多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第35話(04/09/05)

 近藤が、ある意味池田屋事件と並んで歴史に名を残しそうな寺田屋騒動を繰り広げている
間に、長州は反幕府勢力が主体になったようです。
 でもって幕府では岩倉具視が台頭。イマイチ私としてはこの人がよく把握できていないんです
けども。まあピンチの時の岩倉頼みってことっぽいです。

 …桂と待ち合わせしてる般若。遅いって言ってますが多分声からしてうどん屋の親父が
桂だろ。気づけよ。
 やったぁ、やっと般若がお役ごめんになりました。とっととどっかへ行け。
 …この桂の部下?みたいな人も間抜けですね。武田観柳斎の言う通り、新撰組を前に
庇えばただの人ではないと言っているようなもの。まあ桂は逃げおおせたようですが、
般若が「桂せんせぇー!」とか叫びながら追えばやばいし…。桂って部下に恵まれませんな…。
 しかし般若捨て身の一撃で一さんをして「できる」とか言わせてますよ!なんちゅー
悪運の強いやつ。一さんにああまで言わせるとは!くぅー!!!!!
 で。桂の部下のせんばさん?あのせんばやまにはタヌキがおってさ、のせんばさん?
いやそれはどうでもいいんですが、松原さんに遺言を託しました。この時代たとえ敵であった
としても託されればかなえるのが武士というもの。かっこいいですなぁ。
 遺族につらく当たられても松原、めげるなよー。

 さてはて引越しの方もいとうかしたろうくんのおかげでっ。ボウズの印象もよーなったようで。
はー何より何より(かなり投げやり)。あと近藤の養子だとかいうのに1人部屋がないとか騒いで
ますけど、平隊士なら分け隔てしないという近藤の言い分はもっともだと思いますけど。むしろ
自分の養子とはいえ子供だからとえこひいきしてたら、その方が他の隊士から不満があがり
ます。なんでこんなことでいちゃもんをつけてくるやら。(つかこのエピソードなんか伏線ですかね?)

 八木邸を出て行く新撰組に対し未練バリバリなひでちゃん。
 まあ気持ちはわからんでもないですけど相手が沖田とあっては大変ですね。不治の病に
かかっていなければ土方もこうまで止めなかったでしょうが。皮肉なものです。
 そんな彼等を尻目に近藤は深雪太夫んとこでのんびりですか。はー気楽なこって。
 まあそれを邪魔しに永倉くんとさのっちゃんがやってきましたよ。まるでハジメちゃんと美雪
ちゃんがいい仲になると出てくる明智さんと剣持警部のごとく!あーいやいやいやいや…。
永倉さんは自分も女性をつれてのご挨拶みたいで、さのちゃんは近藤君とコントでもしに
きたんですかこの人は。砕けまくってるって言われてますよ近藤君に。
 まあこれだけほのぼのとした会話が出来るのなら心の余裕があるから大丈夫ですね。

 さて例の近藤の養子。井上の源さんに6番隊を率いて見回りを…とか言われてるのですが
思い切り腰が引けてます。イヤまじでなんでこの人養子にしようとしたの?
 まあやればできる子なんかもしれませんけど…。しかし流石は源さん、ウソも方便。自信の
つけさせ方を知っています。いょっ!男殺し!(いやそれ全然誉め言葉じゃないから)

 …総司君とひでちゃんのせっかくのシーンなのにBGMがぼんさんのお経とはこれいかに。
総司の行く末を思い切り暗示してる感じですなぁ。不吉な。
 新撰組が魅力的なのは外見とかじゃなくて(土方は確かに美太夫でしたけども、あとの隊士
に対する記述はそれほどでもない)、この生き様ではないかと思うんですけどね。
 この時代、確かにどんな人も必死に生きてましたけど、新撰組って国を守ろうと必死に戦って
たわけだし、維新志士も必死だったわけだし、そういう人達って本当に輝いてますからねぇ。
ああ本当この時代を生で見たかったなぁ。
 あと、桂さんとの約束でさえ果たしていない般若本当最低。はたき届けてないのに届けた
と、桂さんにウソ言ったとは…。生きてる価値すらないですよ。男なら約束くらい果たさんかい!
しかも岩倉に届けたはたきは託されたものではなくまったく別のもの。
 こいつのせいで歴史変わってしまったといっても過言ではないんですが。
(実際の史実がどうだったかは知りませんが)
 タイムパトロール隊!タイムパトロール隊はいないか!(ディメンターでも可)

