多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

    

第10話(04/03/14)

 さて、歴史が動き始めます。

 近藤は山岡鉄舟にあって、浪士組の情報を聞きます。清河率いる浪士組。山岡らに、
戦国時代に生まれていれば天下をとっただろうとまで言われる人物、清河。うーん…。
たらればはいくらでも言えますが、本当に評価されるのはその人が実際に何をしたかです。
それから山南さん、今回はちょっと額が広すぎるのが気になります。ちょっとヅラが後ろに
ずれてやしませんか、と。あの額の広さは犯罪だと思います。

 清河の考えにいたく感動した近藤君。京都行きを決めたようです。今は新幹線だの
飛行機だのでちゃっちゃといけますが、当時そんなものがあったら間違いなくタイムパトロール
隊が取り締まりにくると思うので、当然ありません。頼れるのは自分の足のみ。るろうに
剣心を見るとそう遠くない距離にも思えますが、そんな簡単ではありません。行くのも
ある意味命がけでありました。
 で、試衛館のメンバーは大体行くことに決めたようですが、藤堂君のまゆげがこち亀の
両さんになっていたのですが何か×ゲームでもやらされているんでしょうか。
 そんで、沖田の総ちゃんを連れて行くだの行かないだのでモメていますが、おやじさん
がいるんだから連れてきゃいいのに。道場を任せるったって、黙って残っているクチでは
ないと思いますが。それこそ勝手に道場しめて、後を追ってきかねませんが。…子供だから。

 土方、しんぱっつぁんは清河が信用ならないと言っています。近藤君は大丈夫といって
います。さてどちらの言い分が正しいでしょうか。
 私からすると、いつもニコニコ笑って人に信用されている人間ほど、何か野望を持って動いて
いる時は信用ならないと思います。沖田の総ちゃんのように天然バカ明るい子ならともかく、
こういったことでニコニコしているのは油断しない方が今後のため。ましてや清河が一応の
リーダーとして打ち立てたのは、近藤君を追い返した松平のおっちゃんです。これで信用しろ
というのなら、鬼太郎がピンチの時にねずみ男に助けを求めた方がマシです。それと、
なんか松平の説明会が、マンション建設反対の地元住民と、説明する会社側のようになって
いるのですが、本当今回は何かあったんでしょうか。
 あと松平のおっちゃんは時代劇の見すぎだと思います。裁きを言い渡すお白州じゃないんだから。

 しかしいくら油断していたとはいえ、おみっちゃんの一撃を額にモロにくらう近藤君は、
もう少し剣の腕前を磨いた方がいいと思われます。

 さて浪士組ですが松平は清河の言っていた人数と話が違うとびびりまくり。アホです
ねぇー。数字をそのまま信用する奴はアホです。50人来ると聞いていたなら100人くる
かも知れないという可能性もあるのですから、それだけは余裕を持っておくべきでしょう。
まあ100人分でも足りないわけですが。そりゃあ多少危険はあるとはいえ、京都に行くだけで
50両もらえると分かれば、この時期も浪人は溢れていたわけですからよってくると思います。
ま、黄色い看板かどうするアイフルのところにでもいって借りてくればいいんじゃないですか。
金で浪士を釣った清河と、それが支払えないという松平。どっちもどっちですな。
 清河がどうやってこの場を口八丁手八丁で納めるか見ものです。
 
 久しぶりに芹沢鴨の登場です。そう、清河が浪士組を投げ出したあと、彼が新撰組の
正規隊長として乗り出してくるわけです。それはともかく、彼をフルネームで呼ぶと、
「芹沢鴨」と言われているのか「芹沢かも?」といわれているのか判断に悩むところです。
ちなみに九州の方言で「〜たい」というのがありますが、「いがいたい」といわれると、
「意外たい」なのか「胃が痛い」なのか分からず悩んだものです。

