多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→乱歩R


乱歩R

第3話(04/01/26)

 えー今回もミルモが録画してありました。いい加減学習しろ、私。

 物語はある家族の豪華なパーティから始まります。今時こんな時代遅れのパーティを
やっている家ってあったんだぁーとか思うのですが、実際にやってるんだからしょうがない。
その時家族のフィルムが突然燃え上がり、殺人予告が室内に響き渡ります。

 さてやっと登場しました明智君。のっけから遅刻しているところはどこかの、コンタクト
レンズ入れようとして失敗して遅刻するエリートキャリア警視とそっくりですが残念、時計が
進んでいただけでした。
 さてそんなショートコントをしているところに依頼者がやってきます。
 依頼者の名前は意志田理恵。明智君とは塾の教師と生徒の間柄のようです。駅前留学…
ではなさそうですね。
 理恵は家族を守って欲しいと依頼してきます。ンなもん警察に頼んで巡回でもしてもらえば
いいと思うんですが。探偵のすることは調査の方ですし…。あとあれくらい大きなパーティ
出来るところなら私設ガードマン雇うとか。
 いやはや、話を展開させるためとはいえかなり強引な持ち込みようです。

 さて家族は袴田さん扮する長男のマギー審司も真っ青のどうでもいいマジシャン、ちょっと
ボケ気味?のおばあちゃん、と、何でこの人ライトをナナメにあててますか?のトンデモ
かっこつけヤロウの次男などなど、どう考えたって守る前に何人か殺されるだろうというような
メンバーです。
 で、明智君はというと広すぎて迷子になっているようです。使えねぇ…。

 んでどうでもいいマジシャン(長いので以下長男)が目撃したという怪しい人物を追って
いきますが影も形もなし。だいたいこの時点で古畑任三郎なら、種明かしの時に「(怪しい
と思ったのはいつですかと聞かれて)あの時、人影を見たと言ったのはあなただけ。という
ことは、そんな影、最初からいなかったんです!んー」とか言いそうです。
 さて最初の犠牲者はおばあちゃんでした。出番これだけでいいんでしょうか。大体こういう、
殺人が絡む事件の場合、最初に殺される役の役者さんはギャラ的にどうなんでしょうか。
 ところで理恵さん役は仲間由紀絵さんなのですが、「g@me」といいこれといい、父親が
一癖もフタクセもある家庭の令嬢をやらせるとえらいイキイキしているように見えます。
…地だとは思いませんが。

 さて早速契約を破ってしまった明智君。この時点で高額な報酬も何もなくなると思う
んですけども。
 ともあれ今回は警察が厳重ガードしていますから、今度の犠牲者が出た場合は
どう考えても内部犯ということになるでしょう。
 ここで、明智君のことが解明されます。名探偵明智小五郎の血を受け継いでいるのは
母親であり、父親は婿養子、その父親が半年前に亡くなり彼が跡を継いだと。
 その父親が亡くなった時怪人二十面相についての手紙を残したために探偵になる
決心をしたそうです。「怪人二十面相は必ずお前の前に現れる」と。
 明智君は「生きてるわけないじゃないですか」とかゆーてますが、おーのーれーはー
あーほーかー!
 明智君が孫であるように、金田一探偵にも孫がいたわけですから(バカなのはどっこい
どっこいですが)、二十面相に孫がいないとどうしていえるのでしょうか。あのクランプで
さえ二十面相にお願いというマンガを書いていたほどです。(関係ないから、それ)

 まあともかく、下らない過去の話をしている暇があれば家族一緒に寝るように提案
するとかしろよ。
 あとさりげなく鐘の音を聞いて「また進んでる」と時計の針を確認する明智君のシーン
がありますが、ロシア人形館の話を思い出せば、重要なシーンであるとすぐに分かりますよね。
 んで私がこういう解説をしている間に理恵さんが襲われたわけですが、こちらもまた
ドアの向こうで格闘しているだけで、誰も姿は見ていません。
 古畑なら(以下略)。
 というわけで、これがあと数回続くと、家族ぐるみで狂言やってる可能性も出てくる
わけです。父親に復讐するという名目で。