 あとお幸さんかっこぇぇー!
 でもやっぱり敵方と通じてる可能性も捨てきれないっつーか…。妹探してるって本当かなぁ。
こう、という名前らしいです。なんか今後に関わってくるかも知れませんね!(とかいいつつ多分
来週には私が忘れてる)

 八木邸でお世話になった思い出の日々。きっと新撰組のみんなは死ぬまで忘れないことでしょう。
ありがとう八木邸。さらば八木邸。
 また(出番のある)会う日まで。



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第34話(04/08/29)

 山南さんの死で落ち込む新撰組。

 その一方で高杉のしんちゃんが大砲ぶっぱなしてやってくれました。流石は「おもしろき
こともない世を おもしろく」という句を詠んだだけはあります。短歌はいいから空気読め。

 …って山南さん冒頭から出てるー!と思ったら回想か。ちょっとびっくりしましたがな。
この頃は黒いオーラ出てなかったのになぁ…。
 
 というかですね…。まあこの頃は一夫一婦制ではなかったわけですから、近藤に妾が
いるというのも当たり前のことなんですが、なんというか、奥さんが郷里にいるのに、ふっつー
に深雪太夫と一緒にいるというのはなんかなぁ。山南さんならともかく近藤は実直みたいな
感じだったし。身請けって。
 でもその秘密裏に身請けを行おうとしているのが、局長と土方さんなどの信用できる面子
以外秘密にしているつもりで全員にばれまくってるのが笑えます。きみら本当に隠すの下手
やな。

 山南から、果たしきれなかった願いを託されたさかもっちゃんはどうするのでしょうか。
しかし流石は山南さんというか、綺麗な字ですな。やっぱり日ペンの美子ちゃんでしょうか。

 悪いことは出来ないもので、タイミングがいいのだか悪いのだが、江戸からつねさんと
総司君のお姉さん、只今ご到着です。
 一旦CMはいりまーす(はいりせん)。
 もう平助も総司も大慌て。ええですねー。他人の不幸は蜜の味。土方さん呼びに行くのに
早足で歩いてどうする平助。走れ(笑)。
 ………新撰組に激入れてる総司のお姉さん見てて誰かを思い出すと思っていたら、占い学
中に大演説して1人浮いてたハリポタのなんとか先生。…マカロニ先生?あ、トレローニ先生
でしたっけ、思い出しますねぇ。
 で、大ゴケしながら土方君が戻ってきました。流石はとっても土方君。笑いのツボを押さえて
ますね。
 
 でもって深雪太夫を迎え入れようとして、つねさんを見つけた時の井上さんの驚愕っぷり
ときたら。
 パンフ編集終えて宅急便出してきて戻ってきたら入れ忘れた1ページを見つけた時の
私のようです(待て)。
 そして動きの止まる近藤君。お見事。
 さすがコントを書かせたら右に何人も出るけどそのリアクションにかけては右に出る者が
いない(早足で走っていくから)三谷氏であります。

 一方では桂とさかもっちゃんが日本の将来についての話をしているというのに、えっらい
温度の差がありますな。かたや現代日本を作った人間の話、かたや馬に蹴られるというあれ、
さしもの局長もかたなしですなぁ。はっはっはっはっは。
 っていうかコント?ねぇ、コント?
 せっかく源さんがうまいことやってくれたってのに…「ちょっと待ったぁぁぁぁ!」って土方、
おつきの人跳ね飛ばして深雪太夫に…。
 どこのねるとんだ。
 あと近藤「皆それなりにありがとーう!」って。
 すいません、前回までのドロドロ台無しじゃないですか。多分山南さんそのあたりに立って
ニコニコ笑いながら黒いオーラ全開ですよ。
 でも一番の功労者って、顔色も変えずきちんと状況に合わせてくれた深雪太夫では…。
あと一番気の毒だったのはいきなり土方に跳ね飛ばされてふすまに突っ込んだおつきの
人かと。ホンマドリフ顔負けの突っ込みでしたがな。

