多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第20話(04/05/23)

 冒頭で、尊皇攘夷の解説がありました。とても分かりやすかったです。そもそもどうして
同じ諸外国を敵とにらむ連中が対立してしまったのかというと、幕府はもうダメ派なのか、
朝廷には逆らわないし将軍もお守りする派なのか、ということですね。
 これ本当、歴史の先生がやる気なくて教科書通りに説明してたりすると本当わけわからん
ですよ…。

 さて本編では鴨ちゃんがますますやりたい放題。本当に宇宙人にさらわれて別人がやって
きたというくらい、なんか根本的なものが変わってしまっているような気がします。心配です。
そろそろアンテナが生えてきそうです。

 で、試衛館組。将軍をお守りして大坂に行くことになったようです。そっこっで!
 そろいの羽織を作ることを土方が提案。今の制服のようなものですね。
 ただしここの話で出てきている「赤穂浪士」のたとえですが、彼らが討ち入った時には
そろいの羽織は着ていません。彼らは復讐のために1年機会を待ちました。貧乏生活のために
身につけているものはボロボロ、各自様々な服装だったそうです。(ただし刀だけはきちんと
手入れされていたようですが)
 赤穂浪士がそろいの羽織をまとい街を練り歩く様子は、後に伝える人々が、ぼろではあまりにも
可哀想だと創作したことに始まっています。
 ですから新撰組が「赤穂浪士に習って」というのも実は信憑性に欠ける話ではあります。

 と私がどうでもいいトリビアを披露している間に、梅さんにいいようにされている鴨ちゃんに
よってなんか芹沢サイド有利で話が進んでいました…。まさに「カモ」。
 まっ、梅さんは、そろいというのは京では野暮ったいと言われる、アサギ色は田舎者の色、
というのを知っていてわざと面白がってやらせているみたいですね。性格わるっ。
 そろそろ鴨の悪行がお上の耳にも入り始めました。鴨の手口はまんま、今のタチの悪い
人間そのものですね。更にタチ悪いのは鴨がそれを取り締まる側の立場ってことですが。
 ちなみに私がそろいの何かを作れといわれたらやっぱ夜でも目立つ、蛍光色のスタッフ腕章
でも…って何の話だ。

 さてはて一同が京を離れている間に山南さんらは一働きしてますね。うるさい鴨がいない間に
京で新しい隊士を増やそうという、土方の魂胆です。さすが。
 一さんも残り組のようですね。彼がいるのならまず安心。
 あと、剣の腕が弱くても中をきりもりする人間だって必要です。要するに警察の中にも事務の
人がいるように、全員原田の左之ちゃんのように筋肉バカだったら立ち行かなくなってしまい
ますからねぇ。(何かどさくさにまぎれて酷いことを言ってるような)
 ちなみに沖田君はお梅ちゃんに誘惑されて、1人「乱歩R」のような感じになっています。
まあ騙される方が悪いってことで放っといていいかな。(勧誘に引っかかって宝石買わされそうに
なるも、ギリギリ逃げてくるタイプ)

 あと山南さん…立会いで負けた一さんのフォローもしてあげて下さい…。背中が寂しげです。

 さかもっちゃんから近藤は清河の話を聞きます。どうも攘夷の名を借りて商人から金をかりまくり、
渡米して外国人と遣り合おうとしていたらしいですね。無茶な。そりゃー粛清されますわ。
 金をかき集めてきちんと結果的に役立てるのなら多少の無駄銭は承知ですますが、最初から
無理と分かってることに金をつぎ込むことほど馬鹿馬鹿しいものはないです。1人で乗り込んで
どうするつもりだったのか…。スズメバチの巣に突っ込んでいくようなもんですよ。やはり清河も
焼きが回ったんでしょうかねぇ…。

