多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第30話(04/08/01)

 ここから少しずつ迷走を始める新撰組。さぁ近藤の明日はどっち!?
 いやどっちもクソもないんですが。

 孤立した長州。まああんだけ派手にやりゃあ、長州と仲良くしたが最後、朝廷に
逆らう敵とみなされてしまうので仕方がありませんね。
 私としてもここからどうやって長州がひっくり返して明治維新に持っていったかまでは
あまり知らないので興味がわくところです。
 本当に歴史というものは最後の最後まで分からないものですね。

 ところで冒頭に出てきた大きな満月を見て「え?これはワオーン!とか言うべき?」
とか真剣に悩んだ私はアホなんでしょうか。

 坂本竜馬ことさかもっちゃんがおりょうちゃんと話しています。今後のことと言うてますが
ここで竜馬!プロポーズくらいせい!とか思ったんですけども…まだそこまでいかないんですね。
チッ…。
 それにしてもさすが、坂本竜馬を助けただけあって、おりょうちゃんは気の強い女性
だったんですね。すごいなぁ。夫婦になってたら、ケンカした時は竜馬がたたき出されて
たでしょうね…(笑)。実家にけぇれ!とか言われて。

 新撰組に池田屋事件での報奨金が出ました。こういうのって分けるの結構苦労する
んですよねぇ。
 よく働いた者に多く分け与えれば、「たまたま組み分けでそうなっただけで、俺たちだって
その場にいたら活躍していた!」という者がハズレ組から出ます。
 かといって平等に分け与えれば、「俺は頑張ったのに!」という不満が、最初から池田屋
に乗り込んだ者から出ます。
 こういう時私なら、まず平等に分け与えた後に、乗り込んだ者に対してはポケットマネー
から出すといったところでしょうか。そうすればお上からのは平等に、あとはたまたま多く頑張った
人達には上乗せ、ということになりますし…。最初から当たりだと分かってて行ったのとは
またわけが違いますからねぇ。
 でも金の使い道で土方と山南がモメてます。こうしたちょっとしたことから亀裂は入って
いくんだなぁ…。私としては山南さんの慎重な案もまあいいんですが、土方さんよりかな。
スパスパ分けていってて気持ちがいいので。
 だけど土方さん。屯所を守っていた人に何も出さないというのはちょっと。少しなりとも
「今回は出番がなかったが、屯所を守ってくれてありがとう」と出すべきです。
 やって当然だから誉められない、それではダメですぜ。

 話はそれますが、仲間同士で組んで会社を経営したりする場合、本当にうまくやらないと
肩書きに差があったり給与に差があったりする場合など、分裂しやすい事情がある場合は
とても危険です。会社の方向性についても衝突することが出ますし。
 船頭多くしてなんとやら、です。
 この頃の新撰組はまさにその危機にあるといえます。
 仲間だからこそぶつかることもあるけども、立場が違うから強引に押さえ込んでしまえる分、
土方はもう少しうまいこと立ち回った方が…。まあ俳句読むのはいいけども(笑)。豊玉
せんせー、新作頼みますよー。

 土方君が指揮系統を作りました。いよいよ軍隊といった感じですね。でも永倉は不満
みたいです。自分の意見をホイホイ聞く連中ばかりをそばにおいて…と責めていますけど、
軍隊として大きくしようとするのなら、敵をそばにはおいておけないですよ。あと、いつ
裏切るか分からんような忠誠心の薄い人間も。
 永倉さんの気持ちも分かりますけどね。
 なんちゅーても新撰組はまだ若い人間達の集りだから間違いだってあります。
 ところで永倉さん。ここまで非常に影の薄かった(ひどい)一さんに声をかけてくれて
ありがとう(笑)。
 まあこうやってとことん話し合っていくのもまた醍醐味。一方的に押さえるばかりでは
「仲間」はついてこないでしょう。新しく入ってきた隊士ならともかく。