 今回最大の見所はやっぱこの近藤のセリフとふすまに突っ込むおつきの人かと…。
ハリポタ映画でハリーに「エクスペリアームズ 武器よ去れ」 で吹き飛ばされたプロフェッサー
スネイプを見た時以来の衝撃でした。あれもあれでひどいが。
(すっげぇどうでもいいですが、日本語では「エクスペリアームズ」となってますが(英語的にも
そうだろう)、発言聞くと「エクスペリオ(ア)ーマス」の方が発音近いような)


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第33話(04/08/22)

 山南さんが一つ不幸だったと考えるならばそれは、時間が足りなかったことでしょうか。
もう少し土方の気持ちを知る機会があれば、もう少し早く誰かが気づいていれば…。
でももし山南さんが新撰組の最後まで生きていたとしたら、失礼ながら鳥羽伏見の戦い
あたりまで、新撰組が一丸となって戦えていたかどうか…。
 私は山南さんの考え方は、結果的には新撰組が突き通そうとしたものと対立したの
ではないかと思っています。

 京を脱走した山南さんと明里さん。ほのぼのとした会話をしています。その一方沖田は
近藤からの命を受けて彼を探しに。草津まで探して見つからなかったら帰って来いという
のは、近藤さんの精一杯の譲歩だったのでしょう。
 って山南さんめいっぱい休憩しとるー!逃げてー!超逃げてー!バリ逃げて!団子の
食い方レクチャーしてもらってる場合じゃないですよ!
 今気づいたのですが沖田@藤原君は卓球の愛ちゃんに似ている。(サァーッ!)←掛け声

 山南さん、なんか決意が固まったのか某庭球王子の天才微笑君並の黒い笑顔が消えて
いますね。良かった良かった。(はっっっっ殺気!!!!)
 さわやかな笑顔で何よりです。
 でも失礼ながら明里さん、もう少し綺麗な人を使って欲しかったなぁ…。いやのんびりとした
山南さんにはこういう質素な人が似合うっちゃ似合うんですけども。でも顔がちょっとともさか
りえに似ているから許す。(はぁっっっっどこからか石のつぶてが!!!!)
 私の好きなマンガで「おまけの小林くん」というのがあるんですが、その中に「いつもニコニコ
笑っている人が本当に幸せだとは限らない」という言葉があります。
 明里と、叶うはずのない約束をニコニコしながら交わしている山南さんを見ていると、ふと
それを思い出しました。死への片道切符しかない道を見て、彼はどんな思いで守れない
約束をしたのでしょう。

 まあ会社だろうが何だろうが大きくなっていけば、最初の仲間の中にはついていけなく
なる連中もいるもので。
 私は合理的主義者というかぶっちゃけて言えば冷たい人間ですから、ついていけないの
なら脱落して下さいと言う人間です。初心忘れるべからずという言葉がありますが、それとは
また異なる問題だと思います。時代に対応していかなければ生き残れないこともあるし、
いつまでも保守的なことをして沈みかけた船に残るようなマネばかりもしていられません。
自分の問題だけで済むのならまだしも、新撰組メンバーを預かる身ですからね。
 ただ、例外のないルールはない、とも言うように、この場合は例外としても良かったのでは、
と思うのですがただそれは武士としての山南さんの面子を潰すことにしかならないんですよね…。
こういうとき融通が利かないのは不便です。ほらー、やり方があるじゃないですか。沙汰が
あるまで謹慎してたら長州藩にさらわれたとか、いきなり喧嘩が外で起きてそれをしずめて
いる間に火事が起きて手のつけられないところに強風が吹いて京の街が半壊したとか…。
(それじゃゴジラだろ)