 桂にも会いますが、そろそろ考え方が対立してきました。尊王を唱える桂は、同じ尊皇攘夷で
あるにも関わらず将軍の警護をしているのはおかしい、と激しく近藤らを罵ります。どうしたんで
しょうかねぇ。何か歯車がちぐはぐになってきています。
 朝廷から見れば確かに徳川は部下の1人です。でも今実際に日本を治めているのは徳川です。
それに従って働くことの何が悪いのかがちょっと理解できません。
 桂氏。少し見解を早まったような気がします。ここでもう少しいろいろと本音をさらけ出して
話し合えていたならば、「新しい時代」の幕開けはもう少し穏やかにやってきたのかも知れない
ですが…。歴史に「if」は禁物です。
 そして桂さんらは勤皇倒幕派へと分かれていく…はずです確か。このあたりの言葉が非常に
ややこしいんですね。会津藩は左幕派です。ちなみに新撰組は尊皇攘夷派であるので、一概に
左幕派とはいえないと思います。
 勤皇…尊皇攘夷を突き詰めて、朝廷第一になった人ら。要するに極右ですかね。
 左幕…いろいろあるんですが、会津藩は尊王左幕派です。左幕全員が朝廷反対、開国論者
ではありません。
 ただ、薩摩藩長州藩らは、幕府を改変させようとして政治的に利用するために、熱心に開国を
進めたといいますから本末転倒というか肝心なところでおかしいというか。ちなみにここでややこしい
のは、倒幕派に何故攘夷論者がいたかということです。
 倒幕派にいたのは時の天皇である孝明天皇が外国人が嫌いだったため、攘夷をしようという
ことになったそうです。
 つまり、どちらにもそれぞれの考えの奴がいたということで。その中で一番声のでかいやつが
推し進めていったと。
 ややこしいですなぁ。確かわたくし、現役の頃はこのあたりで脱落したような気が致します。
(弥生時代から脱落してたやろ)


 
 


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第19話(04/05/16)

 壬生浪士組が出来てもなんだか一向に話が進まないのはいつものことですが、最近
これは、より強い敵をメーカーが考えている間、どうでもいい話でつなぐ戦隊物の王道
ではないかと思ったりするわけです。
 じゃあ幕府戦隊壬生レンジャー!ということで。当面の問題は壬生ピンクを誰がやるか
ということだと思います。(その前に必殺技の開発だろ←違う)

 なにやらのっけから暗い顔をして考え込んでいる試衛館の面々。と思ったら、八木邸の
ばあさまの具合がおもわしくないようです。心臓がお悪いとのことですが、失礼ながら
外見から判断するに高血圧及び糖尿病あたりから来るものではないかと思うのですが。
 ともあれ、原田のさのちゃん、亡くなったじーさまの代わりをしてあげるところはいい人なん
ですが、「お迎えにきてやった」というあたりそれはトドメを刺しかねないのではないかと。
しかしばーちゃんも素に戻って「原田や」と認識してるところはさすがボケツッコミをやらせたら
日本一の関西人。
 いつもいつもタダメシぐらいのゴロゴロ転がってばかりのどうしようもない奴だと思って
いましたが、情に厚くて頼りになる男、それが原田左之助です。
 昔はこうやって皆にみとられながら自宅で息を引き取るというのが当たり前のように
ありました。でも今は病院に入院して、そのままというケースが約9割をしめるそうです。
病気などでやむをえないですし、ケアも家族だけではままならない現状、自宅で息を
引き取りたいというのは贅沢な悩みなのかも知れません。

 葬儀一切を浪士組が取り仕切ることになったみたいです。なんででしょうねぇ…?
恩義を返したいというのは分かるんですが、他人様の葬式を仕切るのは結構迷惑なんじゃ
ないかと思うんですけども…。
 江戸と京じゃやり方も少々違うでしょうし。

 近藤君は、前に男に絡まれてたのを助けた女、お幸と再会します。ただ、なんだかヒトクセも
フタクセもありそうな感じです。助けてもらったお礼があるとはいえ、なんか故意に近づこう
としてないですかねぇ。ま、疑いだすとキリがありませんが。だけどこの女性が間者だったと
したらって可能性もありますから、うかつに信用しない方がいいでしょう。
 それからお梅さん。香典2両もくすねない!消えた100円クイズやってんじゃないんだから。
(消えた100円クイズ…3人の男が3000円を出しあって品物を買った。店主は500円まけてあげようと、
アルバイトに500円を返すように渡した。アルバイトはそのうちから200円をくすね、300円返した。
男らはこれで1000円出し合っていたのが900円出し合ったことになる。とすると2700円。アルバイト
がくすねた200円を足して2900円。さて残りの100円はどこに?)
 散々説明しておいてなんですが、これがどう関係あるのかは私も疑問です。
 あと芹沢君は沖田君で遊ばない!お前はどこのガキ大将だ。
 で、永倉さんが新たな仲間、島田魁を連れてきました。入る時に鴨居に頭をぶつけるなど
なかなかツボを押さえてます。

