多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第5話(04/02/08)

 近藤を慕って人が集り始めました。とナレーターは言っていますが見る限り、とりあえず
レギュラー出しとけって感じにしか見えませんが。

 物語は何者かが追われているところから始まります。手傷を負っているようですが、
さて一体誰でしょう。
 話からして一さんでしょうか。うーん…一さん、この人数を相手に遅れをとるような人
ではないですが。
 でも何がすごいって、やっぱり顔を見ても誰か分からない私だと思います。

 婚礼の日だというのに支度の出来ない近藤君。お前はハカマも満足にはけないのかと。
まああれ、帯長くて結構締めづらいんですよね、慣れるまでは。こう、ぐるぐる巻いている
うちにハカマがずり下がっちゃって。
 あと近藤君、着物の合わせ目がかなりゆるゆるです。下帯ちゃんとまいてるですか。

 ちなみに今思い出したので訂正しておきますが、第1話で道場の掛け軸が香取大明神だと
突っ込みかましていましたが、あれはどこの道場にもあるらしいです。香取大名神だった
かは忘れましたが、香○○○○神って漢字でした。(ほとんど伏字になってるやん)

 江戸の道場に案内を出したにも関わらず、誰も顔を出さないみたいですね。まあ貧乏
道場だからこんなもんさ。藤堂ちゃんが出てきましたがなんかかわいっこい人ですね。
しっかしこののち近藤君が歴史に名を残すと分かっていたら、どんな予定があったとして
も皆駆けつけてきただろうなぁ。
 あと近藤君のおやっさん、いい加減「あーあーあああああー」が聴こえてきそうなしゃべり方は
なんとかならんですか。
 近藤君、ぶすっとした顔をしているから婚礼が気に入らないのかと思ったら、自分の生き方を
人に決められているのが気に入らないようです。
 今の世の中、人に生き方を決めてもらって、さらにレールまでしいてもらわなければ
生きられない人間が多い中、立派なものです。
 安定した生き方でなく、自分の手で切り開いていく道は、とても危なっかしくもろく、
そして心細いものです。それでも充実感は、常に受身の人生よりも何倍もあるでしょう。
家庭を守り、子をなし、家をついで行くことは悪いことではありませんが、近藤は自分に
できること、やれること、やりたいことを探しているようです。
 なかなか立派ですね。

 さて手傷を負っていたのはやっぱり一さんでした。ぁぁぁぁぁぁぁぁ、よわっちぃー!
いやいやまだこの頃確か20歳にもなってない頃、仕方がないのかも知れませんが、
源さん(井上さん)に簡単にやられてるようじゃあ。(手傷を負ってフラフラになっている彼に
どうしろと…)
 何も話さない奥様に説教をかましていた近藤君。一さんがやってきたことを知り、
駆けつけます。
 一さんは匿ってもらいにきたようです。どうも、金を取り立てていた相手が逆ギレして
斬り付けられて、で、斬ってしまったと。んで役人に追われているとか。
 こりゃあ立派な正当防衛じゃないですかねぇ…。今の時代だと通用しないですが、
江戸の頃なら何とかなりませんかねぇ。
 って一さん、近藤君から「今婚礼の最中」といわれてのん気に「おめでとうございます」
かよ。
 そめのすけそめたろうかよ!
 あとそれがダメなら金かしてくれ、って一さんのイメージ丸崩れかよ!
 ってなんで私はこんなに突っ込みまくってんだよ!
 なんちゅーか、一さんのイメージが…。いや私の中に、るろ剣の一さんのイメージが
あることは否定できませんが、史実の一さんもそんなに情けない人ではなかったと
思うんですけども。もう少し何とかならんかったもんでしょうか…。これが仮面ライダーが
金貸してくれときたのならまだしも。(ライダーならいいのかよ)
 でもこのなんたらって奥さんはいいですね、最初は黙っていたからどうかと思いました
けど、かわいいし気はきくし。あえて一つ言うならちょっと化粧濃いですが。