 ともかく、沖田の総ちゃんが子ども扱いされたことに腹を立てて、月代をそってしまいました。
この場合「ハゲ」と笑うところではないと思うのですが、あの頭を見ていると、「あーかーどー
すずのすけっ」というフレーズが頭に浮かんで困るので、とっととマゲを結ってもらえないかと
思います。
 というか話が一向に進みませんが。今のところ3歩進んで2歩下がる、みたいな…。
このままだと新撰組が結成されるのは10年くらい先になりそうな気がします。



    

第9話(04/03/07)

 ややっ、近藤君にややこが生まれましたよ!(お前そのシャレ言いたいだけちゃうんかと)

 数の増えた食客で近藤君の就職先談義です。土方君は朝っぱらからでぇとです。
いいご身分で。
 ところがどっこい、近藤君の就職先に一波乱。採用の予定はないというのです。今だったら
「言ってないよ」「聞いてないよ」では通りません。そらもう訴訟騒ぎになるでしょう。
 ほら、「聞いてないよー」「訴えてやる!!」と。それはダチョウ倶楽部。

 ただこの時代は口約束が普通の時代。言ってないよで済まされてしまうのがつらいところ。
とはいっても、近藤君の素性が元々百姓だと分かったからすっとぼけているわけで、意図的に
やったようです。ひどいものですね。
 がしかし、もしここですんなりと採用されていたなら、新撰組は生まれず、新しい時代はもっと
早くやってきていて、受験生はいろいろ覚えることが増えたでしょう。歴史の転機、人生の
転機というのはいつどこで訪れるものか分からないもの。
 
 剣術の稽古で沖田君としんぱっつぁんの言うことが違っていて困っているようです。まあ
流派が違えば構えも違いますから仕方がないのですが。大体基本を押さえておきさえすれば
何とでも通用します。ちなみに、本当のきりあいになると、構える構えないはまったく関係
ありません。かの、斎藤一でさえ、「切りあいが始まればそんなもん(構えだのなんだの)、
何がなんだかわからんよ。ただ必死に斬るのみ(要約)」と言っています。ま、剣道などでは
役に立っても、実践ではいかに経験と剣の腕が物を言うかですね。
 で、ここまできてもまだ土方さんは哀愁でぇとの真っ最中です。つーか結婚はしないが
付き合ってやるというのはどういうことやねん。お前いつか夜道で刺されるぞ。トシさんは
女グセは悪くても女には優しい人だと思ってましたけどねー。まあいいや。
 さて沖田君が教えた剣の構えをしんぱっつぁんが直して、それを山南さんが直してそれをまた
沖田君が直したわけですが、天然理心流の門下生が剣の腕を上げるのは一体いつの
ことやら。

 さて仕方がないので近藤君ブラブラしていたらさかもっちゃんに出会いました。そこにいた
のはなんと勝海舟。あのなんたら丸で海外にいったという人です!(お前肝心なところ
覚えてないやんけ)
 しかも勝海舟演じるのは、さんまと離婚した大竹しのぶの相手として騒がれた野田秀樹!
いや大竹しのぶはいいんですが、野田秀樹といえば夢の遊眠社!半神は最高でした。
最高ですかー?最高でぇーす!
 結局何を言いたかったのかというと、落ち着きのない勝海舟がみられますよ、と。
 どうでもいいがお前ら昼間から酒飲むな。
 あと佐久間が9年ぶりに幽閉がとけて、やってきたとか言ってますが、1話からもうそんなに
時間経ったんでしょうか。え?誰も全然見た目変わってないように見えるんですけども。

 さて山南さんが浪士組の話を持ってきました。これぞ清河八郎が作る、新撰組の前衛。
幕府から政府へと、日本の歴史が大きく変わる維新のきっかけに立ち会う、新撰組の
始まり始まり…って話の前フリ長すぎるんじゃハゲ!ハゲって誰のことじゃい!