 うあああー、一さんもうスパイやってる!かっちょええー!きっちり土方さんに報告した
上で「とりあえず俺はやつらについていく」ってかっちょえー!芹沢さんに借りがある、って
言ってたからてっきり本当に加担するんだと信じてしまいましたよ。
 一さんってそう簡単に敵味方の立場を翻すほど軽い男じゃないですよね。くぁー、
やっぱ惚れる。そうか、子供と遊んでいて影が薄くて「え?今回出てましたっけ?」って
いうくらい忘れ去られていたのは、こういう風に自然に声をかけられるためだったのか!
(ひどいな)

 永倉さんが容保公に申し立てにいったのと同じように、近藤も来ていました。こうやって
きちんと腹を割って話そうとしてくれる上司ってそういないぞ。いや上司って言ったらまた
永倉さんとか怒るのかも知れないけど…。
 いい人だ、近藤勇。
 新撰組の結束が固かったのはやっぱり近藤がそういう上司だったからでしょうね。
 近藤の下で働いてみるのもまた面白かったかなーと思う今日この頃。
(ええ、少なくとも伊東甲子太郎なみにはちょこまかして、暗殺される自信あります←ダメやん)

ただ一つ気になるのは、決定的になってしまった土方と山南の対立です。



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第29話(04/07/25)

 新撰組最大の事件、池田屋襲撃も終わり、これで見所もなくなったな、と思われている方
それは違います。むしろここから。
 斎藤一の暗躍あり、山南さんの離脱あり、武田観柳斎の暗殺ありと、新撰組の様々な
一面が垣間見えてきます。(どうして貴様はそう、推理小説の犯人をバラすようなことを…)

 長州が立ち上がりました。どっこいしょ、と。(待て)
 力ずくでも政権を取り戻し、朝廷をバックにつけてこの日本の根底をひっくり返すつもりです。
 佐久間象山が帝が避難する場所についてあれこれアドバイスしていますが、周囲は逆に
佐久間を心配している有様。佐久間先生、いい仲間をお持ちですな。佐久間のように、
自分のことも含めて遠い先まで見通し、的確なアドバイスが出来る人は本当に、見えすぎて
薄命であるものです。今の世に生きていたとしたらきっととても優秀な政治家になっていた
かもしれませんね。いえ、見えすぎてむしろ「こんな国で政治なんてやってられない」と言った
かも知れませんが。

 うーん思ったとおり佐久間先生は斬られてしまいました。残念です。彼を斬ったのは河上
彦斎。そうあのるろうに剣心こと緋村抜刀斎のモデルとなった人斬り彦斎です。
 ちなみに史実ではもう1人武士がおり、これが馬を斬り、佐久間が落馬したところを彦斎が
斬り捨てたとなっています。ただし彦斎はこの時のことを「佐久間を斬った時だけは、人を
斬ったのだ、という実感がした。恐らく佐久間が人傑だったからだろう」とのべ、それ以降
彼は人を斬っていません。
 人をなんともなく切り捨てるのが当たり前だった彼にここまで言わせたほどの人物。
惜しい人を亡くしたものです。佐久間象山、享年52歳でした。

 ああ、お約束どおり沖田君が労咳と判断されています。今で言う肺結核ですね。ただ
昔は治せなかったので不治の病と言われていましたが、新撰組でも片手に入るほどの
剣の使い手が短命であったのは、誠に運命の皮肉といわざるを得ません。
(その沖田より剣の腕が上といわれた永倉さんと一さんは長生きしています)
 土方さんもうすうす気づいているようですね。だてに副長やってないなぁ。どうしても
ここらまで来るとギャグがなくなってくるので悲しいところ。
 と思っていたらアンパンマン登場ですよ!あーんぱーんまーん!しかも新撰組が余所見
してる間に横の男の面はっついて鼻血出させ、土間に落ちていた血の付いた布を「こいつの
鼻血」と言い切りましたよ!すげぇ!
 ここまで見事にすっとぼけられると、新撰組も引かざるを得ませんよね。
 さすがアンパンマン、やることが違う。
(念のためいっておきますが、登場されていたのは戸田恵子さんです)

 長州の焼き討ちが始まりました。帝を守りに行こうとする近藤に対し、おたふくという店が
あるからと、激しく反発するさのすけ。気持ちはわかります。ただ、皆避難してると思うし、
たった一人が行ってもどうにもならないと思うのです。
 戦争とはかくも残酷なもの。あと般若本当誰か何とかして下さい。

