多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第40話(04/10/10)

 ヴァンヘルシングを見ていると、日本とは随分と文明の開きがあるなぁと感じます。
日本は未だ交通手段を人力に頼るところが大きいですから。馬もありましたが、まだ
馬車もないし、やっとこさ蒸気機関車が登場したのが確か明治に入ってから。
 その頃欧米ではすでに車が登場していました。
 まあ開国してからの文明の発展は驚くべきものがありますが、果たしてそれが、
維新志士たちの望むものであったかどうかは不明です。

 さて前回のおさらい。
 勘違い暴走慶喜君が出陣するだのしないだの、気まぐれで容保公を振り回しており
ます。こいつ飽きっぽいにもほどがあるな。このネズミ男。
 歴史上の慶喜さんは本当に慕われていたと聞いていたんですが、このネズミ男では
慕われようがないというか…。
 でもって、幕府を比較的支持してくれていた孝明天皇が突然の逝去。
 死亡した原因は定かではないと言われているそうですが、家茂でしたっけ、あの
将軍は。その死といい、この天皇の死といい、これで一気に時代は幕府崩壊に流れて
いったわけですから、何かしらの陰謀を感じます。
 ボクの名前は陰謀♪ボクの名前はやん坊♪ふたりあわせてミャンマーだー(違う違う)

 医者がいきなりきてるので沖田君がやばいのかと思ったらすっかり忘れてました、
おゆきさんでした。
 そーいやゆきさん体弱かったからなぁ。
 そしてお幸さんは近藤にみとられながら短い生涯を閉じました。
 その一方で新撰組離脱を告げる伊東。
 これがまた一体どういうわけだか、規律違反なしで離脱しちゃうんですね。
 まさに口八丁といった感じ。
 というかお幸さんのシーンみじかっ!
 
 伊東を囲む集いってなんかあれだなぁ…。伊東をボコる集いならいいけど。(一部不適切
な発言がありましたことをお詫びいたします)
 永倉と一さんはやっぱり、何か意図があると思ってわざときたみたいですね。伊東みたいに
「●●先生」と言って持ち上げる奴は要注意です。先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし、と
いう言葉があるように、やたら先生先生を連呼する人間は、腹に一物あるのが普通。
っていうかお前が先生って呼ばれてるしな、伊東大先生。
 それと、国を守って何が悪いんでぃ伊東。
 そのために結成された新撰組。納得して入ったクセに何いってやがんだか。
 聞いていて腹立たしい。
 っていうか、局長の了承を得ていると言ったのは伊東なんだし、直接自分達が仕事を
休むと近藤に言ったわけではないので、永倉さんも一さんも信用するのはちょっと甘い
ですな。
 モロはめられてる。
 というかここで一さんに斬られても文句言えないのでは伊東。いやどうせもう少し
したら斬られますけども。

 伊東にしてみれば、逃げ道をなくすことで、永倉さんと一さんに「ついてこざるを得ない
状況」に追い込んだつもりなのでしょうが、この2人に至っては自分の信念で近藤に
付き従っているのですから、逃げ道をなくされたところで、無理やりにでも作ってしまう
でしょう。
 それが、彼らが強い理由なのですから。
 つーか酒宴のシーンあるのかなぁ。ワクワク。あれば面白いんですけどもねぇ。
(正月3が日、一さんと永倉さんは伊東の招待で島原だったかで飲み続け、でもって
近藤と土方に叱られる、という。しかし本当は伊東のことを探るためにわざと誘いに
乗った)

 すいません、捨助誰か本当にマジで切り捨ててくれ…腹立つ!
 つーか近藤土方に同時に手を払われたあげく「帰れ!」のデュオは笑いました。

 あと伊東が「これから世界で一番使われるのは英語」とか言ってますよ!ブー!
世界で一番使われているのは中国語です。伊東、ハウス!(ハウスというのは犬
に向かって小屋に戻れという意味で、要するに馬鹿にしていった言い方)
 つーかヤンキーゴーホームがいえるだけでいばってんじゃねーよ。(ヤンキー違う)
そんなこと笑顔で外国人に言ったらしばかれるぞ。
 せめて駅前留学してこいや。
 ってかものすごい発音の仕方ですな。

