多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ドラマ 金田一少年の事件簿2022「首狩り武者殺人事件」


ドラマ 金田一少年の事件簿2022「首狩り武者殺人事件」

6/19 放映

 冒頭、落ち武者の武将が部下にだまし討ちみたいにされて首取られてたけど、
首取られた相手が違うだけで展開まんま今の原作では…。

 剣持が幼馴染の女性から連絡があったということでハジメちゃんと美雪ちゃんが向かっています。
 このレトロな形のバス、よくあったなあ。
 ついたのは、くちなし村というところでした。
 と、バスから降りようとしたハジメは乗客に黒子みたいなのがいるのを見かけます。
 僕は影だ…。←そのバスケットマンじゃない

 んで降り立つと、武者が団体で歩いてくる光景に出くわす。
 どうやら祭をやっていてそれの出し物のようでした。
 そして猿彦という男性が剣持様ですか、と迎えにきてくれた。
 ここのシーン後で謎解きでわかるけどまさに「やることが多い…!」で笑いました。
 彼らが案内されたのは巽家という名家で、剣持を呼んだのは紫乃という女性なのですが…。
 いきなり悲鳴があがるし猿彦もいなくなってるのであわてて屋敷の中に行く一行。
 紫乃が指差す方向を見ると障子の向こうに武者が。
 ここ落ち着いて考えるとおかしいんですよね。
 紫乃の悲鳴を聞いて一同駆けつけたのに、みんなが現れてから武者が障子を斬り付けて去っていく。
 まるで見せ付けたいかのようにね。

 で、廊下を見ると足跡が途中で消えてるとか剣持警部いってますがハジメちゃんは冷静に、
犯人はここでぞうりを脱いだんだろ、と。
 さっきの悲鳴は何、と征丸が現れました。紫乃の息子のようです。
 あと、もえぎという女の子もきた。猫かわいいなあ。
 それと、龍之介という巽家の長男が。
 気性荒いなあ。
 
 紫乃によると、この家の当家の首を頂戴するというような脅迫状が届いたとのことで、
そもそもなんで地元警察に届けないんだっていう根本的な突っ込みどころがあるわけですが
そこはおいといて。
 冒頭に出て来た部下に首を取られた武将は柊と言い、その首を取ったのが巽家の先祖だそうです。
 この脅迫状を出した人間は巽家に恨みを持っているのではということらしいですが雑だなあいろいろ。

 ちなみに、紫乃は後妻としてこの家に入っており、龍之介、もえぎは前妻と旦那さんの子だけれども
征丸は紫乃の連れ子であり巽家には何の関係もないと。
 なのに先日なくなった旦那さんはすべての財産を征丸に継がせるという遺言状を残した。
 だから長男である龍之介が2人をうっとうしいと思ってるんでしょうね。
 ここ最後に一言ふれて欲しかったなあ。
 なぜ旦那が征丸を跡継ぎに指定したかを。
 なぞが解けると意味がわかるんですけどね。

 ともあれ。
 剣持は全財産が征丸に行くと知った龍之介が脅迫しているのではないか、と考える。
 そうしていたら赤沼という男がやってきた。
 ハジメはそれを見てさっきバス停で下りた男だと気づきます。
 あの黒子か。
 赤沼は客間が全部ふさがっているということを聞くと合わせ扉の間でいいから案内しろと怒鳴る。
 からくり仕掛けのある部屋だそうです。
 
 食事の時間になるが赤沼だけは来なかった。
 龍之介が、赤沼と紫乃はデキてるんじゃないかとからかったことで征丸が激怒、龍之介を殴る。
 すると龍之介は床の間にあった猟銃を持ち出した。
 部屋に入ってきた紫乃がものすごい勢いで怒って龍之介を平手打ちするんですね。
 それはもう激しい感じでしたね。

 その夜ハジメは赤沼に、脅迫状を出した人間を知っているからきてと呼び出される。
 なんでお前がいきなりハジメの素性知ってるんだよとか、なんで内線番号知ってんだよとか
いろいろ突っ込みたい気持ちはあるんですが実質45分で謎解かないといけないからサクサクいきます。
 紫乃と一緒にということだったのでハジメ、合わせ扉の間に行くのですが、中から首狩り武者がみたいな
声がして、あわてて合わせ扉をくぐって中に入ると鍵がかかっている。
 鍵は表にあるということで紫乃が取りにいき、中に入ると首がない、座ったままの死体がありました。
 …首狩り武者がって騒いでたわりに暴れた風もないこの死体。
 おかしなことばかりじゃないか。

