多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→探偵学園Q


探偵学園Q

第7話(07/08/14)

 冒頭から赤い月とは縁起悪いのうと思ったら、なんか演劇のシーンから始まりました。
「なんて呪われた運命なの」って言ってるけど、なんて芝居かかった演技なの。
 吸血鬼カーミラ(ドラマ中ではカミーラになってますが、こっちが好きなので統一)役の
女性はえっらい天狗様のようで、やってらんないと勝手に休憩。
 売れっ子になるとこのようになる役者さんというのは少なからずいますが、天狗になった
その時が転落の瞬間でもあります。
 このカーミラ役の女、田口涼子は楽屋へ。
 他のメンバーは呆れつつとりなしに向かいますが…おお、いきなり殺されとるやん。
 窓ガラスも割れています。
 …ってか別に窓から侵入しなくても、楽屋なんていくらでも出入りできますから、これは
偽装と考えていいんじゃないかな。明らかにわざとらしい。

 で、発見した一人の女性は貧血で座り込み、もう一人は皆を呼びに行きました。
 あの…ちょっといいですか?
 どう考えても残った女が犯人ですよね?

 一方キュウら。
 リュウがもう3日も来てないのを気にしてます。つかキミタチは学校いいんだっけ?
探偵学園がそういう学校法人の資格持ってるんだっけ?それとも放課後来てるだけ?
まあいいですが。
 七海がやってきて真剣な顔でキンタに話を聞きたいと言い出します。

 冒頭でやっていた殺人事件の容疑者が、美作竜介といういかにも軽そうで頭の悪そうな
男なわけですが、刺さっていたナイフから指紋が発見され、犯人としてほぼ固まりつつあると。
 で、田口が移籍を希望していて二人が口論していたのも目撃されているため、状況はかなり
不利です。
 ってか移籍希望しただけで殺されてるなら、芸能事務所は今までどんだけ殺しとんねん。
 そんでまあ竜介はキンタになら話してもいい、と警察に言ったのでキンタが呼ばれたらしい
ですが…。
 ヘラヘラしている竜介に対して怒っているキンタ。
 いやまあ、こんなヘラヘラしていたらキンタでなくてもその鼻にアンパンチぶちこみたくは
なるのですが。

 さて彼の主張はこうです。
 移籍に関する処理はすでに済んでおり、トラブルは解決していたこと。
 当時のアリバイは、街中でスカウトをしていたものの、誰も名刺を受け取ってくれなかった
ため証言できる人がいないこと。
 そして明日妹の結婚式があるため、自分が逮捕されたと知られたら破談になってしまう、
それだけは避けたいということで、キンタさん、5番テーブルご指名です。

 ところがキンタは、「3年前、てめぇがしでかしたことを忘れたのか」と言い捨てて去ります。

 プンスカしているキンタにリュウらが話を伺ったところ、昔キンタは仲間とともに、町の
なんでも屋みたいなことをしてたみたいなんですね。「なんでも嫌(や)ー!」…しまった、外した。
 ともあれ、そんな中竜介はキンタらが知らないところで店から用心棒代とかいって金を
せしめていたことがわかり、信用がた落ちになったためチームは解散。それを皆恨んでいる
ため、今回のことに関して助ける道理はないと。ただし、無実であるとは思っているようです。

 話の流れからして心優しいキンタが見捨てておけるとは思わないですけども、私だったら
助けたくないですね。いやもちろん助けることによって、性根を入れ替えるかもしれませんよ。
これは法の原則でもありますよね。更生の余地云々みたいなの。
 けれども、金に汚い人間っつーのはちょっとやそっとではその根性は直りませんよ。
 だからして私は、前に迷惑かけたにも関わらず、ヘラヘラとキンタに助けを求める竜介が
腹立って仕方がないのですが。

 ともあれ、調べようとするキンタにメグ強引に同行。…あんた、メイド服でどうするつもりだ…。

 一方キュウら。
 七海が飲んでるのが牛乳に見えて仕方ないのですが…まあともかく。
 リュウのことが話題になっていますが、キュウはごまかしました。
 そんなことがあるとも知らず、外から眺めているリュウ。
 本当はいい子なんだよねぇー。
 そんなリュウのところにあの女が。
「ハデス様から伝言です。3時に車でお迎えに上がります」だってさ。
 …白い服って清潔そうに見えるけど、この時期汗染みできるよね?
 やっぱり白さが違う洗剤でお洗濯ですか?

