多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→新撰組!


新撰組!

     

第45話(04/11/14)

 井上源三郎、享年40歳(数えで、です)。
 近藤より兄弟子でしたが常に彼を立て、6番隊を率いて戦った方です。普段は縁の下の
力持ちに徹する彼でしたが、いざ腹をすえたら何があろうともやり遂げる人であったと、
そう伝わっています。

 銃撃された近藤。というかボーッとしてんなって感じなんですが。
 とりあえずなんとか助かったようです。
 その敵討ちといきり立つ新撰組。こういう時真っ先にこっそりと出て行こうとする
一さん素敵(笑)。つかこの人なら守護して役目を果たしてますというアリバイをつくりつつ、
敵討ちに行ってそう。
 珍しく土方さんが取り乱してますねぇ。
 守護の役目があるのでここを離れられないという近藤に対し、大坂城に名医がいる
というので行って来いという周囲。医者に来てもらうわけには…いかんだろうなぁ、なかなか。
 沖田君も連れて行くみたいですが、いよいよここに来て弱っていますね。
 ネタバレをするようでアレですが、まあ史実なので書いてしまいますと、源さんが戦死した
数ヵ月後、近藤は処刑されます。その1ヵ月後、沖田君も闘病生活の後近藤の後を追うように
亡くなりました。
 時期的にこの辺りは試衛館の人間がどんどん亡くなっていくので悲しいところです。
 
 大坂の医師、傷が治って刀が握れるようになったとしても、刀の時代は終わってるかも、
とえらい嫌味ですなぁ…。
 そんな間に薩摩のしかけたトラップにものの見事に将軍側ははまってしまった様子。
 大きな戦が起きそうです。
 つーかあれっだけ言われてるのにねぇ…。
 沖田君いる部屋ひろっ!何十畳あんねん。これの片隅にポツーンは確かに寂しい!
なんのコントだ。
 でも私が入れられたら端から端までゴロゴロやって遊びたいです。あと全力でキャッチボール
とか。ふすまに穴開きそうだな…。

 岩倉具視卿は徳川と戦争することについて、力不足を心配しているようです。徳川を今叩き
伏せる必要はあるのかと。新時代の足場を固めることが大切、慶喜を新政府に入れても
良いのではないかと。私もそう思うんですがねぇ。既に徳川に力はなし。
 ところがどっこい西郷は、菊の紋(朝廷)の旗を掲げればいいんだと提案。そうと決まったら
つくらにゃ、と言っている2人の前に、「とりあえず作ってみた」とドラえもんの道具のように
旗を出す岩倉。
 つーか岩倉!とりあえずで何でもかんでも作るな!お前はどっかの売れないグッズ会社の
社長か!…1つ下さい。

 おこうさんに無理やり押さえつけられる沖田の図がなんかツボにはまった。
「寝てなはれ!」
「ああ〜ん(残念そうな声)」
 すっごい微笑ましくておかしいですね。

 一方鳥羽伏見では壮絶な戦いが。つか仕掛けておいて幕府軍は早々に撤退。アホ?
新撰組はさすがですねぇ。突っ込んでいきました。
 しゅうすけの「帰ってきました!」に土方さん「早いな!」という突っ込み最高(笑)。でも
なんか明るい雰囲気でいいなぁ。悲惨さが漂ってない。皆無事だからやれることかも
知れませんけど、なんか彼らっぽい。
 決して戦争を推奨するつもりで言うのではありませんが、ユーモアを忘れた側が負ける、
という話があるそうです。要するに笑いがなくなったところからは心の余裕がなくなって
いると。戦争だけでなくいろいろな現場で言えるのかも知れません。
 笑うということを不謹慎だという人もいますが、それは現場の空気を知らないからいえる
ことで。ピリピリしただけのムードになることほどきついものはないです。
 ところがどっこい、他の藩が少しずつ薩摩側につき始めました。やっぱり菊の紋がきいて
いるようですねぇ。