 伊東がどう言いくるめたのかと思っていたら「御陵衛士」として帝を守るという名目上で
新撰組から離れるわけですね。要するに分隊ということか。これなら確かに近藤も
許可せざるを得ない。策士すぎてへどが出る。
 ただし近藤も黙って許可を出したわけではなく。
 歴史上でも知られているように、スパイ斎藤一が暗躍するわけです。
 土方、一さんに伊東のことだけでなく、平助のことも頼んでいます。さすが、優しい
鬼副長。いいとこありますね。
 驚くべきなのは、本当にこの年代の人達であった、ということです。
 よく新撰組というと年配の大物俳優やら顔がいいだけのちょっと渋い役者やらが
演じますが(別に喧嘩を売ってるわけではありません)、年代的に等身大の新撰組を
描いているのはこの作品が初めてではないかと思います。
 30代20代にしてここまで人を思いやり、大切にすることが出来る。この時代の人達は
それを当たり前に学んでいました。
 新撰組とはいえ、年齢的に見れば若い人間達の集り。精一杯生きていたらこんな
生き方が出来るんですかね。
 
 さて御陵衛士として分離する際に念書が交わされます。今後、新撰組と御陵衛士
お互いに脱退して相手のところに行くを許さず、戻ることも許さず。
 これがポイントです。スーパーヒトシ君人形おいてもいいくらいです。
 覚えておきましょう。
 まあこんなもの、鬼副長が受け入れれば関係ないですけどねぇ、ハハン。

 つーか武田観柳斎も浮いてきていますが、山南さんと違ってなんちゅーか、哀れみ
のまなざしを向けてしまうというか…。
 でも河合を切腹に追いやった罪、忘れてはいないですよ。


 


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第39話(04/10/03)

 …えー…暴風雨の中帰ってきたら何がなんだか。新撰組ですね。
 というか不謹慎な話で申し訳ないのですが、新撰組の放送中に台風やら地震やら
発生することが多く、速報流れたり画面小さくされたりと結構大変です。地震が起きた
時は画面1/3がうまってました。
 番組の途中ですが、と切って振りかえるわけにはいかないんでしょうか?なかなか
不便ですね。
 とか書いてたら見事再放送延期。台風、大変ですね。

 幕府は2度目の長州征伐に。がしかし、外国の武器を取り入れていた長州は反撃、
なんと幕府が敗走することになってしまいます。この時代が終わろうとしていることを
誰もが感じ取った時期だったでしょう。でもこれを逆手にとって、長州は外国と手を組んで
朝廷の敵になったと言ってしまうことでも出来たんでは?こすい手ですけども。

 河合の介錯を失敗した谷。土方らにはへいこらしてるかと思いきや、合わないので
辞めると。要するに自分が認めてもらえないから辞めるっつーことですよね。
 こういう人間って1人で辞める勇気すらないから人を道連れにするんですよねぇ、
なんだかんだ口実つけて。迷惑ですわー。1人で生きていかれればよろしいのに。
 しゅうへい君(近藤の養子)は残った模様ですね。

 まああれだ。一さんやその他に敵う人間がいるとしたら沖田か永倉くらいのものですよ。
隊で1、2を争うとして必ず名前が出てくるのはこの人達ですから。
 結局谷氏は脱走数メートルで斬り殺されました。なんだかなぁ。あと1年しないうちに
新撰組バラバラになったのに(身も蓋もないな)。
 
