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乱歩R

第5話(04/02/09)

 物語はある男が地中から這い出してくるところから始まります。
 あれですかね、マジシャン地中大脱出で失敗して生き埋めにでもなってしまった
んでしょうか、とか思ったのですが、「ドッキリカメラ」の看板が出てこないので違う
ようです。

 さて事務所では小林高年や所長が回りくどくチョコの要求をしています。まあ自分から
言い出すような人間は大抵もらえないで終わるわけですが。
 そんな小林高年に謎のお届けものが。普通なら危険物と疑ってもよさそうなものを、
チョコの話題をしていたからとプレゼントと思い込む明智君は注意力が足りないと思います。
全部疑ってかかるのもなんですが。

 そこへ記憶喪失の男がやってきました。這い出してきた男のようです。はっ!室井
管理官!室井さんじゃないですか!埋められちったんですか!うーん、恨みをかって
埋められるとしたら明智さんが先ではないかなとか思いもしたのですが、なんか夜道が
歩けなくなりそうなのでここまでにしておきます。
 ちなみにその記憶喪失の男は、なんか飲んでいた記憶はあるらしいですが、そのあと
どうしてこうなったか分からないようです。大体セオリー通りにいけば、その男が邪魔に
なった誰かが、酒を飲ませて前後不覚にしてうめたと考えるのが妥当だと思いますが。
 で、男はひろゆきと命名されました。
 調査のために写真をとったようですがなんか写真の写り方が、室井さんから抜け切れて
ないぞギバちゃん!

 ひろゆきを拾った女性、時子はひろゆきの面倒を見てあげることにします。ひろゆきは
自分が4人の男女に埋められ、殺されかけたことを思い出したようです。まああまり好き好んで
埋まる人はいませんわな。
 ちなみに、髪そめてやるんならもっときれいにやってやれよ…。
 人は恐怖を感じると一晩にして髪の毛が真っ白になることがあるといいますが、まさに
そんな感じでしょうな。
 
 ひろゆきから話を聞く明智君。
 男2人女2人に穴に埋められたようです。しかしそれは頭痛によって阻まれてしまいます。
思い出したくないことがある時、人間の脳というものはこういう防御作用を持っている
そうです。つまり、意識や精神がそれに耐え切れないと判断した時はブロックをかけて
思い出せないようにするとか。便利な機能ですね。
 その一方では事務所受付のねーちゃんが、小林高年宛に届いた荷物を無理やり
開けようとするなど、それは人間としてどうなのよってことをやってます。失礼な女ですね。

 それはともかく、明智君や時子さんに言いたい。
 あんたら、警察につれていくべきだ、ということを忘れていますよ、と。

 おおっとひろゆきさん、暗闇が怖いというジレンマに打ち勝って記憶を取り戻しました。
すげぇ!さすが一時間しかないからさっさと話が進みます。
 早速酒を飲ませたホステス、リナのところにいったみたいです。
 思うんですが、人を殺したとして、その人が生きていて殺した人間を殺していった場合
警察としても捜査はなかなか出来ないでしょうねー。一番の容疑者は死んでるわけです
から。(死んでないにしても、被害者は、相手が死んだと思ってたわけですから)
 で、身元が段々判明しました。
 ひろゆきは作家で、殺そうとしたのは担当者とホステス、そしてひろゆきの妻ら。
 でも作家としては売れていたわけですから、どんな理由があったにしてもそれを殺しては
金の卵を自分で割ってしまうようなものだと思いますが。奥さんが印税を独り占めしたかった
にしても、新作がなければいつかは下降する時が来るんですけども。
 ともあれ、白髪鬼が動き始めました。
 でもマユゲは真黒なのねん。

 リサの死体が発見されて、目撃者の様子から犯人は男で白髪、と言われていますが、
まあなんちゅーか、あれは染め損ねた金髪というべきか、脱色しすぎてブリーチかかりすぎ
ちゃったよ、というべきか…まあいいですけど…。

