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どうする家康

第9話(23/03/05)

 最初は過去のシーンから始まります。
 弥八郎という男の子が走っていた。
 彼の村は賊に襲われ、幼馴染だか家族だか知らんけど、お玉という女の子がさらわれて
いくところだった。
 弥八郎は必死に追いすがるも大人の力にはかなわずお玉はさらわれていったのでした。
 目を覚ましたのは正信。
 なるほど彼の過去だったのか。
 
 三河一向一揆は周りの勢力を巻き込んでどんどん大きくなっていってました。
 その反面家康は次々と家臣の裏切りにあいやる気をなくしていた。
 これでは部下の士気も下がりまくりというもの。
 酒井と石井は自分のところにも、吉良から手紙がきたんだろう、と話あっている。 
 石川もさすがの家康の態度にあきれたようで、考えないとと言っていた。
 まあねえ。

 吉良と松平昌久はホクホクしていた。
 このまま家康の首をとるぞーといった感じ。
 昌久は千代に、これに勝ったら妻にしてやるぞとか言ってるし。
 この人寺の巫女じゃないの?
 
 家康の家臣はつかれきっていました。
 忠勝だけしっかり見張りに立っててえらい。
 榊原も、家康があれじゃ士気下がるのも当然といってます。
 それを誰ももういさめないから本当にそう思ってるんだろうな。
 そんな家康は仮病を使って屋敷内に閉じこもっていたんだけどそこに鳥居のじいさんが
尋ねてきた。
 彼は、入るなとわめきちらす家康を無視して中に入り、道は2つだと告げる。
 
 家康の祖父と父は家臣の裏切りで死んだ。
 どうやったら裏切りを避けられるか、それは無理だと。
 なんかバッドエンドしかないゲームみたいじゃないか…。
 そこでじいさんは、家臣を信じるしかない、裏切られたらどうするといっても、それは仕方がないの
だと。
 まあ信長はそうでしたね。
 家臣を信じ、裏切られたとしても戻ってきたら許したりしてたし。
 
 で、もうひとつの道は、怪しいものを片っ端から殺すことだと。
 謀反の疑いがあるものを全部粛清すればいいと。
 それ鎌倉殿でもうやったんで…。
 じいさんは、殺すことを決めたら自分から先に殺してくれ、戦より楽しそうだ、といって
帰って行きます。
 思えば酒井のじいさんは、そんな道を家康がとるはずがないとわかってて、自分からって
言ったのかも知れないですね。

 家康はどたどたと出てきて家臣らに、お前らは好きな主君を選べ、わしはお前たちを信じると
言います。
 そして一向一揆を収めるために家康自身は飛び出していく。
 家臣らも従います。
 酒井、石川は吉良からもらっていた手紙を破り捨て豪快に笑うのでした。

 というわけでナレでさくさく進んだ。
 そこ削っちゃうのかよ…。
 吉良は捕まり、昌久は逃げようとするが、傍らに千代の姿はなかった。
 逃げるの早いな。

 こうして形勢は一気に逆転しました。
 空誓に正信が「われらは負けない」と声をかけるも逆に空誓はなぜここにいる、と問う。
 彼はただそうしたいのだと答えます。
 そこに家康が乗り込んできた。
 お前は負けると言って火縄銃で撃とうとする正信だったが、彼を撃ったのは大久保だった。

 8年前、盗賊を一網打尽にするために正信はわざと囮用の食料を用意し、盗賊がまんまと
これを盗んだところであとをつけて乗り込んだ。
 襲撃は大久保がやって正信は頭脳担当か。
 でも大久保がピンチになった時正信は矢を射てこれを助けた。
 そしてほぼ捕縛したところで、戦いに巻き込まれた遊び女に気づいた。
 死にそうなケガを負っていて正信は楽にしてやろう、と短刀を抜くもそれがお玉のなれのはて
だったことに気づく。
 お玉も正信の正体に気づくと、殺してくれと言う。
 そりゃ見られたくなかっただろうね。
 生きながらえていたとはいえこんな姿になってたら。
 