 竜馬君とおりょうちゃんは公共の電波を使ってイチャラブしないでくださーい(無茶言うな)。

 で。般若です。見廻組に志願してますよ。アホですよこいつ。もしかしてこの話の中で
竜馬が暗殺されたのは般若のせいとかになるんでしょうか?
 だったらマジで許せないんですけど。
 佐々木さんの奉公人になっちゃいましたよ。あーあ今度は見廻組がババ引いたわけ
ですかぁ。
 
 それとさのっちゃん結婚おめでとー。
 つーかこの人が絡むと近藤君も土方君もギャグになりますな。いい感じです。あと
一さんのさりげない優しさが好き。かっこええのぅ。
 土方と近藤めっちゃ息の合った漫才やってますがな。あの土方が、みたいなギャップが
たまらんです。いつもの鬼副長からは想像も出来ないというあたりが何とも。
 絶対こっちが地でしょうけどね。
 この2人にコントしてもろたら宜しいのに。
 「近藤でーす、土方でーす、二人合わせて新撰組でーす!…2人しかおらんのかいな!」
とか。
 …なんか背筋が寒くなったのでやめます。

 岩倉具視に伊東が会いに行っています。いやーな感じですね。尊王ということでまた
攘夷とは考えが違うようですから、近いうちに何かやらかしそうです。岩倉がうんくさい…
ではなくて胡散臭いというのももっとも。
 私だったらこういう人物はまず信用しないですが。どうも苦手でして。

 しゅうへい君が悩んでいます。
 確かになかなか難しいですよね。
 ただ、近藤君を信用してもっとどーんと構えて欲しいもんです。どーんって。喪黒ふくぞう
みたいに…ってあれは「ドーン」やってるだけやん。
 ただこのパターンって、山南さんが悩んでいた時そのままなんですよねぇ。タイミングが
悪くて話すことが出来ず、自分で抱えたあげくに暴走してしまう、みたいな。
 くっはー、私も源さんの作ったチラシ寿司食いてー!
 話がそれましたが、別の、新しく脱走しようとしてる奴が、あることないことしゅうへい君に
いってるのが腹立ちます。人を巻き込むなと。
 新撰組の下っ端というか、こんなんしかおらんのか。根が腐りすぎ。
 
 試衛館メンバーの幸せな様子も久々ですね。ここに山南さんがいたらどんなにいいことか。
あの腹黒参謀の黒い笑みが見られたでしょうになー。あの人絶対何杯飲んでも酔わないタイプ
ですよ。

 一方しゅうへい君大ピンチです。見回りをしていた一番隊に発見されました。
 つかまあ彼は逃げるつもりがなくて白い着物ですからよく目立ちますよ。

 あとこのおゆきさんですが、確か体が弱くてそう長生きは出来なかったと聞いています。
まさに美人薄命です。

 しゅうへい君をそそのかした奴は一さんが追い詰めました。が、「行けよ」と見逃しています。
彼にしたら斬る価値すらない、というところなんでしょうね。
 しゅうへい君が斬られるのは何とかセーフでしたが、沖田君は引きずられたしゅうへい君が
気に入らない様子。確かに、死期が目の前に迫っている人間からしたら、だらしないとしか
映らないかもしれません。が、平助の言う「皆が皆あなたのような人じゃない」というのも確か
です。
 精一杯やってもダメな人もいる。ただその人はその人なりにやったんですからそれを問い詰める
のは酷と言うものでしょう。

 しゅうへい君の養子縁組は白紙、源さんが責任もって鍛えなおすということで一応一件落着。
今度こそしゅうへい君も身にしみたでしょう。
 近藤を信じ切れなかったことこそが己の弱さであったと。

 そんなゴタゴタの一方で会津藩では大変なことに。
 将軍が逝去したのです。
 この次に将軍として地位に着くのが徳川慶喜こと最後の将軍です。ちなみに私この方を
愛称の「けいきさん」で覚えていたものですから読み方が思い出せなくて困りました。
確かよしのぶさんですね。
 …うーん、三谷@慶喜さんはちょっと陰険イヤミヤローみたいな感じですね。あんまり好きな
タイプではないです。どちらかというとネズミ男みたいな。よしキミは今日からビビビのネズミ男だ。

