多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ドラマ 金田一少年の事件簿2022「オペラ座館 ファントムの殺人 解決編」


ドラマ 金田一少年の事件簿2022「オペラ座館 ファントムの殺人 解決編」

7/3 放映

 全体通してよい出来だったと思いますよ。
 今までの金田一よりは(初代除いて)良かったんじゃないかと。
 続編あるならぜひやって欲しいです。

 さてハジメちゃんを引きずった相手は…!?
 ここに閉じ込められていた剣持でした。
 ハジメは剣持が襲われた理由について、刑事だったからではもちろんなくて、劇場のカギが
欲しかったのだろうと推測する。
 第一の殺人の後、保管されるかと思ったら現場保存のために剣持が預かってしまったのが
計算外だったんでしょうね。

 そしてリビングでは城が冬彦に対して怒ってた。
 彼の部屋からファントムの仮面が出て来たことで、城が犯人ではないかという疑いをかけられて
いたからです。
 そういえばこの後これに関して何の説明もなかったな。
 まあいいけど。
 レオナは次に狙われるのはあなたの可能性があるから、カギのかかる劇場にこもっていた方がいいの
ではと提案。
 それ死ぬフラグな。
 施錠する代わりにカギはみんなで見張りに立つようにする、ということで。

 ハジメはレオナに霧生のことを聞きます。
 以前はここに演劇の人間が集まって楽しくすごしていたそうです。
 そこに霧生もいたとか。

 ご飯が出来たのでレオナは城に鍵をもっていこうと取り出すのですが、なんと袋の中にクモが。
 大騒ぎになり、ハジメちゃんはレオナに言われるままに暖炉へ鍵を放り込んでクモを燃やします。
 かわいそうにクモ…。
 カギが取り出せなくなったとか言ってるけど、火箸で取り出して水につければいいのに。
 燃え尽きるまでまとう、がちょっと強引だったかな。
 だって暖炉の火消えたらまたつけるの大変だし。

 数時間後、火が消えたので鍵を出して水につけ、それを持って劇場に向かう一行。
 しかし中に入ると城は殺されていた。
 みんなでカギを見ていたのに…という佐木。
 ハジメちゃんは、これは密室殺人だといいます。
 そうかなあ?
 白神は、城がファントムで目的の人間を殺したあと自殺したんだと言い出します。
 誰かーこの迷探偵を米花町に放り込んでさしあげてー!
 ハジメちゃんは、現場に凶器はなかった、自殺したなら凶器をどこに隠すんだよと指摘。

 響が明日ロープウェーが直ると知らせてきます。
 白神は面白い記事がかけそうだと立ち去っていく。
 取材しないという約束だったのに守る気さらさらないな。

 ハジメちゃんは剣持警部に、いなくなっている間に三鬼谷と城が殺されたことを話します。
 で、剣持警部が拉致された時のことを調べてみることになった。
 塔の内部を見ていた時、懐中電灯が壊れて真っ暗になってしまった中を探していた剣持は、
階段の片隅に青白く光る、夜光塗料のようなものを見つけた。
 その直後に殴り倒されたと。
 触った感触ではゴムだったという警部。
 佐木は、本館からこちらが丸見えであることを指摘、ハジメは暗闇の中懐中電灯をつけずに
何かしようとしていたのだと推測。
 そして、落ちていた画鋲が足に刺さったことでトリックに気づく。
 いもしないファントムを犯人はいると見せかけたのだと。

 ただ、難題は城の殺害トリックでした。
 そういう話をしていると美雪ちゃんが、ゴキブリがいると大騒ぎ。
 つられて一同も毒があるだの騒ぐの面白かった。
 美雪ちゃんが、金田一耕助の孫でしょ、と言ったことで剣持警部、初めて知るの面白かった。
 今まで「じっちゃんの名にかけて!」と言ってたのは「じいちゃん好きな子なんだなー」と
ふんわり思ってた様子。
 なんで最終回にこんな面白いネタぶっこんでくるのか。

