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探偵学園Q

第11話(07/09/11)

 唐突ですがこれ、来年とか続編決まっていたりしませんか?なんかそんな感じの終わり方
だったのですが。そうだったらいいのになー♪そうじゃないからファンタレモン!
 …じゃなくて。
 まあ最近はほんとドラマの続編多いですから、期待したいところです。

 さてさて。
 前回のあらすじ。
 いいとものコーナーで負けたQクラスのメンバーは青汁を飲むことに。そこで具合の悪く
なったリュウへケルベロスの魔の手が襲い掛かる!果たしてリュウははじめてのおつかいを
こなすことが出来るのか!?

 えー…JAROとかBROへの通報は勘弁してください。


 ところでオープニングの「Answer」、ずっと歌詞が「信じて 無意味」と聞こえていたの
ですが、歌詞見て見たら「信じて Believe me」でした。二度言うんじゃねぇ!

 前回のあらすじを見ていて気がついたんですけども、今回殺された4人のメンバー、
写真は免許証からですか?これが普通の写真だとしたら、背景ブルースクリーンで
正面立ちってどんだけこいつら写真写る時にコチコチやねん。

 さて夜道を追い詰められているリュウですが、お地蔵さんが沢山置いてある場所に迷い込むと
なんか石でトンテンカントンやっとる明らかに不審なおっさんが。
 それを見たリュウ、「おじいさま!」
 はぁぁぁぁぁ!?これがキングハデス!?真夜中の、お地蔵さんに囲まれた中でなんか
いきなり石を打ちつけているような、どう見ても「何してはるんですか」の突っ込み待ちの
ような人間がトップかよ!
 こりゃあリュウも逆らいたくなるわ。こんなヘンなじじいが自分のじいさんやったら泣くし。
 …てかこのじじいはリュウが来るまで待ってたんでしょうか?
ケルベロス「リュウ様がそちらに向かっています」
女「ハデス様、ご準備下さい」
ハデス「よし!(トンテンカントン…)」
 …アホだ。

 ともかくこの突っ込みどころ満載なキングハデスですが、リュウに精神的揺さぶりをかけます。
 団先生との過去の話をしてきかせますが、なんかもう「ひねくれたけど別に後悔してない
もんね」的な意地ッ張りが見え隠れするような気がします。
 で。
 リュウはハデスの手を取って一緒にどこかへ向かうのでした。
 前回の最初見てたらこれはリュウの作戦なのはわかるから、どう動いてくれるかが楽しみです。

 ハデスは、Qクラスにトラップしかけるそうです。心につけこみ彼らを操るとかなんとか。
 へー。ってか自分が直接動いてるあたりしょぼいというかなんというか。
 お前んとこの冥王星にはケルとあの女しかいないのか。
 ちなみに前回ホテル従業員のかみやという人が怪しいと思っていたのですが、怪しかった
のは髪型だけで、かすりもしませんでした。チッ。

 一方、Qクラスメンバーは、「キュウ!」「キュウ!」「キュウ!」と一休さんの真似をして
いました。(してない)
 キュウは、まだ諦めないと言います。あきらめたらそこで試合終了ですよ。安西せんせー!
(スラダンネタ…)
 んで死んだ4人の周辺を調べてみます。
 まず雨洞は経営がうまくいかず、紅城にお金を借りていたことがわかります。
 つまり、奈々村は雨洞を殺したいと思っていた、雨洞は紅城を、紅城は妻・椿を、椿は奈々村を
とつながりますが、奈々村が後に死んだ以上、では雨洞は誰が殺したかということになりますから、
全部に動機があるのはやはりリュウ。…と警察は考えるだろうな、とカズマ発言。
 というかこれはなかなかいいな。前回ちらっと書きましたが、絶対これ連鎖してる殺人だよなぁ。

 そこへリュウからのメールが届きました。
 5時に大広間で待っていると。
 で、待っているQクラスメンバー。つか殺人があったのにこう簡単に出入り出来るの?とか
いう疑問はともかく、リュウがやってきます。
 つーかよー。
 逃亡の身なのになんでこんなすんなり出来るのかとか、警察はここを絶対張ってるはずだとか
数々の突っ込みを吹っ飛ばしてくれる強引な話の展開っぷりが好きです。