 さて次回はいよいよ伊東が動き出します。何故かついていっている一さんが楽しみです。



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第38話(04/09/26)

 薩長同盟が成立。幕府に対抗する巨大な勢力が出来上がりました。
 でもっておりょうちゃんのサービスシーンです。風呂から捕り物の光を見て慌てて
駆け上がってきた様子。カメラワークが悪いと思ったら意図的に見えないように
してやがります(当たり前)。
 それはさておき、般若の野郎また寝返りやがった。
 まあ前回騙されて足蹴にされたのはアレですが、それも元はといえば自身の無能
からきた自業自得。こいつ本当どうにかならんもんでしょうか。
 もはやことの行方より、般若がどうなるか気になって仕方がない今日この頃です。

 幕府は長州と話し合いをし、相手が条件を受け入れれば長州を許すつもりの様子。
そして同行に近藤を選んだようです。それを止める土方。
 なぜなら、長州が一番憎んでいるのは新撰組であり、のこのこ乗り込んでいくのは
危険きわまりないからです。それを分かってて同行せよとは、何か裏がある、と思って
おいた方がいいのでは。
 相手はあの長州。どんな武器を持っているかも分かりませんしね。
 このあたりはガトリングガンってまだあったんですかねー。西洋では確かもうそろそろ
登場していたはずですけど。
 関係ないけど、「ヴァン・ヘルシング」はほぼこの時代の話です。
 全然レベルが違いますねぇ…。

 ますます酷くなってくる沖田の症状。あと5年元気でいられたらそれでいい、とか言う
ておりますが、この人あと5年も生きたっけ…?
 というかこんだけ無茶しといて、あと5年生きたいもクソもないやろ。
 この人本当、命と命のやり取りにはめっぽう強くて無茶もするのに、いざ死ぬとなったら
ワガママ放題やね。まあ普通の人だってそうですが…。

 一方奇妙なやり取りが。
 とある隊士の告白から始まります。
 
 武田観柳斎が西洋の軍術の本を手に入れるため、勘定方の河合に頼んで50両を
借りるという形で頼み込みました。
 つーか貸すな河合。
 で、河合は親元に手紙を出して50両を埋め合わせてもらうようにした、と。
 ところがどっこい金を貸して2日後のこと。
 いきなり土方の査察が入りました。
 ようするに、あの本を狙っていたのは土方で、50両を武田が都合したことを不審に
思い台帳を調べた、と。
 でも私ならそこで武田に金を貸したといいますけどね。庇い立てする意味がわからない
です。だって不正に金を使ったわけではなし、組のためを思ってやったことですから、
何ら隠す必要はありません。
 また、武田だけが本を持っていてもしょうがないですし皆で共有すればいい話では?
 なんでそこまでして河合が庇い立てするか分かりません。
 うーん…。
 あと土方さんも黙って裏から手を回して金を、河合の家の使いがこれなくなったから代理
できた、といって出してもらうのもいいのでは?
 それからバクチで金増やそうとするのは愚か者のすることですぜ、さのっちゃん。

 武田は武田で本を返そうとして、返すと伊東側に渡ってしまうので返すのを断念。
いやあんた…対立してる奴等と河合の命とどちらが大切なんだよ…。
 ほんっっっっとうに肝心なところで抜けてるというか。暗殺されるだけあって粗忽というか。
 あと、河合があれだけ庇い立てしているにも関わらず、「大金をどっかにやった責任を
自分に押し付けようとしているだけだろう」とほざく武田。
 本の購入費をきかれれば自分でためたという。
 武士としてそれでいいんですか。
 あんた最低だな、武田。
 土方のセリフももっともですよ。わが身可愛さに長年の仲間を売るとは。私だって
そんな奴が仲間にいたら絶対許さん。(お前が一番やりそうやん)