 近藤君は黒船の時大事にとっておいたシャンパンのフタに何か価値はないか、と言って
ます。勝海舟は、「こりゃあ最高級のシャンパンのフタじゃ!」とビックリ。がしかし、これには
価値はないとあっさり。こんちゃんがっかり。ここはいつからなんでも鑑定団の場に。ああ、
佐久間(石坂さん)もいますしねぇ…。
 でもそれ佐久間に投げ捨てられてるし、ドリフのコントのようです。このあたりは三谷
脚本という感じですね。
 まあそれはともかく、近藤君は、就職の話を反故にされた本当の理由をしります。
すなわち、自分が百姓の出であるからと。

 で、とっても土方君は女を手玉に取った罰ということで男衆に囲まれボコられています。
反撃しなかったのは何か考えがあるからかも知れませんが、それにしてもそうやって
いいつける女も女だこと。男衆が勝手にボコにすると言い出したにしても、とめればいい物を、
まったくつまらん女ですな。

 近藤君またもチャレンジするが松平陥落ならず。佐々木という男に、武士じゃないんだから
あきらめれと言われます。がその武士ではない男がお前らを救うんだよ。でも私なら国を
変える維新志士の方へ加担してしまいますけどねぇ…。まったくもって近藤という男はすごい
人間であったのだなぁと感心させられます。国を守りたくてたまたまついたのが幕府側、に
なったのかも知れないですが。

 それはさておき、原田のさのすけは引きこもりまっしぐらじゃないです。何やってんですか
この人は…。あと、浪士組の話は出たのに、そこまでまったくいく気配どころか、なんか
いろいろ伏線がありまくりで寄り道しまくりじゃないですか。これまさか最終回あたりになって
新撰組結成とかになんねーだろうな…。
 それから子供さんは、女の子だったから「たま」になったようです。ああどこからかサザエ
さんのエンディング曲が…ちゃらっちゃちゃちゃ ちゃらっちゃちゃちゃ ちゃらっちゃちゃちゃちゃっ
ドーンみたいな。

 山南が近藤君に渡してくれといっていた浪士組の手紙を、つねはかくしてしまい
ます。難しいことに近藤を関わらせたくないからと。しかし隠した場所が悪かった。もらった
大福を入れておいた戸棚に入れたため、食いしん坊のさのすけが大福を見つけて持って
いった際に、それが中途半端に引っかかり、たまをあやしていた近藤君が発見したのです。
歴史がいよいよ、本当に、今度こそ、やっと動き始める……といいな、できたらいいな、
あんな夢こんな夢いっぱいあるけど〜♪



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第8話(04/02/29)

 新撰組が始まってから2ヶ月過ぎたわけですが、もうそろそろ、進展があってもいいの
ではないかと思う今日この頃。この2ヶ月の間にあった大きな出来事といえば、一さんが
サラ金の取立てをやっていたというイメージぶち壊しなことくらいでしょう。
(本当にそれだけか)

 近藤君達は納豆談義に熱くなっています。砂糖だの黄な粉だのそれはトコロテンと
間違えてやしませんか、と。ちなみにトコロテンは私はポン酢というかあっち系派です。
そして一口目でむせる、と。
 その食客らに文句をいっているお母さんですが、近藤君の嫁強い。ぐうの音も出ない
正論で押さえ込みました。この嫁さん、なかなかやります。思いっきりテレビの出番は
当分ないかも知れません。いえいえ、下手をするとこの姑が電話をかけてくる可能性が
あります。んでもってみのもんたに「奥さん!そりゃあ出来た嫁さんだよ!」といわれたり
ゲストの大山のぶ代に「ボクどらえもん」とか言われたりするに違いありません。

 さてここで話に清河八郎が登場します。ただ、立場的には今は近藤君と対立している
といってもいいかもしれません。攘夷派ですから、外国人は去れ、という考えのようです。
ただこの清河が、のちの新撰組となる基盤を作るために近藤君らを率いるのですから
運命とは分からないものです。
 まあ幕府を立て直したいという考え自体は同じですから、どこかで相容れるところが
あったのかもしれんですね。
 今はまだ、歴史は動かないようです。