 永倉とさのすけが山南を逃がそうとしていますが、山南は応じません。ちゅーか。簀巻きに
して放り出せ。本当に逃げて欲しいなら猿轡かませて賊装ってかかえて逃げればよろしいのに。
ただ、戊辰戦争においてこの両名は意見の対立から新撰組を抜けています。(この時は許可を
えて脱退したので法度にそむいたわけではありません) 結局は相容れない運命だったん
ですね。

 一さん今回は語り役ですね!土方と山南さんのほのぼのエピソードを語っています!近く
ドラゴンボールのヤムチャかクリリンみたいに戦闘を外からみながら語る日が…あるかぁ!
 でも、土方と山南さんがお互いを敬い信頼しあっていたというのは正しいと思います。あと
山南さん、「切腹前に食事をすると見苦しいことになるのでは…」って。
 あんた妙にリアルな心配しないで下さいよ。(ちょっと想像してしまった人)

 何も知らないとはいえ、明里さんの無邪気な一言がえぐりますなぁー…。
 でも山南さんが約束した「いつか迎えに行く」というのだけはウソではありませんから。
 どなたでしたか、とある作家さんが自分の死に際に、枕もとの友人に対し「友よしばしの
お別れだ。おっつけ僕から訪ねよう」と言い残されたそうです。なかなか言えるものでは
ありませんよね。

 さようなら山南さん。あなたがいたから初期の新撰組はやってこれました。そして
明里さんはあなたにふさわしい女性でしたね。あなたが切腹するということをちゃんと
知っていたということが救いだったのではないかと思うんです。

 それから最後に堺さん。
 もう少しからだ鍛えとけ。なんじゃいそのガリガリは。

 あとさらに伊東甲子太郎。
 テメェ人の死を悲しんでる時に何俳句なんざよんでやがる。マジしばくぞ。
 っていうかそれだから暗殺されんだよ。なんかもう雰囲気ぶち壊し。



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第32話(04/08/15)

 新撰組の見所は一番が池田屋なら、二番目は、この頃吹き荒れる粛清の嵐だと
思っております。(私的に)
 内部に反乱の芽あれば早期に摘み取る。徹底的なワンマン主義ですな。上がかなり
優秀ならまあそれもありかと。(近年の例としては、消費者金融のT富士もそうだったと
聞いています。上に立つ人間は1人でいい、という社長の言葉のもとに、少しでも異議を
唱えた場合は即座に首。ただしそれを貫くだけあって、何かあった場合は徹底的に社長が
責任をとっていたそうですが)
 さてはてどうなることやら。

 武田観柳斎が誘ったのかなんだか、伊東甲子太郎入隊です。ターニングポイントォォォ!
つーか山南さんのもはや黒いを通り越してブラックホール並の笑顔というか顔は何なんで
しょうか。
 わたくし、ホラーものではない番組で人様の顔に畏怖したのははじめてでございます。
さすがはテニプリの不二と笑顔の黒さで張る男!(待て) 全国で一体何万人があの笑顔に
凍りついたことでしょう。

 般若、思った通り権力をかさにきていい気になってます。この手の男って本当に権力
握らせるとやっかいなんですよねぇ…。ホンマ斬られてくれないものだろうか、新撰組に。

 新撰組、狭いのでお引越しです。西本願寺が候補であがってますが、寺だから「良識派(笑)」
からは反論の声が。土方君ら肉体労働系は「広けりゃいいんだよ」という考えなので対立。
ところがどっこい「寺を血で穢すのは…」と言う山南さんに対し家康公の話をとうとうと聞かせる
伊東甲子太郎。うーん珍しく山南さんが言い争いで負けました。がっ。
 こういう人間のやっかいなところは負けを屈辱ととっちゃうところなんですよね。もう少し大人
になればまだしも、今まで自分が正しいと信じてある程度ついてくる人間がいると、大勢の
前で言い負かされること=相手は自分の敵とそうなっちゃいますからねぇ。
 ここで山南さんが「なるほど、まったく知らなかった」という風に折れていればまだうまく
立ち回れたかも…。うーん。