 河合は、最後まで真実を守り通し、武士道を貫いた人でした。
 武田観柳斎、史実の彼がこのような卑劣な人間であったとは思いませんが、それでも
この期に及んでさえわが身を守る愚かさにはあきれ果てます。
 飛脚が今頃やってきました。


 


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第37話(04/09/19)

 新撰組の健康診断です。1/3が病気っておい。不健康な集団やの。でも心臓病が
誰だったのか気になる(苦笑)。
 ともあれ、沖田の病気が確信を持って知られたわけです。これからどうなるんでしょう
なぁ。というか大事な時に戦線離脱せざるをえなかった沖田の心境やいかに。
 庭の黒猫を斬ってみようかと思うほど、腹立たしかったのでしょうね。
(そういうエピソードが残っている)

 長州征伐に対して医者の良順はそれをとめます。確かにそれだと恐怖政治のような
もんですもんねぇ。力で抑えつけるとどこかで歪が出ます。別の方法で行くのがいいのかも
知れません。が、果たして幕府にその余力があるものか。

 で。薩摩と長州の話し合いですが。さかもっちゃんがせっかく場を作ったというのに、
おいどんくんはブッチしました。桂爆発。そら怒るわなぁ。西郷が来ると聞いてたから危険な
ところをやってきたのに、自分はさかさか京都に行って「お前が来い」というのは。新撰組に
面の割れている桂にとっては自殺行為も甚だしい。
 これでは薩長同盟はまだまだ…といったところですね。

 一方松原君にはなにやら春がきそうな気配。例の桂を追い詰めた時に切った武士の
奥さんに、罪滅ぼしとして世話やいていたのですが、何となく奥さんの気持ちも柔らかく
なってきた感じです。まあ裏がないといいとは思いますが…。
 ただし、土方君から牽制の声が入ってます。土方君はかなり意地の悪い言い方しています
けども、それはわざと冷たく突き放すためでしょう。松原君、言葉の裏を読み取ってあげて
くれ。
 でもって先日の寺探検の際さのが破いちゃった掛け軸を弁償するハメに。つーかあの
状況でなんで破くことに。どうみてもわざと破ったようにしか見えないんですけども。50両
かぁ。今のお金に直すと大体50万から70万前後といったところになるかな。
 なんか重い話と軽い話がいったりきたりですなぁ。
 ただ、この松原君の一件が、のちに永倉と原田が分離する一因にもなっているかも。
積み重なっていくんでしょうね。
 
 さて。一さん登場!ステキー!
 松原君がその件の奥さんに誘われて行ったということを知ります。藤堂君は何も考えて
ないようですが、流石は一さん。裏があるのではと勘ぐっている様子。
 つーか私もそんなホイホイ信用しないですよ。確かに夫を殺されて怨んでいたものの、
世話を焼かれて気持ちが柔らかくなってきたというのはあるでしょうが、でもそれで夫を
殺されたという気持ちがなくなるほど簡単なものではないはずです、人間の心というものは。
金田一ならまず間違いなく一つ事件が起きますね。せっかくだしここで一さんに登場して
いただきましょう!
「この事件の謎は必ず俺が解いてみせる!新撰組の名にかけて!」
 お後が宜しいようで。

 いや終わっちゃいかんがな。

 というか…失礼ですが土方の警告どおりになったというか。松原の士道不覚悟というか。
松原の心意気を汲み取った一さんもやっぱ武士だなぁ。
 そして、泥をかぶろうとする土方さんもやはり優しい人なんですなぁ。
 それを受け止めてこそ局長。
 でも一さん、いいとこ持って行きましたね、ごっそりと…。