 しかし襲われたからといって、理恵さんを1人で部屋に帰すのはどうかと…。警察官を
部屋の表に1人立たせておくくらいの配慮は出来ないものでしょうか。
 でもトンデモ次男の言っている「家の中の方が危ないんじゃないの」というのは案外
あたりかもしれません。

 ちなみに不審な影を見かけて外に出た明智君は誰かに殴られて気を失いました。
いやはや、第3話目にもなって相変わらず何も武器も持たず、警戒もしないで出て行く
明智君。その間にどうでも長男が殺されてしまいました。本当に依頼を守る気は
あるのかと理恵さんになじられても仕方のないところですが、今までの話から総合するに、
理恵さんが犯人の可能性が高くなってきました。
 というか古畑でなくてもそろそろ理恵さんを疑っている視聴者は多いと思うんですけども。
明智君、今の君は「志村ー!後ろ後ろ!」って言われてるようなもんです。
 
 えー理恵さんは、なんかどっかの塔の上から星が見たかったとかわけわからんこと
いってます。
 あと、あのトンデモ次男が姿をくらましたため指名手配になったらしいです。いやはや、
恐らく視聴者の方殆どが「多分どっかで死体になってるよ」と思ってるでしょう。それは
明智君も流石に思ったのかどうか知りませんが、彼は次男が犯人ではないとして、いろいろ
探しているようです。
 そんなこんなで受付のねーちゃんが出張から帰ってきて、外部犯の可能性として
候補に挙がっていた、父親の元部下が実は半年前に亡くなっていたことが判明します。
というか視聴者の皆さんは「えっまだ外部犯だと思ってたの!?」とビックリだと思います。
 その間に父親も襲われているんですが明智君は、依頼はどうしたんですか。

 その部下の墓はきれいになっていたそうです。身寄りがないのにおかしいなって感じで。
でもって「小さい頃に亡くした一人娘がいる」と。
 ここまで言われたらいくら何でも、実は先に殺されたバーちゃんがその1人娘で、死んだ
フリをして次々と人を…などというつまんねーボケはしないと思います。
 というわけで明智君、やっと分かったようです。

 おっとトンデモ次男、監禁されてました。死んでなかったんですねぇー。いやはや。
どういう意図があって殺されずにいたんですかねぇ。多分すべての罪をおっかぶせて
自殺に見せかけて殺されるのかもしんないですね。
 いやあ犯人クソ丁寧に動機を説明してくれています。ようするに動機自体は、亡くなった
部下の復讐です。なんかここでボコられたらしいです。
 父親は家族には関係ないとかいってますが、何をどうしたらそんな理屈が通ると思うのか。

 時計塔の中に監禁されており、潰されそうな2人を見つけて堀越刑事が壁を支えて助け
ます。まあそれで止まるわけがなく、明智君が機転を利かせて停電させて止めるわけですが、
この仕掛けは一体誰が考えたのか。よく小説とかでもこういう、天井とか壁がせまってきて
潰されそうになる仕掛けがありますが、これを考えた奴はドリフの見すぎだと思います。
 やっぱりというか結局犯人は理恵でした。
 明智君は理恵に向かって「君がこんなことするわけない、そうだろう?」って言ってますが
ここで「うん」って言われたらどうするんでしょうか?
 あと、部下の娘なら、こういう事件が起きた時に真っ先に疑われると思うんですが。
結局そのあたりは明かされずに、理恵は飛び降りてしまいました。ハジメちゃんなら、
犯人の知らない間に下着をすり取っているロープをくくりつけるくらいしてそうです。
とりあえずこうまで犯人の自殺を許してるあたり、明智君は必殺仕事人のメンバーとしか…。
脚本家は、犯人に生きて罪の償いをさせようとか思わないんでしょうか。そのうち警察から
教育的指導が入りそうです。

 こうして何のフォローもないまま終わるのでした…。

 ちなみに壊れる前の明智君の時計が進んでいたということは伏線でも何でもなく、むしろ
壊れた後理恵さんにもらった時計が進んでいたという、お前そんなのを伏線といったら
ミステリー作家が泣いて怒るぞというエピソードは忘れて下さい。


多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→乱歩R