第7話(04/02/23)多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ＆もろもろの感想→乱歩Ｒ
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乱歩Ｒ |
第7話(04/02/23)
ふと思ったのですが、太陽にほえろやあぶない刑事、踊る大捜査線を見て警察官になり
たいと思った人、め組の大吾(原作)を読んで消防士になりたいと思った人はいるでしょうが、
乱歩Ｒを見て「よし俺も探偵になろう！」と思った人がいるかどうかは激しく疑問です。
(別に啓蒙番組ではない)
さて今回は久々、金田一よろしく人が殺害されるシーンから始まりました。殺したのは
ピエロの格好をした人。ああ、それなら高遠さんが犯人で解決と。はっっっ！何やら殺気が！
今回の依頼は愛子という女性からです。婚約者の白井とともにやってくるのですが、
呪われた遊園地に地獄の道化師がやってくる、という脅迫文とともにピエロの人形が
送りつけられてきたとか…。…これ高遠さんが見たら日テレにクレームの電話かけて
そうだなぁ。「地獄の傀儡師と紛らわしい広告」とかなんとか…それはジャロじゃろー！
愛子の家を捜査の為に訪れた明智君。
家族に会います。顔にあざのあるお姉さん美禰子と、寡黙なガードマン？綿貫と出会い
ました。お姉さんは顔のあざのために人目を離れて暮らしているようですけども、最近は
あざをカバーするファンデとか、手術もありますので是非キレイになっていただきたいものです。
家族といっても愛子の両親は火事でなくなっており、叔父の家で暮らしているようです。
うーんおばさんの方は愛子を嫌っているようですが…はてさてこのあたりに何やら動機が
ありそうです。もはやここまで来て外部犯もなにもないでしょう。
と言ってる間にいきなり事態は展開しまして、お姉さんは連れ去られて謎のメッセージ
が残っていて、遊園地に行くと、お姉さんは死んでいるという、明らかにもう愛子か白井が
犯人ですよといわんばかりの展開です。(夢も希望もないな)
お姉さんは顔が焼かれており、「いずれお前もこうなる」というようなメッセージがあった
みたいです。
となると今までのセオリーからいくと、実は白井は愛子に復讐するために近づいていて、
過去遊園地で何かあった、とかいうような展開になるのが金田一、ここで毛利探偵が
しゃしゃり出てきてまったく関係ない、ピエロが犯人だ！とか言い出して展開をややこしく
するのがコナンですが、まあこれはヘッポコ探偵明智君なので、おとなしく警察を呼んだ
だけでした。(もう何がなんだか)
なんか明智君、のん気に愛子の写真見てます…。ちゅーかミラーハウスの写真くらい、
「これ何ですか？」って聞く前に普通気づきませんか、探偵なら。
あとそれから白井役の和泉さんのお母さんが犯人という説も…いやいや。だってほら、
ヘリで長距離移動しちゃうような人だし…。
まあ愛子さんがピエロを目撃したシーンがありますから、やはりこれは犯人は白井と
いうことになるのかもしれません。だってピエロが出てきた時微妙にいないですし。
いやいや彼のことだからまた何か舞台を掛け持ちしていて高速移動しているのかもしれ
ないですが。
そんなこと言ってる間におばさんが殺されました。風船がいっぱい部屋の中にあって、
子供は喜ぶかもしれませんが大人には単なる迷惑でしかないという…。ドリフじゃないん
だから。わけわからんことすな。これの演出絶対高遠さんやってますで。はぁっっっ殺気！
明智君は、愛子の回りの人が殺されていく、彼女が大切に思っている人が危ないと
言っていますが、それはどうかしらん。
おばさんは愛子さんを嫌っていましたから、大切に思っているかどうかは微妙。どちらか
といえばお姉さんの次は白井か綿貫だと思うんですけども。となると、疑わしいのは自然、
白井ということに…。
おじさんは綿貫を疑っているようです。本来なら愛子さんの両親なきあと、綿貫がこの
遊園地をつぐはずだったのがおじ夫婦がのっとった形になったとか。
その言葉に綿貫の部屋へ向かった明智君は頭をどつかれて気絶。
毎回毎回毎回毎回…あんたはどつかれんと調査もできんのか。
そんなこんなで愛子さんがさらわれました。いやはや、犯人にとってこれほどやりやすい