 お玉の住まいに連れ戻ってやった正信は、そこでお玉が一向宗を信仰していたことを知る。
 特に何がなくても柱に貼り付けたお札に祈るシンプルなものでした。
 
 正信、目が覚めると寺の中だった。
 ええ…家康らはどこいったんよ…。
 正信撃ったから満足して帰ったの?寺の連中が追い出したの?
 前回の家康といい、 一切説明ないんだけど。
 一言誰かが「家康勢らはわれらが追い返した」とでも言えばいいのにね。

 水野が家康のところを訪ねてきて、信長が怒っていると告げる。
 いつまで一揆のごたごたにかかわってんだと。
 まあそらそうでしょうね。
 で、寺と和睦しろと言う。
 このまま長引けば三河そのものがぼろぼろになると。
 家臣が、逆臣にとがめなしでは禍根を残すというと水野は、バカと一喝。
 そんなもん方便だと。
 和睦を結んで向こうが受け入れたところでつぶすという作戦でしょうね。

 ジャイア…渡辺は家康が和睦を申し込んできた、と喜んでいたけれど正信はわなだろうなと
見抜く。
 空誓も見抜いていたようでした。
 一揆を鎮めたあとだまし討ちするだろうなと。
 でも空誓はこれ以上この子らに戦え、死ねとはいえないと。
 策略とわかってて和睦を受け入れることにしたのでした。

 こうして和睦の場が設けられた。
 空誓は家康に自分の目を見て寺を元通りにするといってくれ、という。
 家康はちゃんと目を見て言いました。
 てかこうやって約束しといて後から反故にするほうがよっぽどタチ悪い気がする。
 信長とか水野だったらもっとうまくやるだろうし。

 戦後処理が始まりまして。
 裏切った夏目は罪を不問に処されました。
 名前も正しく読んでもらってよかったねえ。
 ただ、夏目の慟哭というか感激に対して家康の演技があまりにも軽くて、役者の
差を感じるというか…。
 家康になんの感情もないんだなあ。
 まあ夏目をもう見放してしてその上での不問に処すという言い方ならすごいなと思うんだけど。

 そのあと正信が連れてこられました。
 家康は、寺を元に戻す気はないのはわかっているだろうという。
 正信はしたたかになりましたなあって言うけどそもそも水野の入れ知恵だからねこれ。
 
 家康はなぜ弁明しないと問う。
 多分他の家臣は言い訳して許してもらって戻ってくるみたいな感じだったんだろうね。
 っていうのを推測しないといけない時点でこのドラマの脚本ダメだと思うんだけど。
 ともあれ正信は、家臣を許して受け入れないとこの三河は持たないでしょうね、しかし自分は
家康を殺そうとしたという。
 最初に過ちを犯したのは家康だ、家康がたらふくメシを食って妻子を救うために部下使って戦を
している、そんな人間には一粒の食べ物をめぐって殺し合いをする民の気持ちはわかるはずがない。
 それを何とかしようともしないで民から寺という救いを奪おうとするのは何事だ。
 正信の正論パンチじゃないか。
 彼はもう腹を決めているようで、切腹でも打ち首でもと言う。
 家康は三河から追放だと言います。
 甘い処分ですなあ。
 まあ時を経て正信は帰ってくるんだけども。

 で、寺を取り潰すのはどうするという正信。
 寺を元に戻すと約束したが戻すわけにもいくまい、ただ、寺の前は野原であったのだから、
寺を元に戻す=元の野原にすればよいとアドバイス。
 いつもの正信でいいなあ。
 
 こうしていつもの日常が戻ってきました。
 また海老すくい始めてるなあ。
 しかもフルだよ。長いよ。

 家康のほうはおろかなことをしたと瀬名に語ります。
 自分が守るべきものは家臣と民だったと。
 軽い気持ちで年貢取り立てるからそうなったんだよ。おろかとか軽い言葉で済ますな。

 その頃甲斐では。
 信玄が各地から戻ってきた草のものの報告を聞いてた。
 草のものっていうか歩き巫女みたいなのかな。
 スパイではあるんですが。
 その中に千代がいた。
 彼女は家康のことを自分の弱さをよくわかっている面白い武将だと報告していました。
 なるほど、情報を集めつつ、国を弱体化させるために一揆とか戦をあおるような役目なんでしょうな
この人らは。



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