 菊の紋が登場しました。つーかお前らは鼓笛隊か。バトンとかまわしちゃうのか。きれいな
ねーちゃんならともかく、むっさい男衆がトテトテチタトテとか太鼓たたきながら無表情で歩いて
きたら怖いっちゅーねん。
 しかしここは退却するしかないですねぇ。
 …源さん…マトリックスですか…つか五右衛門でもなかなか恥ずかしがってやらないことを。
でもそれは、刀が銃に勝った瞬間でもありましたね。刀の時代は終わるかもしれないけれど、
心の中にある刃はまだ折れてない。本人の意志次第なんだと。

 井上源三郎、侍らしい最後でした。
 そして1人、切り込んでいった一さん。やべぇマジ惚れ直しそうです。
 あっという間に官軍をなぎ払い切り崩しました。流石は新撰組で1、2を争う実力。
 一さんが切れたのって初めて見ましたよ。
 確かに一度鉄砲隊の体勢が崩れると、刀の方が強いですからねぇ。懐に飛び込まれたら
どうにもならないし。

 死して後、近藤の元へ最後の挨拶と、最後の忠告に訪れた源さん。最後まで律儀で、
新撰組の行く末を案じていた人でした。



 


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第44話(04/11/7)

 王政復古の大号令です。簡単に言うと「政権はもらっちったかんねー!by朝廷」という
宣言です。(お前はルパンか)

 慶喜さんが安穏としてるのは、外国にとっては徳川幕府が国のトップだから、という気持ちが
あるみたいです。
 それと反して容保公は一刻も早くこの状況を打開したい様子。薩摩を討つつもりです。
 つーか慶喜さん、のんびりしすぎ。呑気に寝てる場合か。
 誰かー!JR特製の「どんなに寝起きの悪い人でも一発爽快目覚め特製ベッド」
持ってきて!

 慶応3年12月12日。おお、百年と何十年か前の花鳥開催日!(一部の人にしか
わからんネタを)←2004年12月12日は花鳥風月58の開催日です。
 話を戻しまして、揺れる新撰組。沖田君もただ事ではないと聞いて起きてきたんですが、
そんなら布団引っ張ってきてここで寝かせて話聞かせたらどないなんでしょ?って
ダメか…。
 大きな戦争が始まる予感がプンプンしますです、ハイ。

 会津藩にすら「殿を守ってくれ」と言われてますな。殿のお守り(おもりではない)をと
言われてますが…。確かに新撰組が最後の砦と言えますが…ただ新撰組はどちらか
というと昔の戦い方だしなぁ。心配。
 ただ近藤はこの時点でも、戦争をすることに懸念を抱いている様子。今国を二つに
割って戦争すべきなのかと。
 でもしないならしないでこのまま戦争を回避する手段ってなかなかないですよね。
坂本が生きていたならまだしも。
 どの考え方、選択が正しかったなんて誰にも分からないのです。
 ただただ誰もが、己の信じた道を行くので精一杯だった、と言えるでしょう。

 すぁてビビビのネズミ男こと慶喜さん登場でぃす。
 戦争をやれと言う佐々木と、今こちらから手を出せば朝敵となるという近藤。どちらが
より国のことを考えているかというと、私は近藤のような気がするのですが…。
 そして慶喜は近藤の意見を聞き入れ、戦争を避けるために大坂へ下る、と言います。
二条城は新撰組が守ることになりました。
 でもなんか更に裏がありそうな予感がするのは気のせいかな?ネズミ男の考える
ことだしなぁ…(ネズミ男言うな)。
 でも薩摩藩の狙いはこれで外れたようです。重畳重畳。
 が、さすが一筋縄ではいかない。御陵衛士をそそのかして、近藤を討つなら薩摩が手を
貸すとか言ったらしい。御陵衛士にもプライドがあれば、「幕府にたてつく敵の力など
借りぬ!」となるはずなんですがねぇ…。
 敵を討つにしても視野が狭くなってしまったらおしまいです。
 あと原田は「(生まれてくるの)息子に決まってる〜!」とダダこねすぎ。