 劇団に証言を取って回るキンタとメグ。
 劇団にとって田口は看板女優というだけでなく、父親が有名な代議士であるために、強力な
スポンサーでもあったようですね。つまり、彼女を失うことはものすごい痛手だと。
 不利な証言ばかり出てきます。
 っつかこれは日頃の行いでは…?
 普通にしてれば大抵「そんなことするような人じゃ」みたいなの出てきますからねぇ。出てこない
って竜介、どんだけ人格疑われてんねん。

 さて二人は、第一発見者の西村に話を聞きます。あの貧血起こして座り込んでいた
女です。
 まあこれは特に成果は得られなかったのですが、正式に捜査に乗り出しているわけでは
ないので現場にも入れず。
 これは困りましたねー。

 あと、スカウトしていた人が見つからないって言ってるけど、これはその時間帯でないと
無理なんじゃないの?
 一人でやらなきゃならないことがある、助けは借りないと意地を張るキンタ。
 …あんた、さっきまでメグと一緒に行動してましたよね…?

 こっそりリュウに発信機をつけた七海。もっとも、こっそりだと思っているのは彼だけで
あって、後ろから見たらモロバレなわけですが、こんな人が団先生の片腕であることに
不安を覚えます。
 んで車に乗り込むリュウの写真ゲーット、みたいなことしようとしてる。
 車の前で待っていたのは、貧血で倒れそうなのか最初から体が傾いているのかハッキリ
しないケルベロスと、白い歯っていいなのあの女です。
 「失礼があってはいけませんからね」とケルベロスがリュウの服装を直しているのですが、
将来の後継者に一番失礼なことしてるのはお前だと思う。
 そんでまあリュウを乗せた車は走り去るのですがね。
 こっそりバッグからとった盗聴器を手に口笛を吹くケルベロス。
 あのぅ…一つ言ってもいいですか?
「カラス 何故鳴くの」の最後の音、半音外されましたよね?

 ともあれ、そんなことはなかったかのように続けるケルベロス。
 盗聴器に話しかけています。はたから見たら変な人です。
 七海に、勝ち誇ったかのように話しかけていますが、そのまま古畑のモノマネでもしたら
いいと思います。

 さてキンタの聞き込みが始まったあたりから、やたらウロついてる人間がいると思ったら、
キンタ、強引に警察へ連れて行かれました。
 そこにいたのはキンタの父だという警視監の父。
 警視監ということは結構な地位ですね。上は副総監か警視総監くらいですよ。
 キンタはこの父親が嫌いなようです。

 過去、代議士の秘書がひき逃げをしたということがあったのですが、父親が上層部から
頼まれて軽い罪で済ませたとか、実は代理の出頭だったとかゴニョゴニョ…。
 つまり警察の威信を守るためだとかいうらしいですが。
 まあ踊る大捜査線でも「正しいことしたきゃ偉くなれ」って言ってましたしね…って偉くなった
のに正しいことしてねーじゃねーかキンタ父!
 …ま、「事件のことは覚えてないので処分しない」で警察官のひき逃げをお咎めなしで
済ませたどっかの県警さんよりはまだマシなような気がしますがね。どっこいどっこいか。

 ちなみに父、田口の父から早く竜介を刑務所に叩き込めと言われています。
 1年前のことをかぎまわられたくないと。1年前のことってなんだ?
 これがカギとなりそうですね。

 で、メグはキンタに、たまには私らに頼ってもいいんだよ、と言います。
 そんでキンタは決心してキュウとカズマに助けを求めるわけです。
 …最近カズマの出番少ねぇな…。
 ちゃっかりメグがメールしていたことによって、説明せずとも事件のあらましを知っていた
二人は捜査に加わりました。

 一方リュウ。
 埠頭に下ろされたのですが…あれ?置き去り?家まで送ってやれよ…。一応中学生
ですよっていうか夜歩いてたら補導対象ですよ?
 ともかくそこに現れたのは、なんかトイレを我慢しているとしか思えない姿勢のケルベロス。
ピサの斜塔より傾きっぷりがひどいのですが。
 そんな彼にリュウは、「キングハデスと決別してきた」と宣言します。
 いいのか宣言しちゃって。
 まあ遅かれ早かれわかることですが。
 言い切るリュウにケルベロスは七海が盗聴器を仕掛けていたことを知らせ、心理的に
揺さぶりをかけるわけですね。
 いや別に信用されていないとかじゃなくて、冥王星の情報収集をしようとしただけだと、
リュウならわかると思いますよ?
 で、あの女も「あなたに帰る場所があると、本当にお思い?」と。
 なんかこう、こいつら犯罪の心理戦に長けてるとかいいつつ、人選とか話の持っていきかた
とか、ことごとく間違っている気がする。

 キンタはおなじみの女性のところへ。
 そこで、代議士の秘書がひき逃げした事件を聞くのですが、その車が娘の所有のもので
あったと聞かされます。こりゃあ今回の殺人動機の路線は決まりですな。

 キンタは言います。
 あいつら(父)が守ろうとしている警察の威信のために、一人の人生が根こそぎ奪われ
ようとしている。そんなこと許しちゃいけないんだと。
 こうして仲間も集まって、竜介のアリバイを立証すべく聞き込みローラー作戦開始です。

 一方メグは、あの猫刑事を呼び出して、女性警察官の制服で、情報くれたら好きなポーズで
撮らせてあげるとかいって調書とか持ち出してきます。
 段々メグが腹黒くなっていくー!
 現場にも入っちゃってるし。
 ともかくキュウらは、窓の割られ方が変である事に気がつきます。
 普通閉められた状態で割られるから、すぐ下に破片が落ちているハズなのに、開けて
そこで割ったかのような落ち方をしていると。
 そして台本の、「マントを脱ぎ捨て二人に襲い掛かる」の、マントを脱ぎ捨て、が消されている
こと。
 これらでキュウは犯人が分かったのです!ご立派!