 あ。終わりかと思ったらおまけがありました。

 新撰組御用改めでアンパンマンのところにやってきた近藤。さかもっちゃんがいたはずー、
とか言うてますがわざと見逃してます。借りを返した?何ですっけ?(私も覚えてない)
 まあともかく、桂とも会えないしさかもっちゃんとんだ災難ですね。
 あと般若を囮に使ってその間にさかもっちゃんが藩邸に入るというのは良い策ですね。
般若なら別にどうなってもいいし…というか死なないし。
 で、さかもっちゃんと桂(木戸)の話し合いはもう平行線って感じです。ただ、さかもっちゃん
の働きで西郷どんの本音もわかり、妥協策も出、薩長連合いよいよ誕生です。
 時代は、維新に向けて動き始めました。

 ところでさかもっちゃん、西洋で握手したあとほおずりってのはひょっとしてシェイクハンドの
あとの軽い抱擁のことでは…男同士でほおずりは中東の方の挨拶のマナーではと。


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第36話(04/09/12)

 1865年、慶応元年です。
 未だ日本が鎖国を行い、開国だの攘夷だのモメている中アメリカでは丁度、「アメリカ
南北戦争」が終結した年でした。南北戦争とは、ものすごい簡単に言うと、奴隷制度を
やめようとする合衆国側と、奴隷制度存続を希望する国が合衆国を脱退して、
アメリカ南部連合を結成、この両者で戦争となったものです。
 60年にこの問題を抱えつつ、リンカーンが大統領になった、といえばわかる方もおられる
でしょうね。まあ私にゃ全然わからん話ですが。
 結局62年にリンカーンが奴隷解放宣言を出しまた、65年に合衆国側が勝利を収め
この問題は解決したわけです。
 人権問題にも関わってくる奴隷制度。人権というものが認知され始めている中、日本は
まだまだ遅れをとっていたと言えます。

 で。長州はやっと開国派になったみたいですね。薩摩は英国の助けをかりて軍部を
強くすることに努めたようです。
 さあここから急速に歴史は明治維新へと動き始めます。同時にそれは、どうしようもない
幕府崩壊の始まりでもあるのです。テニプリ風に言えば「破滅へのロンド」。いや別に
テニプリ風に言わなくてもいいんですが。

 ところで般若、いつの間に帯刀してるんですか?というか自分のせいで人が死んだと
いうのに結構なことで…。刀の知識がない人間が帯刀するとケガするだけですよ。
自分の足切ったりね。
 でもって般若とうとう総司に正体ばれました。ザマー。
 あと土方さん何かあったんですか!?顔のドーランが濃すぎて浮いてますよっ!
井上の源さんって世話焼きじいさんって感じでいいですねぇ。こういう人好きだぁー。
少し前の回では見事な名演技を見せてくれたし。きっとNHK杯大河ドラマ名演大賞が
あったら源さん入りますよっ!(ないから)

 えー本筋から大分離れましたけども、京都見廻り組と衝突して敵を取り逃がしてしまう
ことについて、話し合いが行われています。テリトリー決めたらどうよ。ジャンケンしてかった
方が先とかさぁ。
 この辺、今の警察の縄張り意識を彷彿とさせますねぇ。いや、キライじゃないですよ。
それだけ自分の仕事にプライド持ってるってことですから。取り逃がしさえしなければ(笑)。
 あと伊東甲子太郎誰かに似てると思ったら亀に似てる。首の長いところが。(似てるとか
そういうんじゃないだろ)
 まあ、人数の多い方が見回りの面積が広いのは当たり前なことで、それを受け入れて
自分達のテリトリーで絶対ミスのないようにすればいいんじゃないですかね。
 自分の力に驕っている者は注意力散漫になりますし何より、格闘も見廻りも「正しい
方法」を知っているだけが勝てるとは限りませんしね。プロの格闘家にケンカ慣れしてる
人間が勝つ、なんてこともあるのですから。
 なにより般若なんか屋根上ったりしてどこ逃げるか分からんのだから、そういうのは
新撰組の方が追いかけるのに適してるでしょう。顔ぶれを見たっていろんな面子がいる
んだから。
 佐々木さん、清河の一件で理解したかと思ったのですがまだまだですなぁ。