 桂さんがお祝いにやってきました。桂さん、おめでとうございます、という時は両手を
広げて右足を心持ち上げて「おめでとーございます!」とやらないと。
 あと桂さん、婚礼の場でスピーチは3分以内が、すかれる上司のコツです。つーか酔っ払い
相手に無理だっつの。
 袴田課長は締めのスピーチを頼まれたみたいですね。ここは一つ、「青島君は私の
部下です!馬鹿にしないでいただきたい」と言って欲しいものですが。(歳末特別警戒
スペシャルかよ)
 つかこれは本当に婚礼の儀なんでしょうか。

 一方では一さんが追い立てられて大変だというのに。
 でもこんな日だから、一さん匿っていてもまったく気づかれなかったと思うんですけども。

 結局一さんは戻ってきました。まあばれてないんだから匿ってやれよとか思うんですが、
土方君が罪人罪人と言うのはちょっと意外ですね。いや、今後新撰組に入って、伊藤甲子
太郎の一件では、土方さんが命令して一さんはスパイとしてもぐりこんだハズなので…。
あと敗走して逃げ延びて行く際に負傷した土方さんの代わりに、一さんが新撰組を率いた
時期もあったので。
 ま、最初の出会いが最悪で、あとに仲良くなることはあることです。むしろこんな出会い
だったからこそ信頼関係が生まれたのかもしれませんね、ってこれが史実であるかどうかは
わからんわけですが。
 そんなこんなで皆で一さん庇いまくりです。
 ここに男が逃げ込んだと言われれば、今は婚礼の最中だからそんなことはないといい、
血が庭に落ちていたといえば、おみっちゃんがすばやく夫をしばいて鼻血を出させる、
ホコリだらけの男が…といえば近藤君の兄がハカマにほこりをつけて出てくるなどなど。
大変素晴らしい連携プレーでした。
 いやはや、出来た奥さんですね。大変素晴らしい。
 
 近藤君は一さんの一件で芹沢を頼ることにしました。うーん…まあこの時期のこいつ
なら信用しても…いいかも…うーんうーん…。
 ともあれ、一さんとは一旦さよならです。あーあ。
 ま、そんなこんなで歴史自体はなかなか進みませんが、面白くなってきたと思う次第で
あります。
 ところで次回の「ヒュースケン逃げろ」って何やねん。ボディガードかっちゅーねん。
それはホイットニー・ヒューストンやっちゅーねん。


 


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第4話(04/02/01)

 1858年、幕府は朝廷の許可を得ぬまま開国に応じたため、幕府側と、朝廷を味方につけた
水戸藩が対立することになります。そして井伊直弼による安政の大獄で、吉田松陰らが
死罪の運びとなります。
 この吉田松陰、死罪になったいきさつはまさに「口は災いの元」、捕まった時何も言わずに
おればよかったものをいざ釈放されようという段階になって、「いやあこれ以上幕府がアホ
やらかすんやったら、わしはテロをするところじゃったきに」とかなんとか言ったものだから
それを聞きとがめた役人によって井伊直弼に話がいって、死罪になったとかなんとか、
昔聴いた記憶がありますが、私の記憶なのであまり本気にしないで下さい。
(どっちなんだよ)
 ちなみに井伊直弼は有名な「桜田門外の変」で暗殺されたわけですが、倒れた時に
桜田門に半分からだが入っていたので門外ではないとかなんとかいうギャグがあったの
ですが、それもどうでもいいですね、ハイ。
 警視庁を桜田門というのは、この桜田門からきています。これは本当です。25へぇ。

 さて前回から引き続き継母にいびり倒されている近藤君です。父上も、めざしの数を
減らされるなど、かなりせこいいびりを受けています。食客をやとってるから台所が火の車
なんだそうです。あれですね、何か危機があった時は「イー!イー!」って言いながら
出てくるのはショッカーなのですが、立場的には結構似てると思います。
 ちゅーか道場で食っていけないなら、母上にでも礼儀作法道場をやらせたらいかがかと
思うんですがね。よっぽどしっかりと金を集めてくれると思いますが。
 ま、貧乏塾経営が厳しいのはいつの時代も同じのようで…。
 