 殿が大坂に行ったあとの島田と近藤の会話。音楽が重なるのと島田の滑舌が悪いのか
私の耳が悪いのか、何言ってるかわからんのですが…。
「近藤先生、俺達これから○○○ってダメですか」←○○○が聞こえない…。
 この後の会話からすると、若年寄が言ってた回転遊撃隊ですっけ、回転カラクリサーカス?
(それはないだろ)じゃないとダメですか?って聞いてるのかな。
 まあ名前が嫌ならこのまま新撰組って名乗ってもいいと思うけど。
 大切な、アイデンティティーでもありますしね。

 一さんが沖田君に朝鮮人参持ってきましたよ!つか「(これが何かは)知らん」ってあんた。
まあ一さんなりに不器用ながら気を遣ってくれてるんだろうなぁと。不器用な優しさっていい
ですねぇ。
 一さん、お幸さんの妹に「新撰組は方々から狙われている。戸締りを忘れるな。逃げ道を
作っておけ」と、彼女が餅を喉に詰まらせているのにも関わらず話し続けています。いや
助けてやれよ…。
 しかも「戸締りしたら逃げ道ないやん!」とか突っ込まれているのにもういないし!ボケ
逃げかよ!

 それと例の回転からくりサーカス、早くも新撰組に噛み付いてますが。あんたそんなにキーキー
言ってると脳の血管切れるでよ。
 ま、近藤がくぐってきた修羅場には勝てませんよ。命をかけたものと、口だけのもの。そらぁ
口だけ出すならいくらでも偉そうなこと言えますけどね。私もこういうタイプ嫌いだなぁ。
自分が何かの役に立ってると勘違いしてる奴。
 あ、水戸藩の方だったらしいです。あんたら芹沢の功績を忘れたのかよ…。
 
 うわぁ沖田君、朝鮮人参だらけですよ!いいですね。結構高いし。うはははは、沖田君、
お幸さんの妹に殴られてる。「やめろよ、やめろよ、やーめーろーよー!」とか言ってどこの
マンガだ貴様等。
 一方大坂では薩摩の挑発が。街に火をつけて回っているとか。
 馬鹿が。そんな挑発しても火をつけてる時点で蛮族は自分達だと思うんですが。
 この時代の火付けは死罪でもあったはずだし…。
 あと若年寄。いくら「若」年寄だからって「新撰組にもどすってか」はないだろ、ってか、は。
 
 近藤、おりょうさんに襲われましたよ。おりょうさんは新撰組がやったと信じて疑ってない
みたいですね。若年寄は彼の身を案じて、新撰組に守れ、と言ったのになぁ。
 おりょうさんにしてみれば、坂本が生きていてくれた方が良かったと思います。でも男は
時としてこういったことにわが身も省みず突き進みがちです。決しておりょうさんのことを
どうでもいいと思ってたわけじゃないんですがね。帰るところがあるから無茶をしてしまうん
ですよ。って私はメーテルかい。←いい方に行くな。
 おりょうさんに幸あれ。

 沖田が、何者かの気配を感じて刀を構えますが、戸を開けたら妹!三谷のボケ炸裂
ですなぁ。こういうの好きです。
 妹はんは一さんに言われてちゃんと抜け道を作っており、不審者の気配を感じて、そっから
戻ってきたのでした。偉いんだけど沖田をそこに叩き落すな。
 
 あ。局長撃たれました。
 この時代の弾って体に留まるとそれが元で死に至ることもあるんですよねぇ。
 篠原さん、一さんとはいいコンビだったのになぁ(コンビ言うな)。

 次回は源さん死す、ですか…。
 悲しいなぁ。


 


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第43話(04/10/31)