 それにしても伊東の企み、多分土方は気づいているとは思うのですが…癪に障りますね。
やべぇ、伊東の言ってる講義内容がサッパリわからん。何語しゃべってんだこいつ。
あと武田観柳斎はトリビアでもやっとれ。

 あと近藤の養子さん、ハデにいじめられてますけども。まあ確かに自分で乗り越えさせ
なければ、周囲が下手に助けようものなら余計にいじめられるし。ただ私なら影でいじめた
奴等切腹させるくらいはしますけど(笑)。だって武士道に背くまじきこと、ってあるじゃん。

 近藤は伊東を容保公に会いに行くのに連れて行かせていますけども、なんで土方では
ないんでしょうか。
 いかに参謀といえども、山南さんと対極にいた人間です。山南さんを不二周助とすれば
伊東は観月ありさいやもとい観月…何さんでしたっけ(笑)。やべぇ忘れてしまいましたけど、
彼ですよ。己のデータを1%も疑わない、集めたら満足して見直しをしないタイプですから
信用しない方がいいと思うのです。(もちろん今の観月君はその点をしっかり反省したと
思うのですが)
 要するに、自分のことを過大評価するような人間だけではなく、土方のように何でも疑って
かかる人間か、源さんのように思慮深い人間を連れてくるべきだったかと思うです。
 特に近藤のように、一度信頼すると話を疑わない人間には、伊東は危険すぎると思うので。
土方は気づいてないのかなぁ…。気づいてないことはないと思うんですけども。早く
近藤のそばから伊東を引き離して欲しいです。
 この伊東のタイプが少し前まで私の周囲にも1人いたんですが、実際いられっとすんごい
ウザいですよー…。何しろ自分は仕事が出来て優秀で、でもって自分がいないと何も
成り立たないと思ってるから、全部を把握しようとしてくる。少しでも自分の知らない情報が
あると勝手に腹を立てる。あげくの果てに「自分がいなきゃ誰も何も出来ないクセに」とか
言い出しますからね…。史実の伊東さんはここまで無能だったとは思いませんが、立場を
わきまえないとウザがられるだけです。閑話休題。

 んで般若はおりょうちゃんを口説いてますが、まあこんな男じゃ無理ですわな。しかも大火事
起こしてるし…。こいつもしかして78年に1度やってくるハレー彗星(この時代は凶事の証と
言われていました)じゃないだろうな…。
 さてこのくそつまらん男のせいで祇園の町が大火事に。この頃の消火方法というのは
まず燃え広がりそうなところを壊して類焼を食い止め、そんで消火活動にあたる、という感じ
でした。木造が多かったし密集してましたからね。(これを破壊消防といいます)
 見廻りり組はとっとと作業に取り掛かろうとしますが、それでも状況を把握して動こうとする
新撰組の方が合理的なのは当たり前。この火の中を闇雲に動き回れば、自分達が火に
まかれる可能性だってあるんですから。
 でも意見を聞く耳を持ってる佐々木さんはえらいと思いますよ。流石上に立つ器を持った
お人じゃ。
 新撰組の采配ぶりに驚いたみたいですしね。私もわが事のように鼻が高いです。

 そしてその火事の合間に、さかもっちゃんは西郷どんと組んで薩長連合の話を進めて
いました。この火事が起きてさえいなければこの連合が成立することがなかったかも
知れません。(新撰組が見回りをして)
 本当に般若、神がもたらしたキーパーソンの気がしてきました…。(幕府にとっては悪い
方向への)

 ちなみに消防署のマークであるYのようなのは、昔は消火のための破壊活動に使われて
いたさすまたからきています。こう覚えておくと忘れにくいですね。
 


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