多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→探偵学園Q


探偵学園Q

第1話(07/07/03)

 いきなりオープニングから始まりましたよこのドラマ。アニメでも最近はOPの前にちょっと
あったりするのに、どんだけマジメなんだこのドラマ。

 さてOPが終わりましたあと、シーンは早足の女の子から始まりました。カメラワークが足
ばかりなんですけど…足フェチかこいつ。
 えー、この女の子は学生さんで、図書室?でなんか本探してて、取り出したかと思うと
いきなり装丁をビリビリ…まてやこらぁぁぁぁぁぁ!備品に何さらしとんじゃコラァ!ためらいなく
破きやがりましたよこいつ。
 なんかCDを見つけて「やった」とか言ってるけど。確かに「やった」な、とんでもないことを。
 で、満足げにしているところ悪いのですが、大体このようなカメラワークになりますと、誰かに
襲われるってのがセオリーなので、やっぱりこの女の子も殺されちゃったみたいです。
 だから言ったでしょ、図書館の本は大切にしましょうと。(多分それが殺された原因ではない)

 さてやっと出てきました主人公のキュウですが、のっけからDVD店でアダルトコーナーを
覗いているのはどうかと思います。
 そこへ指令が出まして慌ててダッシュ。
 金髪の女を探れとかなんとか。
 …すいません。私にはあれはどうしても、女装した男にしか見えんのですが。絶対ヅラ
だし…(ヅラじゃない、桂だ)。
 ともあれ、お姉さんを手伝っているとかでメイド姿で駆けつけたメグと、普通のカッコのキンタと
合流し、おっかけることにします。途中ターゲットは姿を変えて逃げるのですが、そこはメグの
瞬間記憶能力が発揮されまして、見事ターゲットを見分けて再度追跡。
 ところがどっこいスタンドプレーに走ったもんだから笑気ガスにやられた。いやあの、この
ガス使い方間違うと死にますから気をつけたほうがいいですよ…。
 ちなみに監視カメラを使ってハイテクで監視していたカズマ君ですが、妨害電波の器具を
取り付けられてオジャン。ざまー。
 で、地味に尾行しているリュウが一番成功してるわけです。つまりアナログに勝る追跡は
ないってことですな…。しかもちゃんとフリスクに仕込んだカラー塗料でしるしつけてるし。
(後でなんとかかんとかって道具名が出てきたけど、そんなドラえもんみたいな名前覚え
られへんっちゅーねん)
 
 まあ尾行していったのはいいのですが、キンタはあの通りアホですから、正面から堂々と
行ってやられました。…あんた本当にQクラスですよね?
 ま、案の定試験だったのですが。変装していたのは七海さん。団先生の自称右腕です。
 それはともかく、秋葉原にあるマンガ喫茶の奥深くにミッションルームというものがあり、
それがこれからの活動拠点となっていくようです。おお、秘密基地じゃねーか。
 んで最初のミッションは、密室殺人だそうです。
 
 犯行現場にきたのですが、ここでやっとリュウ君がしゃべりました。あんまり黙ってるから
CGかと思ってたよ。
 ともあれ鍵がかかってて、そのカギは複製不可能だってんだから密室だそうです。
 ただここで、リュウが「犯人は犯行現場を何度も訪れるっていうよね」みたいなセリフを
はくのですが、現場の刑事さんからしたら「こんなことはありえない」なのだそうです。
 例えばひき逃げ犯とか放火魔が野次馬にまぎれて…というのはあるそうですが、強盗
とか殺人の場合はほぼありえないと言っていいらしく。どうしてこれが「定番」になっちゃった
のか、現場でもまったくわからんそうです。
 話がずれました。

 現場にやってきた刑事を犯人と間違えてキンタが取り押さえちゃったもんだから、
警察に連行されてしまいました。
 お前らはアホだ。
 文句を言っていたところへ警察庁から捜査協力があったという報告が入って、彼らは
無罪放免となるんですが。なにやら部下の刑事さんとメグは認識がありそうです。
 まー大体メイド関係だろうな…。
 でも石頭の刑事は協力だろうがなんだろうが書類は見せてやらないって。
 おいおい、日本語ワカリマスカー?協力しろっていわれた意味わかってる?
 推理モノに出てくる警察って、探偵にちゃんと協力してくれる人と、徹底的に排除
しようとする人に分かれますけど、後者の場合大抵出し抜かれますね。
 いや別にいいんですが。
 
 で、キュウは「力をあわせて解決しよう」って持ちかけるのですが、他のメンバーは
ばっかみてぇという感じで出ていってしまうんですね。
 団先生の後継者に選ばれるのはこの中の一人だから、皆ライバルなんだってさ。
 ハァー…なんか何にもわかってないというかガキというか。
 団先生はチームワークを重要視してると思うのですけどね。
 恐らく今のままのQクラスであれば、団先生は誰も選ばないでしょう。
 ええい、ケツの青いガキどもめ!