 武田観柳斎が三谷脚本ではその暗殺に同情の余地あり、と描かれていたのに対し
伊東甲子太郎は…どうでしょうか。


 大政奉還について伊東は薩摩藩の中にまじって発言しようとしていますが、まあつい
この間まで新撰組にいたわけですから、意見が聞き入れられるはずもなく。どちらかと
いうとポジション的には捨助と同じですよねぇ。
 伊東さん、今まで賢く立ち回っていたわりには随分と物分りが悪いのでは…?
 ここはやっぱり笑っていいとものコーナーでよくやっているように、フダをあげるとか
した方が宜しいのでは。「はい」とか名前とか書いてあるやつ。
 あとはカトちゃんがよくやってた、ハゲヅラに瓶底めがね、腹巻なら目立つこと間違い
なし!←つまみ出されそうですが←そこで鬼斬りですよ。←それはロロノア・ゾロだろ。
 これがホントの三段落ち!
 …ってしょっぱなから何やってんだ。

 中岡が生き延びていたことにより、「こなくそ」という言葉が聞かれていて、新撰組の
原田が疑われています。やばいやばい。
 捨助はこれはまあ自業自得なので、斬られても文句言えないでしょう。本当、これだけ
言われても京をウロウロしてる理由がわからん。現代で言えば、指名手配犯が首から
「私は遅刻をしました」って看板ぶら下げてバケツ持って廊下に立たされてるようなものです。
(途中から主旨違ってる)

 伊東は坂本が新撰組に暗殺された、と思われていることで立場が圧倒的に不利に。
 でも、その坂本暗殺令を出したのは薩摩藩であり、いけしゃあしゃあと、坂本が殺されて
それが新撰組の疑いがあるのだから、信用できないといってるあたり、食えない奴等
ですな。
 でもって伊東は近藤の首と引き換えに発言権が得られるとか持ちかけられてます。
 彼が考えたのは、新撰組に戻りたいが取り決めがあるから大っぴらには出来ない。
だからこっそり近藤と会って話をするということで呼び出す、とのこと。
 奴がうつけだったのはその計画を一さんに話したこと、あと一応一さんのスパイ疑惑
を晴らさせるために呼んだのが篠原さんだったこと。はっはー、この2人ツーカーですよ。
(携帯電話ではない)
 
 ま、そんなこんなで伊東の企みは近藤に筒抜け。一さんを止めようとしたはずの藤堂は
昏倒していたり。
 …この話では篠原さんは一さんの味方ではないのですね。しかも一さんケガさせられたし。
 いや何もかも史実通りでなくていいとは思うのですが、この収集はつくんだろうか。
 一さんが間者だったことも伊東にばれてしまったし…。
 これはどうなんでしょうか。
 ここは一発近藤の夢オチで!←すべてが終わってしまうやん。
 にしても藤堂がかわいそうですね。伊東の黒い腹の内を知らないとは。
 んで忘れ去られていたっぽい沖田君が出てきましたよ!ロウソク1本しかないはずなのに
不自然に明るい室内!(スタジオですから)
 あとここに登場してくる、お幸さんの妹について、最初の登場シーンでなんか「盗作された!」
という疑惑があるそうですが…。
 実は死んだはずの人間の兄妹が現れてそれが顔は瓜二つなのに性格は正反対、で、
みんなの前に登場というシチュエーションは死ぬほど使いまわされてきたやり方だと思う
のですが…。オリジナリティを主張するほうが間違っていませんか?
 これを盗作というなら、なんでもこじつけて文句つけた方勝ちということになってしまうと
思います。
 閑話休題。

 さて伊東。
 近藤とサシで会っています。
 近藤、もっと離れて座ってればいいのに…。相手が何か企んでいても最初の一撃を
かわせれば大分違います。
 伊東、一さんでさえも切り捨てるか…。どこまで自己中心なんでしょうか。いやらしい性格
ですね。まあ役者は近藤の方が上でしたが。
 山南さんが亡くなった時に呑気に歌を詠んでるような人だからなぁ…。

 私としては、伊東はあまり上に立つような人物ではないと思います。かといって、参謀に
加えるにはちょっと腹黒すぎるかな。
 参謀とはある程度は黒くなくてはいけないと思いますが、味方すら平気で裏切ってしまう
ような諸刃を隠し持った人間は組織には向きません。こういうのは1人かもしくは信用できる
同等の立場の人間(部下ではなく)とともに1つの流れを作るのが一番向いているでしょう。

