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アニメ金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

11/12 放映

 えーっと…見た感想としては1時間で納めるためにかなーりエピソードをざっくざっく
削りましたね、というとこでしょうか。別に悪くはないですが、すっきりしすぎて展開が
メチャクチャ早すぎた感じがしました。やはり最後15分くらいまでは引っ張ってほしかった
ですねぇ。
 いくつか登場しなかったキャラもいたし(笑)。ま、エピソードたっぷりの話が読みたい
場合はコミックスでといったところでしょうか。

 さて本編。物語は船で島へ行く所から。もうもろもろの前置きを全部説明で済ませて
しまうところが潔くていいです。
 あとハジメちゃん。海で雷が鳴っているのにデッキへ出ていたら落雷で死ぬ可能性が
あるのでやめた方がいいです。いや滅多落ちませんけども。

 作画は…まあまあかなぁ…やたら目がでかいのが気になるけど。
 でまぁオペラ座館にたどり着きまして、オーナーと出会いまして、後に城扮するファントムが
あらわれてハジメちゃんを脅すというのはエピソード通りですが、ここで実際に登場するのは
レオナと城と氷森、グラサンに絵門ですね。(あれ!?ちょっとなんかおかしくね!?グラサンって
おかしくね!?)
 あとのキャラはストーリーに直接関係ないのと、ややこしくなるので削ったのでしょう。
この選択はいいと思います。原作では失礼ですが、いなくても困んないキャラだからなぁ。
 ってかファントムが登場した時にババーンと効果音くらい入れようよ。無音だったから
何かネタでもするのかと思って見守っちゃったよ。

 えーっと。
 あ、グラサンじゃなくて影島か。演出家だっけ?まあいいや。
 そんで、叱られてカリカリしてる絵門ですが…これ声蘭ちゃんかよ。って氷森は新八
かよ!気をつけろ、こいつらは容赦なく突っ込んでくるぞ!ちっともボケられないぞ!
 カリカリした絵門、ティーカップを払いのけるんですけど…おいおい、これで割れないって
どんなだけ丈夫よこのカップ。
 で。
 そうして一同集まりましたところへ、あの塔のライトが消えていくシーンですね。
 ここで気をつけていると、ある人物が誘導しています。
「誰かがらせん階段を降りながら吹き消しているのかしら」と。

 まあこれをほとんど誰も気にせずですね、できれば氷森君あたりに「いや、気にしろよ」と
突っ込んで欲しかったのですが、まあ稽古のシーンになりまして、絵門が死にます。
 はいここの少し前、各キャラが映るシーン。原作でもそうですが明らかに一人、おかしい
人がいます。
 こういった見せ方はやっぱさすがですねぇー。

 …CMで、夢の対決でサメvsライオンって言ってたけど、サメが陸上に上がれない以上
対決もクソもとかいうのは夢がないですかそうですか。

 シャンデリア落下で絵門さん死亡。レオナが気絶しかけて氷森に支えられています。
 新八!新八がいるよ!さっきまで低い声だったのになんでか今高い声になってるから
声がモロ新八ですよ!いつ「おいそこの天パー」って言いだすか気が気じゃないよ!
 しかしこっちのキャラも突っ込み結構容赦ねーな。

 シャンデリアをつっていたワイヤーが不自然に長いことを見てハジメちゃんは首をかしげ
ます。そこに落ちてきたカードはもう一つの死体が今夜出ることを予告しておりました。

 あと城がえらいパニックというかすげーな。トイレか?トイレに行きたいのか?ってくらい
すごいね。
 それと城先輩が超先輩に聞こえる。怒りによって目覚める超先輩!(番組違う)

 ここから先の展開はあんまり変わりないので少々省きます。
 霧生クンのエピソードが語られて、やけどを負ったこととか、オペラ座の怪人でファントム
役を演じたけれども、それが高じて現実との区別がつかなくなってレオナを追いかけてるんだ
といった感じですね。
 氷森もレオナのストーカーじゃないかと突っ込まれてますが。
 違うぞ!近藤さんがお妙さんのストーカーなんだ!(それも作品違うわボケェ)

 それから、城が疑われまして、例の、ハンガーにマントと仮面ひっかけてワイヤー切りに
いったんじゃないかということになって、城の身の潔白を明かすためにも劇場に鍵かけて
閉じ込めようということになりました。
 …氷森くん、声新八に戻ってるから!突っ込みもしすぎだから!
 容赦ねーなほんとに。
 …劇場に閉じ込めとくってもしかして死体と一晩じゃないですか?イヤだなそれも。