 翌日、メグと(強引にくっついてきた)キュウは、殺された被害者…の誰だっけ。
あ、岡田律子か。
 まあ手がかりを求めて高校へ忍び込むのですよ。所属していた文芸部に行く二人。
しかもいきなり直球に聞いてるー!
 セクシーコマンドーで言えば、相手が説明してる時にグーで殴っちゃったァーみたいな。
(セクシーコマンドーの技関係ないとか言うな)

 ここで聞いた話をまとめますと。
 岡田は呪い殺された可能性があると。
 なぜかというと以前文芸部の中で内輪もめがあり、死んだ西村静香とかいう人が
いて、その人が書いていた小説の中の殺され方に今回の事件はソックリらしい。
 西村しずかはとても有望な作家の卵で、いろんな方面から声がかかっていたけど、
岡田含めた3人にネタ集めをさせたりして結構女王様気質なとこがあったそうです。
 ただまあそれが不審な死に方をしたもんだから呪い殺されたんじゃないか、あと二人も
殺されるんじゃないかってことか。
 ちなみに文芸部の顧問の先生、生徒のプライバシーはどうでもいいとか、やる気ねぇー!
適当な書類持ってきて「これ写したら今日の部活終わりね」って言ってた、昔のうちの部の
顧問くらいやる気ねぇー!
 次に狙われる人がどうなるかは、西村静香のノートが必要らしいのですが…。

 さてリュウ君はちまちまと事件の謎を解いていて、密室トリックは判明したみたいですね。
…あ。なんか襲われた。ヒロインじゃなくてリュウが襲われるところがすごいですよね。

 一方メグ。西村のノートだかが必要とかいうので、あの刑事さんと落ち合っています。
やっぱり面識あったのか。つーかロリコンじゃねーかこの刑事。これ放送大丈夫なんスか。
 ともあれ、証拠品を入手するのは成功しそうですな。

 で、犯人は残り二人、佐々木まどかと大森きょうこを襲うかもってことでキュウとメグは張り込み開始。
 ノートによると、次に殺される人は胴体真っ二つだそうです。
 …ブラックダリア?
 つーかメグ寝てるし!
 そこへ、佐々木まどかが失踪したとの連絡が。
 …ってあれ?警察もきたけどあのやる気のない先生もきた。
 こいつ絶対怪しいって。
いきなり「あの子達はどこなの」ですよ。
 なんで複数形?

 しかもあの岡田律子の死体が発見されたところに走っていったら、なんと!佐々木さんの
胴体真っ二つの死体が!…って今時どんなベタなマジシャンもやらないだろうってくらい
ベタな死体の転がり方ですね、ええ。まるでそのピッタリくっついてるダンボール箱の中に
それぞれ上半身・下半身が入ってるんじゃないかといいたくなるくらい。

 外で爆発音がするというので出たんだけど、なんかパトカーがもうもうと煙吐いてるし、
メグは具合悪くなってしまって顧問教師に介抱してもらってるし、もうなんかあちらこちらで
収拾つかなくなっておりますな。
 えー、大森きょうこも失踪したとかで、戻ってみたら佐々木さんの死体も消えてました。
はいはい、恐らく「死体」が自ら逃げただけだから。

 一方出番がなくなりかけていたリュウ君。目を覚ましました。
 あやしい女が、「今回の事件には関わるなと、おじい様からの忠告です」だとさ。
 お前んとこのジジイは忠告するのに孫を襲って気絶させんのかい。
 まあこっち側の人間が関わってんでしょうけどね。
 
 ところでなんか交霊するとかなんとかいって壊れかけていたカズマ君ですが、それも
飽きたのか、今度はキュウの鞄を勝手に見てます。中からメイドDVD出てきてるし。
 
 それと、ここで瞬間記憶能力のことについての話が出てきますけど、まあ普通にすべて
覚えているにしてもそれでパニックになるってのはありえないっスね。脳が処理できなく
なるので、バチッとスイッチ切れるから。ドラマ中でメグが悲鳴を上げてるシーンがありました
が、あれも一つの、脳の逃避行動です。記憶がフラッシュバックして処理できなくなったから、
精神が破綻する前に脳が処理を中断しちゃった。
 つかまあ、覚えているのといつも蘇るのとはまた違う話なので、大体日常生活に
問題はないと思うんですけどね。

 ともあれ3分で死体が消えたトリックとか言ってて誰かが「マジー審司じゃあるまいし」
とか言ってるけど失礼だな!あの人はマジックしてんじゃねぇ、コントしてんだ!(お前が失礼だ)
 んでそれはさておきリュウは最初の事件の密室の謎を解きました。
 現場はナナメになっていて、床下に10cmほどの穴がある。また日中は40℃以上にもなる
ので、外から普通にカギをかけて、その鍵を氷にして転がしておけばいいと。
 えっ…いやまって。カギをかけるのはいいけど、それを中心に氷のボール作るまでに
何時間かかるんですか?で、その設備は?その間死体が発見されないという保証はどう
なってんだろ…。このトリックメチャクチャ穴だらけですやん。現場で氷作るにしても、一旦
立ち去って作ってくるにしても目撃される可能性は高まるし。誰だこのトリック考えたのは。
ケルベロスか?