 新撰組に在籍していた過去が自分の意見が薩摩藩らの中で通らない理由、という伊東に
対し、近藤は言います。
 薩長が伊東をはじいたのは新撰組だからではない。新しい仕組みをつくり彼らが目指すのは
薩長を中心とした世の中。要するに、ほんの一握りの連中が自分達の私利私欲で世の中を
動かそうとしている。それに伊東はいらないのだと。
 それが近藤に分かったのは、武士という身分を得るために彼が苦労してきたからでしょう。
そして近藤が目指すのもまた、身分の差のない世の中。
 伊東は目からうろこが落ちたような顔をしていました。
 近藤の懐の大きさに、彼は気づくのが遅かったというべきでしょう。
 伊東が見据えていたのは今の政治改革。近藤が見ていたのは遙か遠い未来の理想像。
決してありえない組み合わせではなかった。
 なんか三谷脚本にかかると、すべての人がいい人になって亡くなっていきますね。いや
もちろん悪い解釈ではないと思います。
 皆未来にそれだけ必死だったと。
 ただ、最近毎回毎回人が死んで、まるで毎回刑事が殉職しまくった某刑事ドラマを見ている
ような気分になってきます。
 
 伊東が死んでややこしいことになりました。
 新撰組のためを思って若い衆がやったことが逆に争いのタネをまいたようなものです。
本当に空気読めよお前等はよー…。
 結局ここから先は史実通り。
 伊東先生の亡骸が放り出されていると知って迎えに行った御陵衛士全員返り討ちでした。
ただ、平助の死が、潔く戦って彼なりに納得しての死だったというのはいいんですけども…。
見ていて哀れだと思ったのはどうしてでしょうか。

 ところで前回一さんが伊東を暗殺したとか書いてましたが史実では大石だったみたい
です。失礼しました。一さんは疑惑があるだけとのこと。
 ただ、この一件を持って一さんは高台寺党の生き残りから生涯追われ続けることになります。
一さん自身もこれらのことを詳しく語らなかった替わり、芹沢と伊東は自分が暗殺したと言って
おり、高台寺党はこれを信じていたようです。
 ドラマではこのあたり描かれていませんでしたが、一さんは確かにスパイ疑惑はあった
もののあくまで疑惑であり、やはり仲間と思っていた人間が多かったみたいです。なぜかと
言うと、この近藤に暗殺の話を持っていく以前に一さんは金子を持ち出しており、それを女に
現を抜かして使い込んだということになっています。そのため、近藤のところに行ったのは、
金を使い込んで伊東のところにいられなくなったから泣きついたんだ、と信じている人が
大勢で、スパイだったとは気づかれなかったみたいです。この辺がさすが寡黙なスパイ
といったところでしょうか。
 本当にそんな理由で一さんが戻ってきて、彼らが許すはずないですから。
 そんなわけで、あくまでも一さんが寝返ったと思っている高台寺党は晩年まで彼を狙い
続け、彼は彼で家族を庇うつもりがあったのか、殆ど生い立ちを話す事はなかったそうです。


 


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第42話(04/10/24)

 歴史上の人物で、知らぬものはいないともいえる坂本竜馬。彼を暗殺した人物は謎
とされています。新撰組の一さんだという説、見廻り組だという説などもありますが、それは
実行犯。
 命じた暗幕はというとこれは、薩摩藩という説が強いようです。
 今と違って昔は記録を残すことにあまり熱心ではなかったから、真実は謎のままなのかも
知れませんね。

 さて新撰組。ちょっとハデに演習やりすぎて遠まわしに出て行けといわれています。
(いやむしろストレートに)
 まあ音に驚いて坊さんが往生しちまっちゃ寄席の話にしかならないってんで。