 長州はこのどさくさにまぎれて帝に取り次いでもらおうとするのですが、おもいくそ断られ
ます。当たり前かと。
 街に火をつけておいて話をさせてくれ、ってお前それ、刃物もって都庁に立てこもって
政治改革を叫ぶ阿呆と何が違うのかと。
 方法を間違えた主張というのは哀れなものです。
 くさか君、よりにもよって般若に、桂への重要な伝言を頼むとは…。こいつ本当使えませ
んぜ…。桂の時だって佐久間の時だって逃げて回ってたばかりですし。
 私こういうタイプ本当大嫌いなんですよね。うまく立ち回っているという見方も出来るのかも
知れませんが、何一つ自分の実力じゃない。周囲の哀れみとさげすみで生き延びて、よくも
まあ平然としていられるもんです。
 いやあ、こういう風な役が出来るのも脚本と役者さんがすごいからでしょうなぁ。大変な
役かと思いますが。

 何とか騒ぎも静まり、新撰組はのちの西郷隆盛に会いに行きます。すんげぇー!…いや、
「会いに行きます」をいきなり「愛に生きます」と変換してくれるマイパソコンもかなりのものかと
思いますが。

 ああ…般若…すんげー誤解されてる…。
 近藤の池田屋襲撃の話を知り、桂のところに来て膳をひっくり返して桂を遠ざけた、そんで
助けたと思われています。桂さぁぁぁぁぁぁん!!!!誤解です!いや確かにこいつはすんで
のところで危機回避するかも知れませんが、とんでもない人間ですぜ!
 そうかどっかで出会ってたと思っていたら、近藤の婚礼の席でか…。悪運のつきまとい始め
ですぜ、桂さん…。いやでも最終的には明治維新を成し遂げるのですから、あながち悪いとも
言い切れないのが悔しいところ。
 しかし捨助。お前は近藤を裏切ったことを恥じ入れ。心の底から恥じ入れ。

 うーん今回は全体的にテーマが重かったような気がします。
 ところで次はいよいよ一つの伏線が動き始めますね。敵は案外身近にいた、ということです
近藤君。そういう時は慌てず騒がずが一番。
 


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第28話(04/07/18)

 サァさ皆の衆、いざ最大の見せ場池田屋事件の始まりでやんす。どなた様も遅れのないよう。

 長州の動きに対し、会津に加勢をという山南さん。討ちもらしたら取り返しが付かないから、
というのが理由のようです。それに対し、「俺たちだけで十分だろ。今から負けた時のことを
考えていてどうする」という土方さん。
 山南さんは「あらゆる策を立てるのが当たり前」と声を荒げます。ここは確かに土方さんが
見通しが甘い。
 結果的に自分たちだけで何とかなったとしても、「もし」を考えておくのが普通の戦略です。
奥の手は使わないで済むなら越したことはありませんが、用意しないで自分達の力を過大評価
するのは愚の骨頂。
 この迫力に土方さんちょっとびびったようですね。
 んで武田が余計なチャチャを入れる、と。いやまあ余計でもないんですが。
 
 要するに事態は急を要す、と。
 でも武田が「すぐに兵をそろえて…」とか言うと思わず右手で「へぇへぇへぇ」とかやっちゃう
のは私だけですかそうですか。

 …近藤は近藤で八木家の皆さんに「新撰組はどうしたらいいか」なんて聞いてるし…。
あんた大丈夫か。
 ま、八木さんはゴーサイン出しましたから何よりですね。おいきやすと言うのなら、氷帝の
榊監督みたいに「行ってよし」ってやって欲しかった(笑)。
 
 桂は桂で、佐久間先生と話し合ってるみたいですね。彼もまた、行き過ぎた長州藩の過激
派には手を焼いているようです。今夜実行犯を説得しようとしているみたいですが…。ここが
運命の分かれ目ですね。