 ともあれ、ゴキを佐木が暖炉に入れて処分したことでハジメはあることに気づきます。
 暖炉に放り込まれたカギがもしもニセモノだったら、と。
 外に出たハジメちゃん、建物を見てあることに思い至ります。
 ところが室内に戻ったとき響とぶつかってしまった。
 床に落ちた砂時計をあわてて拾い上げるハジメ。
 それは、2分計と1分計でした。お茶を入れるのに細かく時間がはかれて便利だそうです。
 …電波時計は?
 ハジメちゃんはそれを見て、時間を半分に短縮できる方法があったことに気づきました。

 残るはいずみ殺しということで劇場にやってきたハジメ。
 切れたワイヤーを調べて、長さをはかってみたら、吊り下げられていたことを考えても
ワイヤーが倍近く長かった。
 これはおかしいということで地下にいってみたハジメ。
 暗かったんだけど美雪が、入り口にこれがあったとロウソクとマッチを持ってきます。
 つけるなとか言ってたけどここはなんでつけるなって言ったのかわかんなかったな。
 しかしここでハジメはあることに気づきました。
 決定的な証拠を見つけたようです。
 そして犯人の正体もわかったと。

 謎はすべて解けた!

 ハジメちゃんはみんなを集めて、塔のロウソクが次々に消えていったトリックを説明して
みせます。
 舞台用に用意されていたドライアイスを袋に入れて、すみっこを切ってスモークマシーンのように
出していくと、階段にみたてた本においたロウソクの火が次々と消えていく。
 風船で仕掛けを作っておけば、全員が揃って消えていく様子を見ることも出来るわけです。
 白神が、第一の殺人のシャンデリアはどうなるんだとか言い出した。
 ほんとめんどくせえやつだな。

 ハジメちゃんはみんなを地下に連れてきて説明を始めます。
 仮面をシャンデリアに見立ててつるし、ヒモをワイヤーに見立てて通していく。
 そしてワイヤードラムに撒きつけず、穴から地下を通して、とある客席の席の床にある
ボルトを経由し、ワイヤーを往復させて、そのワイヤーをドラムに巻きつける。
 簡単に言ってるけどボルトにそんな簡単にひっかけられないでしょうよ…。
 負荷でもげるよ普通は。
 ここらの説明が雑なのはまあご愛嬌といったところで。
 こうやって犯人は仕掛けを作り、一歩も動くことなくいずみを殺害してみせた。



 こっから犯人の表記があります。



 犯人は舞台のリハを見ているふりをしながらいずみがシャンデリアの下にきたタイミングで
ワイヤーを切断した。
 それは、穴のあいていた床の席に座っていたレオナでした。
 まあ冬彦は出来るはずがないとかばいますよね。
 三鬼谷の殺人についてはレオナが事前にあることを依頼していた。
 実は、足をくじいたというのはお芝居で、レオナが襲われたとみんなが先に本館へ戻った
後、彼はあの第二の通路を通って本館へ引き返し、こっそりレオナと会っていた。
 レオナはファントムに襲われたフリをしたあと急いで第二の道から塔へ向かい、途中で
三鬼谷と落ち合いここで殺害し、手首を切り落とした。
 こうして戻れば5分で往復が出来るわけです。
 そしてあとは手首を隠し、襲われて倒れていたフリをすれば出来上がりですね。
 全力ダッシュして汗かいてるとか息切れてたりしないのか。

 そして、残された三鬼谷が心配だといってみせて塔に向かったとき、隠し持っていた手首を捨てて
さもそこに落ちていたかのように見つけてみせたわけですね。

 城の件についても解明済みだというハジメちゃん。
 劇場のカギはこっそりレオナが手に入れていた。
 袋に入れた鍵は燃えるような素材で作ったニセモノだった。
 あとは、カギを取りにきたフリをしてクモを入れ、大騒ぎをして暖炉にカギを投げ込ませれば
しばらく劇場はあけることが出来なくなる。
 そしてみんなが暖炉の火が燃え尽きるのを待ってる中、堂々と城を殺した。
 あとは屋根の上にあがって煙突からカギを落とせば、さも最初からカギがあったかのように
思われる、というわけですね。
 よく煙突登ったなこれ。
 簡単に言われてるけどさあ。
 めっちゃ汚れますよ。