 その一方で慶喜さんは大政奉還を行います。つまり、事実上の幕府消滅。大義名分を
片手に幕府を滅ぼそうとしていた薩摩は肩透かし。当然その大政奉還を進めた人間探し
ということになるでしょう。つーかこれで1つ目標が自滅してくれた、よしよしとしておけば
良いものを、何故遠くに飛んでいったコバエまで追いかけて撃つようなマネをするのか。
まあ確かにこのコバエこと坂本竜馬は、生きていればもっともっと近くに戻ってきてウロチョロ
したかも知れませんが。
 つーか慶喜がアホだからいかんのでは。いいっぱなしで何もしないから。大政奉還を
しておいて朝廷が泣きついてくるのを見越して、しょうがないなぁと自分が出て行く。
そんな甘い見通しでこの世の中泳いでいけるか!泳げたいやきくん!いやそうではなくて、
慶喜さんってこんな人だったっけか…?
 まあ描き方は人それぞれですが、人から慕われた慶喜さん像というのはあんまし壊して
欲しくなかったような(笑)。

 大政奉還を提案したのが坂本と判明し、佐々木氏は坂本を斬ると宣言。ただ、そんなに
邪魔なのかな…?慶喜さんは政権は自分に戻ると思っているわけなのだし、見廻組、
新撰組の存在が脅かされたわけではない。アホなのは慶喜さんでしょう。もっとフォローを
きちんとしとけばこんなことにはならなかった。
 味方からも邪魔者といわれた坂本、哀れです。
 いやむしろ、彼の才能を見抜く人間に恵まれなかったことが残念でしょう。
 ほんの1年遅かったなら、彼こそが日本の未来を背負って立って行ったでしょうに。

 ところで新撰組メンバー(メンバー言うな)大石はあの近藤の息子が嫌いみたいですが。
「ムシャクシャするんですよ、こいつを見てると」って。
 ムシャクシャしてやった、今は反省している、のテンプレは貴様か!(コアなネタだな)
 ま、ともあれ、コテンパンにしてやれ、近藤の息子!遠慮はいらんぞ、近藤の息子!
手加減なしでやってやれ、近藤の息子!(しばらく出てこない間に名前を忘れたらしい)

 若年寄のなんちゃらって人は坂本の価値を見つけていたようですね。近藤に坂本を
守れと命じます。
 これがもっと早かったら…。
 坂本が作ろうとしていたのは今の日本の体制にほぼ近いものです。
 まあ今の日本は上がつまらんですが。(というか本当に上に立つ素質のある人間が…)
 彼が生きていたらそれこそあますところなく、出来事を記録に残してくれていたような
気がするんですが。(彼のことだから全部忘れてそうな気もする)

 坂本を発見して心配して追いかける藤堂。で、それを見つけて尾行する般若。さらに
それを追っている山崎。…ドリフですか?このあときっといかりやさんが来てカトちゃんが
きてしむらだな。で、ミイラが追いかけていって「シムラ後ろ後ろ!」と。

 坂本さん人生のターニングポイントで大失敗。般若信じてしまいましたとですよ。
 と思ったら薩摩が知らせてきたか、佐々木に。変なところで利害関係一致させて欲しく
ないものですな、プンプン。
 捨助斬られてバンザイとか思ったら坂本がいらんといった帷子着込んでやがったよ。
どこまで運がいいんだコンチクショウ。
 一方総司君がいよいよ発病。というかもう末期になってきた感じです。やつも若くして
気の毒な…。
 
 一さんが伊東について坂本に会いにきてましたね。伊東が坂本の警護につけたのが
藤堂ではなく一さんだったら…と思ったら一さんがちょっと残ってた!警護を伊東に命じられた
んだと。うあ、サービスサービス!(私的に)
 坂本は人斬り以蔵の話を持ち出してきて、一さんに諭しています。確かに史実の一さんも
人を斬るのは葛藤があったかなと思うのですが。もともと、ちょっとした言い合いで旗本
だったかの息子を切ってしまい、逃げるように父親に言われて江戸にきた人でしたから。
 ただ以蔵の場合は本当の本当に殺戮マシーンみたいな感じで、「無造作に人を斬った」
というのが似合いましたから、人を斬ったことを後悔したことがあったかどうか…。
 彼が救いとしていたことをあげるならば、その人を斬るためだけに振るっていた剣を
勝海舟を守って戦ったことでしょうか。
 一さんはむしろ、使命のためならという、それこそるろうに剣心の斎藤一のように、
割り切ることが出来た人なのではないかと思います。(でなければスパイなどできんだろう)