 さて近藤君の奉公が始まります。子供ももうすぐ生まれるとかで、順調にいっている
ようですね。でも男ならたまおで女ならたまっていうのはちょっとどうかと…。
 多摩川で「たぁぁぁぁまちゃぁぁぁぁん!」とか呼ばれますで。

 さて藤堂君を譲り受けるために沖田君と新ぱっつぁんが道場に向かいます。道場主は
伊東という者。のちに伊東甲子太郎として、一さんに暗殺される人です。(うわぁ身も蓋も
ねぇ)
 こいつ頭は切れるのですが切れすぎて、舌先三寸で丸め込んだ新撰組隊士を勝手に
ごっそり引き抜いて、高台寺党とかいうのを作るから反感買うわけですな。ちゅーかこういう
性格の人間はすかんです。
 ちなみに高台寺党の生き残りはのちに一さんのことを「あいつ女に金つぎ込みやがって、
んで困ったから近藤になきついて、チクる代わりに見逃してもらったんだ。とんでもねー奴だ」
と書き残しています。が、本当に一さんがそんなだらしなく、簡単に寝返るような男で
あれば、沖田永倉に続いて三番隊組長など任せるはずもありませんし、そうやって戻った
ところで情報だけ聞き出して切り捨てているはず。土方、近藤だってそこまでお人よしでは
ありませんから。
 そういう風に高台寺党の人間が思っていたのであれば、一さんのスパイと見破られない
ための偽装工作はまんまと彼らを騙しおおせていたということですね。いやあアッパレ。

 と、とうとうと語っていたら話が進んでいました。藤堂君は無事、近藤の道場にこられる
ようになったみたいです。よかったねぇー。
 しかしこのバカ(伊東)、藤堂を渡す代わりに沖田をよこせとか言ってます。はないちもんめ
じゃねーっての。話が違う以前にお前武士道として何か間違ってるやろ。それやから一さん
に暗殺され(以下略)。
 あと、それやから最後まで近藤君に信用されないんですよ。ああーあの後頭部を、パンフ編集
で出た紙くずまとめて作ったハリセンでぶっ叩きたいです。
 自分が有能と思っている奴ほど始末におえないってことでひとつ。なまじ道場のトップという、
頂上にいると何でもできる、人も思うように動かせると思っちゃうんですね。もし伊東がここで
きちんとしこりなく藤堂君を引き渡していたら、この遺恨は後々まで糸をひかなかったかも
知れません。

 そんなこんなで大変な時だと言うのに、土方はまたナンパしてます。というか見合いしている
というか。君はいいねぇ、(頭の中が)平和で。

 で。近藤君のところには、えげれす艦を守っている武士がやってきて、警護を頼むのかと
思えば、石田散薬を売って欲しいと。しかしまたお母さんは文句を言ってます。えげれす人が
ケガをしたらその人にも使うからって。お母さんは尊皇攘夷派のようですね。ただそれは長い目
(遠い目ではない)で見れば、日本の評価を上げることでもあるのですし、困っている人を
助けてこその本当の武士道でしょう。敵に塩を送るという言葉もありますしね。

 ただ、守るほうの松本藩は納得していないようです。持ち回りでイギリス人を守らなければ
いけないみたいで、水戸藩がまた来たら、イギリス人のために同じ日本人同士で切りあわなければ
ならない。それがイヤみたいですね。分かりますね、気持ちは。
 普段仲のいいクラスメイトなのに、ドッヂボールでチーム分かれたらなんか本気でやりあってる、
みたいな。←微妙に違う

 えーなんか展開がよくわからんのですが、薬届けにいったら、その、薬をくれと来た武士は
実はとっくに解雇されていて、薬は買う余裕ないから帰ってくれといわれました。あれですね、
いわゆる鬱病かと思われます。
 仕事熱心で生真面目な人ほどそうやって、任務に忠実でなければいけないと思うあまり、
思いつめてしまうわけですね。
 この武士、イギリス人を殺そうと槍を持ち出してしまいました。
 ちゅーか。酔っているとはいえ、腕の立つ人間が何人もいてまったく役に立たないというのは
どうなんかと。あと、であえーであえーで何人も出てきたのに、それで誰も止められないという
のもどうなのかと。
 結局イギリス人は2人とも殺されてしまうのですが、なんかこのままだと近藤、維新志士側に
つきそうな勢いなんですが。
 どうなる日本、の前にどうなる近藤、って感じです。