 そんで劇場のカギをしめまして、それを袋に入れて、広間の収納ボックスに入れました。
…あのさ、誰も突っ込まないけどさ、剣持さんが預かるのがセオリーじゃないですか?
 そうしておけばよかったのに…。
 ま、突っ込んでもいけませんので次。
 時間が経過して、レオナと氷森君がハーブティーを持ってきて(お前らほんとにハーブティ
好きだな。聖徳太子かコラ。←ギャグマンガ日和ネタ)配ります。んで、城にも持っていこう
という話になって、レオナがカギを取り出そうとして悲鳴をあげると。
 中にはカギにまとわりつくクモが…。
 ちなみにタランチュラは猛毒があると言われていますが、別に刺されたところで死にゃ
しません。アナフィラキシーショックがあれば別ですけども。確かおとなしいクモだったはず…。
 さておき。
 ここでも不自然なことを言う人が。
「早く火の中へ!」
 いやー、よく思いつきますねぇ。私ならまずつぶすかクモをのかすという考えになりますが。
だってクモが飛びかかってくるわけでもなし。
 そゆわけで、注意していればわかる人にはわかる犯人だと思います。

 そうして、火の中にカギ入っちゃったわけですから待つことになりますね。
 ハジメちゃんは何か見落としているのではないかと考え込んでいます。
 火が小さくなったのでカギを取り出し、一同は劇場へ。

 …ここで城が生きていると本気で思ってる人はいないと思うのですが、やっぱり死んでいます。
 驚きながらも冷静にハジメちゃんはそこらを調べ、血痕が地下へ続いているのを見ます。
 うーん…ちょっとバラしてしまいますと、この血痕を偽装するために原作では、鶏肉が放り出されて
いるというエピソードがあるのですが。これはやっぱ時間的に入らなかったかなぁ。どうやって
血を調達したかという話になってしまった気がする。いや、最初から犯人が持ち込んだ、ということに
しておけなくもないですが、そもそも閉じ込めることになったのが偶然ですから、最初から用意
していたというのは苦しいなぁ。
 些細なことではありますが、謎ときの時にでも少しふれてほしいことでしたね。

 で、地下に続く道をたどっていくと洞窟に続いていて、その先は断崖絶壁。当然、逃げ道はない。
そこにマスクが浮いていたのを見て、犯人は飛び込んだか?ということになるのですが…。
 安心する一同に対してハジメちゃんは、塔を調べながら美雪ちゃんと話をします。
 彼はやはり犯人が死んだとは考えてないんですね。
 確かにこれまでの推理モノで、犯行すませて犯人が死んだなんてないもんな。最初から死ぬ気
なら正体を隠さずに堂々と殺せばいいわけですから。偽装とみるのが正解でしょう。

 ハジメちゃんは階段の上で画鋲を、美雪ちゃんはゴム風船のかけらを見つけました。
 誰だーここでドリフコントした人はー。先生怒らないから出てきなさーい。
 せんせぇー、今どきそんな推理する人いないと思いまーす。
 いーんだよ、人生面白ければいいんだよ。高木ブー見てみろ。セリフないのにギャラおんなじだぞ。
 せんせぇー、それ答えになってません。

 犯人は生き残った4人の中にいる!
 ジッチャンの名にかけて!と名ゼリフが出ましたねぇー。…ってはやっ!展開はやっ!

 ハジメちゃんは劇場に戻り、最初の事件の位置確認から行います。
 誰がどこにいたか。
 舞台の下に行ってみれば木造建築ですから、ところどころ穴が開いていて上の様子が
見えます。きれーいとか美雪ちゃん余裕だなコラ。
 そこでハジメちゃんは何かを見つけたみたいですね。
 コナンは例えば何かがこすれた跡とか見せますけど、金田一だと見せないですよね、
トリックを明かすまで。

 さて皆を集めてトリック明かし。
 塔の模型を作って階段を再現。
 袋の中に入れたドライアイスで階段のロウソクを消していきます。
 ハジメちゃんが「ファントムが吹き消しながら降りているように偽装した」と言っている
のですが…あの、絵ではマントではたき消してますけど…ファントム…。
 この風船には蛍光塗料が塗ってあり、暗闇でも犯人がかけらを拾い集められるように
なっていました。
 …ゴムは冷やされると硬化してあまり膨らまないので、ドライアイスが満杯になる前に
ヒビ入ってもれる可能性あるとか突っ込んじゃいけませんかそうですか。

