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どうする家康

第32話(23/08/20)

 今回そんなに大きな動きはなかったけど、流れがなかなか面白かったですよ。
 どうしたんだ脚本にてこ入れでもあったのか。

 1584年3月。
 家康は城の堀を作らせていました。
 信雄が秀吉にどうやって勝つんだとか言ってる。
 石川は、長引けば秀吉のほうがあせってくるでしょう、あれだけの大群なのだからメシを
食わせるにも相当な金がかかるというわけです。
 そこをもって和議というのもいい、と言うのですが若い連中は和議にど弱気だと否定。
 なんかなーいきなりこういう風に石川が孤立するような状況になるのも突然というか。
 正信はたきつけてみましょうといい、悪口を書いた札を立てようと提案する。
 この策は残念ながら空振り。
 
 秀吉のもとにその看板が集められてきて、秀長は読まないほうがっていうんだけど読んでみろと
秀吉がいい、池田が読み上げるのですが。
 途中で秀長がたまらず止めてるの面白かった。
 秀吉はこんなんで自分を怒らせられると思ってるとはかわいいもんだと言う。
 てか榊原、悪口に署名してんの。笑うわ。 
 この榊原というやつはかわいいやつだという秀吉。
 自分はこの地位にいたるまでもっとひどいことを言われてきた、というのですね。
 まあ確かになあ。
 その馬鹿にした自分に家康はひざまずくことになるのだ、という秀吉。
 池田が去ったあと弟に、あいつまだ自分が上だと思ってんな、とぼそっと言うのでした。

 忠勝はなんか変な数珠を肩からかけてんだけど。
 邪魔じゃない?
 軍議において正信は、自分が秀吉ならここを攻めるといった。
 その意外な場所に一同静まり返ります。
 皮肉にもその考えは当たってたわけですが。さすが軍師よのう。

 その頃秀吉に池田は、家康を城から引っ張り出そうと提案。
 自分らは岡崎を攻めにいく、守りも薄いだろうし家康らはあわてて城から出て追いかけて
くるだろう、そこを秀吉軍が後ろから叩けば討ち取れるというわけです。
 池田の悪いところは、いい案を思いついたと思ったらそれが本当にいい案かどうか検討もせずに
実行しちゃうとこだな。
 この作戦は中入りというらしいです。
 秀吉はいい策ではないというけれど池田はやる気。
 俺の言うことにしたがっておけ!とか言ってます。
 秀吉はこそっと、そういう言い方はせんほうがいいぞとドスの効いた声でいったあと、
一晩考えてみまーすというのでした。
 ここらはさすが秀吉ですね。
 彼が去ったあと弟は、中入りはいい策じゃないかという。秀吉も当然自分だって考えてたと
いうのです。ただしやるならこっそりと相手方に知られずにだと。
 池田はみんなに言いふらしてるからという秀吉。
 それはつまり家康側に動きが筒抜けって意味ですね。
 
 堀を作る作業を堂々とサボってメシを食ってる正信に直政は、暗殺を仕掛けたのかと問う。
 懐かしいなあ。一向一揆の頃ですよね。
 なんで許されたという直政に正信はさあ、と答える。
 自分も同じだという直政。
 そういやそうだったな…忘れてた。
 憎んだり恨んだりするのが苦手なのだろうという正信。
 瀬名と信康の件を数年恨みを持って信長暗殺計画練ってたのはなかったことになったのか…。

 で、直政は話を切り上げる際に働けといって正信は「へい」と答えるんだけど、そのまま
メシ食ってた。どんだけ神経太いんだお前。
 
 皆集まって、中入りを秀吉に気づかれないようたたく、とみんなで話している。
 やはり池田の策は筒抜けでしたね。
 気づかれずにやるすべはないという酒井でしたが家康は榊原に、今作ってる堀のある部分を
変更しろと指示する。
 つまりそこから…というわけですね。

 このあと榊原と忠勝が話をしていて、この二人最初は相容れない感じだったのに
いい親友になったよなあと思いました。
 忠勝は自分が傷を負ったことはないというけど榊原が、負傷したことに気づいてないだけ
だろっていうの面白かったなあ。

 秀吉は中入り作戦をすることをみんなに話します。
 池田、森がやると。
 総大将は秀吉のおい、秀次。
 3万の兵だそうです。
 池田にはさぞかしたやすい作戦のように見えたでしょうなあ。

 家康のところに榊原がやってきました。
 十分かと、と。
 正信があー疲れた疲れたって入ってきて、忠勝らに全然着物汚れてないと突っ込みされてたの
面白かったな。

 家康が、今川義元に学び、信長に鍛えられ、武田信玄から兵法学びとったといってたけど
言うほど学んだか?
 まあいいや。

 家康がそんな策をしているとは知らない秀吉らは、堀ばかり掘っててまだ動かない
らしいぞーという話を。
 池田の軍も楽勝って感じでいたのですが…。
 そこに敵襲の一報が。
 軍の後ろのほうが襲われているというのです。
 まあ正しいやね。
 軍の先頭狙えば後から後からわいてくるけど、後ろ狙えば進んでる軍は引き返すにも
時間がかかりますから。
 
 一本槍の武功をあげたのは榊原、とナレ入るのいいですね。
 直政も、母とのやり取りを思い出していました。
 井伊家の再興はそなたにかかっているといわれたらしいです。
 彼の赤備えを見て池田軍は武田の軍勢じゃーというのですが井伊直政が、「井伊直政が軍!」って
言ってたのは面白かった。今後はそっちで有名になるでしょうね。
 あと忠勝の登場がかっこよかった。
 蜻蛉切の演出がすばらしいと思いましたね。逸話知ってる人ならニヤリとできる。

 秀吉は池田の軍が家康の軍に襲撃されたと聞いて驚いていました。
 ずっと堀を掘っていたのは、兵がこっそり抜け出るための通路だったわけです。
 軍は総崩れとなり、池田も森も討ち死にと。
 ナレ死ですらないのか…。
 秀吉は、ある意味これで自分の言うこと聞かないやつはいなくなったからいいか、みたいなことを
言い、信長のせいだと言い出した。
 家康をこき使って戦わせまくった結果強い軍が生まれてしまったと。
 まあ確かに。
 あと中入りは自分の策ではないと触れ回るよう指示。つまり秀吉に逆らって勝手にこういうこと
するから負けたということにしろってわけですね。

 ただこの戦には勝てるという秀吉。
 総大将は秀吉ではないからなと。
 さすが彼はどこを揺さぶればいいかわかってますね。
 
 徳川四天王の紹介があって、榊原、直政、忠勝ときたあと正信がちょっと映ったけど、
彼ではなく酒井であるといわれてたの笑いました。
 祝いの席で家康は石川の様子がおかしいことに気づいた。
 秀吉には勝てないという石川。
 必ず彼は弱みに付け込んでくると。

 予告で石川ついに出奔するようですね。
 ここにきて、か…。



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