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第7話(04/02/22)

  さて坂本竜馬です。なにやら集って勤皇志士を募ろうとしている様子。つまり幕府に
「朝廷無視すっとボコんぞ、あぁ?」という建白書を出したいわけですな。(どこのヤンキーだ)

 近藤君は四代目を襲名したとかで、かぶとよろいを着ています。ああ、てっきり私は
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の撮影かと。
 試合をやるみたいですね。陣取り合戦みたいなん。
 天然理心流の人達が集ってて楽しそうで何よりです。何気に試衛館の最初のメンバー
がそろっているあたりうれしいですね。新ぱっつぁんもいますし。一さんがいないのがちと
残念。
 ところでかぶとの上のはねみたいなところ。もちっと強く作っとけよ…。動くたびにペラペラ
ゆれて、いかにもそこらの紙に着色しましたよみたいな感じなんですけども。いやいやもしか
したらあれがパカッとはずれて、セーラームーンみたいにパッて取って「なんたらブーメラン!」
って飛ばしたりするんでしょうか。
 ともあれ、あまりにも白組が弱いので、白に沖田君が加勢に入りましたよ。というかいきなり
1人でバッタバッタなぎ倒して形勢逆転、白の勝利です。やっぱり紅白でも白が勝ったから、
ここで赤組が勝ってはいかんということなんでしょうかねー。まあ私なら額のやつをプラスチック
のに変えておくくらいはやりますけども。

 いやはやそれにしてもドンチャン騒ぎ、すごいですねぇ。まさに飲めや歌えや。しかし武士は
どんなに酔っ払っていても討ち入りとかあったら即座にしらふに戻ったというからすごいもん
です。や、中にはぐでんぐでんでどうしようもないのもいたかもしれませんが。確か新撰組に
関しては、大坂にて不審者を取り締まっていた折に、一さんの具合が悪いってんでちょいと
どっかで休もうかということになり飲み屋に向かっていたところ、力士と道を譲る譲らないの
言い争いとなり、ここで口より手が早い芹沢の旦那がこれを一刀両断。んでもってもう1人
きやがったがこいつにはまあさっきも同じことがあったぞと言ってそのまま飲み屋へ。
そこで飲んでいたところ力士が30人ほどやってきやがりまして、さっきまで酔っ払っていた
のはどこへやら、新撰組は8人だったにも関わらず(というか腕の立つのが8人だし…)、
大乱闘ののちこてんぱんに、と。酔ってはいても酒に飲まれていないのが新撰組。さすが
ですなぁ。しかし具合が悪いのに酒を飲み、あまつさえその状態で力士をボコにしてしまう
一さんが一番怖いです。

 さてはて近藤君。なにやら武芸の先生のお話がきているようです。いい話ですね。
食いっぱぐれがなくて済みますし、母親にも顔向けできるでしょう。

 で。酒宴の席でなんか不審な人が紛れ込んでいた様子。槍を振り回していたから多分
原田のさのちゃんではと。しっかしあれですなぁ、よくあることで。酔っ払って親しく話を
してて、誰かの知り合いだと思っていたら全然誰も知らなかったってことが。香典泥棒
とかによくいるんですよねぇ。
 私もよくイベントの打ち上げに友達といったらなんかやたらテンションの高い子がいて、
誰の知り合いだってことになったが結局誰も知らなかった、という嘘のような本当の話が
あります。さすがに「この中に犯人がいる!」と金田一ごっこはしませんでしたが、とりあえず
顔ぶれは確認してから行こうということになりました。