 ともあれ、さらに現れたのはキングハデス。わざわざ彼をキングハデスと呼ぶQクラスメンバー
が律儀ですな。本名で呼んでやればいいのに。…本名なんでしたっけ。はるひこだっけ?
 リュウはみんなに「どうせ皆だってボクが犯人かもってちょっと思ったんでしょ」と言います。
 けれどもキュウは信じてると言います。ボクは約束を守っただけ、と。いい子だねー。
 にしても、役者さんに失礼だと思うのですが、このキングハデス、冥王星のトップに君臨
するにしては覇気がないというか、オーラがたりないというか。
 おーい誰かー、クロサギに出てた山崎 努さん呼んできてー!
 この役者さん名前存じ上げないのですが、オーラが足りんのう。もっとゆっくりセリフを話すのと
声をもう少しトーン落とすことで大分違うと思いますよ。あと、動作ももっとゆったりしないと。
 なんつーか間の取り方がちょっと下手かな。これじゃなんか悪の組織のチョイ役でやられる
幹部みたいな感じで。
 ともあれ、まああれだよ、大広間に来て、いつの間にかシャンパンタワーなくなってるし、
かわずとマキガイのドアを同時に閉めると云々とかやってるし。
 かわずって何かと思っていたら、カエルのことか。なんだ。
 で、ドアを同時に閉めるとどうなるかって話なんですが、トラップが発動して、間違ったドアを
開けて脱出すると屋敷が火に包まれるらしいです。
 発案者はリュウの父らしいんですが、そもそもなしてこんなトラップを仕掛ける必要があった
のか、ちょっとあの世までいって問いただしたい気分です。無意味なことすんな。
 閉じ込めれたキュウらは慌てます。
 ドアの向こうのリュウに詰め寄れば、「やめとけ。こちらのドアは不正解だ」と言って去って
いきました。
 …ってか、ガラスぶち破って出ればいいような気もする。

 慌てている3人を尻目にキュウは床に落ちているガラスの破片を見つけました。
 なんか殺人の謎が解けたらしいよ。
 でも早く出ろ。

 屋敷を去っていくリュウとハデス。…え?あんたら徒歩ですか?来るときも徒歩だったの?
どれだけ冥王星貧乏!?家賃も溜め込んでるのか!?
 ガソリン値上がりしたもんねぇ…。今までハイオクだったのレギュラーにしたりしてんだろうな。
ってかあの女が車に乗ってる時いつもエアコン入ってるくさいから、窓開けるように言って
おいて下さい。それだけでも年間いくらか節約できますよ、と。
 …ってか前回あれだけ出てきた車はどこに…。
 今回こいつらひたすら徒歩ですよ。
 
 で、振り返ると館から煙が上がってるのですね。
 間違ったドアを開けたか時間切れになったか…。

 でもここでリュウは恐らく、全員生存していることを信じてたように思いますね。
 キュウが「ボクはあの約束を守ってる」って言っていたんだし。
 だから自分もウソをつかなかった、こちらのドアを開けるのは不正解と伝えた、と。

 彼らは寂れた教会に到着します。隠れ家の割にはムダにでかくて目立ってんなー。
 そこにいつもの女が待機しておりまして、出迎えます。
 ハデスは言います。ここにすべての犯罪計画ファイルがある、お前なら覚えられるはずだと。
 全部暗記させる気かよおい。今時データベースで残してないのかコラ。

 そこへケルベロスから報告が。
「せぇりゅーかんで火事起こってないみたいですよー」
 みたいな。
 ケルベロスさんへ。
 待機している間は車のエンジンを切りましょう。
 …ってかここでこそ車いらなくね?
 ボスに歩かせて自分は車で待機ってどんな部下だ。

 女、焦ってハデスに報告。
 リュウはハデスに、ホテルに戻りましょう、彼らを生かしておくのはよくないと持ちかけます。
 ハデス騙されとるぅぅぅぅ!

 前回血を吐いて入院していた団に、ある人物から連絡が入ります。
 そうして団は電話を取り「わかった、キミを信じよう」と言います。
 さあ果たして誰でしょーか!これでハデスだったりしたら笑うのですが。

 つかこのシーン見て思い出したアメリカンジョークがひとつ。
以下引用----
 野戦病院の惨状を視察にきた大司教。
 ある重傷の兵士を見ると、彼はやにわに苦しみだし
傍らにあったメモに何かを書きつけて逝った。

 これも神のおひきあわせかと丁寧な祈りの後、メモを読むと

 「あなたは私の酸素パイプを践んでいる」

引用終わり----
出展 ジョークアヴェニュー http://yellow.ribbon.to/~joke/


 いや、チューブが沢山あって、七海が踏まないかとヒヤヒヤしましたので。

 さて本編に戻りましょう。
 ホテルに戻ってきたリュウとハデス。恐らくまた徒歩でトボトボやってきたのではないかと
推測されます。今日一日二人の歩いた歩数は多分1万歩越えると思います。
 やってきてみると館の中は空っぽ、火事の出た形跡もありません。
 つかあの煙は結局なんだったんだ。誰かサンマでも焼いてたのか。

