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西遊記

第11話(06/03/20)

 いよいよ泣いても笑っても最終回。さてはて一行はどうなってしまうのでありましょうか。

 のっけからなんか叫びながらダッシュしてる3人。…頭おかしくなったのか?とか思ったら
水を誰が飲むかでモメているらしい。アホか貴様ら。仲良く分け合ってのめや。
 この人達長い間旅してきていろいろ修業つんだんじゃねーのかおい。
 ここはぜひ、更木剣八さんの声で「西遊記だってんだろうがよ!」とか言って欲しいです。
(何の脈絡もなく)
 つかこの人達食料とか水を沢山持ち歩くというのをしないの?

 と言い合いしながら歩いて彼らがたどり着いたのは荒地に横たわる人達。飢えている
みたいですが…。なんなんでしょうか。
 次に三蔵が目をさましたのはなんか偉そうな坊さんみたいな人がいるところ。
 少林拳法の人に似てる。いや、黄色ければなんでも似てるように見えますが。
 偉そうな口を利いているのは赤雲という僧。つーか妖怪を捕らえておきましたってさ、
偉い僧のクセに悪い妖怪かどうかも分からん時点であんた天竺に住む権利なぞありま
せぬ。仏教では確か見かけに騙されず心の美しさに触れることを教えていたと思いますが?
 仏教は人を選ばず、その他の宗教が人を選ぶものだったと思うんですけど。あの、信じる
人だけが救われるみたいなやつですな。ああいう考え方嫌いです。神は懐が広いから
信じない者も救い、それによって神の奇跡を教えるというのならまだわかりますけど。

 で。
 妖怪なんざ入れねーよペッペッとか言う赤雲に、「天竺に行かない」発言をかます三蔵。
流石は三蔵です。
 天竺に殴りこみとは悟空らしい考えだ。三蔵も大分感化されてて面白い。
 「殴りこむのはいけません!あくまでも穏やかに殴りこむのです」
 いや、結局殴りこむんじゃんかよ。

 と思ったらちゃんとサル達はサルヂエなりに考えていました。三蔵だけを押しやり、檻の
向こうとこちらで別れを告げます。この様子を見ても尚心が動かないというのなら本当に、
赤雲とやら修行してきたものは無意味ですな。菩薩様も見てないんですかねぇ。
 人間の暖かい心を知っている分、悟空たちの方が赤雲らより強いと思いますよ。
 でもさぁ、悟空ならハエに化けて入るの簡単だよなぁ。絶対ばれなさそう。
 ここで三蔵が三人のフルネームを呼ぶシーンがあるのですが、これって天界の名前だから
ここで呼ばれるのはおかしいっちゃおかしいんですよねぇ。捲簾大将沙悟浄、天蓬元帥猪八戒
など。要するに「前世」であるわけですから。孫悟空の場合はそのまま天から地に落とされたので
別に間違っちゃいないのですが。なんだかなー。

 さて別れを告げました一行。
 …三蔵が会いにやってきたのって誰?なんか三蔵をバカにするような発言してるけど。
はぁ?
 三蔵が何を見聞きしてきたかも知らずに、歩いてきたというだけでバカにするような人間なぞ
仏の道にいわんわたわけ!
 99日修業して死んでお経になるんだと。なんですかこの人。
 即身仏かよボケ。
 確かに、その人の死をもってそこの守りとする、というのはありますが、死んでお経になる
なんて聞いたことありません。はー、さっさと抜け出そうぜ三蔵。
 三蔵は健気にも、なーんの役にも立たない老子に対して、悟空らには決して自分の死を
知らせないように、とお願いします。ほんにいい人や。
 あのわけわからんおっさんが死んでお経になればいいのに。ブックオフに100円で売り飛ばして
やる。あー買い取り拒否されるかのぅ。
 
 一方悟空は。子供ばかりの国かなこれは。ここに戻ってきていました。3ヶ月かー。ギリギリ
やのう。
 そこへ凛々到着。三蔵のことを話します。
 遅れて到着した老子が話して聞かせるけども、それで納得するわけがないってんで。
 うわ、筋斗雲がブタの家に突っ込んだ(笑)。
 悟浄はさすが冷静。天竺に乗り込んで三蔵を取り戻すということはどういうことか、という
ことを悟空に話して聞かせます。
 三蔵が望んでいないことを自分達のエゴで勝手にやってもいいものか、と言われると流石の
悟空も手がでません。でも私はやっぱり助けに行くかねぇ。最遊記のメンツなら「俺のために
生きろ」くらいの理由でやり遂げそうですね。
 自分のために誰かが死ぬのも嫌だし、誰かのために死ぬのも残された人のことを思えば
出来ないから、ということで。
 