 伊東甲子太郎が不審な動きをしています!といってもほっかむりをして安来節を踊っている
わけではありません。なにやら人間関係の構造をつかんで、弱そうなところからゆさぶりを
かけるようなつもりではないかと思うんですが。こう、かごを持ってあらエッサッサーと。
(それはゆさぶりではなくかごふりでは。「り」しかあっとらんがな)
 
 桂は行方知れず、勝海舟はお役ごめん、般若は何の役にも立たないどころかごく潰し、
これではさかもっちゃんも嫌になりますねぇ。そしてそんな姿を見てさらにズンドコではなく
どん底の山南さん。時期が悪かったね。一旦ネガティヴになるとどんどん行きますからねー。
 そしていろいろ考えた彼はついに、しばらく隊を離れたい(シャレか!?)と申し出ますが
却下。休ませてやれよ…。
 土方の、伊東に対抗できるのは山南だけ、というあたかもジャンプの煽り文句のようなセリフ
を山南が聞いていたらまだ違っていたかも知れないのに…。
 つか本当伊東うぜー。初期から新撰組を知っていたわけでもないのに、あたかも自分の
理論が正しいかのように「忠告してやっている」と言われるのは腹立ちますな。土方の気持ち
も分かるわ。あの人動物的カンで敵と味方見分けるからなぁ。

 明里さんに歴史教えてんのか山南さん…。そんな、私に歴史を教えるようなマネを(かなり失礼)。
まあ私なんざ未だに関が原の戦い言われたかて、徳川家康以前に、「それは何した戦い?」
とか言うてるくらいですし。ええ、社会で私30点以上とったことありませんでしたから!切腹!

 「己の信ずるところにしたがって生きて下さい」
 山南さんは近藤君にそう言い遺しました。
 いつの世も、誰でも、自分の信じたとおりに生きていくことは難しいものです。
 それがなかなか出来ないからあれこれ回り道をしたりします。
 近藤君。山南さんの最後の言葉を胸において下さい。
 あと、脱走のためのケンカ芝居してるそこのバカ2人。演技下手すぎて笑えます。まあほのぼの
していていいけど…。
 というか山南さん。あんたその隙に逃げるはずだったのに脱走1秒で一さんに見つかって
どうすんだよ!
 最後の最後でグダグダ。

 局中法度は誰にでも適用されますけど、それは「脱走した者を連れ戻せ」たらの話です
よね。
 連れ戻せなかったことにすれば良かったのになぁ、なんて…。
 んで落ち着いて戻ってきたら別の名前で入れるとかね。
 そういう歴史があっても良かったと思うんですが。



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第31話(04/08/08)

 さて内部に敵がいることが判明した新撰組。どうなるのでしょうか。

 江戸にいく事になった近藤君。容保の命を受けてですから、かなり信用されていると
いうことです。長かったですがここまで上り詰めてきたんですねー。いやー、子供の成長
を見守る親の心境です(待て)。

 …問い合わせがあったからなのか、オープニングに歌詞が出るようになってますね。
 いやいいんですけども。
 改めてみるとすんげー歌詞ですな。一つ積んでは殿のためー二つ積んでは殿のためー。
(違う違う)。

 このドラマ内での武田観柳斎の役目ってばコントのボケの方でしょうか。いつも発言
するたびに突っ込まれてるんですが。原田のさのちゃんがさまぁ〜ずの三村のようになり
そうで将来心配です。

 坂本竜馬は、西郷隆盛と今後のことについて話をしているようですね。ある意味一番
将来を憂いている人といえるでしょう。
 そして長州は長州で新撰組を潰すといきまいていますが、まあ般若がいる限り今は
無茶っぽいというか…最強なのは彼等を窓から突き落とすアンパンマンということで。
この人がいれば1日で天下とれそうな気がする。