 そこへ現れたのはキュウらメンバー。
 サッとリュウはキュウのそばによります。やはり洗脳されていなかったリュウ。
 あの座禅も無意味ではなかったわけですな。
 …まあ、あのふりこを直視しなければ済む問題だと思いますし。

 で、キュウは「罪を認めて下さい」とハデスに言うのですが、よくよく考えたらこの人
別に殺人に関わってないよね。いや、これまでのという意味なんでしょうが。
 と思ったら4人に催眠術かけて犯行に至らせたのはハデスらしいです。んーでも催眠術
かけて殺人やらせたら現行法で罪になるのでしょうか?
 教えて!警察のえらい人!(周囲にいるんだから自分で聞けよ)

 そんでキュウ、「これまで負けてきましたがここからQクラス、反撃開始です」と言います。
お前はドコモの回し者か。
(ドコモがCMで「そろそろ反撃してもいいですか」と放映)
 
 えーとですね、雨洞殺しのトリックですが。
 封鎖されているかわずのトビラからまずシャンパンタワーを壊しつつ強引に侵入します。
 …っておいおいおいおい、ちょ、待てよ!(キムタクの口調で)
 そんな派手な音したら絶対誰か聞こえてるし、従業員のかみやも聞きつけてるだろ。
ってかアホだろこの計画考えたやつ。
 …あ、ハデスか。
 まだ蝶番外して侵入した方がわかりやすいわボケ。
 …ともかく、そうやって強引に侵入した後、グラスの破片とかシャンパンを片付けて、
タワーを新たに作り、液体窒素で凍らせておいて固定し、これをワイヤーで引っ張りつつ
ドアを閉めると。
 待て待て。突っ込みどころが4つくらいあるぞ!
 1つ。片付ける時間がかかりすぎる。
 2つ。新たに作る時間がかかりすぎる。
 3つ。液体窒素をポットに入れておくと爆発します。(多分)
 …あ、3つしかなかった。
 ともかくですね、なんですかこの視聴者が解く事を前提としていないグダグダなトリックは。
つか部屋に侵入していつ雨洞を殺していつタワーを設置したかとかですけど。時間的に確か、
雨洞が殺された推定死亡時刻はリュウが呼び出された時間から30分以内でしたよね。
 とすると犯人は一連のトリックを30分というか最低でも一時間でやらないといけない。そもそも
シャンパンとグラスをどこから調達してくるのか。前々から用意しておく時間はなかったように
思いますが。
 これが足の悪い奈々村に出来るはずないんですけど。
 まぁだトビラの隙間から液体窒素をシャンパンタワーに吹きかけて凍らせ、ドアを開けつつ
素早くテーブルを支えて入った、の方が説明つくだろコラ。
 にしても液体窒素好きね、金田一といいこれといい。
 魔法の薬ですかコラ。

 ともあれ、トリックのグダグダさはおいといて、雨洞を殺したのは奈々村です。
 次に誰が奈々村を殺したかというと椿です。で、紅城が椿を殺し、その紅城は雨洞が
仕掛けておいたコーヒーのトリックで死んだと。
 おお、紅城を殺した犯人以外は前回の推理ドンピシャでしたな。良かった良かった。
 つーかちょっと考えればわかりますやん!
 ともあれ、雨洞の、コーヒートリックはなかなか良かったですね。これアイロンあれば
簡単に接着できるはずだし。
 そういうわけで、4人はまさしく「お互いに殺しあった」形でした。
 それを仕掛けたのが催眠かけたハデスということですが、さてさっきも書きましたが
これは罪に問えるのでしょうか?
 この4人に関しては心の闇、隙をつくというハデスの作戦は成功したわけですね。

 ただもっと恐ろしい事実がありました。
 それは、リュウを後継者に仕上げるために、ハデスがそもそも4人をそそのかし、リュウの
父を殺害したのではないかということです。
 もしそれが本当だったらこれこそが怖い話ですね。
 自分の家族を殺すことさえ気にしないハデスの心が。

 さてハデスはキュウに、一体どういう約束をしていたのかを問います。
 キュウは言います。
「僕たちの間では決してウソをつかない、という約束です」
 んでハデスはリュウに言います。(ってか聞いておきながら受け流しちゃったよこの人)
「私がお前に何を与えようとしたかわかるか。絶望だ」
 いろんな意味でひでーよお前。
 つか絶望を与えると投げやりにはなるけど後継者にはならないと思います。