 明智君は赤いポルシェの持ち主に一人一人あたっていってるみたいです。が、お前
正面からいって正直に「この人知ってます」というかどうかもわからんのかと。
 あとなんか殺人の犯人、「白髪の老人」になってます。いやあ思い込みって怖いです
ねぇ。白髪といえば老人、という先入観が出来てしまったようです。
 警察も明智君も、「染めているかもしれない」とか思わんのか。いや実際には染めては
いませんが。

 白髪と聞いて時子を訪ねていった明智君は、時子からひろゆきを追い出したこと、
依頼を取り下げて欲しいということを聞かされます。明らかに不自然ですねぇ。
 そして連続殺人事件が起こり始めます。
 でもって小林高年あての小包の中身が判明します。それは昔、彼が少年だった頃
人に貸した帽子でした。結婚して苗字が変わってからも大切に持っていて、その人は
亡くなり、娘さんが返してくれたそうです。
 で、なんかそんな話をするからには何か伏線があるのだろうなとか思っていたの
ですが、「明智先生はどんな小さな事件にも命を懸ける」ということみたいです。

 さて明智君が正面からぶつかって玉砕した男の正体が判明。そいつがある作家の
奥さんと浮気していることが分かり、明智君は飛び出していきます。
 ところがどっこい、白髪鬼の方が早かった。ちゅーか抱きついてナイフで刺すなんて
そんな殺しにくいやり方しなくても…男に抱きついて嬉しいのかっ!
(突っ込むところ違う)

 …って明智君は時子さんのところにフォローに行っただけでした。おまいさん、
早くその男のところとかいかないとやばいかもって思わんのかっ!いやはや、CM
のミスドに出てる藤井隆が明智君に見えてくるくらいなさけないです。(本人だから)
 今までの、金田一とかコナンって、殺人を止めようとして間に合わないことが多かった
ですが、これはあーきーらーかーに、「今のうちに殺せ」といっているようにしか…。
ちゅーかここにきて明智君ようやくひろゆきが白髪鬼ということに気がついたみたい
ですが、視聴者より遅く気がついてどうする。
 や、視聴者はひろゆきの行動みているから分かるわけですが、普通白髪の男が
連続殺人おかして、で、ひろゆきが消えて、時子の態度が豹変した時点で誰も
気がつくと思うんですけど。
 すっげぇ!すっげぇ!すごいよマサルさん!みたいな。

 えー、警察が緊急配備しいたとか、堀越さんが「赤いポルシェの白髪鬼なんて目立つ
犯人取り逃がしたら恥だぞ」とかいったのを聞いたような気がしたのですが、えー…。
ひろゆき、おもくそ妻のところにたどりついてますがな。配備網どうなってんねん。
 つーか明智君の方が早いってどういうことやねん。
 あとひろゆきはなんでわざわざ明智君の話を聞いているんでしょうか。どうせ
殺人おかしてきてるなら私は妻を刺してから話をしますが。(容赦ねぇ)

 結局ひろゆきは妻を殺しませんでした。時子の言葉が脳裏に蘇ったからです。
ところがどっこい今回は大逆転、妻がひろゆきを刺し殺しました。おいおいおいおい…。
とことん後味の悪い終わり方ですな。もう明智君、許すから、その妻に回しゲリ
やっちゃいなさい!下痢じゃないですよ、蹴りの方ですよ。
(文中見苦しい表現があったことをお詫びします)

 うーん。
 青島君は刺されても死ななかったのに、室井管理官はあっさり死んでしまい
ましたよ…。これは日テレの、フジテレビに対する挑戦と考えていいのでしょうか。
やっぱり「事件は会議室で起きてるのよ」ってフフって笑うところでしょうか。
 と、思い切り後味の悪いまま終わるのでした…。

 っていうか、そういう、人の死があったのに何事もないようにバレンタインネタで
終わるのもどうかと思うんですが。


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