 道場の運営危機に対し、土方君がいい提案をします。曰く、町民を集めて教え、それで
金を稼ぐと。今で言う市民相手の防犯講座といったところでしょうか。確かにいい考えですね。
剣の道を究めておいて悪いことはないでしょう。さすががめつい土方君商魂たくましいです。

 でもって近藤君は縁談の席をすっぽかして出ていってしまいました。月謝をためこんで
いる広岡君の家に取り立てにいったようです。ちなみに近藤君、「近藤ですがー」って
いう時は前髪をかきあげながら「こんっどーですっ!」って言うのが正しい言い方です。
って前髪あげてるっちゅーねん、今の人らにはこのギャグはわからんっちゅーねん。
 応答がないので広岡君家に勝手にあがりこんだ近藤君に何者かが襲い掛かりました。
うーんピンチ。っていうかやすやすとっつかまんなよ。

 その頃近藤家には道場破りが登場。父上戦わずして逃げる気です。えええー?
そんなら今のうちに、その相手の道場にいって道場破り破りをしてやればいいと思う
んですが。つかやるなら今です。

 近藤君に襲い掛かったのは斎藤一こと山口一。あああああ、彼なら確かに近藤君を
組み伏せるのももっとも。つかこの人なにやってんでしょうか…。人様の金の取り立て屋
なんざぁ御家人だったか旗本だったか忘れましたが、そこの子がすることじゃないですぜ、
一さん。
 とはいっても一さんが何故親元から江戸に上京してきたかと言いますと、実はちょっとした
いさかいが元で武士を斬ってしまい、父親によって江戸に逃がされたといういきさつがあり
ます。というか、いさかいで思わず手が出るあたりこの人の剣の腕も相当すごいというか…。
 
 えー話が同時進行していますが、近藤家に尋ねてきた道場破り破りの破りは、山南さん
でした。のちに土方さんと肩を並べる副隊長、山南さんです。おやおや今日はどんどんと
伏線キャラが出てきますね。やはりこのあたりで視聴者を呼び戻そうという魂胆でしょうか。
これで一さんや山南さんが来週出なかったらどえりゃー怒るぜよ。
 まあなんか近藤君に用事があったらしいですが、いなかったので待ちぼうけです。

 さて一さんと近藤君に囲まれた広岡さん。明日なら払えると、どこぞの多重債務を背負った
人が言うようなことをいい訳してます。お金が入るのは本当だがどこからであるかは明かせ
ないと。さっきからこの広岡という男、名前に聞き覚えがあるのですが、私は新撰組の一
さんしかチェックしていないので分かりません。坂本竜馬と一緒に行動してやられたんだった
かな…。桂さんとだったか…まあいいや。

 北辰一刀流を極めているという山南さんの腕は確かで、沖田総司から1本とりました。
まあ沖田君は今まで負け知らずでしたから、挫折をこのあたりで知っておくことはいいこと
でしょう。立ち直れれば、の話ですが。
 ところでこの間「探偵沖田総司」という本を見つけたのですがあれはやはり、ここで
挫折して立ち直れず探偵になった沖田君の話でしょうか?(そんなわけはない)

 そんなこんなで、かわやに行くという広岡君の話を信じた一さんらはまんまと逃げられて
しまいます。いやはや、セオリー通りのひっかけにまんまとひっかかってくれるあたりは、
一さんもまだまだといったところ。
 ちなみに彼を逃がした店の店主は芹沢鴨。もう何があったのかというくらい、今回は
サブキャラのオンパレードです。
 芹沢君、鯉の洗いを出して「騙されたと思って食ってみろ」とか言ってますが多分私なら
一口くって「騙された…」と言うと思います。それがボケの役目。
 一さんは近藤君に何故取り立てのような仕事をしていのかと聴かれますが、自分のことは
いいだろうとはぐらかします。後年でも彼は自分の素性をあまり家族にさえ語らなかったよう
ですが、秘密主義は生来のものであったのかも知れません。
(一さんは新撰組時代何をしていたかということを子供、孫に詳しく語らなかったそうです。
流石に高年になってからはありませんでしたが、生き延びて警視庁の仕事についていた
頃、高台寺党というところの生き残りに何度も命を狙われました。まあそこはそれ、昔
とった何とやらというか生涯現役の方でしたから、返り討ちどころかぺんぺん草も生えない
ようにしたらしいですが)