 つまりマントの下のシャツに予め血のりがつけてあった。そして楽屋に帰ってきた被害者は
それに気がつかずマントを脱いでハンガーにかけようとしたところで、ハンガーに仕込まれていた
針で指を刺した。その針にはニコチンがぬってあって、前進痺れて動けなくなり倒れた。
 ここで、ハンガーがないこと、発見されてすぐ劇場は封鎖されたことからキュウは、まだハンガーは
この劇場の中にあって、犯人は早く処分したいと思っているはずというのですね。
 …ニコチンって経口ではなく血液から体内に入ったらマヒとかでなく死ぬのですが、それでも
いいですか?

 一方竜介のアリバイの方では、声をかけていた人が見つかったとの知らせがあり。
 また、ひき逃げされた人の家族も見つかったとのこと。ただし、家庭の事情で名前が変わって
いるとか…さて?

 警察の現場保全も終わり、人気のなくなった劇場にて。
 かくしていたハンガーを取り出す影あり。
 キュウらが駆けつけてみると…やはり犯人は西村でした。
 つかキンタ、「何故彼女を殺したぁ!」って言っておきながら続けて「妹がひき逃げされたのと
関係あるのか!」って自分で言っちゃったぁ!お前は自分でフッておきながら、「答えは
聞いてないけど」っつって攻撃するリュウタロスか!

 つまり、彼女はたまたまこの劇団に入り、田口と竜介があのひき逃げのことで会話している
のを知ってしまうわけです。
 そんで、竜介も知っていたのだから濡れ衣を着せてやれと、こういう風なことになったわけ
ですね。
 あのぅ、一ついいでしょうか。
 窓ガラスがいつどのようにして割られたのか、ちっとも触れられてないのですが…。
 田口が楽屋に帰る前に割ったのだとしたら当然入ってすぐ目につくところだから気がつくし、
その後はやるヒマはない。演劇中はずっと西村さん皆とおられましたよね?
 つーかそもそも窓ガラスを割っておく理由がわからんのですが…?
 これ何か意味あったのでしょうかっつか、割られていることによってむしろ、いつ割ったかと
いうことがなんか難しくなってくるのですが。

 ともあれ、竜介は妹がいて結婚式でとりあえず早く釈放してやれよと、メグは西村を
説得するのでした。(まとめたらなんかすごいな)
 一方竜介。釈放はされましたが、キンタ、彼をぶっ飛ばしました。当然だ。
 つかキンタ、話すにしても顔ちけーよ。
 ここでキュウが「おおっと!足がすべったぁぁぁぁぁ!」とか言いながら突っ込んできたら
間違いなく竜介とチューだよお前。
 ともあれ、お前が知っていることを全部正直に話せと、キンタは彼を説得します。
 まあひき逃げの共犯になるかは知りませんが、何らかの罪は問われるでしょうね。
あ、犯人隠匿かな?
 
 そうしてキンタの父がやってきましたが、こいつがもう…。不祥事だと大騒ぎだってキンタを
怒鳴りつけますが。
 キンタの言葉によって父は、「一年前のひき逃げ事件の真相は、俺が責任もって明らかにする」
と言って去っていきました。そうでなければね。

 一方リュウ。
 団先生のところにやってきました。
 冥王星のことを告げますが…。
「あいつは元気にしてるのか」って言われて「えぇっ!?」って驚いてる。
 いや、前々から因縁があったって言ってたやん。あんた聞いてなかったの。
 そこ驚くとこですかー?
 つーかいつ来てもこの部屋真っ暗でわからんな。リュウもどっから入ってきたんだ。

 帰りながらキュウ、キンタに、父親がいてうらやましいと言います。自分のことを聞かれると
父親は死んだかどうかもわからないって。
 …あんたは今まで戸籍謄本とか見たことないのか。
 って後ろにケルベロスいるし。
 ちょっと冥王星の方ー!この出たがりな方早く引き取って下さい!

 
 さて次回は…。
 次々とメイドが殺される事件が発生。
 冥王星が絡んでいるらしいですが…。
 趣味出しすぎなような気が、ケルペロス…。
 次回も当然見てくれるよね?答えは…聞いてない!



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