 江戸に戻った近藤君。久々、江戸の面子の出番です。いやー何ヶ月ぶりでしょう。
もうすっかり誰が誰だか思い出せません(忘れすぎ)。
 とりあえず近藤君の子供がかわいかったです。単身赴任から戻ってきた父親に子供が
「おじちゃんまた遊びにきてね」と帰りしな声をかけたという笑い話がありますが、そんな
感じですな…。

 老中に取り次いでもらったものの、けんもホロホロ鳥…もとい、けんもほろろといった
感じです。上洛しようにも金がないとか。
 うーんここに至って幕府の弱点が表に出てきたというところですかね。資金がないと
いうことを堂々と明かしてしまう時点でもうダメなところにまできてますよ。徳川幕府、
命運つきかけてますね。
 あと浪士組を作ったとかいう松平なんちゃらっちゅーおっちゃん。熱血ですなぁ。
でもいるんだよね、散々文句言っといてその人が出世すると自分の手柄にしちゃう人。
こういうのは下手に訂正するとうぜーから放っておくに限ります。いい気分にさせておけば
あっちから勝手にいい情報持って来てくれますしね。…ってやけにリアルだな。

 その一方で土方と山南がなにやら不穏な雰囲気に。対立が目に見えてまいりました。

 ああっしばらく見ないうちに一さんがこぎれいになってる!すっごいサッパリした顔に
なってる!一体何が!?(失礼なやつだな)

 山南さんは、土方君のやり方が気に入らないようですね。土方が近藤のために泥かぶる
って言ってるんだからいいんじゃないかなと思うのですが。
 山南さんは土方君のことを考えなさ過ぎると言っていますが、山南さんはあれこれ考え
過ぎると思いますよ。
 土方君が暴走しても近藤がいるわけですし、なんちゅーか、2人でうまいことバランス
とってるんですから、それを下手に突っつくと余計に悪くなりそう。
 つかここまで来ると山南さんの笑顔がドス黒くてなんか…。いや彼なりに悩んでいる
のでしょうが。ここにきて山南さんの心配性すぎる悪い一面が出てきてしまったかなー
って感じです。
 慎重すぎるのも悪くはないんですが、この激動の時代にあって石橋を叩いても渡らない
というのはえてして取り返しのつかないことになりますから。

 ところで沖田君。本人隠しているつもりですが、土方と近藤に病気ばれましたよ…。
でも医者に相談しに行ったおかげで近藤君は、海外の技術の素晴らしさに触れることが
出来ました。
 外国の文化が日本よりはるかに進んでいる、このことを突きつけられて彼は何を思った
のでしょうか。

 悩む山南。さかもっちゃんと出会ってまた話し込んでいます。というかそろそろ脱落が近い
からか、あれやこれやといろんな人と会いますな。
 さかもっちゃんの自由な発想に触れて、何となく嫌になってしまったのかも知れませんね、
山南さんは。
 山南さんが不幸だったのは、頭が良すぎたことかも知れませんな。

 ところで土方君、建白書を書いた奴に切腹申し付けてますが、それまでは確かにそんな
無茶なと思っていましたけど、この書いた奴が「自分は山南さんに言われて書いただけ」と
言うのを見て私も土方君と同意見です。
 さしたる覚悟も考えもなしに、人に言われたからといって裏切りに加担するような人間は
信用ならないからいりません。ましてや自分が助かるためならペラペラと他人の名前を
出すような奴は。
 これは土方が正しいけども、でも彼はきっと誰に責められてもこの裏は言わなさそうですね。
それを言ってさえいれば山南もまた考えを少し改めたかも知れないのに。
 本当に、ちょっとの歯車があわなくなっただけで大きく違っていくのだから、人生って分からない
もんですね。
 そのずれを一つでもなくせるような生き方をしたいものです。

 明里さん、いい名前をもらって良かったですね。
 そんで切腹された方へ。真の裏切り者はおまえさんだよ。一さんを罵る権利はありません。
 何事も、行うのは自分の責任です。
 その覚悟がなければ新撰組に入っちゃいけない。
 山南さんがそれを分かってくれたらなぁと、つくづく残念です。
 このあたりはなかなか重い話ばかりですね。



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