 えーなんかここだけ一気に時代が50年くらい進んでしまいましたが急いで元に戻して、
やっと近藤君が帰ってきました。ちょっと出かけてくるといって一時以上ブラブラしている
彼も彼ですが、待っている山南さんも山南さんです。昔の人は気が長かったんですね。
 山南さんはどうも坂本君から話を聞いてやってきたようです。いやあ物好きですね。
この人が何を思ったか新撰組から脱退しようとして切腹になるのだからわからないものです。
 さて山南さんが仲間に加わった!ちゃらららっちゃらーといったところで、芹沢が言って
いた、「明日天地がひっくり返ることが起きる」という話を山南さんにしたところ、それは
井伊直弼を広岡が斬るということではないか、と指摘されます。
 そこに思い当たるあたりすごいというかさすが山南さんというか。
 ちなみに沖田君はまだ落ち込んでました。
 君に足りないのは経験だそうです。やはり敵を倒して経験値をため、レベルアップして
いくところはドラクエも新撰組も同じですね、と。ドラクエと一緒にすんなや。

 それはさておき井伊直弼の暗殺は桜田門外どころかカゴからすら出ていませんでした。
誰やねん、桜田門外の変とか勝手に命名したんは。カゴ内の変やん。
 さて井伊直弼暗殺が本当であったこと、それを一介の侍が成しえたことに驚愕した
近藤君。なんだー広岡君はここでヘキサゴンでしたね…。後で登場してくると思ったのは
勘違いだったようです。
 それはいいんですが現時点では芹沢鴨はどうも敵の立場くさい。彼がどうやって新撰組に
加わるのかは楽しみではあります。

 おお次回予告によると次は一さんの話です!キャー!!!!一さんっっっ!来週は
絶対見逃せません!



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第3話(04/01/25)

 このオープニング、いいんですけどこれさえなければもっと早く話が進むような…。
さて第3話が始まります。

 時は安政5年江戸。えー既に名前を言って貰わないと誰がどの配役だったか忘れて
しまっています。坂本竜馬と再会した近藤君。さかもっちゃんは土佐に帰るそうです。
大体坂本という姓の方は1度くらいはさかもっちゃんと呼ばれたことがあるのではない
でしょうか。
 ちなみに佐久間さんは幕府にとっ捕まったらしいです。ええっひょっとして水戸のご老公
だったことがばれたのでは!?(番組違う)と思ったんですがやっぱり違いました。
 要するに黒船に乗ってアメリカに行こうとしたことがばれたらしいです。
 で、とっても土方君は薬を売っていますが、その口上ときたら、外郎売のセリフを暗唱
させたいくらい滑舌が悪いのですが。

 帰る前にさかもっちゃんと近藤君は将来についての話をしています。
「北辰一刀流と天然理心流、どちらが強いか一度立ちおうてみたいものよの」
 この何気ない一言が、将来をあらわしていたとは一体誰が予想したでしょう。