 地元の警察が呼ばれて調べるのですが、出られそうな場所はなし。
 カギも表に隠す感じで設置されてるのと、複製が不可能なので犯人が作っていたとは考えられない
とのこと。
 いや鍵がそこにあるんだったら犯人はある方法で外に出られるから密室でもなんでもないよね
って話なんだけど。
 使用人がかぎは持ってたとかマスターキーはまとめて別室にあるならともかく。
 
 一同は征丸の姿がないことに気づきます。
 外を見てた美雪ちゃん、クモがいたのにビビッて飛びのくのですがその手には鉄格子が。
 あーあとか言ってるハジメちゃんだけどうっかりで壊せるもんでもないでしょこれ。
 で、よく見たら仕掛けで鉄格子がひとつだけはずれるようになってるんですね。
 なるほど、そこから生首を…!(それ原作の方)
 
 みんなが戻ってくると庭で猿彦が手入れをしてるんだけどハジメちゃんは、脚立の上には
あがらず高枝切りバサミを使って作業している彼の姿に疑問を抱きます。
 高枝切りバサミメーカーの社員なんじゃなかろうか。(ないない)
 使用人からもえぎと祭りにいきませんかといわれていったその帰り、武者の団体が通ったかと
思うと美雪がさらわれました。
 いやー時間がないから展開が速い早い。
 ハジメちゃんも後ろから殴られて二人が目覚めると洞窟で、武者が赤沼と征丸の首を取ったと
言い出して征丸の首を見せた。
 …赤沼の首もみせろや!!!!(無茶言うなよ)

 ハジメちゃんが目を覚ますと屋敷の中でした。
 倒れていた二人を探していた剣持さんらが発見して運んだらしい。
 紫乃はハジメちゃんから征丸が殺されていたと聞かされてショックのあまり寝付いてしまいます。
 剣持警部は決意しました。
 この謎は必ず解いてみせる。ハジメのじっちゃんの名にかけて。
 うーん…迷宮入りしそう。

 剣持はもう一度犯行現場を確認し、直線状に森があるのを見てそこを確認しにいき、木の幹に
穴があいているのを発見する。
 そして旦那さんの持ち物だったというボウガンを借りて検証した結果、自信満々に一同を集めて
説明を始めます。
 犯人は猿彦であると。
 彼はボウガンとテグスを使って向こう側の木にテグスを通し、向こうにいってテグスを引っ張って
ロープを引き寄せて木に固定し、赤沼を殺した後鉄格子を外してここからロープを伝って脱出
したのだ、というわけです。
 猿彦は以前サーカスに所属していたから、ここからロープで向こう側に渡るくらい簡単でしょうと。
 …じゃ「首狩り武者だ」っていう声は猿彦が?
 わざとそんな人を引き寄せるような真似を?
 メチャクチャじゃないですか…。
 ハジメちゃんもうーんって感じですね。

 ところが猿彦はここにいなかったので探し始めるのですが、剣持のとこに使用人が、銃が
消えているといいに来たタイミングでターンという音が。
 森の中で暴発した銃によって猿彦が死んでいたのです。
 どうでもいいけど、猿彦って名づける親もどうかって感じだよねえ。(ほんと今どうでもいい話だな!)

 使用人がこの銃は誰かが使用したら危ないからと使えないようにしていたというのですね。
 知っていたのは死んだ旦那と自分と紫乃だと。
 ハジメ、何かひっかかっているようです。
 警察が猿彦の遺留品に柊の家紋が入った刀を見つけたことから、猿彦は柊の子孫で、巽家に
恨みを持って今回犯行に至ったんだろうめでたしめでたしとなってるのですが…。
 果たしてそうでしょうかね。
 ドラマの放送時間残り20分くらいあるし。(黙ってろ)
 ハジメちゃんも全然納得いってない感じです。
 剣持は2人を元気付けようと、そこらのレストランに入ろうとするのですが…。
 なんと、入ると佐木がいた。
 偶然ですね。
 ここでハジメはたまたま佐木と2人で回転扉をグルグル。
 笑えるっちゃ笑えるんだけど彼はここではたと思い至る。
 謎はすべて解けた、というハジメちゃん。
 急いで剣持らとともに戻ります。