 空から見た天竺すげぇ!それなんてラピュタの城?
 三蔵を見つけたはいいものの、檻が強固で悟空の力をもってしてもびくともしません。
 …床掘ればいいんじゃね?
 と思ったら、三蔵の心そのものなので自ら出ようとしない限り壊れないんだそうですよ。
 うーんうーん…。
 ところで深津さん。メイク首のほうまでしないと、顔だけやつれているのに首の色は健康体
でなんか不自然ですよ。

 悟空の訴えが三蔵の心に届いた時、硬く閉じられていた檻が開きました。すげぇ!けど
外に檻の棒倒れたら危ないやろ!
 オリエンタルラジオじゃないけど檻があいたら棒が倒れて頭バーン!みたいな。
 逃げようとしましたが悟浄と八戒はとっつかまってしまった。八戒はともかく悟浄が歯が
たたないなんてどんだけ強いんだ。
 
 しっかし篠井さん、この手の嫌な役やらせたら天下一品ですな。リアルで腹立つ。
 そんな彼らに三蔵は「あなたたちは馬鹿者だ」と言いました。
 そうだそうだ。
 うわべだけで物事を見てる奴らに経のありがたみなぞわかっちゃおらんよ。
 地に下り民と同じ目線で見なければ分からないことだってあるし。ジーザスだって各地
を旅していろんな人と触れ合ったというのに。
 よし三蔵!扉があかないように接着したれ。この扉うち開きだから外からかんぬきはめたら
絶対あかんな。(外に開くのなら体当たりすればなんとかなりますが内側だとかんぬきされたら
開けられない)
 大体ねぇ、忘れ去られていますが、天竺の入り口にいた飢えた人々の住む場所。あれが
放置されている時点で偉い坊さんもクソもあるか。

 老子の小憎らしい手助けで難を逃れた悟空は、同じように追い出された三蔵と再会。
はーやれやれ、これで帰れますな大手をふって。
 と。
 何かに気づいた悟空は、「俺おしっこ!」とかいって留まりましたよ!
 やることはかっこいいが言い訳はあれだな!

 ああ、足止め役を買って出たわけね。ケツ持ちってやつですな。
 まあいいんじゃないですか。悟空が間違っているのであれば天罰は悟空に下るでしょう。
ってあのわっか締め付けてやがるし。きたねぇぇぇぇぇ!
 しっかし気の抜けた殺陣だこと。悟空律儀に三蔵の教えを守ってやり返さず、武器を弾く
程度だし。
 それにしても坊主が妖怪相手とはいえ暴力を振るうってのもどうなんすかねー。

 ついに力尽きた悟空に、赤雲の剣が振り下ろされようとした瞬間。
 三蔵一行参上!
 「誰が石頭ですか」とか「長いおしっこですね」とか「このバカ猿が!」とか、やっぱ
相変わらずだなぁこいつら。
 ってなんか三蔵一行のオーラで皆吹き飛んだよ。
 奇面フラッシュ!?(ネタ古い)
 ともかく倒れたところで皆退散。すたこらさっさ。
 
 長い旅の結末はろくなもんじゃなかったけど、まあ旅して皆が得た経験は間違っては
なかったですね。
 お経よりも大事なものを見つけたんだから。
 そうして今度こそ天竺を後にする一行。
 なんかどっかの廃墟にたどり着きました。
 ある男が水を飲んでおりました。
 その名を初代・孫悟空。


 老子アホか!
 「このお方を何様…いやいやどなた様と思っておる」とか言ってる(笑)。
 ナニサマのところで反応するお釈迦様笑える。
 しかしあの棒さばきは流石ですな!今も変わらない軽がるとしたさばきかた。
 やっぱ最後のオチで必ず出てくるだろうとは思ってましたが。しかもモンキーマジック
つきで。
 お釈迦様の前でお互いに庇いあう三人いいなぁ。
 お釈迦様がくれたものはお経でした…もって帰れねーよ!多いよ!車用意してくれよ!
あ、悟空の筋斗雲で運べばいいか…。
 
 悟空の金輪外してやったお釈迦様。痛いんだよねコレとか言ってるよ!いいのか
そんなこと言って(笑)。
 なんかこういう風に初代とリンクしてるのっていいなぁ。

 と、平和が戻って退屈していた悟空のところに駆け込んできたのは三蔵。お釈迦様が
何者かにさらわれてお経が消えてしまったと。
 お釈迦様が本気でさらわれるわっきゃないので多分お茶目ないやがらせだろうとは
思うのですが。
 ともあれまた金輪とともに悟空の旅は始まるようで。

 
 さてさて終わったと思った旅はあともうちょっとだけ続くみたいです。
 もう一度だけあのなまかに会える。楽しみですね。



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