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どうする家康

第38話(23/10/08)

 秀吉は九州に名護屋城を作らせ朝鮮を攻める足がかりとし、多くの武将らを送り込みました。
 自分自身は関白の座を秀次にゆずり、太閤という座についていた。
 もう怖いものなしでしょうな。
 三成と大谷はみんなに、朝鮮を攻め上がり明へ入る作戦を説明しています。
 そんなにうまくいくもんかねえ…。
 秀吉は、帝には唐に入り皇帝になってもらうといっています。自分も向こうに渡り、
町を大坂のように繁栄させると。
 到底無理な話なんだけど(当時の中国は強いから)、ほんとに天皇が向こうに渡ることに
ならなくてよかったよ…。

 ここで浅野という人物がどうかしている、と声を荒らげた。秀吉は狐にでもとりつかれて
しまったのではないか、この変わりようはなんだと。
 当然秀吉は激昂し切り捨てようとするけど家康が止めた。
 これなんでこんなに唐突にと思ったら、本当にこの浅野さんはこういう発言を秀吉に
向かってしたみたいですね。すごいや。切り捨てようとした秀吉に対して、自分の首ごとき
まったくおしくはないが、多くの武将が戦いに借り出され妻や子、そして民が嘆き悲しむ
現実を見よと諫言したそうです。これで謹慎になったようですが、秀吉にもこのようにきちんと
命をかけていさめてくれる人はいたんですね。
 調べたら、そういう忠臣を秀吉から遠ざけて自滅するようにもっていったのが家康という
説もあるようで。このドラマでは家康が浅野を殺そうとする秀吉を止めてたから皮肉な
もんですなあ。

 さて、朝鮮出兵はおそらく失敗するのでという話を家康が阿茶としていたら表が騒がしくなる。
 その頃表では忠勝と渡辺がやってきた人物とモメていた。
 その人物は将軍だと名乗ります。
 渡辺が疑っていると忠勝が顔を見てほんとに将軍だと。ただし、「元」。
 義昭かあー。
 あんだけひどい態度をとったくせに、今の家康を誉めそやしています。
 調子いいことだな。
 金平糖返せ。
 ただ、こんな風に、昔のことはなかったようにあちこち渡り歩ける人間のほうが存外
長生きできるのかも知れませんね。

 そんなところに服部から火急の知らせが。
 実は朝鮮での戦いはまったく順調ではなく、藤堂高虎の水軍が明の船に積まれている大砲に
よって撃沈されたというのです。
 忠勝も、われらには本当の戦況は知らされていない可能性があると指摘。
 ここで情報を探らないとということになるのですが…。
 服部がもじもじして、自分は武士の身ですからとかいうからいくのが嫌だってことなのかと
思ったらまんざらでもない様子でした。行きたかったんだな。
 でも口笛を吹こうとして全然鳴らず、おいって呼んだら上から大鼠が降りてきた。いいなあ。
かっこいいですね。

 家康は三成と話をします。
 朝鮮攻めの現状は報告とまったく違うのでは、と。
 三成はどういう情報を耳に入れるかの取捨選択をしているだけだと。
 なんか戦争してる時の日本と同じだなあ。軍機をたくさん増やして合成したり、順調に
勝ち進んでるといったりのアレ。
 ともかくのんきなことを言ってる三成に忠勝が、もし海路を絶たれたとしたらまずいことに
なると指摘。向こうにいる連中は孤立している状態だと。
 家康は秀吉に向こうに渡るのはやめてもらうべきだといいます。
 三成はまだ秀吉のやることは間違ってないといってる。
 いい加減にして欲しいな。

 ということで秀吉には、海が荒れていて危ないからまずは三成らがいって落ち着いてから、と
報告しました。
 そこに茶々がやってきてウキウキで話をしています。
 やれやれ…。
 茶々のためかと家康に言われた秀吉は激昂。
 家康はどうしてもいくというなら自分はここで切腹すると言い出した。
 秀吉の代わりは秀吉しかいないのだと。
 それを聞いてさすがに思うところあったのか秀吉はそのまま立ち去りました。

 その頃秀吉の母が臥せっており、秀吉は母の元へ行くことにします。
 茶々には何か困ったことがあったら利家に相談しろといった。ちょっと間があったな。家康にと
いいかけてやめた感じでしたね。
 で、秀吉は母の死に目には会えませんでした。
 寧々は秀吉に、最後まで謝っていたと母の言葉を告げます。
 自分が何が欲しいかももうわからなくなってしまっていると。
 寧々もこれ以上何が欲しいのだと苦言を呈する。

 その頃茶々は家康のところにいってました。
 困ったことがあれば家康に頼れといわれた、と。
 しれっと嘘ついてるあたりもう作戦なんだろうね。
 茶々は、昔お市と家康に縁談話が持ちあがった話を聞かされたのだと話し、もしそうなって
いたらあなたは私の父だったかも知れないといいます。
 家康が父だったらお前生まれてないよというツッコミはしたらだめなんですか。
 父として慕ってもいいですかという茶々。まんざらでもない家康。
 家康がものの見事にハニトラにはまったところで阿茶が入ってきました。
 彼女は、自分は家臣と同じような働きをすると話し、鷹狩りにもつきあいますよ、と
さらっと言った。
 このあたりでは何もとれないのではという茶々に対し、狐がという阿茶。
 ようやく家康も気づいたようですね。
 茶々がどういう目的で自分と会ったかを。
 危ない危ない。

 服部が情報を調べて戻ってきました。
 朝鮮の様子はひどいものでした。
 さながら地獄のようであると。

 秀吉に家康は報告しにいきます。
 そんな家康に心を見透かしたかのように、たかが小娘に振り回されるような自分ではない
という秀吉。
 それが慢心だというのに。
 家康は茶々を遠ざけたほうがいいと言います。
 ま、自分もハニトラにひっかかりそうになったもんね。
 怒る秀吉。
 自分が徳川をつぶすくらいわけないといいます。
 そんな秀吉に家康は、かつての秀吉ならそんなことは言わない、目を覚ませといった。
 そこにまた義昭が入ってきた。
 タイミングいいのか悪いのか…。しかし太閤相手にも無敵だなこの人。

 義昭は言います。
 自分もトップに立ってすべてが見渡せたつもりでいた、しかし現実には、下は雲がかかっていて
ほとんど見えない状態だった。
 さらに、周りがいいことしか言わないから自分はますます慢心していくのだと。
 信用するものを間違えてはならんぞ。
 そういって義昭は帰っていきました。
 言いたいことだけ言って帰っていくというか、そういう登場のさせ方しかできないの
もったいないなあ。

 秀吉は家康のことがずっとうらやましかったのだといいます。
 家康にはちゃんと諫言してくれる家臣がずっと一緒にいたもんね。
 秀吉が何が欲しかったのか。
 それは本心を語り合え、時にはぶつかり合える家臣とか親友といったものだったのかも
知れませんね。
 俺たちはなまかだ!(それリメイク版西遊記のサルやで)

 秀吉は茶々を京に返し、明に対して和睦の話をすることにしました。
 1593年5月、話し合いのために明の使いが三成らとともに日本へやってまいりました。
 秀吉は三成らの戦いをねぎらい感謝します。
 そして家康と利家には明の使いをもてなすよう指示する。

 ところが。
 そこに茶々からの知らせが。
 子供を身ごもったというのです。
 秀吉破滅のはじまりですね。
 なお次回予告で思いきり、「秀頼はあなたの子だとお思いか」とネタバレしてたのはもったいないな。
 そういう展開あるだろうなとは思ってたけども。
 


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