 この物語、泥沼三角関係やりたいのか100円クイズやりたいのかコントやりたいのか戦隊
やりたいのか、そろそろハッキリさせた方がいいと思うんですけども。
 (いや、時代劇ものではと…)
 
 芹沢さんですが、このところ不穏な噂がたえない様子。金を借りまくっているようです。
何のためにお金を使っているのでしょうか?芹沢さんが女に入れ込んでそんな浪費する
タイプにも見えないのですが。ここは是非、三谷氏の芹沢論を楽しみにしたいところです。
歴史上では女や酒に現を抜かし、規律を乱したため粛清ということになっていますが、当然の
事ながら残っているのは試衛館らの記録。実際のところは誰にも分かりません。子母澤寛の
記録でさえ半分以上でっちあげだったことが分かっている現在、なかなか真実を突き止めるのは
至難の業だと思います。
 …まあ芹沢役を佐藤さんがやってるからちょっとフォローしてみているだけであって、これが
例えばラスサムに出ていた大村役の人とか乱歩Rの所長役の人とかだったら多分右手親指を
下に向けてます。ハッやってられっか(かなり失礼)。

 ところですっかりおとなしくなっている一さんですが、こちらもこちらでなにやら不審な
動きをしている様子。秘密主義の彼のことですから、もう少し話が進まなければ何がどうやら
わからんですねぇ。でも線香番だったためか、今夜のケンカ?だかは殺生をしませんでした。
そういう律儀なところ、好きですねぇ。
 無口で秘密主義の彼が今の世に生きていたら、これほど助かるスパイもいないかと思うの
ですけども。まあ酒が入ったらちょっと人殺しちゃうかも知れませんが…。(ダメだって)

 まあいろいろありましたが、八木さんは一生懸命な彼らの様子に心打たれた様子。
世話になったお礼を丁重に述べ、八木家の「娘」を紹介したのでした。
 …えっ?もしかして今回の収穫これだけ!?

 にしても芹沢さん、最近とんとおかしくなっています。
 やっぱり雨の日にでもUFOにさらわれて人格改造されちゃったんでしょうか。


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第18話(04/05/09)

せっかくの壬生浪士組も最初から近藤派と芹沢派が対立。本人同士はそうまんざら
でもないのですが、周囲が敵視しまくってる感じです。

 久しぶりにさかもっちゃんと再会した近藤君。さかもっちゃんは、これからの日本には
海軍が必要といいます。
 確かにあの軍艦相手じゃ、陸から攻撃するったって高が知れてますしね。で、桂は
勝海舟に海軍を作るために外国と手を組むとかいう話を承知させたようです。あーこの
あたり歴史の時間に習ったんですけども、もー何がなにやら。
 要するに攘夷なんだけど開国派っていう桂のせいで私の歴史の成績が(責任転嫁)。
 まあ桂はなんちゅーか、うまく物事を進めすぎるって感じですかね。幕府を揶揄する
数え歌でも、もっと朝廷を持ち上げるようにして幕府をからかえ、そうすればむやみに
撤去できないからと言っていますが、それはその通りだとしても、直情型のくさか君に
とっては不満たらたらなんでしょうねぇ。
 この時代の中で桂さんはものすご大人びていたのかも知れないですな。