 しっかし家に帰っても相変わらず近藤君母親のいじめにあっています。さかもっちゃん達に
お茶を入れてあげようとしたのをめっかって、台所に立ち入るな、急須に触るなためいきを
つくなと無茶なことばかり言われています。そのうち「呼吸もするな」とか言い出すに違い
ありません。
 そこに沖田総司乱入!いやはや、これがドリフなら、話し合っている近藤君達3人に
金ダライが落ちてきているところです。チッ。
 しかも近藤君の両親夫婦喧嘩。いやあ騒がしいですなぁ。場所変えた方がいいんじゃ
ないかと思うんですけども。
 土方君がやってきて薬を置いていると、そこへ近藤君のお父さんの怒鳴り声。ハッ!
これはもしかして土方君の薬が必要になるという伏線か!?(打ち身とか、すり傷とか)
 とか思ったら薬の出番もなく、母親が飛び出していっただけでした。
 いやぁこの頃は武士の妻と言えども、黙って従うのが当たり前の頃だったような…。
んーまあいいですが、おやっさん。とりあえず追ってやれよ。
 このままではおやっさんが思いっきりテレビに電話をかけそうな勢いです。
 
 近藤君は坂本竜馬に触発されて、将来のことをいろいろ考え始めているようですね。
ただ、今からあせる必要はないと思うんですが、風が吹いたときには動くべきでしょう。

 母親が怒っていたのは、近藤君の縁談話をおやっさんが勝手に決めてきたかららしい
です。この頃の縁談というと今の見合いとは違い、父親がうんと言えば結婚を承諾したも
承知でしたので、母親はそれが不満だったようです。
 で、近藤君はおみっちゃんに好意を持っているようですが、流石に沢口靖子さんでは
年齢が合わないと思います。ってか娘の配役に無理があるんじゃ…。

 土方君は仲間と組んで薬を売っています。土方君が適当な道場に試合を申し込んで
相手をボロボロにしたところに仲間が散薬を売りに来る、と。まるで主婦を集会所に集めて
最初は無料の品を配布し、徐々に高い商品を買わせて行く催眠商法のようです。
(そこまで悪質じゃねぇ)
 ちゅーかもっと遠くで落ち合わないから返り討ちに合うんじゃ…。結局騙したのがばれて
ボコにされてるし。頭がいいのか悪いのか分かりません。
 悪銭身につかずとはよく言ったものです。

 近藤君と父上は母親を迎えに行きますが、「腹に水がたまってる。盆までは帰らない」と
言われたそうです。「覆水(腹水)盆に返らず」と。
 一課課長!出番です!
「笑点やってんじゃないんだよ」(ばーい踊る大捜査線)
 母は、近藤君が武士を気取るのが気に入らないそうです。元々百姓の子で、養子に
もらわれてきたのだから分をわきまえよと。
 養子でも武士の家に引き取られたんですから武士でいいと思うんですがね。まあこの
頃の身分制度は北海道の冬よりも厳しかったですから。
 しっかしさすが野際陽子。嫌な姑をやらせたら右に出るものがいません。今この瞬間にも
思いっきりテレビに「新撰組の近藤の姑がひどいんです!」と電話しようと思っている人は
沢山いると思われます。
 ここで近藤君が母親殺害を計画してトリックでも使ったなら乱歩Rに移動できるのですが、
やっぱり番組も違うし時代も違うのでそれはありえないでしょう。
 母親は自らも百姓の出で、苦労して今の自分になったから、やすやすと武士になろうとする
近藤君が憎いのだそうで。
 それはひがみというものです。

 母親にみのもんたも真っ青な酷いことを言われたのがきっかけで、近藤君は本気で
武士を目指し始めます。武士よりも武士らしく。血がつながっていないとはいえ、母親に
あれこれ言われたからといって、その腹立たしさをバネに強くなろうとしたからこそ、近藤君は
歴史を作ることが出来たのかもしれませんね。
 今のガキどもなら母親を刺して終わりそうです。
 昔の人は努力家だったのでしょう。

 ちなみにトリビアで土方君は親類に「もててもてて困る」という手紙を送ったとやっていま
したが、何を今更。やつの行動とセリフがあってないのはいつものことです。鬼の副長、
シュミは俳句。
 どっとはらい。



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第2話(04/01/18)

 さて第2話です。突っ込みどころ満載だった1話と比べてどうなっているか、興味深々
です。

 近藤君、兄の家にいってまで口の中に拳を出し入れしてますが、今この時間に
チャンネルを合わせた人はこっそりチャンネルを変えたかもしれません。
 そうかと思えばトシちゃんは怪しげな薬を近藤君に売りつけてるわ…まだまだタイトル
には程遠い内容のような。
 まあそんなコントをしにきたわけではなく、近藤君は出稽古をしにきたわけです。
道場の後ろに「香取大明神」という掛け軸があったのは笑いをとるためですか?
 