 犯人としては剣持がカギを預かってしまったのはイレギュラーだった。
 だから危険を冒してでも剣持を気絶させて連れてくる必要があったわけです。
 レオナは物的証拠を見せて欲しいというも、ハジメちゃんはそれもちゃんと用意していた。
 それは、乾電池でした。
 ここで拾ったやつですね。
 この暗闇でつまづいた時に懐中電灯から電池が落ちてしまい、それを犯人は拾えなかった。
 だからこの乾電池は犯人が使っていた懐中電灯のものだというハジメ。
 指紋を調べるとレオナのものがあったんだというけど彼女は、発見した時自分も触ったと主張。
 そうですね。
 でも、ハジメちゃんの指紋の下にもう一つのレオナの指紋があった。
 入り口にロウソクとマッチがあったからそれをつけて乾電池を探すことも出来たが、犯人は火の
恐怖症だったから探すことができなかったと。
 …スマホのライトつけて探せたのでは…?

 てかこれだけでは犯人の立証は難しいですけどね。
 レオナが懐中電灯もってここにきた、というのが証明されただけで、犯人の証明にはなってなかったりする。
 それも、実はここの存在知っててこっそりきてたんだといわれたらどうにもならないわけで。
 ちょっとツメが甘いですね。

 観念したレオナは(観念したんだ!?)自分からファントムの花嫁であることを選んだのだといいます。
 犯人はファントムと言われてるのになぜかファントムの花嫁にシフトしてんですけど。
 まあいいか。
 レオナはちゃんと霧生のことが好きで、彼が去った後もチケットを届けにいったりして、見にきてくれる
のを心待ちにしていたのでした。
 自分から去ろうとした霧生に対してレオナは気持ちを告げ、駆け落ちのようにして過ごしていた。
 ところがそれからすぐに霧生は姿をくらましてしまい行方知れずになってしまった。
 そんな時レオナはたまたまいずみ、三鬼谷、城の会話を聞いてしまった。
 それは自分達がレオナを利用して甘い汁を吸うために霧生の存在は邪魔だと感じた三人が、
彼を飲みに誘って酒をしこたま飲ませ、泥酔した霧生を樹海の中に置き去りにしてきたという
恐るべき会話でした。
 その時からレオナは復讐を誓ったのだと。
 すべて終わったら自分も樹海に行くつもりだったというレオナですが、もう逃げられないと感じ、
油を撒いて火を放ちました。
 オーイ。この建物、あなたの建物じゃないですよー。自分の自殺で人に迷惑かけるのやめなさいよ。

 彼女は炎の中で霧生の幻を見ます。
 彼は、きみを連れて行くわけにはいかない、さよならだと告げて背を向けたのでした。
 まあそうなるよねえ。
 本当にその人のこと好きだったら連れていってはダメだって突き放すほうになるよね。

 レオナが目を覚ますと外にいた。
 ハジメちゃんがなんとか助け出してくれたのです。
 
 またひとりぼっちになったというレオナにハジメちゃんは、今までもひとりぼっちではなかった、
霧生はずっと見ていてくれた、その気持ちを受け取ってあげなというけどなんとなく答えに
なってないような?
 ま、ずっと彼は見守ってくれてるってことかな。

 戻ってきたハジメちゃん、補習受けてます。
 サインでは先生ほだされてくれなかったかー。当たり前だけど。

 推理に夢中になると私のことが見えなくなるという美雪に、見えなくなるわけないだろ、ずっと
見てる、というハジメ。
 美雪が期待して振り向くと、「あいつ、ずっとこっち見てる!」
 佐木かよー!
 まあこういうオチでいいんじゃないですかね。

 さらっとした感じで昔からのファンには物足りないかも知れないけど、私はこんな雰囲気で
いいんじゃないかと。
 このコンビは良いと思います。
 高遠さんとか出さない方向でやっていくといいかも知れない。
 また続編やらないかなあ。



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→ドラマ 金田一少年の事件簿2022「オペラ座館 ファントムの殺人 解決編」