 般若が報せに来ました。
 坂本竜馬が殺されようとしていると。
 土方が、永倉、原田へ、新撰組だということを分からないように行けと。
 かっこいいですね。今で言う私服刑事。ほれるなー。つか、深く理由を聞かずに「分かった」
と引き受ける永倉らもカッコイイ。今のドラマとかだと絶対問い詰めるシーンになるだろうなぁ(笑)。
 頼まれたら委細承知、と聞かずに引き受ける。カッコイイ。
 
 しかし一歩違い、坂本竜馬はその短い人生を終えました。
 史実で言い伝えられているのは7人の刺客、「こなくそ」という言葉です。
 なるほどああいった効果でうまいこと使っているとは思いませんでした。
 何にせよ歴史はまた、惜しい英雄を1人なくしました。

 次は油小路ですか。私としては目の上の最大のこぶが消え去ってくれることは誠ありがたい。
伊東の子孫の方々には伊東を悪く言って申し訳ないと思うのですが、どうしても好きにはなれ
ないです。テニプリの不二周助とか、ハリポタのリーマスとはまた違う意味の腹黒い策士ですが
(ちょっと待っ…)、彼らとは違ってそこに愛がない。それがどうも嫌いなんですね。
 一さんが暗殺したはずですが、三谷作品ではどうなるのか、気になるところです。


 


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第41話(04/10/17)

 容保ちゃんから何かもらった近藤君。幕府お抱えの直参になったらしいです。つーても
直参サークルとかじゃないですよ(当たり前)。
 近藤は旗本、後のメンバーは御家人となりました。確か一さんは元々御家人の出だった
という話がありますけども。
 ともあれ、おめでとう。長年の夢が報われましたね。夢がかなったというより報われたという
感じ。しかも、感動して「カッちゃん!」「とし!」と抱き合ってても、人が通るとパッと離れて
何事もなかったかのようにしてるこいつらが大好きだ。
 いいじゃん、たまにはそういうところ見せても。その方が好感度が上がるのに。

 さて各自いろいろと肩書きをもらいましたが、武田観柳斎はなんかえらい扱いですよ。
不自然なものがありますねぇ…。こいつ袖の下でも渡したんちゃいますか。
 それはさておき、局中法度の取り扱いについて近藤は見直しを考えているようです。
幕府の預かりになったのだから、勝手に組内で処分してはいけないのではないか、と。
 確かに一理ありますね。
 ただ、切腹ではなく処分を取り決めて上に進言するというのはどうなんでしょうか。だって
規律をなくしてしまうとだらけてしまうし。
 ともかく局中法度は撤廃の方向になったようですねぇ。規律残したままで、切腹じゃなくて
ハリセン10発とかにしたらどないでしょう。スパーンスパーンスパーンと。

 さて武田。やっぱり武田の処遇についてモメてます。そらなー、無能な奴が上にいけば
誰だって腹立つだろうさよ。森前総理が総理になったのと同じくらい腹立つぞ。(不謹慎発言)
 武田も武田で、不服の声が出てるんだから素直にしたがっておけばいいのに。つーか、
自分を無能と認められない人はある意味不幸ですね。自分の力のなさを分かって地道に
頑張ってる人は偉いなぁと思うのですが…。
 で。武田は信者を連れて伊東のところへ行く予定を。ハァー…。
 近藤が見捨てたものをあの伊東が拾うわけないじゃん。何の能もないのに。
 まあ去るものは追わずの精神が一番です。
 というか私も結構去るものは追わず主義です。だって惜しいものなら引き止めておく
けども、使えない人間いらないんだもん。(と友人にいったら「すっごい合理的主義」と
言われた…)