 さて池田屋。長州藩が集ってますが、佐久間に雇われた般若君がおつかいでやってきて、
愚痴こぼしてます。…ええい鬱陶しいからお前はもうここで斬られてしまえ。でも般若というと
るろ剣思い出すからあれですねー。全然実力の程が違いますけど。
 まあここで般若のしたことが結果的に桂を救うんですから不思議ですねー。史実では
約束の時間より早く来たら誰もいなかったので、別邸に出かけていて難を逃れたということに
なっています。まさに悪運。いやいや、天が彼を生かしたのかも知れません。

 さあ。新撰組が夜の京都を走ります。かっちょええー!
 でもこれだけあちらこちら走り回ってたらだれかが見つけて報告してそうなものですが(笑)。
確かこれ、私の記憶違いかも知れないんですけども、候補としては二つの店があり、最初から
そう探し回らずに、二手に分かれてその店を当たったらたまたま近藤組の方が池田屋だった、
と読んだのですが。(二つの店が離れていたから土方らが駆けつけてくるのに時間がかかった)

 近藤君、一度あけた戸を、中確認してまた閉めるのはコントでっせ…。
 あと、殺陣でセット、手で壊している人が…。もうちょっとうまいこと壊してくだされ。
 夜という設定であったため画面がやや暗すぎて何やってんだかわからんというのが難点
でしたが、それなりに迫力はあって楽しかったです。
 流石はサムライ。どちらも引かないですね。
 もう般若はうざいからどさくさにまぎれて誰か切っちゃって下さい。まあこいつが引き止めた
ようなものだから、桂さんは助かったわけですが。
 そして沖田君の羽織を回収していた土方はその血の付き方を見て何かに気づいたみたい
ですね。

 坂本君の大事な仲間、土佐の亀君が、長州藩に逃げたものの助けを断られ、自害して
果てました。それをおりょうさんが知らせたみたいです。
 近藤、坂本、桂が袂をわかった瞬間かも知れませんね。
 坂本君は生まれてくるのがちいと早かったのでしょう。今の世に生まれていたらきっと、
頼りになる総理大臣になれたと思うんですけどね。
 歴史とは皮肉なものです。

 さてこの池田屋事件後、新撰組がどうなっていくか。
 世は再び、戦乱へと飲み込まれていくのです。



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第27話(04/07/11)

 さぁさいざ歴史は、明治維新においてこれなくしては語れないという新撰組最大の
見せ場となる池田屋事件に向かって突き進むのであります。
 新撰組といえば池田屋、池田屋といえば新撰組、蒲田行進曲での見せ場である
階段落ちも美少年剣士沖田総司の喀血もすべてが集約されておりまする。

 とゆーても実際は沖田は単に体調悪くてぶっ倒れただけらしいんですけどね。まあ
血ィ吐いてもけなげに戦うほうが見せ場になるってんでそうなってんでしょう。全国
行脚などしたことのない水戸黄門が全国各地で悪人退治をするのと同じことでやんしょ。

 結構存在を忘れ去られてたっぽい佐々木さんが出てきました。見廻り組を結成された
そうです。京都の治安は直参が守るって。京都はいつから同人誌即売会に?(違う)
 ともあれ、新撰組を煙たがっているのは事実。まぁだ清河のことを根に持ってるんで
しょうねぇ。
 あと永倉さんは律儀にも、えー…誰か知らんのですが友人の遺言を受けて女性を
探していたらしく、かんざしを手渡しています。偉い人よのぅ。私は新撰組における永倉
さんってのは明るく活発、原田や藤堂と組んでバカ三人組と呼ばれるような人だと思って
いたのですが、なかなかにちゃんとした人でもあるんですなぁ。
 まあ史実がどうだっていうのは分からんですが。

 永倉さんは鴨の死について真相を問いただしてますけど、近藤君よく頑張った。たとえ
ばればれの嘘でも、つかなければならない時があると思うんですよね。でなければ新撰組の
トップなんざはってけませんから。
 …どうでもいいですが土方さん出てきませんね。どこいったんだ。
 と思っていたら出てきました。前半10分ほど近藤君と永倉さんしか見なかったからこのまま
話が続いたらどうしようとか思った。

