多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→最後の弁護人


最後の弁護人

第6話(03/02/19)

 自分が誰かに殺される。そんな立場に立たされた時人は一体どんな行動をとるので
しょうか。
 そんな状況におかれた水川留美。彼女は、自分を殺そうとしている犯人について
書き記しているようです。
 なにやら、被害者が何度被害届けを出しても知らんフリを決め込み、告訴状提出に
至っては受け取るのを拒んだという役立たず警察のせいで殺人事件にまで発展した
某ストーカー事件を彷彿とさせます。彼女には警察は味方とならなかったのでしょうか。

 ところで良子さんは有働弁護士の過去を神崎さんに聞きに行ったみたいですが、
大体結婚しているわけでも婚約者でもましてや付き合っているわけでもないのに、
勝手に人の過去を聞きだすというのはどうかと思います。なんか無駄に積極的ですね、
この人。
 そんな良子さんに「過去に自分のミスで人を死なせてる」と言ったあと「冗談よ」と
笑い飛ばす神崎さん。…冗談でそんなことを言うでしょうか?
 それから、ビラを貼るのは構いませんが、それはピンクチラシを電話ボックスに貼って
歩く連中と同じで逮捕されても文句言えないです。違法行為はやめましょう。なんか
弁護士の助手という割には、有働の職を奪いかねないことばかりしていますが。
 ちなみに良子さん。勝手に押しかけてきておいて給料払え、私達にも生活がある
というのはかなり自分勝手です。バイトでもしてこい。

 そうこうしている間に事件です。
 留美さんが校舎屋上から転落して死亡しました。
 誰かを刺そうとした?のか知りませんが、転落したようです。ただしそれが、相手が
よけたために落ちたのか、もみあっているうちに誤って落ちたのか、それとも相手に
逆に突き落とされたのかは分かりません。どちらにせよ、こういう事件があると大抵
舞台が屋上なのはどうしてでしょう。たまには落下する危険の無い1階下駄箱とかでも
いいと思うんですが。ちなみにうちの高校は、深夜侵入しようものなら、赤外線センサー
によって警報が鳴り響き警備員が駆けつけてくるので、殺人事件の現場以前に侵入
すること自体不可能でした。ただし、忘れ物を取りに来た生徒が手続きをするのが
面倒なのでこっそり窓から入ろうとして警報が鳴り、警備員に取り押さえられて大騒ぎ
になったという話は地元で有名です。それは1年の時のクラスメイトだったりします。

 留美さんの葬儀をこっそり見守っていた赤倉に、吉田という同級生(だと思う)が、
「あんた気持ち悪い」と言って去っていきますが、あんたの顔の方が気持ちわ(略)。

 さて、留美さん殺害の容疑者として矢崎が逮捕されました。陸上部顧問で、留美さん
を指導していたようです。しかし誰だか分からない人に呼び出されたからって、生徒だと
思ってのこのこ行き、ナイフで襲い掛かられたからと、相手が転落したにも関わらず
そのまま逃げてくるとはなかなか余裕がありますね。
 手すりに矢崎の指紋がついていたこと、矢崎の服に留美の血液がついていたこと
からして相手を認識していたのではと有働は疑いますが、矢崎には心当たりがない
ようです。

 彼が本当にやってないと信ずるなら、一つの仮説が成り立ちます。
 これは、留美、吉田、北野の3人によってでっちあげられた狂言だということです。
真相は分かりませんが、矢崎に何かの罪をかぶせて殺す理由があって、殺した後
矢崎に呼び出されて云々というのを3人ででっちあげるつもりだったのではということ
です。まーどうか分かりませんけど、それならばあの日記の意味がわかりますね。
誰も死人の遺書などは疑わないものです。

 公判が始まりました。被害者留美には妊娠し中絶した経験があること、そしてその
日記にも名指しで矢崎に殺されると書いてありました。その証言中に矢崎が失言、
交際していたことが判明します。弁護士にまでウソついてどうするよ。それは不利にしか
ならんですよ。
 しかし矢崎は、留美とは交際していないという意味だと言います。ワケ分からん。
どうでもいいですが、ここまで聞くと矢崎最低な人間なんですが。赤倉を止められ
なかったフリして数発殴らせたあと止めればいいでしょう。
 それにしても、こんな状況でも矢崎の無罪を信じてきちんと証拠を探そうとする
有働は本当に有能な弁護士だと思います。こんな弁護士がもっと増えるといいんです
けどねぇ。先入観にとらわれず公平な立場で、正義のために動ける人。いや弁護士
ってまず金ありきですから、やはし。

 しかしこの学校、渡り廊下あるんですな。高所恐怖症の人間には遠回りしろといわん
ばかりです。ぜってぇここは通れないっす、私には。なんであんなもん作るんですかねぇ。
ガラス張りだと何か台風で飛んできたときかなり危険ですけども。

 有働はユリの花を供えていた北野を見つけました。この女、何か隠していることが
ありそうです。彼女は留美と矢崎が交際していたと言いますが、それは本当でしょうか?
こいつが実は交際していていろいろあって、そのお返しに矢崎を落としいれようとした
んじゃないでしょうか。というかせっかくの女子高校生なんですから、もっとかわいい
子を使って(略)。
 ともあれ、学生の身で自分で責任とれないことはするもんじゃないですぜ。中学の
頃にバカやった同級生がいましたが。後悔するハメになったり、前がつくようなことに
なる前に、なんでやめようと思えないんですかねぇ。人生、もっとかしこく生きるもん
ですぜ。

 有働が現場検証をしています。留美を犯人が殺害し、その罪を矢崎に着せようと
しているなら、2時間はここで待っていた、と言います。なるほどそのてもあったか。
…今気づきましたが、現場検証に付き合わされた先生、ハリケンジャーに出ていた人
ですね。おとうちゃんに言って忍法で犯人捜してもらえ。
 そこで新たな事実が判明しまする
 留美の友人だった北野、彼女は事件のあった数日後風邪で学校を休んでいたの
ですが、所属していた陸上部でずっと2位だったのです。つまりは動機があったという
ことですね。人間、何が動機になるかわかりませんな。
 頑なに話を拒む北野に、有働は奥の手、証人呼び出しを使います。裁判所からの
正式な出頭命令なので、何の理由も無くすっぽかすと罰せられることがあります。
まあ「学校休めちゃうもんねーラッキー♪」くらいの気持ちでいた方がいいと思いますが、
これって公欠とれるんでしょうか。

 さあ公判が始まります。
 が、今頃になって登場してきた吉田さん。この登場は非常に不自然です。こういう
時は大体何かやらかしている時です。まあやらかすとゆーても犬にまゆげ書いたり、
ハゲのおっさんに「どこまでが顔ですか」なんて聞いてはいないと思うんですが。
 そして証人喚問となりました。
 しかし。
 証人となるはずだった北野が殺害されているのが発見されました。
 これで事件解明の手がかりがぶつりと切れてしまったのです。
 それは同時に矢崎が犯人ではないということも示すことにはなりますが(弁護士が
証人喚問したわけですから、自分に不利なことにはならないと信じていたはずです)、
この状況では無罪をひっくり返すことは出来ないでしょう。

 この結末はどうなるのでしょうか。


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