 土方君は芹沢だけが組長ではなく、近藤も組長にしたいようです。日本の政治でも
衆議院参議院があるのですから、ダブルトップはいいかもしれないですね。
 でもなんか新見も組長になるみたいです。もー、あれですな。モー娘のラブマシーン
の歌詞にも出てくるやつ。「あんたもおっさんもシャッチョさんもイェーイェー」(大分違うぞ)
 でも局長作ったり副長作ったり副長除菌もとい助勤を作ったりとえらいややこしいことに。
おまえらみんな肩書きつきかい。
 こういうの作ると、聞いて順位がわからないから面倒なんですよねぇ…課長、課長補佐なら
まだしも、課長補佐、主査、とかはねぇ…もっと上になると部長、参事、調整幹とかもあります。
ワンピースのバロックワークスなんか、ナンバー1から以下全部数字でしたから、ずっと
わかりやすいです。
 ちなみに警察の上層部も、踊る…を見ていただくと分かりますが何がなにやらわからない
肩書きだらけです。
 君らなんとかせいや。

 一方沖田君。お梅さんが自分にほれてると勝手に思い込んだあげく、お使いにいって
芹沢さんがいるのを見て大ショック。いやそんな、お前が勝手に勘違いしたのに「なんで
芹沢さんがここにいるんですか」とか言われても。
 なんかなぁ…。好きといわれたわけでもなく、何か特別なことがあったわけでもなく、
そういう風に思い込めるのは幸せというかなんと言うか。でも相手にとっては迷惑です
よね。
 ともあれ、お梅さん追い出されそうになったのを芹沢さんが助けて、一緒に住むことに
なりました。んー…優しい人…といえるかどうかは分かりませんが、まあ助けてやる分
ましなのかも。微妙ですね。

 その一方。一さんはなにやら不審な動きをしています。どっかに悪そうな仲間と押し入って
そこにいる人達を切り捨ててます。うーん…。一さんのことだから、金目当てとかではないと
思うんですけども。

 藤堂君、親睦会を開くように言われて困り果てていますね。芹沢さんのことだから酒と
女がありゃ上機嫌、ってなもんでしょうけども。…でも相撲ってのはどうなんだよ。なんだか
なぁ…。いくら親睦を深めるっていってもそれをやろうって人がどんだけいるのかと。
 もうちょっとさぁ…どうせならフェンシングとか(ねぇよ)。

 ところで会津藩松平容保公のところにも数え歌の話が耳に入りました。壬生浪士組に
取り締まるようにさせるみたいです。
 まあこういう仕事を与えておけば、エネルギーがありあまって内輪もめしなくてすむの
ではないかと思いますけども。何もすることがないと本当、いろいろ鬱憤がたまってきて
ろくなことしないですからねぇ。
 ところがどっこい、その立て札を抜くということは長州と敵対するということ。攘夷の考えは
同じであるだけに、簡単に引き抜けない、というのが山南さんの考えのようです。
 そんなら立て札抜いて「ここでひとし君ボッシュートです」とでも書いた札立てとけ。

 一さん相撲大会に借り出されてますね。でもずっと仏頂面だったのが、なんか皆に頼りに
されて嬉しそうに見えるんですけどどないですやろか。試衛館メンバーの中でも1人、
秘密を持ってる人ですから、どこか一線おいた付き合い方をしている彼ですけど、でも
勝った時の嬉しそうな顔はなんか見ていてこっちもほんわかって気持ちになります。やっぱ
一さんはいいなぁ。クールな仕事をしている時の彼も好きですけど、こうやって仲間とワイワイ
やってる時は楽しかったんでしょうねぇ。彼だってまだ20歳の青年なんですから。
 ああー、一さん大好きだぁ。

 そうして、立て札はついに引き抜かれたのです。このくぎ抜きひきぬきにくい(何で
早口言葉だ)。


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第17話(04/05/02)

 壬生浪士組となりました。松平容保も乗り気ですからいい感じです。捨てる神あれば
拾う神あり、とはよく言ったもので。
 なんか親睦を深めるために壬生狂言を見ようってことになってますね。
 壬生狂言というのは普通の狂言と違い、えー…円覚上人がはじめた、パントマイムの
狂言ということになってるらしいですが本当でしょうか。今は音があると思うのですが
昔は拡声器がなかったので、無音でやったそうです。

 ってお前ら狂言見ないのかよってくらいなんかモメてます。芹沢と近藤、どちらが頭に
なるかで大モメ状態。えーい投票にしろ投票に。そこでやっぱ牛歩戦術でタイムリミット
ですよ。っていうか銭投げて表か裏かでもええやん。
 ちなみに狂言、蟹殿と大仏供養のどちらにしようかと言っていますが、分かりやすさ
面白さで言えば蟹殿だと思います。(確かさるかに合戦の話です)