 一さん、目開けたまま寝てるの…こわいよ…つーかすげぇよ…。

 しっかし夏の暑いさかりに、着物着込んでなんかかぶとみたいなのかぶって大変です
よねぇ、見回りも。ましてや男の人は着物の上からハカマもはいてるわけだからすんげー
暑そう。いくら着物が夏は涼しいように出来ていたとしても、見えないところは穴あいてても
いいような(笑)。そらーこんだけ着込んでりゃ、沖田君も池田屋でへばるわ。
 あと最近山南さんが変です。いや変というか、悩む悩まない悩むのは当たり前、あなたが
望んでいなくても回りが望んでいるとわけわからんです。とりあえずにこにこ笑いながら
恐ろしいことを言われると黒いオーラが見えて怖いのでやめてくだされ。

 沖田君は病院につれてこられて戦々恐々。あれですな、強がっていても怖くて仕方がない
という。そんでもって奥から悲鳴が聞こえてきて「やっぱり帰る」とかなるのもお約束。今は
大体歯医者が定番ですよねぇ。ちなみに私は歯医者で「痛かったら言ってねー」といわれて
治療中、口をあけてたら言えないのに気づいて、「騙された!」と子供心に傷ついた経験が
あります。
 そんな一方で近藤君には養子の話が持ち上がってます。どうてだもいいがあのオヤジの
ヒキガエルのような笑い声を見ていると、口の中にカエル突っ込んでやりたくてたまらん。

 さて。ある家屋の片隅で大量の武器が発見されます。大量の火薬まで。つーか沖田君
火薬をすくって咳をするのはやめたまえ…。君はドリフか。
 長州藩はこれで一体何をしようとしているのでしょうか?
 少なくとも「ドキッ男だらけの花火大会、ポロリはないよ」を企もうとしていたのではないことは
確かです。

 そんで全然でてこないと思ってた原田のさのちゃん、女性を口説こうとしてたらしいです。
それはいいがっ!畑で盗んだものを貢ぐな(笑)。恋文の字がきれいとかいってますが、あれ
絶対誰かに書かせてるやろ(笑)。←失礼。
 まあなんちゅーか、粗暴で気がきかなくて思い込み激しいけど、剣の腕は立つし、根は
いい人だからいいんですけどね…風呂は入れ!
 それと沖田君を騙っていた藤堂君。コンプレックスからみたいですけど…露見したところで
恥かくのはキミですよ。まあ天皇の家系を騙るフトドキな人間だっているのですから、人を
騙っていい思いをしようとするのは今も昔も変わりませんなぁ。

 その一方で、長州藩のなんたらと通じていた桝屋さんという人をしょっ引いて尋問している
新撰組の面子。実はこの人物こそ池田屋事件へとつながるキーパーソンなのです。
 その名は近江出身の志士、古高俊太郎。京都を火の海にし、そのどさくさにまぎれて会津藩
らを襲撃し、天皇をこちら側につけるという恐るべき計画を練っていました。
 彼が怪しいとしてしょっ引かれた理由としては、いい年なのに独身、商売熱心でないのに
別に暮らしに困ってるようではない、帯刀することが多かったので親類が(武士でもないのに
やめろと)新撰組に説教を頼んだ、ということにあるようです。
 今の時代だと「ほっとけ!」で済んでしまいそうな理由というか、まことにもって失礼な話
ではありますが(笑)。まあ隣近所の監視の目はすごかったということで。この、近所からの
チクリがなければ大どんでん返しを食っていたのは新撰組の方だったのかもしれません。

 そして桝屋の蔵にあった武器もろもろが長州藩に取り返されてしまいました。お前、警備
くらいもっと数割いとけよ。あと、すぐ逃げるような奴置くんじゃねぇ。最低でも10番隊までの
1個隊は置いておくべきだったかと。あ、まだこの時期は配置されてないのですかね…。
 
 さて長州藩の恐るべき陰謀が明らかになったところで、いよいよの事件です。



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第26話(04/07/04)