探偵というのはいないですなぁ。
おじさんのところに電話がかかってきて、愛子を返して欲しくば金をだせ、と言われます。
つか本当におじさんらが遊園地をのっとった形になったとして、綿貫がそれを恨むような
展開になったとしても、それなら愛子がいない方がいいのですから、それに応じないと思う
んですけども。
うーん微妙。
ところで愛子さんはメリーゴーランドにくくりつけられていたのですが、子供さんがマネを
すると大変危険なのでそれはどうでしょう。(しねーよ)
あとおじさん、助けようとするのはいいですが、まず回転を止めるべきだと思います。
ピエロも走行中に人を刺すのは危険ですからやめましょう。
逃走したピエロを追って行く明智君。ハイ、今回も当然手ぶらです。しかもピエロにナイフ
投げの標的にされています。
あれは不思議なもので、なぜ人はナイフを投げられている時は当然のように手を広げて
いるんでしょうかね。そんな余裕ぶっこいてる場合では。
ピエロをおいつめたと思ったのもつかの間、上からピエロが降ってきました。自殺です。
綿貫だったわけですが、落ちている瞬間を見ていない以上、それはフェイクであると思う
べきですな。というかここで本当に「そうか！綿貫が犯人だったのか！これにて一件落着」と
笑ってるのは毛利探偵くらいのものでしょうなぁ。さぁ、コナンの針が狙っているぞ、と。
綿貫の部屋から日記だのピエロ人形だのが発見されます。恨みつらみの日記なわけですが、
本当に綿貫は犯人なのでしょうか？それならもっと、今までに黙ってさっくりやれるチャンスは
いくらでもあったわけです。不自然ですよねぇ。
やっと明智が、ピエロがまだ生きているということに気づきました。というかアルバムを
見て愛子の姉が１枚も笑ってないことに気づきます。何故か両親が死んだときには笑って
いる写真。
おおっとこれは今回ワタクシ完全に裏をかかれたでしょうか。お姉さんが真犯人だったとは。
そういえば確かに、姉だけ顔を焼かれて誰だか分からないようにされていました。金田一でも
あった、初歩の初歩トリックです。
ああまさかこんな、人間が一番怖いだの、不正に視聴率操作してる奴がこえーよだの言って
まさかこれを使ってくるとは思っても見なかったので(非常に失礼)、最初から可能性を外して
しまっていましたね。
しかも今回はちゃんと堀越刑事を連れてくるあたり、明智君、学習しています。大変すばらしい
です。
…でもですね、顔を潰したら分からんって言われましても普通変死は解剖に回されると
思うので、すぐばれると思うんですけども。今はそういう偽装は通用しないはずです。
うーん残念。
ピエロは２人いた、と明智君は言います。やっぱそうですか。右利きだったり左利きだったり
おかしいなとは思っていたのですが。綿貫さんは知っていて共犯になったっぽいですね。
今回は完全にウラをかかれました。お前解剖されたらトリックばればれやん、というのはさて
おいてもまあなかなか。
ただ、顔にあざがあるから妹から幸せを奪うってのはどうなんでしょうね。そら、そういう人の
立場になってないからわからないのかも知れませんが、人をひがんでいるばかりでは幸せ
ってのはやってきません。愛子ばかりが可愛がられていた、と思うのならそれは自身の心が
ゆがんでいるからです。子供に愛情を注がない親(も最近は確かにいますが)がどこにいる
でしょうか。
というわけでまたも犯人は自殺。うーむ…。ナイフを持っている時点で拘束しなかった
堀越刑事の手落ちですな、今回は。
真実を伝えなかった方が良かっただろうか、と悩む明智。そんでもって所長は、好きすぎて
憎く思うこともある、いつかあなたにもそんなことがあるんじゃないですか、とか言います。
まあストーカーってのは大体かわいさあまってなんとやら、が動機ですし、愛憎から起きる
殺人は珍しくもないです。が、あなたにもってのはどういうことじゃい。
見ての通り明智君はヘナチョコすぎて誰にももてないし、バレンタインのチョコも義理しか
もらえないような人なんだぞ！それが愛憎で殺人をおかすかもとはどういうことでい！
(あんたが一番失礼だよ)
ともあれ、後味が悪い以前に、喉渇いて冷蔵庫の麦茶を飲んだらめんつゆだったという
感じに物語は終わるわけです。