 山南さんの、「で、こちらの方は?」と尋ねて誰も知らんってのが笑えましたが、その後の
「誰だキサマ」と皆が一斉に殺気立つのもすげぇなと思いました。さすが武士。でもそれを
まったく気にせず仲間に加わる原田ちゃんもどうかと思うんですが。
ちゃらららっちゃらー。近藤はレベルが1つ上がった!(またか…)
「ここはルイーダの酒場。誰を登録するのかしら?」
 こんどう
 ひじかた
 さいとう
 やまなみ
 ながくら
 とうどう
→はらだ
「あらあら、人数が多すぎて登録できないわ。また来てね」
 イヤ、嘘です…。

 土方君が何か悩んでいる様子。近藤君はどんどん出世していくのに自分は同じところに
いるから、と。百姓に戻った方がいいかどうか迷っているようですね。
 ただ、迷っている時は何かを選ぶよりもそこに留まった方がいいでしょう。新しく伸びる時
に限ってそうやって悩むことはあるものですから。
 そこへ坂本君がやってきて、土佐勤皇攘夷党の話をします。近藤君はなにやら心が動いた
様子。仲間に入れて欲しいようなのですが、土佐出身ではなく多摩出身なのでダメみたい
です。
 お前も多摩勤皇党を作れ、といわれて納得していますが、お前さん、そんなもの作った
暁には、テレビで発言するたびピーッと入りますよ、と。天下のえねえっちけいが許しませんえん。
 彼らの話を聞くうち、攘夷を推し進めようとしていると知って近藤君は、「外国人にもいい
人はいる、日本を大切に思う人もいる」と言います。つまりここが、彼らと袂を分かつ原因に
なるのかもしれないですね。
 かたや外国に脅威を抱いた者、かたや外国人も自分たちと同じだ、と思ったもの。
 しかも前に泥棒に入られたどっかのアホ息子が立ち聞きした上、署名した血判状を持って
逃げる有様。こいつマジアホですか?太刀打ち出来ないならさっさと逃げろと。
 お前のために近藤君と坂本が真剣勝負になったやんけ、と。

 先に引いたのは坂本。しかも血判状を破り捨ててしまいます。彼の心中は?
 ともあれこれで立場がハッキリ分かれたことは明らか。
 いろいろと語り合った人間が、次に会うときは敵同士とは、寂しいものですね。

 


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第6話(04/02/15)

 さて今回は外国人にまつわる話のようです。
 この時代、無理に開国させられたことから、外国人を警戒し、敵意を抱く人が少なく
ありませんでした。まあ時代背景はラストサムライをみてくださいってことで(いいのか)。

 で、えー…誰でしたっけ。ヒューストン?あ、ヒュースケンですね。この人が今回の
話の中心人物らしいです。
 
 神社になんか額?を奉納しに行くとかで、留守にするようです。これをすると金が
集るんだそうで。
 これはまあどうでもいいにしても、ここで、天皇さんの妹が幕府の方へ嫁ぐとかいう
話が出てきます。詳細は忘れましたけど、これは確かテストにも出たような…。結構
重要な話です。要するに、妹をやるから言うことを聞けと。
 朝廷が名目だけのものになっていたものの、それでも現人神であるわけですから、
幕府もむげにできないわけです。

 家の方は家の方で、近藤君の奥さまはしっかり者のようです。お母さんが得意の、
ネチネチ攻撃も効きません。何を言っても「はい、おかあさま」、よく出来た嫁ですねー。
仕事がのろいのが玉に瑕のようですが、でも洗濯物を干す前にしわを伸ばしておくと
乾いた時に見栄えが良い、というのなら、一手間かける価値もあるでしょう。伊東家の
裏技に登場しそうです。