 さていよいよ幕府の中身も分裂して大騒ぎ。その隙にと長州藩が幕府転覆を狙います。
歴史が終末へ向けて大きく動き始めました。

 新撰組隊士は順調に人数を増やしています。確かこの頃が新撰組全盛期だったような
気がします。今から見れば、応募すれば採用してもらえるなんて夢のようですね(笑)。ただし
死ぬまで退職が出来ない会社ですが。
 武田観柳斎が来ました…ってーかこいつナニサマやねん。そこでトリビアやるんかい。
あと山崎蒸もきました。この人、印象が薄くて人に覚えてもらえず、土方さんに断られるのも
3回目だとか。なるほどそうきましたか。それで監察方として採用してもらったようですが、
確かにそうやって存在感の薄い人であればスパイにはピッタリです。
 一さんが表で潜り込んで情報をとってくる、ひっかきまわすスパイとすれば、山崎さんは
裏にしか出てこない情報を探ってくるスパイですね。どっちもいると非常に心強い。あー
こういう人間が欲しいものです(笑)。←世界征服でもするつもりか。

 坂本さんと話をしてる近藤君。実は何気にすごい光景ですよねー。考え方の対極に立つ
人間ですし。
 あと坂本さんが、賄いに来ていたおりょうさんにほれた模様です。ああ、お竜さんですね。
この人がのちのち坂本さんを救う人になろうとは、この時は誰も思いもしなかったでしょうなぁ。
三谷新撰組、こういうエピソードの出し方はうまいので好きです。

 そして今後のことを話し合う会議に近藤君も呼ばれました。すんげー!どれくらいすごいか
って言うと、今で言うと株主総会に出先社員が呼ばれる、みたいな。(んー微妙にわかりにくい)
 この時近藤31歳(くらい)。大したものです。
 やっぱり昔の人はしっかりしてたんですねー。
 佐久間が日本が外国に立ち向かうには公武合体しかない、と言うておりますが、でも朝廷
ってあんまし力ないから公武合体しても意味なさそう(笑)。
 あと本当うざいから、近藤君の幼馴染(役に立たない奴)はとっとと多摩に帰ってください。
というか帰れ。全身全霊で帰れ。
 佐久間がこいつを雇ったんですが、佐久間って物好きだなぁ…というかこれくらい度量の
大きい人でないとダメなのかもです。本当、弾除けになっていただけるとありがたい(笑)。

 さて忘れ去っていましたが(私が)山崎君が調べたおかげで、大坂奉行所の、内山だっけか、
そういう人がとんでもない悪人だったということが判明しました。
 周囲も巻き込んで不正しているのなら、暗殺するかもっと上のそれこそ松平容保公に話を
持っていかないと無理でしょう。証拠バッチリそろえてな。
 というかわざわざ本人に伝えるあたり土方君もツメが甘いというか。この手の人間は正面
切って言うとさっと裏に手を回してしまいますからやっかいです。
 やっぱり…一さん捕まってるし。というか!何でもかんでも一さんかよー。一さんが可哀想
なんですけど。
 是非ともここは胸のすく方法で仕返しをしてもらいたいものですね。失脚させられてお家
取り潰しとか。まあ近藤君が言ってるからいいけど。
 「近藤、無礼であろう」に対して「ですから先に失礼と謝った!」っていうセリフはいいです
ねぇー(笑)。うははは。しかしこの時代はそれこそ「悪・即・斬」だったんですねー。うらやま
しいですねー。
 いえ別に誰かを斬りたいとかいうわけではないんですけども。
 確かに人を治める側に悪人がいたのでは誰も裁けない。だからこそ新撰組の存在意義が
生きてくる、みたいな。

 …オダギリジョー、殺陣が下手ですね…。
 もうちょっと格好つけようや…。

 そんなこんなで内山暗殺です。(そんなこんなで片付けんなや)
 どうでもいいですけど、三味線の音をバックに近藤君の悩んでる表情と、内山と沖田の
にらみ合いで5分稼ぐのやめて下さい。お前等はドラゴンボールの悟空とフリーザかと。
 しっかし内山がピストルを持っていたとは驚きです。しかもなんかごく最近作られたかの
ようなえらい高性能の回転式拳銃だったような気もしますがまあいいでしょう。
 沖田君が撃たれそうになって階段を駆け上がり内山を斬る一さん。くぁーさすが一さん。
斬った反動で引き金、沖田君に向けたまま撃っちゃったらどうしようとか考えてないところが
流石だよ!(待て)



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