 キュウは、親友に裏切られたから犯罪者になったみたいなこと言ってるけど、要するに
おめー自身が悪に魅せられたんだろィ(沖田の口調で)と突っ込みます。バズーカくらい
ぶっ放しても許されるぞ、キュウ。やるときはもちろん「土方、死ね!」か「グッバイ土方」で。
(番組変わってますがな)
 で、「本当に弱いのは人を信じ切れなかったあなただ」と言います。

 そこへ団先生登場。
 七海に言ってキュウらを外に出し、二人きりで話がしたいと言います。
 おいしいとこ総取りだな。
 そんで素直に出たキュウらですが、ケルベロスが後ろウロチョロしてるのを七海発見。
彼を追います。
 つーかケル、何がしたいんだあんたは。

 ケルベロス歩いていくのですが、左手首押さえながら歩いてます。
 あれですか、携帯メールやりすぎで腱鞘炎ですか?
 
 七海に「足の具合はいかがですか」って声かけてるけど…何かしましたっけ?
 …ま、いいや別に。七海だし(ひどい)。
 ここの会話めっちゃ笑えるんですよ。
ケル「足の具合はいかがですか」
七海「お前の気持ち悪い顔を見るたびうずくんだよ」
ケル「…気持ち悪いですか?」
七海「お前、オンチだろ」
 で、乱闘になるのですが。
 七海!思っててもホントのこと言っちゃダメだ!←おめーが一番ひでーよ。

 つーかケル、前歯折られてフゴフゴなんか言って去っていくんだけど…。ケルベロスの
イメージ台無しだよぉぉぉ!なんつーか、確かに古畑任三郎できそうな立ち方とか、口笛の
音階微妙に外したりとか、頭の中の図書館とかわけわかんねーこと言うけど、最後くらい
もう少し格好よいとこ出してあげてください…。
 これで復活しても「あ、前歯折られたケルベロス」、としか思えねー!

 まあいいや。
 で、団とぼそぼそ話していたハデス、薬飲んで死にました。
 …えーっと…。
 団、もうちょっとリアクションとろうや。
 ゲフォー!とか血をはかなくていいから。
 なんかじみーに幕を下ろしてしまいましたよここ。
 ナニコレ?地味対決?
 パトカーがかなりの数来ますがこれどこ向かってんの?教会?
 教会では女が祈りをささげてますけど。
 つーかケルより誰よりこの女が今度あっさり冥王星を復活させそうです。

 んで、館の外でまだ律儀に団先生を待ってるキュウらがいて、そこに七海が帰ってきて、
「団先生が遅すぎる」とか言うのですが。
 その頃団先生は、大広間の外に歩いて出て倒れてました。
 車椅子に乗ってきた意味はぁぁぁぁぁぁ!

 そんなこんなで後日。
 リュウの父の死について再捜査が始まりました。
 ここの新聞記事、結構きちんとかかれてありますね。
 ここでメグ励ましでカケオケに行こう、といってみんながコケるのですが、なんかちょっと
タイミングおかしかったな。コントをやるのはマダマダだな!

 その一方で元気に回復した団が戻ってきて一言。
「君達のおかげで事件は解決し、冥王星壊滅という大きな結果も得た」
 あんた何年前ですっけ、連城を失いながらも冥王星を壊滅にまで追い込んだとか
いって、復興されてましたよね。
 ともあれ、キュウに「連城キュウ」と呼びかけて、すべてまとめたつもりになってる
ところが痛々しいですが、最終回ですからこれでいいことにしましょう。
「諸君、残念ながらこの世から悪がなくなることはない。これからも頑張っていって
欲しい」と華麗に締めくくりました。
 あれですね、悪がなくなることはないと言えば有名な石川五右衛門が辞世の句に
詠んでいますね。
「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」
 人間がいる限りこの世から犯罪が尽きることはないのでしょう。

 で、神社に仲良く参拝にいって、メグはキュウとリュウとで腕組んで役得で、そんで
もっておしまい、と。

 EDはメインキャラのこれまでの場面がいろいろ出てきていてよかったです。ケルベロスも
最初はかっこよかったのにねぇ…どんどん色物キャラになっちゃった。
 今度出てくる時は思い切って「冥王星が、壊滅しちゃったよ。でもそんなの関係ねぇ!」と
言いながら出てきて欲しいものです。


 つーわけでまあ全体的にそこそこ面白かったんではないかと思います。
 キャストについては若干どうかなと思う部分もありましたが、ドラマはドラマということで。
 あとトリックは…まあドラマですし…。
 金田一はもうドラマ化無理ですかねぇ。こっちもドラマ化お待ちしておりまーす。
 次回から有閑倶楽部始まるみたいなんですけど、あのイスに座ってたにーちゃんは何役
なんだよコラ。お前は主役じゃねーだろ(マンガにおいては)。
 なんかこっちの方が先行き不安です。



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