 たまたま入ったそばやで、近藤君と土方君はヒュースケンなる人物の話を聞きます。
どっかの後家さんと付き合ってるんだそうで。そこで黙っちゃいないのがたらしで有名、
実家に「モテてモテて困っちゃう」という手紙を送りつけたとっても土方君。もし今の時代
だったとしたらバレンタインに全国の男達から呪いの手紙を送りつけられていたでしょう。
とかなんとか、覗き見していたら捕まりましたよ二人。アホ?
 その窮地を救ったのがなんと!あの!センブリ大王の人!(名前くらい正しくゆーたれよ)
 永倉の新ぱっつぁんでした。あーそういう人もいましたね…。

 新ぱっつぁんは何をしていたかというと、清河八郎が募集していた、外国人の要人を
成敗する刺客に応募していたようです。近藤君は剣の腕がありながら…と憤慨しますが、
剣ができるからといっても生きていけないのが世の常。金がもらえれば何でもするのか、
と人を罵れる人は本当の苦労をしたことのない人です。
 まあ確かに「日本にずかずか入ってくるから殺す」というのはちょっと違うとも思いますが。
それでも目的をきちんと話してくれたのは新ぱっつぁんなりの友情だと思うんですけどね。
で、ヒュースケンを殺すと聞かされた近藤君は彼を持つことにするようです。
 はい、ここでバックコーラス。「よっせばいいのに〜♪」

 さてヒュースケンがやってきました。
 ちゅーか普通に考えて言葉通じませんわな…。と思ったらものすご流暢な日本語
なんですが。しかも日本の文化をわきまえてるし!
 もうなんか、アメリカ人だから通じないだろうと思って無能だのアホだのと警察官の前で
言っていたら、そのアメリカ人警察官は10歳まで日本で暮らしていたと聞かされて思い切り
真っ青になった今泉慎太郎みたいです。(古畑任三郎参照)
 土方君はヒュースケンに「お前本当は日本人だろ」とするどい突っ込みを入れてます。
うーむさすが。突っ込みどころをわきまえています。ここでヒュースケンが「なんでやねん!」
と突っ込み返してさらに近藤君が「お前それ関西弁やん!」ってやってくれたらもっと良かった
のですが、そうするとレツゴー三匹になってしまうので、NHKが許さないでしょう。
 
 話がハデにずれたところで、ふと気がつけば近藤君、国から出て言ってくれと土下座して
頼み込んでいます。土方君も促されて棒読みで「オネガイシマース」といういい感じです。
まあそれで出て言ってくれと言われてはいそうですかと出ていれば、明治維新もなかった
わけで、従って日本の国はまだまだ鎖国だったかもしれず。運命とは分からないものです。
 日本の女性がきれいだとヒュースケンは言っていますが、確かにそうかも知れませんね。
日光量の違いで日本の国の女性は肌がきれいですし、虹彩も違います。また、黒々とした
髪の毛とそれにつけられているかんざしなどなど。着物も洋服とはまた違った美しさがあります。
あと、ヒュースケンが「刀で向かってくる相手を銃で撃てますか?私の国にも武士道はある」
とのたまいましたが、それは暗に「ラストサムライで容赦なくサムライに向かって発砲した
ヤツはうちの国とは関係ありませんから」と言っているんでしょうか?

 それから。
 近藤君。「待ち伏せして人をよってたかって斬るなんて、武士のすることではない」
 新撰組はのちのちそれを何度もやってるんですが…。

 まあともあれ近藤君の真摯な言葉は、永倉という永遠の友を得たわけです。
ちゃらららっちゃらー。近藤はレベルが1つ上がった!
「ここはルイーダの酒場。誰を登録するのかしら?」
 こんどう
 ひじかた
 さいとう
→ながくら

 つかこの回、まんまラストサムライの縮小版のような…。
 あとどさくさにまぎれて土方君はセクハラをしていました。
 ヒュースケンはこういいます。「いつか私は彼らに切られるでしょう。しかし後悔しない」
ラストサムライでもそうでしたが、その国、文化に共鳴し、ほれ込むということは、その地で
死ぬことを恐れないということかも知れません。
 欧米化したとはいえ、日本には和の文化、和のよさがあります。それを外国人を通して
教えられる前に、自分達で学べるようになりたいものです。


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