 稽古をつけられている人達は、持っている棒が重いだの文句を言っていますが、
近藤君は「竹刀でやっても試合に勝つだけ」と言います。これは本当です。本物の
刀などは要するに鉄の棒と同じですから、竹刀よりも重く、ましてや居合い抜きをして
なんぼというのもあるので、本当に腕の力やら瞬発力、腰のひねりはかかせないのです。
片手で軽々振り回せるようになってなんぼなのが刀。

 さてそこへ近藤君の後見人こと袴田課長(by踊る大捜査線)がやってきました。
名前を忘れたので袴田課長でいきます。
 課長はここいらに盗賊が出ており、先日狙われたところの宝を近藤君の兄のところに
移動させるので、その間の警護を頼みたいというわけです。んなもん湾岸署の青島君に(以下略)。

 まあそんなオモロイ話を聞きつけたおみつとかいうねーちゃんとか、トシさんがほっとく
わけはなく、一緒に同行することになるみたいです。おみっちゃんは沖田総司の姉らしい
です。…沖田君がなんであんなに強くなったのか、ちょっとだけわかったような気がします。
要するにアレです、サザエさんとカツオ君みたいな。(うわぁ、やっちゃったよこの人)

 んでその、族を追い払ったとかいう(こう書くと暴走族みたいだな)人のところへ行くと、
妙にノリのいい柳沢慎吾が出てきました。なんたらうどうとかいう人ですかね。まあこの
人もシンゴということで。調子のいいシンゴにちょっと怒っている一同。確かに親の一大事に
隠れてる息子ってのぁ…。しかもそのバカ息子、勝手に助っ人頼んでいるようです。
まさかこれが運命の出会いとかないだろうなとか思っていたら永倉の新ぱっつぁん
きましたよオイ。うわぁえらいフケて…いや、大人びた方ですねぇ。この年でこれやったら
池田屋騒動の時にはいったいどこまでフケ…外見が変わっているのだか。ともあれ多分
これが永倉さんとの出会いだったのです。ちゃらっらっちゃらー♪(レベルアップの音)

 近藤君は、人を斬りたくないといい始めます。そりゃあいいんですが、それはあくまでも
味方側に被害が出ないという確証があって初めてなしうることではないですかねぇ?
新撰組の主だったメンツがいるならともかく、このメンツで怪我人を出さないというのは
無理でしょう。
 ましてや今宵は風もきつく、すべての音が風音にかき消される夜。こんな日をのがす
はずがないと思いますが。
 まあ懲らしめようと思うのであればやっぱ、コショウだの唐辛子だのを投げつけるのが
一番だと思います。あと精神的にくるのがウ●コ爆弾とかね。(文中見苦しい発言があり
ましたことをお詫びいたします)

 ともあれ計画性なしに無鉄砲で突っ込んで行くバカがいるかとか思ったのですが本当に
いたよ。
 あっという間に大ピンチ。ここで初めて近藤君は、土方君を助けるためとは言え、人を
斬ります。っちゅーか飛び込みながらの大上段構えから大切りとはすげぇですな…。
天然理心流を人に教えているくらいですから、近藤君の刀の腕前は相当なものでしょう。
それですから、刀で人を斬ることはそう難しくなかったはずです。それでもやはり、人を
斬るというのはこの時代であってもそう簡単に割り切れるものではないのでしょう。
 さてはて賊の逃げないでいた最後の1人はえらくのん気なにいちゃんこと原田さのすけ。
さのすけが一発変換できなくて面倒なんでさのすけでいきます。
 さのすけののん気な様子に気をそがれた一同は、ともかくそこで剣を収めることにしました。
いやあ2話目で仲間が2人もそろうとはすごいですね。あとはやっぱルイーダの酒場に
登録しておくべきでしょうか。