 一方で。
 巽家では紫乃の茶に薬を入れている人間がいた。

 戻ってきたハジメのおかげで紫乃は偶然茶を飲まずにすんだのですが。
 ここでハジメは、猿彦にはあのトリックは無理だったのだと説明します。
 彼はサーカスに入っていたが、高所から落ちて負った大怪我が元でやめていて、高所恐怖症に
なっていたから、30メートルの高さがあるローブをつたって逃げるのは無理なのだと。
 つまり荷物から出て来た刀も真犯人の細工であって、そもそもあの銃の暴発も仕組まれたものだと
いうわけですね。

 犯人は2人いたというわけです。
 もともと猿彦は赤沼のフリをしてやってきて、バスから降りたあといそいで猿彦に戻って
剣持らを屋敷に案内した。
 その後急いで武者になってみんながいる前でわざと紫乃を襲う。
 そしてまた赤沼となってみんなの前に現れて合わせ扉の間に入った。
 …猿彦1人やること多くて大変だな…。

 夜、征丸を呼び出した紫乃は彼を殺害し、猿彦が首を切って征丸の遺体を赤沼かのように
整えた。
 その後はハジメとともに紫乃は呼び出されたふりをしてここにきて、扉をくぐって入るタイミングで
猿彦が外に出たというわけですね。
 そしてカギを戻した。
 
 剣持警部はあの死体をDNA鑑定して紫乃との親子判定が出れば征丸だとわかるって
ことだな、というけれどもハジメは違うという。
 そもそも紫乃と征丸に親子関係はないのだと。
 龍之介が銃を持ち出して脅した時、紫乃が必死に止めたのは、彼こそが紫乃の息子だからだ
とハジメちゃんは言います。
 うーん無理矢理1時間ドラマにしてるからいろいろ飛ばしてるなあ。仕方ないけど。
 原作だともっとしっかり作りこんであるので良かったら読んでね。
 そもそも紫乃は征丸を殺して龍之介にこの家のすべてを継がせるためにこのトリックを
仕組んだのだ、と言うハシメ。
 ただ征丸を殺したのでは遺体からDNA鑑定でいろいろばれるから細工をして、第三者であるハジメと
美雪に征丸の首を見せて彼が殺されたとわかるようにする必要があったわけですね。

 紫乃は行きずりの男との間にもうけた子を妊娠して病院にいた時に、巽家の前妻であり
中学時代執拗ないじめを受けていたアヤコも入院していたことを知り、生まれた子を取り替えた
わけですね。
 せめて自分の子が裕福な家庭で育てられるようにと。
 巽家の旦那がすべてを征丸に継がせるという遺言状を残したのは、DNA鑑定で本当の子が
誰か知ってしまったのだという推測をすることが出来ますね。
 でなければただの連れ子に全財産継がせるなんてことはないから。
(遺留分はありますが)
 この家にきたのも、ついわが子を側で見守りたかったのだという紫乃。
 うーん。
 ハジメは、紫乃の本当の子である龍之介の父親は猿彦ではないか、と言います。
 彼は紫乃が巽家に入ったことを知ると金をせびるようになっていたのでした。
 一緒に逃げようとそそのかしたら紫乃を殺そうとしてくるだろうと思っていたから、わざと
銃を暴発させるように仕向けたのだと。
 ここで紫乃は茶を飲むのですがすっかり忘れていた龍之介があわてて止めるも遅かった。
 彼はこの茶に毒を入れていたのですね。
 もえぎが、以前自分にも毒もったことがあるからおかしくなったフリをしていたという。
 今思い出したけど原作では弟でしたっけね。
 おかしくなったフリをしてたのは。
 どうでもいいけど猫かわいいな。
 退屈そうにしっぽぶんぶんしてたのかわいい。
 この後紫乃は自分が毒を入れたのだと龍之介をかばい、龍之介の顔を見ながらなくなるの
ですが、猫がじーっと見てたの笑ってしまった。
 猫かわいいよ猫。

 剣持警部にとっては散々な旅になってしまいましたね。
 かわいそうです。
 次はオペラ座かあ。
 楽しみですね。


 


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