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どうする家康

第40話(23/10/22)

 合議制といっても5人の文官と5人の大名。
 これはまとまるものもまとまらんでしょう…。
 鎌倉殿もそうだけど決定権を持つ人間が多すぎると必ずモメます。
 三成はそんなこともわからないのか、自分の夢がかなった、と嬉しそうでしたが、やっぱり
欠陥に気づいている人間はいるようで、こんなもん力ある人間の意見でどうとでも決まる、
そのうち形骸化するといわれるのでした。
 
 忠勝は家康がもう天下人になってしまえばいいのにと言いますが、家康はまだその時期
ではないといい、正信も今表舞台に立つ時ではない、逃げられるときは逃げたほうが良いという。
 ま、タイミングってもんがあるよね。
 そして朝鮮からの撤退が始まったのですが。
 言葉では言い表せないような戦いを経て戻ってきた加藤清正らに対して三成は、戦を失敗
した責めは問わないようにしてあげるといらんことを。
 そりゃ激怒しますわ。
 心身ともにボロボロになってようやく帰国できたと思ったら、たいした苦労してないやつに
えらそうに、失敗は見逃してあげるって言われたらそりゃ怒りますよ。
 しかもお茶会でもてなしてあげるとかさあ。
 まず食べ物をって心遣いもないわけだし。

 こんなことがあって加藤らは家康に三成を処断して欲しいと言う。
 今回の敗戦に対して責任を負わせろというわけですね。
 まあそりゃそうなるわなあ。
 そして三成も、前田利家が自分も詫びるから一緒に加藤らに謝ろう、それで水に流そうと
提案したにもかかわらず、自分は悪いことをしていない謝る必要はないと跳ね除けるのでした。
 寧々は話を聞いて、三成もあれなりにがんばっているがどうしても無理そうなら家康にとりまとめを
お願いしたい、と言うのでした。
 そういうのをもう少し三成らも話しておけばいいのに、家康にしか言わないから、三成としては
家康が天下を取ろうとしてきた、という風に受け取ってしまうのもあるんだろうな。

 東北の大名などが秀吉の死に便乗して妙な動きがあるとの報告を受け、忠勝は今こそもう
家康が表に出たほうがいいと言うけども正信は、こういうときこそ裏で暗躍して、怪しい連中の
首根っこを押さえておいたほうがいいのだといいます。
 もしその暗躍がばれたら謝ればいいと。
 正信はよく流れを見ていますねえ。

 1599年。
 秀頼が大坂城へ入りました。
 ここで茶々は三成にわざと、家康が政権取ろうとしてるかもーあの人平気で嘘つくから
心配だわと吹き込んでます。
 怖い女だなあ。

 動揺する三成にタイミング悪く部下が、家康が武将らと次々縁組していると知らせてきた。
 家康からしたら反乱の動きありとみなされた武将と縁続きになって、うまいこと押さえ込もうと
しただけなんだけどそんなことが頭の固い三成にわかろうはずもなく。
 みんなを集めて家康に反乱の意思があると話してます。
 利家はまだ簡単に判断できないといいますが三成は家康には謹慎してもらうと言った。
 その三成の使いに家康はうっかりーてへぺろ☆と正信作戦を実行。
 正信もいけしゃあしゃあと、いやーあんまり厳しいこと言われちゃうと、うちの血の気が多い
連中が何すっかわかんないなーと言ってます。

 利家は三成に、気持ちはわかるけど家康もああいってんだから穏便にと言うけど三成は、
秀吉の約束を破ったのは家康である、このまま放置しては道理が通らんと言うのでした。
 ダメだねこれ。
 そんな三成は家康に呼び出されました。
 家康は秀頼のために今回裏で動いていたんだけども、三成では手に余るようだから、ちょっとだけ
自分に政権任せてくれないかなと言い出した。
 三成は皆の言うことが正しかった、家康に天下を取る野心ありとみなす、と言います。
 これは家康が悪かったなあ。
 今この状態で決定権の話を持ち出せば三成がこうなることはわかってた。
 ただ…そこまで読んでわざと提案したならたいしたもんですが。

 三成は今不穏な動きをしている福島正則らに対しても、縁談を組むより取り潰した
方が早かった、なぜそうしなかったのかと言う。
 家康は不用意な処罰は混乱をきたすというのですが…。
 利家は、三成らにとってあなたは数々の戦を生き延びてきた恐れるべき存在なのだ、と
家康に言います。
 オロチのようだと。
 いやオロチのたとえもどうかと思うけど…。
 
 一月後、利家がこの世を去ると、三成を抑えられる人間がいなくなってますます混乱という
感じですね。
 そんな中で騒動が起きた。
 三成のもとに、加藤や福島らが押し寄せてきたのでした。
 ここで三成でてこーい!と叫んでた加藤かな、後ろにいたやつに「お前も叫ばんか」って言って
またヤジに戻ろうとして、びっくりして振り返ってたのが面白かった。
 立っていたのは忠勝でした。
 お前らうるさい家康が寝られんだろってところか。
 加藤らの不満を聞いて正信も忠勝も、そろそろ潮時ではないのか、と家康に促します。

 家康は三成と会いました。
 今回のような騒動を起こしたということで三成は隠居することになりました。
 ま、秀吉の命令に従うなら下を押さえ切れなかったのは三成の責任ってことになるもんね。
 三成は自分は間違ったことはしていないという。
 まだ言うかねー。
 まず戦地で戦ってきた人らへのねぎらいの言葉がないのがダメだと思うんですが。
 秀吉はちゃんと三成と大谷にやったでしょうに。

 あとここで秀吉のとこに当初人質に出されていて、今は結城家の養子となった秀康が
出てきました。
 彼が三成を佐和山まで送るという。
 家康はたまにはいってもいいかというけど三成にキッパリ断られた。
 違う星を見ていたのでしょうと。
 なるほど、三成は死兆星を見ていたのかも知れない…。(それ北斗の拳)
 もう会うこともないでしょう、と三成は出て行きます。
 最大の決戦で会いますけどね。

 そういうわけで家康が実質トップに立ちました。
 さてさてどうなりますことやら。
 報告を受けた茶々の不気味な笑顔が気になりますね。
 多分いろいろ工作をして家康とその他の武将を切り離していこう、みたいなことを考えて
いるのかなあ。
 



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