでもなかった
らしい。
 大鼠は家康は伊賀者をかくまってくれたぞ、恩があるだろうというも、老人・百地はしれっとした
顔。まあその助けた人らと自分らは関係ないって感じなんだろうね。
 家康を牢から出して首を切り、それを光秀に差し出せば金がもらうるという百地でしたが、この時
家臣らが自分こそが家康だと言い出した。いい部下たちですねえ。
 しかし家康は自分こそが家康だとはっきり言った。
 その窮地を救ったのが正信でした。
 ここに軍師としてもぐりこんでいたらしい。
 正信は自分の今の状況は家康に追い出されたからじゃ、なんとひどい殿だろうといい、さあさあ早く
首を切れと百地をけしかける。
 ただ「あっそういえば信長が生き延びたって話があるらしいよ、どうせデマだろうけどね」と言い出した。
 信長生きてたら光秀なんかあっという間に討伐されるだろうし、その弟分にあたる家康を殺したと
なれば今度こそ総力あげて伊賀はつぶされるだろうけど、信長生きてるなんてことないもんね、
デマだよデマ、という正信の言葉を聞き逃せなくなっている百地。
 うまいですねえ。
 ここ大鼠が映ってたけど多分彼女は正信の策略に気づいたんじゃないかな。
 正信はもしここで家康を守ったら、これからの伊賀を安泰にしてくれるだろうなあ、と言う。
 おそらく百地も正信が、追い出されたなんてうそで家康のおかげで助けられたことに気づいたん
じゃないでしょうか。
 そこで家康にどう思うと聞いた。
 家康は、信長は死んでいると思うとはっきり言いました。
 ただし首が出ていないのは事実だと。
 光秀は何としても信長の首を取るべきだった、もし生きているという可能性があるならば誰も味方して
くれない、光秀はしくじったし、あいつに首は取れない。
 珍しく家康が説得力あること言いましたね。
 この光秀は親友二人に「信長討ったよ!俺らズッ友だよね」と手紙を送ってるのですが、この二人も
光秀の状況にドン引きしていて味方はしませんでした。

 家康は自分に光秀を討たせろ、自分に恩を売れといいます。
 百地はそれを聞いて家康の縄を切った。
 こうして家康は伊賀を味方につけたのでした。
 家康は正信になぜ自分を助けたと言う。
 正信は伊賀者を家康が助けていたからだという。
 忠勝とか正信に文句言ってるんですけど、命拾いしたのになんでここにおるとかひどいなあ。
 さすがに何の感謝もないのはどうかと思う。

 こうして白子の浜にやってきた家康ら。
 先に石川、酒井がついており、信楽を通った酒井はもてなしを受けたという。
 つまり多羅尾の言うことを信用してついていってたら楽に逃げられていたわけですね。
 まあこればかりはしゃーない。
 みんな正信がいることに驚いてて面白かった。
 家康は正信にまた仕えないかと言う。
 鶏の世話からだが、と。
 正信は鷹の世話係でいいなら考えましょうといって立ち去りました。
 まあどうせ次の回ではいるんだろうな…。

 家康は半蔵らのおかげで無事抜けられたとお礼を言います。
 今後武士とすると。
 いや最初から武士だから。
 半蔵、大鼠といい雰囲気になろうとして全力の腹はパン食らってて笑ったわ。
 こうしてようやく岡崎にたどり着けたのですが…。
 もうひとつ驚きの情報が入っていました。
 穴山が光秀の兵によって討たれていたのです。
 しかも自分が家康だと言ってたらしい。
 家康を助けるためだったんでしょうね。

 その光秀ですがあっさり山の中で民に襲われていた。
 自分は明智ではないというもごまかせるはずはなく。
 こうして光秀は討ち取られ、首が持ってこられたのは秀吉のもと。
 今までで一番いい顔をしてなさるっていう秀吉、もう狂気だよね。
(討ち取られた際の顔は苦悶の表情だったので)

 今回面白いなと思ったのは家康は家臣や穴山までもが彼を助けようと自分こそが家康だと
言ったこと、光秀は一人逃げ惑い、最後は自分は明智ではないといって逃れようとしたところ。
 対比が面白かったです。



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