 さてはて、1人納得いかないのがとっても土方君(それはもういい)。武士になりたくても
なれない自分と、人を斬ったことで武士になったことを後悔している近藤君。2人の間に
深い溝が生まれつつあります。確かに土方にしてみりゃ自分が死ぬところだったのに、
それを賊を斬る事で助けたとは言え、斬ったことを後悔されりゃたまらんってもんです。
ただ、こういうのは理屈じゃないと思うんですけどもねぇ。賊を斬らなきゃ土方君が死んで
たかっていうとそうでもないですし。
 そんな近藤君に土方君の兄は、「いつかあなたの剣が必要とされる時が来る」と
言いました。
 どうして前回の佐久間といい、この兄といいまるでこれからの歴史を知っているかの
ようなことを言うんでしょうかねぇ。いやはや、本当に、まるで新撰組の歴史を読んで
それをもとに書かれた脚本のセリフをしゃべっているようです。(そうなんだよ)

 さて近藤君、ハリスを見に行って「鼻でかっ」とか言っています。鼻はどーでもいい!

 そんなこんなで一つ成長した近藤君。さて次なる難題はいかに?

 ところで歴史解説はとてもありがたいのですが、バックの歌声と重なって聞きづらい
ことこの上ないです。音声下げろこのやろう。

 


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第1話(04/01/11)

 いやあ始まりました。いきなり野太い男の声で歌うオープニングなど、まさに男気と
いった感じで、冬なのに暑苦しいことこの上ないです。
 新撰組に関する詳しい話は今更説明するのも何なので省きますが、省くとまったく
説明することがなくなってしまうため、適当にいきたいと思います。

 最初にそれぞれキャストが登場してくるところで、誰が誰の役か字幕が出るのは
ありがたいですね。でないと一体誰が誰やら。
 香取君が近藤勇ということで若干の不安がありましたが、最初の登場はまずまずです。
とてもお昼12時にくだらねぇ格好してくだらねぇ番組に参加している人と同一人物だとは
思えません。(一部見苦しい表現があったことをお詫びいたします)
 ところで最初に一気に登場しすぎて、誰が誰か忘れたので、字幕スーパーを常に
出すか、名札を胸の辺りにつけておいてもらえると嬉しいです。
 ちなみにオダギリジョー扮する斎藤一ですが、何やら最初から正体不明の雰囲気を
作りすぎて、いきなり「変身!」とか叫びそうな気がするのは私だけでしょうか。

 ちなみに、桂達が計画しているのは、京都の街に火をかけて、どさくさまぎれに天皇
を連れ出してどうこうという、るろうに剣心を読んでいるととてもよくわかる話です。
(変なところで説明を省かないように)

 で。えーしょっぱなから新撰組一世一代ともいうべき見せ場をあっさり終わらせて
しまったわけですが、この後は大した見せ場がないので10年前に物語りは戻るようです。
一体どうしろと。

 さて10年前、まだまだ新撰組はできておらず、試衛館に近藤君と土方君がいた頃の
お話です。ちなみに土方君というと「とっても土方君」という漫画が昔あったのですが、
新撰組とはまったく関係のない話なのでおいておきます。
 桂とそば屋で同席したはいいものの、おごられてあまりいい気ではない様子。そばが
食えたもんじゃないと言われたのが気に入らんようです。
 桂の出身は萩だったと思うんですが、萩は別にそばが名物ではなくどちらかというと
ポンカンとかみかんとかあの辺だと思うんですけども。
 ちゅーか武士ならおごられておいてその借りを別のところで返せばいいと思うのですが。
施しを受けてそれを入らぬと意固地につき返すのもまた不義理です。
 まああれだな、返すのを断られたら「断るのを断る(byルフィ)」と言えば万事解決。
どうでもいいですが、天下の往来でいきなり相撲をやらかす近藤さんと坂本さんにはついて
いけません。あと近藤さん。ドーラン顔に塗るんだったら首にも塗ったほうがいいと思います。
顔だけ色が違っていてまるでハワイでうっかり顔だけ太陽にあたったまま眠ってしまった
人のようです。