 しかし早くも芹沢組と近藤組対立の予感。別に見回りをしたところで近藤君らだけの
手柄になるわけじゃなし、やりたいようにさせておけばいいものを。芹沢君の不幸なところは
部下に恵まれなかったことかも知れませんね。いくら本人が酒池肉林の好きな人だった
ところで、本気で苦言を呈する人がいたとしたら粛清されることはなかったかもしれません。
沖田君はその芹沢に向かって「悪い人だとは思えないから」と言ってますが、まあこの
沖田君が純粋無垢でちょっと頭の足りない役どころだったとしても、私もそう思います。
いや、沖田君が足りないというんじゃなくて、芹沢が本心から悪い奴じゃなかった、という方。
単なるひねくれもんじゃないんですかねぇ。犬夜叉の奈落のような。←それはもうひねくれて
ねじれてるから…。
 にしても佐藤さん、さっすが三國連太郎の息子。演技のうまさはすばらしいですねぇ!
この作品の中で一番のはまり役かも知れません。

 飯を食ってる近藤君らから1人はなれて街中を眺めている一さん。ぎゃあーかっこえぇぇ!
女が逃げている、というのに気づいて近藤君とアイコンタクト、で助けるところはさすが
一さん。いやーもーむちゃかっこいいです。クールビューティ(違う)。あ、クールガイか。
乱暴はやめませんかといいつつお前が乱暴やろといわんばかりの源さんもいいですし。
やっぱここらはさすが新撰組。
 でもお礼も言わず逃げる女ってなんだかなぁー。失礼ですよね。そんなだから肩が
ぶつかったくらいで追いかけられるハメになるんじゃないでしょうか。ありがとう、ごめん
なさいもいえなくなったらおしまいですよ。

 なんかどっか話が飛んでたと思ってた狂言ですが、ちゃんとやるみたいですね。
…結局橋弁慶やるみたいです。カニはどこへ…。
 (橋弁慶は、牛若丸と弁慶の五条大橋での出会いを描いたものです。コナンを見た
人ならわかりますね)
 あとその間に一さんはきっちり芹沢側に脅しかけてます。さすがは一さん。こういう
裏で動くのは得意な人なんだなぁ。くそ、オダギリジョーええやん。もうこれからは仮面ライダー
を見たら一さんにしか見えないかも知れません。(今の滑舌悪い主役がか)

 今回はなんか話微妙です。あっちゃこっちゃ飛ぶというか。
 結局間者の正体もばれたものの、近藤君の熱血魂で寝返りまして、まあこれから
和気藹々とやっていけそうですね。
 つまりあれですね。狂言を見てその間に間者を見つけて仲直り、と。
 
 しかし残念ながら、一度裏切ったことを許すような芹沢ではありませんでした。人の
言葉を信用する近藤と、裏切った奴を二度と信用しない芹沢。どちらが正しいかなんて
分かりません。ただ、芹沢さんは近藤のためを思ってしたこと。それだけは理解してあげ
るべきなのかも知れません。だから芹沢はいい人なんです。本当は。こういうところが
あるから、頭から芹沢を嫌う気にはなれないんですよねぇ…。

 芹沢を庇ったことに対して、沖田の好きなサムライさんが抜けると言い出しました。
意に沿わない、反発者が出てきたところで力で押さえつけるのなら、その先に待つ
のは地獄だ、と。
 微妙なところっスねぇ…。いざという時に自分が隊士を庇う度量の持ち主であれば、
力で押さえつけるワンマンでも皆付き従うでしょうが、何かあったとき責任逃れをする
ような人間なら誰も従わないでしょう。
 っていうかだから今回の話のテーマは何。

 


     

第16話(04/04/25)

 1/3が終わりまして、なんとかやっと新撰組の前衛、新徴組が発足です。

 今回は冒頭から一さんが出てきましたぁぁぁぁ!しかし暮らしっぷりは…えー…まあ
いいでしょう。しかしなんかもみあげとヒゲがつながって泥棒のような感じになっている
のですが、もうちょっと何とか外見考えていただけないでしょうか。