 ここで新しい情報到着〜。
 西村静香は、新作の小説をCDに落とし、それを図書館の本のどれかに隠し、最初に
見つけた出版社と契約を結ぶといってたとか。ムチャなことしますなぁ。多分赤川次郎か
宮部みゆき、京極夏彦くらいのレベルじゃないと、有望とはいえ新人がそんなことしたら
干されますで(笑)。
 ヒントが「読まれない本」ということで、上下巻の本で下巻しかないものだ、と気づいた
キュウは本を探し当てるのですが、一歩遅く誰かが持ち去った後。冒頭でやってたのは
これかー。まったく、迷惑なことする奴め。
 あとカズマ君、メイド喫茶訪れてますが、キミはキュウをメイド好きなんだぁーとか言う
資格はあるのかね?このムッツリスケベが。

 そんな中今度こそ大森の死体が発見されました。
 リュウはメグに死体を見ろと強要。よしキュウよ。リュウをグーで殴れ。メリケンサックも
つけろ(死ぬから)。
 ただメグも頑張って死体を見て、そのおかげで死体の不自然な点に気づきます。
 彼女の死体の足にあったほくろが、前に倉庫で見た佐々木の死体の足にあったのと
同じなんですね。
 そこからキュウは、倉庫から消えた死体は二人の偽装だったことに気づくんですな。
 多分もう一つの変な点も気がついたでしょう。

 つーかさ。「最初の死体がそうだったから、次もそうと思い込まされた」とか言ってる
けどさ。
 先入観で捜査すんなと言われとるだろうがぁぁぁぁ!アホかお前ら!
 ここでまあ謎解きシーンに入りまして。
 顧問の先生が犯人だと言うんですね。
 佐々木からの助けを求める電話があったとして駆けつけてきた時に、警察に「あの子達は
どこなの」って言いましたもんねぇ。
 まだ大森は行方不明になってなかったのに。
 この二人は先生に脅されてあんなことさせられていたそうです。西村殺しのことをばらされ
たくなければ云々と。

 ここで西村静香は先生の子供であったこと、3人に殺されたということが判明します。
いやいや普通警察が調べればこれくらいわかるから。転落死といってもあんな落ち方
だったら間違いなく突き落とされたって現場の刑事さんは判断するから。
 ともあれこれは娘の復讐だと。
 と、話がまとまりかけたところで待ったをかけたのがリュウ。
 「よくそんなこといえるな」と。
 リュウは調べていたんですね、ちゃんと。
 
 岡田律子が発見したCDを手に入れた先生は、それを自分の名前で出版社に送って
いた。これって入選すれば自分がデビューということになりますよね。
 けれども西村の作品を読んで評価したりしていた3人には盗作がばれてしまう。だから
殺したんだと。
 確かに、娘の復讐ということであれば、娘の名前で発表すれば済んだ話です。
 「悪魔に魂を売り渡したんだよ!」とかリュウの追求は厳しいのですが。
 んー、少なくとも今のリュウにそんなこと言う資格はあるのかって感じですな。

 ここで先生の回想モード。
 誰かと話してる。
 殺人計画を立ててくれた人みたいです。…高遠さん?(作品違うから)
 多分ケルベロスかな?
 
 でもキュウは、メグを介抱してくれた事をとりあげ、先生をかばうんですね。いい子だー。
冒頭でアダルトコーナー覗いてたけど。(やめてやれ)

「事実がすべて真実を語っているわけじゃない。その事件の裏に隠された真実を
見抜くことも大切だと思う」
 まー金田一とかでも基本はこれですよね。「何故」殺人を犯したかってので、そりゃ小説の
ことはあるにしても、必ずしもそれだけではなく、娘の復讐だってあったと思うし。

 ここで駆けつけてきた警察に先生連行されて終わりかと思えば…。
「私の計画を台無しにしてくれましたね」
 ケルベロスさん、あーたホント高遠さんとキャラかぶってますんで。そのうち公園で
人形劇始めたりしないように。

 こうして事件は解決したものの非常に後味が悪い終わり方という、探偵モノ第1作目
としてはどうなのという始まり方で始まったこのドラマ。どのように展開していくかが
楽しみです。
 セクロボとはまた違った色のドラマですね。

 次回はっMAX洗脳メール!(その予告の仕方違うから)



多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→探偵学園Q