 次。
 シャンデリア落下のトリック。
 ワイヤーを節穴から地下へ回し、さらに客席近くにあいた穴から通して自分の座って
いるところのボルトに引っかけたと。
 こんなことでかなり重たいシャンデリアが支えられるわけなかろうとか、引っかけなおす
だけでもどんだけ力あるんじゃいとか突っ込みたいところはやまやまですが、それを軽々と
ワイヤーカッターで切ってるわけですから、こんくらい軽々とできたのかも知れません。

 ともあれレオナさん、仮面を投げられたからといって素直に受け取らなくてもいいと思います。
氷森も間違えて立ちふさがるみたいな、ネウロの石垣的ポジションしてみせたら面白いのに。
(ヤコちゃんが犯人を指したら間違えて石垣が前に立ってたみたいな)

 次にカギの話。
 これはまあわかってしまえば単純で、収納ボックスから取り出そうとした時に鍵をレオナが
すり替え、クモを入れることで燃やすように仕向けた。んでカギは取り出せなくなるから皆
密室だと思うわけで。
 その間にレオナは悠々と城に会いにいき殺したと。
 で、本物のカギは屋根に登って煙突から暖炉へポトン。
 …暖炉に放り込んだ時点で誰かが水を持ってきて消したらとか思わないあたりが
すごいといいますか。
 この話結構トリックがあやふやな状況の上で成立したって感じですよね。
 ただ実際の事件においても、複雑な状況で成立していると思われていたものが、
偶然が重なり合っての上というのはよくあることなので、まあいいんですけども。
 
 というわけで犯行を認めたレオナは言います。
「わたしは自分からファントムの花嫁であることを選んだの」
 目つきこぇぇぇぇ!なんか薬キメてるぅぅぅぅ!!!!
 コミックスだとあんなにきれいな絵なのに…。

 えー。
 過去ダイジェスト。
 合宿所が火事になりレオナが巻き込まれた時、霧生@アムロが助けてくれたと。
 ところがその時の火事によって霧生@アムロは顔に大けがを負ってしまった。
 そのあとオペラ座の怪人を演じたのは前述のとおり。
 その後霧生@アムロはレオナの前から姿を消してしまいます。彼女がいくら探しても
行方は知れませんでした。
 ここなら手がかりがあるかも…とやってきたオペラ座館でレオナは偶然、城と絵門が
霧生@アムロをレオナの名を使ってここへ呼び出し、崖から突き落として殺したことを
知ります。
 そうして復讐をたくらんだのでした。
 霧生@アムロはガンダムに乗ったんだよ…。(それ違う!それ別のエピソード!)

 原作と違う殺され方ですね。まあいろいろ考えた結果だろうなと思いますが。
 ともあれ、こんな殺され方をしたのであれば復讐もしたくなろうというもの。
 そりゃやめろなんてだれも言えないと思う。
 
 こうしてレオナは灯油ばらまいて火を放ち自殺を図るのですが。
 えーっとレオナさん。
 あなたが犯人だったことより、灯油タンクを軽々持ち上げることが怖いです。
 あと原油高ー!!!!何さらしとんじゃー!!!!!
 …取り壊す手間は確かに省けましたが…。
 火の中彼女はファントムの亡霊を見ていました。
 ってかここは原作のエピソード削らないで欲しかったなぁ!
 霧生@アムロが「君を連れてはいけないよ」と遠ざかっていくとこ。すごい良かった
のに…。

 そんでまあハジメちゃんが助けましてですね。
 館は燃えおち、地下迷宮が火のもとへさらされます。
 そうしてレオナは見るのです。
 霧生鋭治が生きていた確かな証を。

「光と闇に別れ 遠く離れても レオナ ぼくはきみとともに生きる」
 壁にはそう刻まれていました。
 
 原作のエピソードもいいけど、こっちもいいですねぇ。ただまあちょっと安易な気は
しますけど…。だってレオナは今までこれを見つけられなかったわけだから意味ないと
思ったりするんですよ。
 もうちょっとこう…。いや、いいです(笑)。

 終わり方は静かな感じで悪くなかったですね。
 次回は吸血鬼殺人事件。作画は違う人かな?
 うーん…トリックはどうしても時間上の制約があるのでこのような形になりましたが、
つじつま合わせはすごく良かったと思います。これが映画のような2時間ものだったら
しっかりと、レオナが疑われないようにするための工作エピソードも入ったでしょうけど。
 物足りなさもありますが全体的には良かったんじゃないでしょうか。
 次回は医龍とのコラボレーション!(ある意味ネタバレだからそれ)
 


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→アニメ金田一少年の事件簿「オペラ座舘第三の殺人」