 近藤君は律儀に近況報告を実家に書いています。昔は今のように交通が発達して
ないですから手紙っつーてもそう早く届かないんですねぇ。まあ今の海外に出すような
ものと考えておけばいいでしょうか。
 ちなみに私の知り合いで海外から手紙を出したら、帰国してからしばらくしてようやく
届いたという落語のようなエピソードを持つものがおります。船便になってたらしいんです
けども。意味ないっちゅーねん。

 近藤君ら京都へ残るということで、他に残る者はいないかどうか聞いて回っているようです
けども難儀しているみたいですねぇ。まあ京に来るのに家財を処分してきたという人間の
方が珍しいのですから無理かもしれません。要するに単身赴任の時間が長くなるような
ものですからね。
 しっかし八木さんはいい迷惑ですね…。勝手に壬生浪士組の看板はかけられてるわ、
人数は増えてるわ…。これでいい男集団ならまだしも、むっさい方が多いですからこらー
大変です。
 …京都特有の「気の利いた」皮肉も通じなくて気の毒です(笑)。

 で。将軍様が京都にきたらしいんですが、近藤君達は何ができるわけでもなく、見守って
いるだけです。これは何か早急に大義名分を考えないといけないですねぇ。これじゃあただ
でさえ獄潰しなのにますます獄潰しになってしまいます。獄つぶしを極めるつもりか。
 
 芹沢君は芹沢君でお梅さんを見つけたみたいですね。お梅さんは不倫がめっかって追い
出されたのですが、その相手の親類のところに転がり込んでるとか。確かにこれだけ気の
強い女性でもないと、芹沢君の相手は務まらないかもしれませんな。やつぁ去るものは
追わずというタイプですし。
 
 京の治安が悪く会津藩が京都守護職ということで、そこから山南さんはいいことを思いついた
みたいです。松平容保公に浪士組を預かりにしてもらい、警護に加わるというもの。つまり
ガードマンの集団就職のような。
 これがまさしく歴史の分かれ目。これで松平さんが浪士組を救ってくれなかったら新撰組は
なかったでしょうし、一さんがのちのちいろいろと働くこともなかったでしょう。
 
 新キャラが出てきました。あれです、GTOのドラマでボウズヘッドの男の子を演じていた…
えー池田君でしたっけか(ひどい忘れっぷりだ)。くさかという役のようです。まあともかく、
小生意気な役をやらせたらピカイチですな。
 高杉晋作が出てきました。殿に「よっ征夷大将軍」とか声かけたらしいです。あんた、
歌舞伎じゃないんだから。
 でもそんだけです。かなりチョイ役です。寂しいですねー…。で、桂さんも出てきましたが
結局何のために出てきたのか分からないまま終わったのでした。たったこれだけのために
スケジュール組まれる方の身にもなれよ。

 松平容保公が出てきたのですが、やっぱ「殿のおなーりー」とは言わないんですね…。
バカ殿の見すぎでしょうか。
 あといきなり「励め」といわれたので私は近藤君に「ハゲめ」と行ってるのかと思いました。
いやハゲって月代そってるだけやろとか突っ込んでいたんですが、「励め」だったんですね。
もうちょっとオマエ目的語つけるとかしろよというか悪いのは私の頭だ。

 というわけで浪士組、めでたく会津藩のお抱えになりました。どっこいしょっと。

 よっぱーに絡まれていたお梅さんと、それを助けた鴨君。でもそれを恩に着せるわけでも
なく、なかなか渋い男です。いやーこれなら惚れますねぇ!

 さあ何もかも気に食わないのが佐々木のにーちゃん。近藤君らが残って鬱陶しいわ会津藩に
お抱えになるわ。とのうちとかいう人(ごくせんの教頭役の人)をスパイとして送り込むようですが
さてどうなるやら…。つーかこの人のトリックでのポジションといい、多分スパイというよりは
お笑いどころになるのではないかと思ってるんですけども。
 追伸 近藤君へ。
 ラストシーン、影のつきかたからして太陽を見ているのだと思うんですが、日光を直視すると
目を傷めます。やめましょう。

 


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