 坂本竜馬は近藤、土方に向かって、ペリーの黒船を見たらものの考え方がかわるとか
ゆーてますが、お前はどこぞの怪しげな宗教勧誘か。

 さてはて近藤家も平穏とはいかず、継母の執拗ないびり(近いうちに勇君は思いっきり
テレビに電話するものと思われます)、いきなり「あーあーあああああー」とあの声が聞こえて
きそうな田中 邦衛扮するおとっつぁんと、問題山積みの家庭です。しかも武芸
を習っていない姉の一撃をモロに脳天にくらうほど鈍い勇君。もしかして彼はこの数年後
宇宙人に連れ去られて改造されて戻ってきたんじゃないかというくらいよわっちぃです。

 まあともかく、ペリーの黒船がきたことで、近いうちに戦争になるのではと近藤君は
心配しています。つーかどう考えても大砲と刀では力の差は歴然で、確かに「ラストサムライ」
では勝元が武士の根性を見せてくれましたが、相手が海上から大砲をぶちかましてきたら
一方的にやられるだけだと思うんですが。(でも夜中にもぐって穴あけちゃえば勝てますな)
 ともあれこれが、近藤が国のことについて考え始めるきっかけだったのでしょう。

 さて近藤君と土方君は桂らと一緒に佐久間象山と、ペリーの黒船見物に出かけます。
 佐久間象山というのは、別に象の小山に住んでいる人ではなく、えらーい学者さんの
ようなものです。ちなみに岡田以蔵という、人斬り以蔵の異名を持った男に斬られて死ぬ
のですが、いつもなら人をスイカのように切り捨てる以蔵が、この時だけは怖気だったと
言うほどの人格者でもありました。

 しっかし撮影とはいえ、何個も何個もみたらしだんごを食べなければいけないという
のはつらいものですな。まあ別に茶店(サテンではありません)だからってだんごを食わな
ければいけないということはないんでしょうが、やっぱだんご三兄弟を生んだNHKとしては
是非ともだんごを食わせたかったものと思われます。
 そんで、だんごはどうでもいいんですが、佐久間の話を聞いた近藤と土方はこれからの
ことについて貴重な話を聞かせられます。これからのこと、将来のことを考えて勉強せいと
いうことでした。さすが佐久間。人につけるあだなのネーミングセンスはともかく、一応
いいこと言いますね。

 佐久間から望遠鏡を貸してもらって、熱心に黒船を眺める近藤君。まあ私が佐久間なら
こっそり墨をフチに塗った望遠鏡を渡すくらいのことはやります。
 興奮収まらぬ近藤君。砂浜にゴミが落ちていることに酷く憤慨します。さりげなく環境破壊
をテーマにするあたり憎い演出です。ここで「良い子の皆は真似しないでね♪」というスーパー
が出ればもっと良かったと思うのですが、流石に時代劇だと「良い武士は真似してはならぬで
ござるよ、ニンニン」とすべきでしょうか。
 
 佐久間は言います。この国は近いうちに2つに別れるであろうと。
 闇雲に外国を受け入れようとする者、日本という殻に閉じこもろうとする者とに。しかし
佐久間は桂に言います。
「自分達は今速やかに開国する代わりに、国力を蓄え改めて外国と対等な立場に立つ。
ソレこそが本当の攘夷である」と。
 つまり佐久間が目指していたものは今の日本の姿でもありました。ちゅーかまあアメリカの
顔色を伺って適当にやり過ごしているような今の日本は、間違っても作りたくなかったと思い
ますが。
 さあ、いよいよ歴史が動き始めます。

 ところで最後の歴史解説で、ペリーの黒船のことを「人々は城が動くようだと噂した」と
言っていたのですが、それは「ハウルの動く城」のことで(以下略)



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