 ハッハー、追い返されてやんの武田。こうなったら自分で「御陵衛士パート2」とか
ダッシュとか名乗ればいいのに。しかも武田、慕ってきてくれた人達を置いていく有様。
 その慕ってくれた人達は行き場がなくなって上に泣きついたみたいですね。でも
結局行き場がなくなって自分達で追い詰められて自害しました。
 近藤は許すつもりだったというのに…。タイミングというのは悲しいものです。
 それもこれも無駄なことをした武田のせい。もう関係ないとは言えないでしょう。
 私なら後ろからとび蹴りくらいかますぞ。しかも両足そろえて。

 一方また出てきた捨助。坂本の動向を探れといわれてますね。こいつが原因で
坂本が死ぬような気がしてきた。そんなことになったら捨助マジで許せん。
 と思ったら伊東がいけしゃあしゃあと接触していた。怪しいな、伊東。
 つーか藤堂をつけるというのはどういうことだろう。坂本と行動しているところを
見られたら新撰組にとっては敵そのものですよね。それを狙っているんでしょうか
伊東は。
 どっちが食えない男なのだか。
 さかもっちゃんは早く生まれすぎて残念な男だなぁと思うけど、伊東の場合は空気
読めなさっぷりが、頭の良さをダメにしてしまってるというか。こいつの世渡りのうまさ
っぷりは見ていて吐き気がする。三谷脚本すごいなぁと感心。

 あと武田がすごいことになってます。薩摩にまで売り込みかけてる。本当に
プライドのない人間だな。キミは捨助パート2か。
 あのね、たけちゃんよ。一さんと違って、最初からスパイ目的で潜り込んでいる
わけでなし、あっちふらふらこっちふらふらしとる人間が信用されると思っている
のですか。本気でそう思ってるとしたらキミは軍師の資格すらない、捨助なみの
大馬鹿だ。コウモリの寓話も知らないんだろうか。

 そんな間にさかもっちゃんは西郷どんと、大政奉還の話をしています。さすが、
一世代先をいっていたといわれる男、坂本竜馬。惜しむらくは5年、いや1年早く
生まれてきたということですか…。

 で。武田。とうとう見つかりましたよ。つーか泳がされてたって感じだな。
切腹を申し付けない近藤に沖田不満たらたら。
 沖田くーん、近藤が何の裏もなく生き延びさせるようなマネをするわけないじゃーん。
つーかこういう人間は、生き延びられりゃ嘘なきでも何でもしますよ。でケロッとして
同じこと繰り返すんだ。
 だからこそ、切腹という武士の扱いをしたくないということでしょう。

 夜中に出歩く武田を沖田君発見、追っていって問い詰めたら河合の墓参りでした。
薩摩のことを問い詰めてみても本気ではなかったとか。うーん怪しい怪しい。
 と思ったら斬られましたよこの人。まあ無防備に背中向けてりゃね…。というか
沖田が立ち去るのを待ってたあたり、斬った方もなんちゅーか。

 ただ、史実では(というか伝わる話によると)武田は一さんに暗殺されたことになって
います。
 武田が隊を離れて薩摩に行くってんで送別会を開こうということになり、一さんやら
篠原泰之進やらもやってきてワイワイガヤガヤ。
 んで「おいおまいら。薩摩屋敷まで送ってってやれ」と土方さんがよりにもよって
このコンビに声をかけた。そりゃもう、ほろ酔い気分だった武田は真っ青。まさに
天国から地獄へ。一さんが出たとなりゃ文字通り「送り狼」ってのぁ間違いないわけで。
これにて一巻の終わり、チョンというわけでございます。

 おゆきさんの妹、おこうさんが…いやもう遅いって…。何がしたいん。
 ちゅーか確か歴史では妹さんを引き取るんでしたっけ。
 次はいよいよ、この歴史の最大の立役者とも言える、坂本さんの話です。
 


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